『観音寺競輪場開設56周年記念(GIII)レポート』 前検日編
 
配信日:10月13日



 開設56周年を迎えた観音寺記念(GIII)は『ことひき賞争奪戦』として10月14日~17日の日程で開催される。今年8月にバンク全面が塗り替えられ、海を感じさせる真っ青なバンクをトップクラスの選手達が駆け抜ける。初日は先着1000名様にラッキーカードを配布、抽選で銭形くんトートバッグ、記念競輪クオカードが当たる。また場内では緒方浩一氏、井上茂徳氏が日替わりで予想会を行う。天候にも恵まれており、本場で迫力のあるレースを是非堪能して下さい。
 


<3R>
 人気を集めそうな3レースの福田知也から。F1開催では準決突破も多く調子が良さそう。
 「ここは2回目なんですが、悪いイメージはないですよ。前走(松戸)の後、結構空きましたが練習も出来たしいい状態はキープしてると思います」


<4R>
小原選手
小原則夫選手
   続く4レースは最近勝ち星が増えている小原則夫(写真)。展開恵まれではなく、自力でまくって押し切っており、脚力アップが窺える。
 「冬場はどうしても雪で練習不足の状態が長く続いてしまうからね。夏場になって本格的に乗り込んだ成果が出る頃みたい。毎年この時期は良いし、何とか頑張りたいね」


<6R>

 6レースは成長著しい北日本地区の若手、桐生卓也。前走の豊橋Sでは失態を犯したと反省顔。
 「佐藤(慎太郎)さんに付いてもらったのに不甲斐ないレースをしてしまって…。その後体調も崩したので不安がない訳ではないが、練習は出来たので何とかしたい。松岡(健介)さんとは2回目だと思うけど力負けしないように!」



<7R>
橋本選手
橋本強選手
   7レースは欠場明け2戦目の橋本強(写真)。復帰初戦で優参を果たし、気持ちも前向きになってきたそうだ。
 「走る前は不安もありましたが、準決を突破出来たので気持ちも楽になりました。タイムはほぼ戻っているので後は自分の気持ちでしょうね。記念となれば相手も強い人ばかりなので、気持ちで負けないように」


<8R>
 8レースはまさかの選抜スタートにガックリの沢田義和
 「えっ?、選抜なの?。(特選メンバーを見渡すと)一将(中村)が追加で入ったせいで僕が選抜になっちゃった(苦笑)。でも前回優勝してるし状態は良いので初日から頑張らなくちゃね」


<9R>

 9レースからは特選組。岐阜の共同通信社杯から日にちがないだけに、共同組は揃って軽めの調整。共同では動き一息だった伏見俊昭も強気な発言はなかった。
 「オールスターの後、かなり強めに乗り込んだら京王閣は感触が悪かった…。実戦での脚の感触は競走で戻していくしかないので、一戦、一戦で少しづつ戻していくしかないですよね」
 共同に不参加の志智俊夫は周りからも共同に出られなかった事を不思議がられる。
 「F1を勝ってるイメージが強いので、共同にも出れると思われるけど、選考期間の時期だけ優勝してなくて…。状態は変わらずだと思います。自力勝負ですが、藤田(竜矢)君がいるのに、先行とは言えないでしょう(苦笑)」



<10R>

佐々木選手
佐々木則幸選手市田選手
市田佳寿浩選手

   続く10レースも共同から外れた佐々木則幸(写真)。体調は問題なさそうだが、同型強力な組み合わせに苦笑い。
 「峠(祐介)さん、中村(一将)君が相手ですからねえ…。ここの前に地区プロがあったが、肉体的には問題ないと思う。拘束された事で精神的な疲れがあるかどうかですね。まあそれほどヒドイ事はないと思いますよ」
 共同で優勝を狙った市田佳寿浩(写真)はさすがに疲労の色が隠せない。
 「絶好調という状態じゃないですね。オールスター前は心身共に追い込んでたので、その後は精神的にリラックスするように心掛けてた。共同の決勝でも(飛び付こうと思っても)かなり踏み遅れてたし良いとはね…」


<11R>
武田選手
武田豊樹選手
石丸選手
石丸寛之選手
 

 最終11レースは観音寺バンク初登場の武田豊樹(写真)。共同では決勝進出は成らなかったが、補欠からの繰り上がり出場で健闘した。
 「共同は走れるものと想定して調整してきたので、体調は問題なかった。ここまでは中3日だし、特に何もしてませんね。ここは初めてだけど暑いし、空港から凄い遠いし、移動だけで疲れますね(苦笑)」
 最後は昨年の当所記念の覇者石丸寛之(写真)。共同では今ひとつ振るわなかったが、表情からは不安なさそう。
 「前回も数字ほど悪い手応えではないんですけどね。岐阜の後は軽めの調整で来ましたが、脚自体は問題ないはずです」




   
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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