![]() 永澤剛選手 |
永澤剛(写真)は前回の福井で完全優勝を飾った。決勝戦は二段駆けの南関勢を豪快に飲み込むなど強さは際立っていた。 「前回は恵まれただけですよ。でも、完全優勝できたんで流れはいい。しっかり練習はしているんで、調子は上がってきています。朝早いのは苦手なんですが、しっかり準備します。川口(聖二)君も山下(一輝)君も強いですからね。2人で先行争いしてくれればいいけど。中団基本にしっかり仕掛けたい」 オープニングレースの1番車に抜てきされた川口聖二は上昇ムードが漂う。 「前回大垣は成績もまとめられたし、感触は良かった。だいぶ良かった頃の感じが戻ってきました。朝早いのは苦じゃないし、先行基本に力を出し切ります」 |
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原誠宏は前回の地元高松で記念初優出を果たした。このメンバーでは競走得点で最上位。鋭いキメ脚で混戦を切り抜ける。 「地元記念はうまく流れに乗れました。記念で初めて決勝に乗れて自信になりました。終わってからは休養して練習もしてきた。明日は目標がいないですからね。先手ラインから自在に。まくりを出せれば出したい。後手だけは踏まないようにします」 関東勢は3車で結束。機動型が並び、飯山泰行が番手回りとなった。 「予想外の番組でした。井上(嵩)君の番手にいきます。過去に人の後ろを回ったことは2、3回ある。自分にできることをするだけですね。前回前橋は勝ち上がれなかったけど、2日目に逃げ切れているし、状態はいいと思います」 |
志村太賀は11月の千葉、大垣で連続優出するなど復調気配だ。好目標を得た初日は負けられない。 「だんだん良くなってきたと思う。最近はずっと4.50のギアを使っているんで、今回もそのままいきます。12月からは来年を見据えて、少し考えないとダメですね。明日は長島(大介)君が頑張ると言うので任せます。連係は初めてですね」 その長島大介は2場所立て続けに予選で大敗。相性のいい当所で悪い流れを変えたい。 「最近はちょっと地区プロの疲れが出ていた感じ。でも、前回の伊東が終わってからちゃんと練習もできたんで、調子は上がっていると思います。岸和田は2、3回来ているけど、S級で初めて勝ったバンクなんですよ。イメージがいいので頑張りたいですね」 |
山口貴弘はキメ脚上位の存在。前回大垣の決勝で落車負傷したが、不安はなさそう。 「怪我は打撲と擦過傷ぐらいで軽傷でした。練習はしてないけど、ずっと調子自体はいいんで、大丈夫だと思います。古屋(琢晶)とはここ1年ぐらい一緒に乗っていないし、久々の連係ですね。彼の好きなように走ってもらいます」 古屋琢晶は成績の波が激しいが、調子自体は上向いている。 「前回の京王閣まではずっと配分が詰まっていて、あんまり良くなかった。終わってからやっと間隔が空いて、乗り込んだり、やりたい練習がしっかりできました。今回はいいと思います。流れを見て、しっかり仕掛けたいですね」 椎木尾拓哉は10月奈良で落車。約1カ月ぶりの実戦復帰だ。 「肉離れは初めてだったので、しっかり治してから練習しました。1カ月空いたんで、もう大丈夫だと思います」 |
![]() 田中晴基選手 |
田中晴基(写真)は競輪祭の2日目敗者戦で久々の連がらみ。落車の怪我から一戦ごとに回復している。 「競輪祭はあんなもんでしょう。まだまだですね。競輪祭で気づいたところを修正してきたし、良くはなっていると思います。でも、もう少し時間はかかるかな。明日は楽なメンバーじゃないけど、自力でしっかり力を出し切ります」 田中誠は競輪祭の敗者戦で勝ち星を挙げるなど好調時のスピードが戻ってきた。 「競輪祭はここ最近の中ではかなり動けていたと思います。終わってからはほとんど何もせずに調整してきました。明日は、基本は中団のスタイル。流れ次第で何でもやります」 |
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岩本俊介は競輪祭で見せ場を作れずに惨敗。気を取り直して今シリーズに挑む。 「競輪祭は全く歯が立たなかったです。練習で取り組んでいる成果が出るのはまだ先ですかね。疲れは少し残っているけど、条件はみんな一緒ですから。一生懸命、頑張るだけです」 石塚孝幸は前回の京王閣で久々の決勝進出。差し脚の切れが戻ってきた。 「鎖骨骨折してから全然ダメだったんですけど、だいぶ調子は戻ってきました。前回からフレームを換えて、感じも良くなりました。岩本君に任せて頑張ります」 |
![]() 近藤隆司選手 |
近藤隆司(写真)はここ2場所連続で予選大敗と期待を裏切っている。絶好調だった今期前半から急ブレーキがかかってしまった。 「勝ちたい気持ちが強すぎて守りに入ってますね。人気になっていて逃げづらいし、警戒されて後ろに置かれるケースが多くなった。前はすんなり中団を取らせてもらえたんですけどね。調子自体はいい頃と変わらずにきています。岸和田がS級で初めて決勝に乗ったバンク。相性もいいので頑張ります」 吉原友彦は11月の千葉、大垣で連続優出。落車から立ち直りつつある。 「落車の怪我は軽傷だったけど、バランスが崩れて動きがおかしくなってしまった。でも、だいぶ良くなってきましたね。近藤君と話して、明日は自分でやることにしました」 |
