萩原孝之選手 |
惜しくも特選スタートを逃した萩原孝之(写真)は1Rからのスタート。慣れない時間帯のレースとなるが、「この時間に練習してるから問題ない」と笑顔を見せる。 「3月松山記念の落車から思うように車が進まなかったけど、前回くらいから感じがよくなってる」 吉永好宏は5月高松で失格。マイナス点を考えれば、これ以上は点数を落とせない。 「練習の感じはずっといい。前は(才迫)勇馬だし、先手は取ってくれそうですね。もう失格はしたくないけど、勇馬が頑張ってくれたらやることはしっかりやります」 |
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人気を集めるだろう杉本正隆だが、問題は5月川崎記念での落車の影響だ。 「落車はしょうがないですね。もう体は大丈夫です。練習は1週間くらいできました。練習の感じも変わらず。普通ですね」 ここ最近は走りっぱなしだった松本大地はようやくゆっくりできたようだ。 「今期は1班の点数が無理っぽかったので、だったら稼いでやれと思って追加や補充を受けたら見事に点数を落としましたね。今回はようやく1週間空いたので、だいぶマシです。たった1週間だけど、ここ最近の詰まり具合を考えたら全然違いますね」 |
柿澤大貴は前回の大宮から中1日での参戦。疲れはあるだろうが、S級点を確保するためにラストチャンスにかける。 「走れるチャンスがあれば、(点数を)上げるチャンスもあるんで中1日だけど来ました。正直、疲れは1走してみないと何とも言えないです。ようやくS級でも手ごたえをつかんできたので、あとは展開と組み立てですね」 戸伏康夫は4月函館で決勝に乗るなど、ここへ来て調子を上げてきた。 「特に何かを変えたわけではないんですけどね。上向きになってきました。流れに乗って、強引な仕掛けをしなくなったのがいいのかな? 4.33のギアにも慣れてきたんでしょうね」 |
阿部大樹は花月園メモリアル、四日市と大敗続き。状態が心配だ。 「ひどいですね。体は問題ないんで、理由が分からないんです。練習もできてるんですけどね…。早く崩した分を取り戻せれば。きっかけひとつ? そう信じてます。最近は先行できてないんで、そのへんを意識したい」 篠原龍馬は今シリーズでS級点がかかる選手のひとりだ。 「感じが悪くなかったので、ずっと競走に行ってたら、気づいたらこんな点数になってた。前回(奈良)走る前に点数がヤバイってことを知って、気合入れてたのに初日、2日目99着でしょ。今回上がれるところまで上がったら、まだチャンスはありますからね。ここ最近は初日にポカが多いんで頑張りたい」 |
牧剛央選手 |
このレースからは地元コンビを取り上げたい。牧剛央(写真)は近況好調だっただけに、地元開催を楽しみにしてきたと思っていたが…。 「前回終わって風邪をひいてしまって…。体重も2キロくらい減ってしまった。ローラーか軽い周回くらいで練習という練習ができなかったし、ぶっつけみたいな感じです。調子が上がって来てたから残念だけど、そうも言ってられないので。何とかしのがないと。初日走って感じがよければ、気持ちが楽になると思います」 山口貴嗣は前回、奈良で優出と弾みをつけて地元記念を迎えた。 「調子はずっと変わらないんですけどね。一時、何かかみ合わなくて点数も97点くらいまで落としたけど、戻った感がありますね。前回決勝に乗って気分がいいし、今回もきっちり決めたい」 |
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最近はピリッとしなかった伊藤信だが、前回の四日市でドミトリエフを破って優出。今回も期待できそうだ。 「最近は成績が悪かったけど、前回からやっとですね。前回は久しぶりにセッティングがいい感じでした。外国人相手だからレースが単調だったのもやりやすかった。決勝に乗れて気持ちが楽になりました」 人気になりそうなのは金澤竜二マークの佐々木雄一か。 「去年8月に怪我をしてから練習では感じが戻ってるのに、レースではダメだった。4月くらいからですかね、よくなってきたのは。レースで前よりも余裕がでてきた。金澤君とは同県で一番多く連係してるんじゃないかな」 |
山内卓也選手 |
山内卓也(写真)は共同通信社杯の鎖骨骨折から前回の高松宮記念杯で復帰。3日目に1勝を挙げた。 「練習の感じではもっとイケルと思って参加したけどG1は甘くないですね。でも前回で足りない部分は分かったので。来る前はケアと肩の治療だけ。軽く調整してきました」 鈴木庸之は前回の四日市で2勝。S級点確保へ、やや余裕が出てきた。 「状態は戻ってますね。サムソンが使えなくなって、似たようなフレームがなくて成績を落としたけど、4月立川から使ってる今のフレームがだいぶいいですね。練習のタイムも前と一緒だし悪くない。久留米も走りやすいし好きです」 |
