『高松競輪開設65周年記念(GIII)レポート』 前検日編

配信日:1月29日
 明日(30日)から高松競輪場で開設65周年記念「玉藻杯争覇戦」が開幕する。グランプリチャンピオンの浅井康太に村上義弘、園田匠とS級S班は3名が参戦。すでに今年の記念で優勝している深谷知広、原田研太朗も参加するハイレベルなシリーズだ。池田憲昭、香川雄介をはじめ総勢6名の地元勢も好気合。明日から4日間の熱戦を繰り広げる。
 明日(30日)は手裏剣戦隊ニンニンジャーショー(10:30〜、13:00〜)や「U字工事」爆笑ステージ(11:40〜、14:05〜)、カマタマーレ讃岐トークショー(14:40〜)などイベントも盛りだくさん。明日からはじまる「玉藻杯争覇戦」をぜひ本場でお楽しみください。
<1R>
 1Rの1番車を任されたのは、記念初参戦となる新鋭の畑段嵐士。昇級後は積極的な走りを見せているが「それは展開上そうなっただけで、たまたまですよ」と説明する。
 「S級でもA級の時と変わらず『結果にこだわって何でもやる』のスタイルで頑張ります。前々回の静岡は調整不足でダメだったけど、前回は練習できていたのでマシでした。まだ正直、S級とA級の違いはわかってないですね。まずはS級でひとつ勝ちたい。初日はワンツースリー決まるように、なんでもやっていきます」
 前回の大垣で998着と大敗を喫し齋藤宗徳は、今シリーズでの挽回を目論んでいる。
 「前回は数字を叩いてしまったけど、体調自体は悪くなかった。今回は大垣の分も頑張りたいです」

<2R>
 山本直は3場所連続で初日1着と好調をキープ。今シリーズも好発進が期待される。
 「体の感覚がすごく良いし、今回は自信があります。竹田(慎一)さんとは今までよくモガき合ったりしているので、今回は無理しないでしっかり考えて走ります」
 竹村勇祐も初日は5場所連続で連対中。こちらにも人気が集まりそうだ。
 「松山のあとは黄檗山へ行ってました。周りからは『痩せて帰ってきたな』って言われたんですけど、今はたくさん食べているので体重も戻ったと思います。それよりもちょっと相手が強いですね(苦笑)。まぁ、なんとか勝ち上がれるように頑張ります」

<3R>
清水裕友選手
清水裕友選手
 戦歴上位の野田源一は久々の予選スタートに「初日からしっかり気合を入れないとですね」と表情を引き締める。
 「予選は覚悟していました。点数を落としていた自分が悪いし、そこは仕方がないです。G1とかでは早い時間の予選を走っているから時間帯は気になりませんね。このあとは地元の全日選やダービーがあるので、そこへ向けて調子を上げていきたい。2場所前の久留米よりデキは良いと思います」
 今期からS級に昇格した清水裕友(写真)にとってはこれが初めての記念参戦。積極策を披露して全国のファンに名前を売り込みたいところだ。
 「練習はできました。前回は不甲斐ない競走をしてしまったので、今回は自分の力を信じて思い切り攻めたいです。自分をアピールするチャンスだと思うし一生懸命頑張ります!」

<4R>
 地元勢の先陣を切って戸田康平が4Rに登場する。前回(2014年11月)の当所記念では骨折からの復帰戦で万全の状態で臨むことができなかっただけに、今回は闘志満々といった様子で検車場に現れた。
 「(前場所の)エボリューションは難しかったですね。競輪の方が走りやすいです(笑)。前回から2週間以上空いたし、ここに向けてしっかり師匠(池田憲昭)と練習をしてきました。地元記念は2回目です。前回の記念のときはボロボロだったんで今回はしっかりといきたいですね。自転車も今回は新車です。練習の感じも良いんで、まずは初日をしっかりと勝ち上がれるように」
 戸田と連係する佐竹和也は前場所の1月広島で再度落車と状態面が気掛かりだ。
 「状態はよくないです。伊東記念の落車後からダメです。伊東でこけたのがまだ痛いですしね。セッティングも出てないし、練習の感じもアカンね。でも戸田君は強いし、戸田君が勝つレースをしてくれたらチャンスもあると思うんで、しっかり離れないように」
 北日本勢が四国コンビの前に立ちはだかるか。このレースで点数最上位の伊藤大志は佐藤朋也を目標に一次予選突破を目指す。
 「サドル規制の影響もあって、まだそれを修正している段階です。トレーニングも変えているしまだまだです。前回の名古屋でも1着は取れましたけど、感覚的にはまだですかね。トップスピードも落ちているし。でも上向きに調整していければ」

