『KEIRINグランプリ06【GP】』 共同インタビュー
 
配信日:12月27日
 

12月30日(土) 12R (発走予定:16:30)


 【1】山崎芳仁(福島・88期)
山崎選手
 今年一年は全日本選抜に絞ってやろうと心に決めていて、結果的に決勝にも乗れませんでしたが、その過程でタイトルも獲れましたし、最後はちょっと駄目だったですけど、自分なりには順調にきた1年だったと思います。全日本が終わってちょっと気が抜けた感じで休んだんですけど、グランプリもあるっていうことで、気持ちを入れ替えて自分なりに調整してきました。全日本選抜までは相当に練習を追い込んでいたので、その後は調整程度です。でも軽い感じはしますね。記念を優勝もできているし、京王閣は一番相性が良いバンクじゃないかなと思います。自分は先行選手なので、グランプリでも先行してファンの期待に応えたいと思います。迫力あるレースを見てもらいたいですね。
 【2】後閑信一(群馬・65期)
後閑選手
 今年は年頭からウイルス性の病気にやられてしまって思うように体調管理ができなかったんですけど、寛仁親王牌を優勝してこの舞台に立てることになったので、結果的には良かったのかなと思います。フレームを変えてから凄く良くて、特にゴール前30メートルぐらいから凄く伸びる自転車なんですが、一宮記念ぐらいで完璧な状態になったかなと思っていたんですが、ここにきてそれよりもさらに上積みができたので、最高な仕上がりになったと思います。自分の場合は距離を乗るとかではなく体の軌道をうまく使えているかどうかの確認作業なので、特に練習量は変わっていないんですけど、西武園競輪場に行って練習したりした時に、本当に軽くて力を入れなくても自転車が出てくれるので、すごく良い雰囲気ですね。京王閣では1着がかなり多いんです。今年の記念も期待して出場したんですが、落車してしまいました。でも、それが気を引き締めて体作りをできた要因の一つでもあると思うんで、良い風に解釈しています。自分は手島君に任せて、あとは直線勝負に賭けたいと思います。
 【3】吉岡稔真(福岡・65期)
吉岡選手
 今年前半は競輪祭で決勝にも乗れましたし、ダービーも獲れたんで良いスタートを切れたと思ったんですが、不注意で落車して、そのあと中盤、後半にかけて不本意なレースをしてしまいファンの方に迷惑をかけてしまいました。松山記念からここまでは自分なりにスケジュールを作って、メニュー組んでトレーニングしてきたんですが、天気も味方してくれて良い形で自分で考えた通りの練習をこなせたので気持ちよく来ています。自分の中では納得できる出来ですね。京王閣は良いイメージですが、年々変わってくるものだし、前が良いから今年も良いって訳じゃないんで、今回は今回で頑張りたいと思います。ずっと考えてきましたし、なかなか答えが出なかったんですが、九州の若手二人がグランプリに出てこられたっていうのはいい事だと思うんですけど、自分は自力で勝負したいなと思います。今までやってきたレース、それが僕ですから。
 【4】合志正臣(熊本・81期)
合志選手
 去年はグランプリを狙える位置にいたんで、今年も前半から頑張りたかったんですけど、なんだかグダグダして波に乗り切れないままいたんですけど、ようやく後半の方でかみ合ってきたんで、まあまあな一年だったんじゃないかなと思います。グランプリ初出場ですが、前夜祭も凄くいい雰囲気だったし、本番も楽しみにしています。全日本から帰って取材とか色々あったので、限られた時間の中で練習をやったんですけど、それでかえって集中して(練習を)やれたので、良い方向に行ったんじゃないかと思います。京王閣記念で怪我をして、それから1か月ぐらい痛みがあったんですけど、今は万全の状態できていますよ。僕は吉岡さんの後ろで頑張りたいと思います。井上君にも世話になっているんですけど、吉岡さんにはすごくお世話になっているので。
 【5】有坂直樹(秋田・64期)
有坂選手
