『高松競輪開設62周年記念(GIII)レポート』 3日目編

配信日:2月25日
 高松競輪開設62周年記念「玉藻杯争覇戦」は後半戦に入り、準決勝を迎えた。3日目を迎えレースは日に日にヒートアップし、準決勝の3番勝負は激戦。死闘を勝ち抜き、ベストナインが出そろいました。
 本場ではたくさんのイベント、ファンサービスが予定されております。最終日(26日)も先着800名様にラッキーカードを配布、抽選でオリジナルグッズをプレゼント。また、オリジナルグッズが当たる未確定車券ガラポン抽選会を実施します。イベントエリアでは井上茂徳氏の「今日のおすすめ」、児島一彌氏の「レースはこう読め!」、日本競輪選手会香川支部グッズ販売コーナー、山口幸二さんトークショーが予定されております。こちらもどうぞお楽しみに。
<9R>
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手
勝瀬卓也選手
勝瀬卓也選手
 一つ目の準決勝、9レースは稲垣裕之(写真)が中団まくりを決めて決勝一番乗り。後続を4車身引き離して快勝した。
 「原田(研太朗)君が流すなら叩いて、駆けるなら中団と思ってたら前が踏んで行ったんで。今回は自転車のセッティングを試しながら走っているけど、毎日変更しているなかで結果を残せてますね」
 原田研太朗はまくられたものの、粘りを発揮し2着に踏み止まった。これが嬉しい初の記念優出。
 「前が斬って斬ってしてくれたんで駆け易かったけど、稲垣さんがすんなり4番手を取っているとは分からなかった。一車でラッキーでしたね。稲垣さんを目標にしながらもう一回踏み直しました。それにしてもスピードが全然違ってましたね。今日はギアを(3.86に)上げたのもあって重たかったけど、今日先行したぶん明日は軽くなると思います」
 松坂洋平に惰性をもらい、勝瀬卓也(写真)が3着に入り決勝進出。
 「松坂を入れたかったけど、外に浮いて行ってしまったんで、悪いけど中を踏ませてもらいました。ラッキーなところもあるけど、走っていて余裕がありましたよ」
 松坂洋平は「とりあえず稲垣さんのところに追い上げようと思ったけど一杯でした」と話す。

<10R>
神山拓弥選手
神山拓弥選手
尾崎剛選手
尾崎剛選手
 10レースは菅田壱道が2段駆け態勢の兵庫コンビを分断にいくと、もつれたところを神山拓弥(写真)がひとまくりした。
 「自分が粘ろうと思ってたけど、菅田君が粘ったんで。もうワンテンポ早く行けば良かったけど、冷静に走れました。踏んだ感じは良かったし、日に日に上がってます」
 兵藤一也がきっちりマークして2着に入る。
 「拓弥が強かったね。まくって行ったときに併走になってたけど、アイツは何でもできるし。どんな形でもね。ただ、ジャンからずっと緩んでたんで早めに行けたと思うけど、ワン・ツー・スリーが決まったんで」
 3番手の尾崎剛(写真)も決勝進出。
 「神山君とは相性がすごく良いんで。F1で優勝も取らせてもらったことがあるし。今日は前2人のおかげ。兵藤もキツいところをしっかり付いて行ってくれたし。神山君も落ち着いてたね」
 菅田壱道は「あれしかないでしょう。番手を取って出ていけたし悔いはないです」と話す。

<11R>
深谷知広選手
深谷知広選手
山下渡選手
山下渡選手
 最終11レースは深谷知広(写真)が中団から合わせて上昇すると、相川永伍を突っ張って主導権。ジャンから1周半、ペース駆けで逃げ切った。
 「2日間先行してなかったし、初手の位置から先行と決めてました。ジャンから長い距離を踏んだけど、自分が持つ距離なんで。直前に体調を崩したけど、体は問題ないです。ただ練習不足なんで、その分のダメージがありますね」
 山下渡(写真)は相川を中団に迎え入れる好プレーから、最後は直線で鋭く伸びて2着に食い込んだ。
 「相川君が頑張ってくれたんでね。最後は内しか見てなかった。相川には当たれないんで、前田さんの動きを見てコースを踏みました。伸びは良いですね」
 前田拓也はかろうじて3着で決勝進出。
 「深谷君が強かったね。踏み直しがすごかった。最後は一杯でした」
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