<5R>
 昨年はS級初優勝を遂げるなど、飛躍のきっかけをつかんだ西村光太がこのレースをリードする。今期初戦となった前場所の前橋でも優参と昨年からの勢いは持続している。
 「前回から2週間くらい空いてましたし、練習はバッチリです。松阪は雪も降らず暖かいんで練習も順調にこなせました。何か一つ抜群に良いって訳ではないんですけど、状態は良いですね。正直高松の成績は良くないんですけど、練習の成果が出せれば結果は付いてくると思います」
 西村に対する掛水泰範だが、今は練習方法を変えるなど変革の時期をむかえている。
 「感触はあんまり良いとは言えないですね。セッティングも色々変えて、それがまだしっくりときていないです。まだ色々やりたいことなどを、ちょっと試している段階ですね。記念は相手も強くなりますし、競走でモガくことによって、練習では得られないもの出てくると思うので、レースでやってみて徐々に上げていきたいです」

<6R>
大西祐選手
大西祐選手
 大西祐(写真)と原誠宏の地元同期コンビがこのレースの中心となる。だが大西は坐骨神経痛の影響もあってか、やや弱気な発言が目立った。
 「水曜日あたりから香川は気温も上がってきているし、そこはありがたいね。寒い中だとどうしても坐骨神経痛の影響が出てくるし。明日も雨にならないといいんだけどね。それでも前回の松戸では悪いときにはビリビリって感じだけど、ピリピリって感じ何とか走れた。明日も細切れ戦だし、3車で1番車だしそれを生かしていきたいですね。しんどいけど、地元だし頑張るしかないです」
 原誠宏は12月広島記念でも2日間確定板入りするなど、近況しっかりと成績をまとめている。明日は大西との同期ワンツーに意欲をみせる。
 「セッティングも良かった頃に戻して感じは良くなってますね。大西とは昨年の熊本記念以来の連係ですね。とりあえずは付いていってしっかりと2人で決められるように。このレースは91期の同期が多いですし、負けないように頑張ります」
 田中孝彦は前場所の平で、14年8月静岡以来久々の優参と状態を上げて高松に乗り込んできた。
 「前回は前が頑張ってくれたおかげです。でも状態も伊東記念の頃よりは上がってきていますね。細切れ戦だしチャンスはあると思うんで、前々でしっかりチャンスがきたときに仕掛けたいです」

<7R>
 矢口啓一郎はここ5場所で8勝と白星量産中。本人も「すごくいいですね」と好調を実感しているようだ。
 「自分の動きができてる。課題を持って、ひとつひとつレースに臨めてますね。トレーニングも含めて色々見直して、それが少しずつ出てる感じです」
 久米康平は前回の久留米F1で183着。12月京王閣でS級復帰して以来、走るごとに成績を上げている。
 「S級に慣れてきてますね。京王閣のときは色々試しながらの走りだったけど、大垣からは普通のスタイルでやってる。練習もしっかりやれてますね」

<8R>
川口聖二選手
川口聖二選手
 平成27年の最優秀新人賞に輝いた川口聖二(写真)は「まさか、ビックリ。恥じないように」と笑顔で受賞の喜びを口にする。今年初戦の松戸では916着とスタートダッシュに失敗しただけに、ここから巻き返したい。
 「(松戸916着で)メッチャ流れが悪いけど、空いてたので練習しなおして来ました。気持ちを切り替えられるように、ここで流れを変えたいですね。勝ち上がって準決勝で(深谷知広、浅井康太の)どっちかの前で走れたら。とりあえず初日頑張ります」
 飯塚隼人は今年初戦の平F1で白星スタートすると、続く広島F1でも初日こそ車体故障で棄権したが残り2日は2着3着。S級は水に合ってる感じだ。
 「A級では簡単にまくれても、S級だとなかなか思うようなレースをさせてもらえない。難しいですね。直前は佐賀も雪がひどくて思うような練習ができなかった。感じは走ってみないと分からないです」

