浅井康太選手 房州輝也選手 |
打鐘で前に出た近藤龍徳の内をすくって武藤龍生が強引に前に出るが天田裕輝は続けず、番手には近藤が。天田の追い上げはなく、近藤が2コーナーから番手まくりに出る。浅井康太は大きく車間を切って近藤を援護し踏み込んだが、天田後位から神山雄一郎が鋭く突き抜けた。 「天田は難しかったんじゃないかな。自力選手は自分のタイミングを取るし、仕方ない。俺は天田についていく感じだったし、初日は重かったけど、今日はそれよりはよかった。今日も浅井を抜けたしよかったと思う」 2着の浅井康太(写真)は近藤の頑張りを称える。 「タツ(近藤)の動きは僕に似てるんで今日も好きに走ってもらった。まくったら残してやろうと思ってたけど、あれ以上はキツかったですね。神山さんも見えたし、そのタイミングで踏んだけど、残すにはあれが限界。脚の感じはだいぶいい」 3着には房州輝也(写真)が突っ込んで記念初優出を決めた。 「やりました。(展開は)昨日と一緒。今回、初日特選を走って自分の力量がわかったから、昨日も余裕を持って走れた。今日もわがままなレースをしてしまったけど、落ち着いてレースはできました。明日も頑張ります」 8番手に置かれた原田研太朗は巻き返し届かず。 「またやってしまいました。天田さんが追い上げると思って、人任せにしてしまった。ホームで行っとけば決勝に乗れてましたね。アレ?アレ?アレ?で終わってしまいました」 |
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佐々木則幸選手 牛山貴広選手 |
赤板周回から目まぐるしく先頭が入れ替わったが、打鐘過ぎ4コーナーから深谷知広が主導権。番手の佐々木則幸(写真)が好展開をモノにして11年ぶりの地元記念優出を決めたが、深谷が4着に敗れて申し訳なさそうにレースを振り返る。 「ちょっと早いかなと思ったけど、後ろの選手も脚があるから。でも僕の技術不足ですね。脚に余裕はあったけど、気持ちの余裕がなかった。年齢的にも(地元記念の決勝は)厳しいかなと思ってたけど、まさか乗れるとは。頑張ってればいいことがありますね」 上手く深谷の3番手を取った牛山貴広(写真)が2着に突っ込んだ。 「自分が勝つにはあそこを取るしかない。齊藤(努)さんも『それでいい』と言ってくれたので。バックで詰まったけど、深谷は誘ってる気がした。行ったら浮いてましたね。ただ付いて行っただけだけど、初日や昨日より感じはよかった。ハンドルポストを伸ばしたのもよかったかも」 2センターから外を回した山崎芳仁が3着に強襲した。 「深谷はすんなり出たし、すげえかかると思ってた。踏んだのが2コーナーだから、ぴったりだとペースにはまると思って車間を切った。牛山も絶対行かないと思ってたので。もうひと伸びすれば面白かったけど、深谷の逃げをあれだけ詰められたのはデカイですね。調子は悪くない」 |
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村上義弘選手 和田真久留選手 |
藤木裕が主導権を握ると、1コーナーから村上義弘(写真)は大きく車間を切って援護する。4番手からまくってきた和田真久留をけん制するが止まらず。藤木も失速し始めると、やむなく合わせながら踏み込んで決勝戦へ勝ち上がった。 「難しかったですね。和田君もいいスピードで来て必死だった。(藤木とは)スタート以外の作戦はないし、レースの流れで判断するだけでした」 和田真久留(写真)は村上に合わされながらも2着に粘った。 「あんないい位置を取れるとは思わなかった。いい位置すぎて緊張した。行くならホームでしたね。村上さんが車間を切る前に行かないといけなかった。出れたと思ったし、合わされると思わなかった」 3着には村上マークの伊藤正樹が流れ込み。決勝戦最後の切符を手に入れた。 「車間を切った村上に突っ込みそうになったし危ねえと思った。直線で(和田)一人だったんで、突っ込もうと。記念の決勝は久しぶりですね」 |
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