『奈良競輪開設56周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:2月14日



  明日からは奈良競輪場開設56周年記念「春日賞争覇戦」が開幕する。前検日の今日は生憎の雨模様となったが、出場予定の99選手全員が無事に検車や身体検査を終え明日からの戦いに備えました。
  明日は先着入場者に抽選で素敵な賞品が当たるスピードくじを配布。2年ぶりの記念開催となる奈良競輪場に、ぜひご来場ください。
 

<1R>
熊無俊一選手
熊無俊一選手
   オープニングの1レースからは熊無俊一(写真)を取り上げたい。今年は年頭から成績が良くないだけに、この辺りで流れを変えたいところ。
 「1月立川記念の初日からほとんど、向日町Sでは3日間ともバック九番手通過なんですよ。調子は悪くないけど、発揮する場面がない感じです。そろそろ流れを変えられるように頑張りますよ」


<2R>
 2レースの松崎貴久は2月豊橋Sで優出するなど1月に初昇級してからは快進撃が続いている。
 「調子は普通だけど、流れが良かったですね。記念は周りが一流ばかりだし、やっぱり気合が入ります。奈良のイメージは直線が短いくらいだけど、地元も33だし仕掛けどころは熟知してるつもりです」


<4R>
宮倉勇選手
宮倉勇選手
   4レースの宮倉勇(写真)は前回の京王閣Sでも2勝を挙げるなど近況好調だ。
 「5年くらい前から始めたウエイトの効果も出てるし、練習の感じは良い。またFIで特選から乗れるように、ここも頑張ります」


<5R>
佐藤成人選手
佐藤成人選手
   一次予選最後の5レースには地元の佐藤成人(写真)が登場する。
 「大きな着も多いし、1着を取れても感じは良くなかったりするからね。でもずっと調子は悪くないんです。明日もメチャクチャ緊張してるし、頑張りますとしか言えないです」


<7R>
荒木伸哉選手
荒木伸哉選手
   7レースの荒木伸哉(写真)は昨年8月の小田原以来となる記念参戦。
 「2場所前の向日町Sは疲れがあってダメだったけど、前回の西武園Sは走れてたと思います。調子は悪くないし、普通にいけると思う。久々だから4日間体力が持つかが心配です」
 西田雅志は年末の岐阜Sの落車で右足を肉離れ。復帰後の成績も元気がない。
 「3週間自転車に乗れなかったし、今年は本当の寝正月でしたね。復帰戦はまずまずだったけど、高松Sが悪かったので脚が落ちたのかな? と思ってたんだけど、昨日のバンク練習では夏場と変わらないくらいのタイムが出た。友定(祐己)君も鎖骨骨折明け2場所目だし、ケガ明けの二人で頑張りますよ」


<8R>
足達重満選手
足達重満選手

   8レースの足達重満(写真)は前回平Sで優勝し、気持ち良く記念開催に乗り込んできた。
 「展開も良かったけど、(井上)昌己を抜けてるし体調は問題ない。僕は流れが良くなると、2、3場所は不思議と良い展開が続くんです。8月久留米記念で決勝3着に入る前の開催でも優勝してたから。今回も楽しみですね」


<9R>
大塚健一郎選手
大塚健一郎選手

   9レースからは特選。ここからは優勝候補となる顔ぶれがズラリと顔をそろえる。
 まずは競輪祭で自身二度目となるGI決勝の舞台に勝ち進んだ大塚健一郎(写真)
 「競輪祭のあとは事故点のペナルティーで競輪学校に行ってきました。その後は8日あったので、ゆっくり仕上げたけど、最後は良い感じでしたよ。今回は地区的にも自力型が少ないから前々に攻めるイメージは持ってきてます。上手く攻めたいですね」
 昨日で24歳の誕生日を迎えた佐藤友和はリラックスムードで前検の作業を進める。
 「追加は1月中に来てたし、今月は3本走る感覚で調整してきた。奈良は初めてだけど、練習バンクも33なので一番慣れてる走路ですよ」
 大塚同様に後閑信一にとっても今回はスジの目標が少ないシリーズ。
 「自力も考えてきたので、今回は1周くらいなら仕掛ける覚悟でいます。調子は普通です。あとは競走本数を走ってテンションを上げていくしかないですね」


<10R>
市田佳寿浩選手
市田佳寿浩選手

   10レースには近畿のエース・市田佳寿浩(写真)が出走する。競輪祭を途中欠場したが、気持ちの切り替えはできている様子。
 「時間がたっぷりあり過ぎてイヤになりました(笑)。競輪祭はすごい反省したし、(ファンには)申し訳がなかった。周りは去年の西王座(準優勝)のイメージがあるみたいだけど、33は難しいですよ。今回は4日間しっかり走って帰ります」
 競輪祭決勝で落車した影響が心配される浜口高彰だが、「いつもどおり無傷です」と全く不安はない。
 「今回も練習をやり過ぎて疲れはあるけど、開催中に上手く疲れを抜いていきたい。調子は上がってきてるし、大丈夫ですよ」
  前回、伊東Sを途中欠場している吉田敏洋
 「前回は風邪でダメだったけど、今回は何とか治してきました。正直、練習は十分じゃないので、走りながら調子を上げていきたい」


<11R>
有坂直樹選手
有坂直樹選手

   最終11レースの有坂直樹(写真)も浜口同様競輪祭の決勝で落車している。
 「擦過傷はなかったけど、頭を打ったからしばらく吐き気が続きましたね。でもここまでに2週間は練習できたし調子は問題ない。今回は北日本の自力型が多いし、頑張ります」
 渡辺晴智は四日市記念でも決勝2着。「取りたいけどね」と笑うしかない。
 「追加は静岡記念の前検日に入りました。走ってみないと疲れも分からないし、調子は良くも悪くもない感じ。地元記念を新田(康仁)が優勝したけど、彼は元々強いから。でも励みにはなりますね」
 一昨年の当所記念覇者でもある大井啓世は、地元戦へ向け調子を上げてきた。
 「まさか特選に乗ってると思わなかったのでビックリです。前回はオーバーワークだったけど、今回は松本(整)さんのところに行ったり、体のケアをしっかりやってきました。相性の良い稲垣(裕之)と初日から一緒だし、流れが向いてきたのかな? 絶好調ではないけど、今回はイケルと思います」


   
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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