<9R>
野口大誠選手
野口大誠選手
 暮れのヤンググランプリを制した野口大誠(写真)は今年初戦の久留米F1でも優勝と上り調子。今シリーズも活躍が期待される。
 「(ヤンググランプリは)ようやく獲れましたね。ルーキーチャンピオンもダメ、S級特進も何回も失敗してたので。前回から日にちは空いたけど雪が降ったりして。ただ自分は室内でも練習できるタイプだから天候には左右されないです。(ヤンググランプリを勝って変わったことは)精神的な部分が大きいですかね。今年はさらに上を目指して頑張りたい。今シリーズも一戦一戦が勝負なんで集中して走ります」
 12月松阪F1の落車で肋骨を骨折。復調ムードに水をさされた坂本亮馬だが、野口という好目標を得たここはチャンスだ。
 「(怪我の経過は)少しずつですね。復帰戦よりは前回マシだったし、地元で鍛えられて練習になりました。直前は雪とか寒すぎて乗れなかったけど、そこはみんなそうだろうしね。目標がいるときは問題ないんで大丈夫です」
 落車が続く小林則之にとって今は我慢の時期だ。
 「あちこち怪我して、あちこち痛い。落車続きで満身創痍だけど、点数よりも戦える気がするんですよね」

<10R>
村上義弘選手
村上義弘選手
 今年初戦の和歌山記念で落車してしまった村上義弘(写真)だが、高松では2度の記念優勝の実績がある。初日は同郷の山田久徳マークから今年の初勝利を狙う。
 「落車したけど最後まで走り切ったのはファンのため。勝てる展開をモノにできなかったのは自分の脚力ですね。色々治療したけど、感じはあまりよくなかった。でも、このあとはG1もあるので気持ちも体も上げていけるようにですね」
 小松崎大地は今年初戦の大垣F1で優勝と1年の好スタートを切った。
 「大垣の前に空いてたんで、そこでしっかり練習もできてました。今年まだ1走しかしてないけど、優勝できてるのはいいこと。でも、やらないといけないことは一杯あるし、一戦一戦やって、積み重ねていった結果が年末(グランプリ)につながる。そこを目指していきたいです」
 池田憲昭は地元記念に向けて立て直してきたようだ。
 「年末に腰痛が出たりして、前回(松戸F1)はフォームが定まってなかった。今は体も大丈夫だし、練習もしっかりできました。今回は新車なので、それがいい方に出てくれればいいですね」

<11R>
深谷知広選手
深谷知広選手
 大宮では勝ちっぷりも鮮やかに記念連続優勝を飾った深谷知広(写真)。昨年は状態が安定せず成績は乱高下を繰り返していたが、もう不安はなさそうだ。
 「大宮自体はデキが100%でした。それを続けていければ、一戦一戦また走りを求めていければいいですね。高松は相性がいいと思うんで、また結果が出せるようにしっかり走りたい」
 園田匠は早くもこれが今年3戦目。S級S班として手探りの走りが続くが、いい経験になっていると本人は話す。
 「日々勉強です。他のSSの人と違うんで、1年通して結果を残せればと思う。今年はG1も多いですからね。今は色んなことに対応して、今のうちに失敗もして色々経験したい。失敗したら悪いんだけど、そのくらいの気持ちでいます」
 石井秀治はここ5場所で3回の優勝。昨年8月豊橋記念で落車した影響もなくなり、近況は充実一途だ。
 「怪我も治って、普通になってきたので。それ以外は何も変わったことはない。練習のデータを見たら、今は力が上がってきてると思う。今回も頑張りたいです」

<12R>
原田研太朗選手
原田研太朗選手
 大宮記念を1112着と今年は上々のスタートを切った浅井康太。景気のいいコメントこそ口にしないが、調子は高いレベルで安定していることは確かだ。
 「大宮も普通に走った感じ。いつもどおり、特に何も変わりなくですね。大宮を走って感じたことは深谷(知広)の調子が上がったことぐらいで、僕は特に何も変わってないです。しっかり深谷を援護できたし、しっかり走れたと思う。特に変わったことをしなくてもグランプリが獲れたし、いつもどおりの練習方法で、あとはイメージどおりの体の使い方ができれば。(今年はチャンピオンユニフォームで走っているが)王者と言われる人、貫禄のある選手に近づけるように。番手でも自力でもしっかり走れる。その辺を鍛えていきたいなと思います」
 原田研太朗(写真)は年頭の立川で記念初優勝。ここで結果を残せば稲垣裕之を抜いて、再び賞金ランクトップに躍り出る。
 「まくりばっかりだったので、最近は積極的なレースを心掛けてる。逃げ粘れてるんで(調子は)いいと思います。今回は地元地区の記念開催で気合が入りますね。このあとはG1もあるし、今回は久しぶりに空いたんでしっかり休養も取りながら練習してきました」
 当初はあっせんがなかった香川雄介だったが追加で地元記念参戦が決まった。
 「よかったです。追加で入れるかなと期待してたけど、入れて本当によかった。追加が入ったのも今週アタマだったし、準備はできた。大宮記念の落車も大丈夫。頑張ります」
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