『高松競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 3日目編
 
配信日:6月19日


■私的明日の展望

決勝

伏見俊昭-小橋正義-東口善朋
渡部哲男-小倉竜二-大塚健一郎
平原康多-横田努-小林正治

大塚は同会(不動會)メンバーでもある渡部の3番手を選択。初めに、ラインの切れ目からとコメントしていた東口は、「空いているので」と北日本3番手を選択したことにより、きれいな3分戦となった決勝戦。優勝を巡る争いは、主導権を巡るそれぞれの駆け引きが重要なポイントとなりそうだ。
 準決後のコメントでは、伏見、渡部、平原は揃って先行意欲を示していた。その中でも思い切って先行しそうなのが渡部哲男。準決のように出切ってしまえば、後ろは仕事のできる小倉、大塚なだけに、躊躇なく駆けても、準決同様、勝機は十分にあると考えているはず。そうなれば、上位独占も十分に可能だ。
 だが、今開催最も不気味なのは伏見だろう。平原と渡部のモガキ合いが展開されれば、一捲りであっさりと優勝を飾るかもしれない。1月に行われた当地記念でも優勝を飾っており、相性もバッチリ。そして渡部、平原よりも実績・経験は上手なだけに、駆け引き勝負となれば、伏見に軍配が上がる。そうなれば、直線は伏見と好調・小橋の一騎打ちか!?




『高松競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 3日目編



 こんにちはKEIRINマガジンの中井です。
本日は高松競輪場にて、開設56周年記念玉藻杯争奪戦の準決勝戦が行われました。今日の高松は30°を越える真夏日。バンク内も灼熱の太陽が照り返し、選手たちも苦労していたようです。そして、明日の決勝戦はさらに白熱した戦いが繰り広げられそうですよ。お見逃しなく!!



→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<8R準決勝C>
  富弥昭マークから1着の大塚健一郎
「余裕はありましたけど、ゴールまでわかんなかったですね。いつ踏もうかなっていう感じだったんですけど、これくらいからなら、踏んでも抜かれないだろうなってとこから踏みました。気持ち外に踏んだっていう感じですね。調子は良いですよ」

2着の湊聖二
「いやー何か調子良いですね。調子乗ってますわ(笑)。最後は力の差は出たけど、今開催はほんとに良い感じです。もう少し早く今日のような走りができれば良かったんですけどね」

最終バック前から捲って3着の富
「もう一杯一杯だったんで、(大塚)健ちゃん早く行ってくれって感じでした。少し我慢しても良かったけど、後ろからドンとこられたら、僕も健ちゃんも終わってしまうと思ったので、早めにいきました」

<9R準決勝B>
  逃番手からイン捲りで1着の平原康多
「自分の勝ち方ではなかったけど、とりあえず決勝に行けて良かったです。内にいったのは一か八かでした。こういうのもできるようにならないとね(笑)。調子は無茶苦茶、良いわけじゃないけど、悪くもないです。日に日に良くなっていると思います」

  平原マークで2着の小林正治
「記念の決勝は、昨年の福井記念以来ですね。俺と平原は相性良いんですよ(笑)。(平原が)内行った時は、もうどこいくんだよ!って思ったけど、うまく全部空いてくれて。あいつ見えてるんでしょうね。まぁ僕は何かするわけでもなく、ただ、あいつについていくだけで一杯一杯でしたけど(苦笑)。

前田後位を取りきり3着の山口幸二
「僕が外張った時に、内が開いちゃったんですよね。外か内か迷ったんですよね。3番手で脚使うのも嫌やったし、たまたまタイミングがあってしまいましたね」

乾マークの前田拓也(4着)
「乾が頑張ってくれたし、しっかり止めようと思ってたんですけどね。内はビックリしました」

先行した乾準一(9着)
「何が起こったのか良くわかりませんでした。まさか内からくるとは思わなかったので」


<10R準決勝A>
  先行した渡部哲男マークの小倉竜二が1着
「1着取れのたのは大きいですね。まぁ展開次第という部分はあったけど。結果が出たのは大きいと思います。(渡部が)しっかり先行してくれたし、僕がきっちり引きつけなあかんと思ってたしね。最終バックからいきました。ここまできたら、明日は優勝したいですね」

  2着の渡部哲男
「打鐘で横田さんと当たったんですよね。あれが痛かった。かなり脚使っちゃいましたからね。小倉さんも僕の好きなように走れっていってくれたし、特に作戦みたいなものはなかったですけど、先行してワンツースリーが一番良いですからね。落ちついていくこととだけを考えてました。デキは悪くないですよ。」

3着の横田努
「コンディションは今日が一番良かったですね。向いてきたかなと思います。明日は平原の番手から頑張ります」

渾身の捲りも小倉のブロックで不発の石毛克幸(9着)
「重なってしまいましたね。仕掛けるタイミングを完全に、間違えた。失敗しましたね」


<11R準決勝A>
  先行粘って2着の伏見俊昭
「誘導が早かったですね。僕も抑えてたんだけど、止まらなかったね。2着だけど、体調は悪くないです。初心忘るべからずですね。疲れはあるけど、それも明日になれば変わるかもしれない。ラインもあるし、明日も自力で頑張ります」

  伏見3番手から直線突き抜け1着の小橋正義
「宮杯の時よりかは全然良いですね。レースが見えているし、踏み込んでも車がしっかりと出ているんで。明日は平原には悪いけど、伏見の後ろから優勝狙います」

3着に繰り上がり記念初優出の東口善朋
「記念の決勝初めてです。嬉しいですね(笑)。嬉しくてあんまり何も考えられないですけど(苦笑)」

3着入線も失格の平沼由充
「1コーナーで誰か内から来てるから誰かなと思ったら、児玉(広志)さんだったんで、ビックリしましたよ。何でいるの?って」

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