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大西祐は高松宮記念杯で2連対。4.50の大ギアがうなりを上げた。 「前回初めて50を使ったけど、想像以上のダメージでしたね。50とG1とダブルだから、けっこう疲れが残ってます。今日これから乗ってみて、50にするか、33に落とすか決めようと思う。状態は問題ない。後ろは競りみたいなんで、篠原(英雄)さんや井上(辰也)さんが付いて来やすいように走りたい」 対する上田隼はもどかしい状態が続いている。 「体の調子も乗ってる感じも悪くない。でも何かがかみ合わないんですよね。それが現状です。手ごたえがありそうで、ないんで何かきっかけになるレースがしたい。そこをつかめれば変われると思います」 |
紫原政文選手 |
2班で予選スタートの紫原政文(写真)だが、中野カップは師匠の冠がついた特別な大会。小岩哲也の仕掛けに乗って、まずは初戦を突破する。 「小岩君と連係するのは初めて。いい競走をする選手だし楽しみですね。前回は外国人に千切れて途中欠場したけど、ここに向けてやることはやってきた。中野カップは気合が入りますね」 後ろに地元2人が続く小岩哲也は責任重大だ。 「そうですね。頑張るしかないです。調子は悪くないけど、直前の練習ではどの程度の調子なのかが分からない。別府記念では乗り方を試したけど、いいとこも悪いとこもあった。とりあえず前の形に戻して、今は練習で固めてる感じです」 |
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坂本亮馬選手 |
ここからは特選レース。浅井康太は優出した高松宮記念杯から中4日での参戦だ。 「まだ(川崎記念の)怪我が完治してないので、本気でモガいたのは昨日の1本だけ。でも痛みは引いてきてるし、前回よりはいいと思います」 坂本亮馬(写真)は浅井後位を選択した。 「ずっとバンクで練習してました。今はスピードレースなんで、スピードで負けないようにバイク練習をメーンに。自力の練習ではタイムが出なかったので、番手のほうが生きそう。今回は久留米の選手で決勝に乗って、そこでいい勝負ができればいいですね」 5月全プロから成績がひと息な印象がある桐山敬太郎だが、本人は意に介さない。 「中4日だし疲れを取ることだけ考えてやってきました。全プロでセッティングを試したりしたけど、とりあえず寬仁親王牌が終わるまでは変えずにいこうと思います。高松宮記念杯は入る前の感じがよかったので思い切って行こうと思ってた。結果は出せなかったけど、思ったより体が動いてたし走りには納得してます」 |
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吉本卓仁選手 |
大塚健一郎は骨盤骨折から復帰した高松宮記念杯でいきなり決勝に進出。「周りのおかげ」と謙そんするが、怪我明けとは思えない鋭い伸びを見せていた。 「骨盤骨折は2回目だし、今回はリハビリの要領が分かってたので。リハビリもしながら自転車に乗ったりした。走るからには結果を出したかったし、仕上げて行ったつもりです。決勝2着で賞金ランクも上位になったけど、G1を獲って(グランプリに)出たいんで。目指すのはそこですね」 吉本卓仁(写真)は大宮、高松宮記念杯と新車を使っていたが、今回から元に戻した。 「大宮ではまくりでタイムが出てたけど、やっぱり先行では使えなかった。先行できないんでは厳しいし、今回は戻しました。前回のあとは2日くらい練習できたし、感じはつかめた。疲れもないです。あとはどう出せるか。初日はどうにかクリアしたいですね。最近先行できてないんで先行したいですね。自分が今どんだけ先行できるのか確認したい」 松岡健介は中4日でもいつもどおりの練習をしてきたと話す。 「特に何も。いつもどおりに練習もやってきました。これからまだ寬仁親王牌もあるし、オールスターもある。1日でも早く次の準備に進めるようにしたかったから。高松宮記念杯で優勝できてれば疲れたでよかったんでしょうけどね。状態は変わらず」 |
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深谷知広選手 |
深谷知広(写真)は久留米初参戦。どんなレースをするか楽しみにしているファンは多いだろう。 「前回はもうちょっとでしたね。(練習中の)怪我の影響は若干ありました。中4日はゆっくり休んで、昨日だけ乗ってきた。久留米は初めてなので、これから乗ってみて感触を確かめたい。状態を確かめる意味でも初日は力を出し切りたいですね」 高松宮記念杯でG1初優出を飾った吉村和之は深谷との連係に気を引き締める。 「G1決勝に乗ったけど、特に何も変わらない。ただ上手くいっただけなので。深谷の番手は何回かあるけど、走り方次第では離れる可能性はありますよ。まずは付き切れればってところですね。集中して離れないように努力します」 久留米と相性抜群の上原龍はどこまで深谷を苦しめられるか。 「腰の状態はあまりよくないけど、練習はしっかりやってきました。久留米は相性がいいので、その相性を生かしたいですね。深谷には今まで一度も先着したことがないんで…。いや、ありました。福井の共同通信社杯でギリギリ1回ありますね。そのイメージを思い出して明日頑張ります」 |
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