『別府競輪開設62周年記念(GIII)レポート』 前検日編

配信日:5月17日
 明日から別府競輪場で開設62周年記念「別府八湯ゆけむりカップ」が開幕する。主力メンバーは全プロ記念競輪や競技から中2日とタイトなスケジュールだが、そんな疲れも感じさせないような熱戦が初夏の別府バンクで繰り広げられる。小野俊之、大塚健一郎ら地元勢も元気一杯で検車入り、総力を結集して強豪を迎え撃つ。
 場内ではイベントも盛りだくさん。A級、S級クラス分け抽選会や、場内食堂を利用された方にはいただきます!抽選会など、素敵な景品が当たる抽選会は4日間開催。明日は先着1000名の方に銘菓のプレゼントもあります。明日から始まる別府記念をぜひ本場でお楽しみください。
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 オープニングレースで地元勢のトップバッターを務めるのは利根正明だ。地元記念はこれが初めて、今流行のエアロフォークの新車を投入して万全を期す。
 「新車の感じも良いし、ここに向けて仕上げてきたつもりです。地元開催を走るのも1年ぶりくらいだから、久々です。早いレースも大丈夫だし、勝ちあがれるように頑張るだけ。今回は大塚(健一郎)さんが仕上がってますよ。昨日バンクで速度を計ったら、軽く負けましたから」
 土屋裕二は前回落車の影響が気がかりだが、「体は大丈夫です。前回はうっかり(落車)で失格だったので、今回は集中して走りたい。気持ちを入れ替えて来ました」と心配無用だ。

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 伊藤成紀は前回の向日町で嬉しいS級初優勝。「布居(寛幸)さんのおかげです」と謙虚に喜びを口にする。今シリーズも好調を維持しているか、その走りに注目だ。
 「向日町の2日目にラスト1周のベストタイムが出たんです。戦えるかなと思ったけど、優勝できるとは思わなかった。開催後はちょっと疲れがあったので休みながらやってきました。2月からギアを(4.33に)一気に上げたけど、それが合ってるのかな」
 松田優一は3月松戸の落車で一気に流れが変わってしまった。
 「落車してから良くなかったけど、今回は間隔が空いたんで練習ができた。ここ3場所よりは良いかなと思います。今回から巻き返したいですね」

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 小原将通は2度目の地元記念。初参戦の頃とは成績、戦法も違う。今回は好成績が期待できそうだ。
 「分かんないけど、仕上げては来たつもりです。練習をやり足りないよりはやって来たほうがいいかなと思ったので、オーバーワークなのかな。ちょっと体が重いです。でも徐々に軽くなると思うんで、まずは初日を突破したいですね」

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石丸寛之選手
石丸寛之選手
 石丸寛之(写真)は予選からのスタートだが、状態が戻った実感があるのか表情は明るい。
 「前々回の立川からフレームを変えたけど、それでけっこう変わりましたね。力が出せてるし、良い時の感じに近い。(骨折で調子が戻るのに)もう少しかかると思ったけどね。全プロ前の練習では周りから『戻ってる』と言われたし、骨もくっついたのか駆け出しも気にならなくなりました」
 番手は西田雅志だ。「脚自体は今が一番じゃないかってくらいいいけど、かみ合ってないですね。もどかしいレースが続いてるし、そろそろ結果を出したい」。復調、石丸に乗って流れを変えられるか?

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大竹慎吾選手
大竹慎吾選手
 ベテラン大竹慎吾(写真)は調整バッチリで地元記念を迎えた。
 「全プロの競輪と競技の個人追い抜きで持久力(の練習)は大丈夫。一昨日、神経系のトレーニングをして、昨日は競走ギアで練習したら良い感じでしたね。疲れはないし、うまい具合に調整できました。後は松岡に頑張ってもらうだけだね」
 その松岡孔明だが全プロで99着など、4月に入り急ブレーキ。
 「調子うんぬんの問題ではないけど、ちょっと反応が悪くなってますね。最近の成績じゃあまり大きなことも言えないけど、別府は相性がいいんでね。ここで流れを変えたいです」

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 山賀雅仁はここ5場所で4度の優出と乗れている。2班ゆえに予選スタートとなったが、久々の記念参戦に「どれくらいできるか楽しみですね」と笑顔を見せる。
 「予選もしっかり勝ててるし、調子は悪くないですね。調子を戻したいと思って頑張って練習してた祈りが通じました。別府は初めて。風が強いみたいですね。勝ち上がって、強い人たちを相手にどれだけできるか。久々の記念だし、ここのあっせんが入ったときから、目標に頑張ってきました」