 ダービーで2着になって賞金で(グランプリに)乗れそうと思いましたが、安心はできなかったけど自分なりに頑張れた1年だったと思います。選手になってからの目標がグランプリに出ることだったんですけど、本当に一時期、グランプリって言うのをあきらめていた時期があったんですけど、北日本の若い自力選手とか、先輩の坂本勉さんとか自力選手が頑張ってくれたおかげで記念や特別で良い着が取れて、本当にみんなのおかげでグランプリに乗れたんだと思います。茨城で練習していたんですが、戸辺英雄さんと街道を中心にやってきました。一日だけ武田豊樹君と練習する機会があったんですけど、開催中は練習できないからぎりぎりまでやった方が良いとみんなが言ってくれたので、昨日まで本当に調整的な練習はやらずに来ました。京王閣は優勝はないんですけど記念の決勝にはコンスタントに乗れているし、F1でも優勝は何度かしているので、得意っていう訳じゃないですけど、結果的には成績がいいバンクです。僕は北日本の三番手でラインを固めて頑張りたいと思います。4コーナーからの直線勝負で、内か外かは分からないんですけど、良くレースを見て落ち着いていきたいと思います。
 【6】手島慶介(群馬・75期)
手島選手
 自分としてはでき過ぎの1年で、選手になっての集大成だと思っています。グランプリについて色々な話を聞いていたんですが、まだ走っていないんですが、また来年も走りたいなと思っています。全日本の時はあまり調子が良い方じゃなかったんですけど、またいつもの競走ができるような体調に戻ってきました。全日本の時は落車の痛みがあって100%の力が出せるような状態じゃなかったんですけど、それで決勝に乗れたので自信になりました。京王閣は去年F1で走ったんですが、苦手なバンクではないのでワンチャンスで仕掛けたいと思います。良いメンバーなので、自分は作戦を考えず。山崎君の番手を狙っても面白いし、もつれれば後閑さんを連れて一発まくっても面白いし。自分の今までやってきたことの集大成だと思って、悔いの残らないように前々勝負で強気に攻めていきたいと思います。後ろだけにはなりたくないですね。
 【7】小倉竜二(徳島・77期)
小倉選手
 1年間、初っ端に(グランプリ出場を)決めてしまって、長いようで、怪我とかもあって早かったですね。中盤悪かったんですけど、何とかここまできて仕上がりは良くなってきました。脚はあまり上がってませんけど。全日本ではまずまず調子は良かったんですけど、落車、失格してしまいました。怪我は全くなくて、次の平塚で優勝もできたんで流れは良いかなと思っています。ここまでは練習というより、一日1本2本のモガキで調子を見る程度でした。前回ぐらいの調子は維持していると思います。京王閣は落車が多いですね(笑)。初手は井上君の後ろに行くか、自在にやろうと思います。
 【8】井上昌己(長崎・86期)
井上選手
 今年の前半は戦法チェンジをしてうまくやれたかなと思うんですけど、後半10月以降は落車で思うように走れなかったので、強いて言うなら1年間無事に走りたかったっていうのが率直な気持ちですね。練習での感触は、自分の中では良い感じで踏めているのでかなり良い状態だと思っています。前回の佐世保記念を欠場しましたが、全日本選抜を走った感じで、佐世保を走っちゃうとその後の計画的な練習が間に合わないかなと思って、地元だったんですけど欠場しました。自分なりに手応えはつかんでいます。オールスターのときに近い状態になっているとおもうんですが、レースになるとどうかは分からないですね。一発勝負は嫌いじゃないです。京王閣は風が強いという印象があります。グランプリ初出場ですが、やっと来たって感じですね。色々と話したんですけど、今の段階では単騎っていうことなんで、自分でレースを動かすかもしれないし、何でもやりたいとおもいます。
 【9】佐藤慎太郎(福島・78期)
佐藤選手
 宮杯ぐらいまでは調子が上がらなくていろいろ苦労した時期があったんですが、グランプリに乗れて嬉しいですね。勝てるチャンスは何回もあったと思うんですけど、優勝できていないので、それは自分の力不足だなっていうことで反省する点も多かったですね。4年連続出場で勝手は分かってるつもりですけど、どうしてもバタバタしちゃいますね。でも最初の頃よりはだいぶ落ち着いて過ごせると思います。全日本の時に落車しているんで4日ぐらいは休んだんですけど、その後は計画通りにできてほぼ100%に近い状態はありますね。京王閣は普通の400バンクなので走りにくいということもないですし、初めてグランプリに乗った思い出のバンクなので頑張りたいですね。僕は信頼する山崎の後ろで頑張りたいですね。師匠が来ていますけど、あまり意識しないようにします。
 
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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