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藤田竜矢は急な追加での参戦だが、このクラスならパワーの違いを見せる。 「競輪祭は結果を残せなかったけど、脚の感触は良かった。追加を受けたのは競輪祭の最終日です。疲れは大丈夫だと思います。今回は気持ち的に気楽に走れそう。準決勝ぐらいまで、池田(勇人)もいるんで頑張ります」 真崎新太郎は前回伊東の最終日に落車したが、幸い軽傷で済んだ。 「治療に専念したし、身体の方は大丈夫です。藤田君とは相性もいいですからね。抜くとかいうよりも、まずはしっかり付いていくことに集中します」 |
![]() 筒井裕哉選手 |
予選のトリを務めるのは筒井裕哉(写真)だ。初日予選は9場所連続で連対中。ここもハイパワーで同型を圧倒する。 「ここ2場所の感じは最悪でしたね。スピードに乗せてもらえればいいけど、自分でスピードが出せなかった。終わってからトップスピードをつけるような練習はしてきました。今回は大丈夫だと思います。自力で頑張ります」 前田拓也は地元の意地でしぶとく食い下がる。 「2場所前の和歌山でシューズを換えたりして良くなったんですが、そのあとの練習中に落車してしまって…。肋骨を痛めて、前回松戸はいまいちだったけど、今回は練習の感じはいいから大丈夫。筒井君は強いし、離れないようにしっかり付いていきたい。緊張すると思うけど頑張ります」 |
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![]() 池田勇人選手 |
池田勇人(写真)は通算200勝にリーチをかけている。節目達成へ初日から豪脚発揮だ。 「競輪祭は初日、2日目は良かったけど、3日目、4日目と自分のダメなところが出てしまった。組み立ても悪かったし、そこは反省ですね。疲れも出て、状態もあまり良くなかった。中3日なんで、やれることは限られていますから。200勝は2場所前から言われているけど、そこから足踏み状態なので、今シリーズで決めたいですね」 後閑信一は競輪祭で2連対と復調ムード。池田との強力タッグで好スタートを決める。 「競輪祭はそれなりに動けていたと思うし、徐々に調子は良くなってきています。疲れはないので、今回もしっかり頑張りたいですね。池田君が頑張ってくれるので信頼して任せます」 野田源一は競輪祭で落車負傷。その影響が気がかりだ。 「落車してからまだ5日ですからね。手首の擦過傷がまだ残っています。自転車に乗っていないので何とも言えないですね。まずは1走してみて。気力で頑張ります」 バック本数の比較なら早坂秀悟が断トツだ。ここも北日本ラインの先頭で迷いなく主導権を握っていく。 「競輪祭はそんなにいい状態ではなかったですね。直前は軽めに練習してきたし、前回よりは良くなっていると思います。伏見(俊昭)さん、明田(春喜)さんに任せてもらえたので先行で頑張ります」 |
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![]() 川村晃司選手 |
川村晃司(写真)は競輪祭で未勝利。持ち味を発揮できないまま終わってしまった。 「前々回の名古屋が終わってからきつめに練習したら、疲れが抜け切らない状態で競輪祭を迎えてしまった。うまいこと調整できなかったですね。今回は急な追加だけど、昨日は久々にいい感じでもがけたので大丈夫だと思います。いけるところからしっかり仕掛けます」 村上博幸は競輪祭で2勝。久々のG1参戦で存在感を示した。 「競輪祭の前は腰の状態が良くなかったんですが、行ってから少し良くなって、そこそこ走れたと思います。3月以来のG1で少しピリピリしたところもあったけど、4日間走ってしんどいっていうこともなかったし、悪いところも分かりました。ここを走って、次はグランプリなので頑張ります」 木暮安由は競輪祭で3度目のG1優出。タテ脚が冴え渡っている。 「前橋オールスター辺りから体調も良くなっているし、結果も出てきて、かみ合ってきた感じですね。競輪祭も自分の役割は果たせたと思うし、いい経験になりました。終わってからは1日練習して、あとはケアしてきました。佐藤成人さんに見てもらって、すごくいい感じです。明日はタテ重視のレースをします」 |
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![]() 村上義弘選手 |
中近勢が4車で磐石のシフトを敷く。年末の岸和田グランプリを見据える村上義弘(写真)にファンの期待が集中しそうだ。4日間、主役の座は譲らない。 「万全の状態で競輪祭に臨んだつもりだったけど、自分が思った以上に疲れがありました。これが現状でしょう。終わってから疲れは取ってきたけど調整は難しかった。明日は(山田)久徳に任せて頑張ります」 地元の南修二は今シリーズが復帰2戦目。初日は京都コンビの後位から追い込み勝負をかける。 「落車してから競輪祭に向けて仕上げていたので、思った以上に走れて良かったです。1場所走って少し楽になりました。終わってから中3日なので練習よりもケアを重点的にやってきました。地元記念も目標にしていたし、あとは結果を出すだけ」 高橋陽介は強力な中近ラインに真っ向勝負を挑む。 「競輪祭は重くて、あまり感じは良くなかったですね。終わってから疲れを取る感じでやってきました。まだ調子はあんまり良くないかも。相手は強いけど、いつもどおり自力で頑張ります」 |
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