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渡部哲男選手
渡部哲男選手
 渡部哲男(写真)はここ別府で、100勝、200勝を達成するなど、思い入れの強いバンクだ。
 「別府はよく呼んでもらってますね。節目、節目もここだし、縁がある。全プロから間隔もないし、名古屋(共同通信社杯)の3日目から4回転を使いだして疲労の具合も違う感じです。初日は人気になるだろうけど、ちょっとドキドキしますね」

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竹内雄作選手
竹内雄作選手
 共同通信社杯では2連対とビッグレースでも存在感を示した竹内雄作(写真)が予選のメーンを張る。
 「全プロに競技だけ参加(チームスプリントで優勝)したので、昨日ちょっと乗っただけで疲れを取ることに専念してきました。競走用と競技用の自転車で違和感はあるけど、競技用の自転車は回し方の勉強になるので大丈夫だと思う。全プロで寬仁親王牌の特選スタートが決まった。師匠(山口富生)と一緒に走れるかもしれないし、これからしっかりと整えていきたい」
 「(頼んでいる)フレームがまだ間に合わなかった」と話す富永益生だが、相性の良い竹内との連係で気合を入れなおす。
 「彼がS級に上がってすぐに2回連係してる。2回ともワンツーが決まってますよ。その当時より強くなってると思うし、何とか喰らいつきたいね」

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大塚健一郎選手
大塚健一郎選手
 悲願の地元記念制覇が期待される大塚健一郎(写真)だが、本人は自然体を強調する。
 「メンバーもいいし、みんなここに向けてやってきてるでしょうからね。前橋でフレームが壊れたけど、ようやく新車も届いたし、4回転が使えるように調整もしてきた。もう言い訳できる材料はないんで頑張るだけですね」
 菅原晃もF1戦で好成績を残して、地元記念に乗り込んで来た。
 「中2日の開催は初めてなんで、そこは分からないけど、全プロの前に追い込んでやってきたので。松山記念で落車して、フレームが曲がってるのに気づいて5場所前の久留米から新車に変えた。それもいいみたいですね」
 浅井康太は全プロのケイリンを制覇。松山記念決勝の落車から続く、モヤモヤをここから吹き飛ばせるか。
 「競技のケイリンで勝てたし、そんなに悪くないんじゃないですか。疲れはあるけど、それはみんな一緒だしね。状態は一走してみてからですね」

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小嶋敬二選手
小嶋敬二選手
 最近は配分が詰まっている小嶋敬二(写真)だが、ここを走れば高松宮記念杯まで20日近い時間が空く。最後の実戦となる別府記念だが、疲れは全く口にしない。
 「川崎のあとは3日間完全オフにした。中2日でも乗ったりしてたけど、たぶん初めてのことじゃないかな。武田(豊樹)の欠場で楽しみが半減したけど、落車続きじゃしょうがないよね。休んだからか、前回に比べれば体が軽い」
 北津留翼が小嶋に挑戦する。
 「全プロが終わって疲れてたので、まずは疲れを抜いてきました。ここもうまい具合に走りたいですね。別府の相性は普通かな。風が吹かなければいいんだけど…」
 主導権を握るのは根田空史だろう。
 「4場所前の久留米からフレームを変えた。それから成績が明らかに変わりましたね。全プロで精神的な疲れはあるけど、体は疲れてないので大丈夫だと思う。疲れより、調子が良い時に走っておくことも大事ですから」

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小野俊之選手
小野俊之選手
 地元のエース、小野俊之(写真)は満を持して、初日のメーンに登場。多くは口にしなかったが、その表情からは明らかに充実ぶりがうかがえる。
 「今回に向けて自転車を変えたかったので、中2日でも普通に練習してきました。ここ最近、色々試したけど、いきついたフレームがこれでしたね。良いイメージはできてるし、あとは色々考えずにやるだけです」
 松川高大はやや落ち気味の成績。それでも「しっかり練習してきました」と立て直しへ必死だ。
 「別府は相性が良い。S級初優勝もここでしたからね。宮杯もあるし、そろそろ戻していかないと」
 村上義弘は「疲れが溜まってるので、ちょっと腰痛が出てる。僕の今のデキからすると、後ろになります」と稲垣の番手回りに。任された稲垣裕之は「全プロの後は疲れもあったので、できるかぎり休養を取ってきました。まだ疲れはありますけどね。最近、大崩れはしてないけど、ちょっと疲れが残っててもう少しかなというところはあります」。
松川や岡田征陽らを相手にどう戦うか。
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