『第64回オールスター競輪(GI)レポート』 2日目編

配信日:8月12日

 夢の競演、今年は6日制のナイター。いわき平競輪場を舞台に開催されている「第64回オールスター競輪(GI)」は、8月11日に2日目が行われた。「オリオン賞」では3車で結束した近畿ラインの番手から追い込んだ古性優作が抜け出して、村上義弘とワンツー。また、「ガールズケイリンコレクション2021いわき平ステージ」では「アルテミス賞」が一発勝負で争われ、ファン投票9位の佐藤水菜がまくりで人気に応えた。12日の3日目は、一次予選2と「ガールズケイリンコレクション2021いわき平ステージ」の「ガールズドリーム」がファン投票1位から7位までの選手により争われる。
 新型コロナウイルス感染症の拡大による福島県へのまん延防止等重点措置の適用を受けまして、今シリーズは無観客での開催となりますので、ご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦をお楽しみください。

オリオン賞 レース経過

 皿屋豊-浅井康太、山崎賢人-山田英明、諸橋愛-神山雄一郎、寺崎浩平-古性優作-村上義弘の順で周回。
 後ろ攻めから上昇した寺崎浩平が赤板過ぎに飛び出して主導権を握る。諸橋がすんなり4番手に収まり、6番手の位置で皿屋と併走となった山崎が最終ホーム前から反撃に出るが、諸橋の外でスピードが鈍る。快調に飛ばす寺崎の番手で車間を空けていた古性が直線で鋭く追い込んだ。4番手の内に詰まっていた諸橋が山崎をどかしてから外を伸びて2着。近畿ライン3番手の村上が3着に入った。逃げた寺崎は末を欠いて4着に敗れた。





アルテミス賞 レース経過

 梶田舞、石井貴子、小林莉子、高木佑真、山原さくら、佐藤水菜、久米詩の順で初手の並びは落ち着いたかと思われたが、佐藤が早めに上昇して3番手に入ると、久米がその外で併走する。これを嫌った佐藤が車を下げ、梶田、石井、久米、高木、山原、佐藤、小林の順で打鐘を通過。3コーナーで石井が2番手から梶田を交わして逃げる。5番手となった山原は最終ホーム前から反撃に出るが、3番手から久米が合わせるようにまくる。山原を追いかける形となった佐藤は最終2コーナーから大外を豪快に踏み上げると、スピードの違いで一気に先頭に立つ。そのまま後続を引き離して圧勝した。離れながらも佐藤を懸命に追いかけた小林が2着。逃げる石井の2番手から踏み上げていた梶田が3着に入った。





<2日目>

<1R>

小倉竜二選手
小倉竜二選手
 赤板の1センターで外の岩本俊介を制して、石原颯が踏み上げる。石原が勢い良く飛び出して、小倉竜二(写真)、橋本強は車間が空きながら続く。石原は早めにペースを上げて風を切る。一本棒の隊列は崩れず、4番手の稲毛健太、7番手の岩本は仕掛けられず最終バックを迎える。番手の小倉がゴール前できっちり交わした。
 「(石原は)普通なら内に包まれる感じでしたけど、うまく隙を突いて内抜け先行みたいな感じで器用な一面を見ましたね。どんどん掛かっていく感じで、タレて来る感じもなかった。スピードも落ちる感じじゃなくて、まくりづらい感じだったし強かった。自分の苦手な距離でしたけど、(最終)4コーナー回っても余裕はありました」
 稲毛、岩本をクギ付けにした石原颯は、四国ラインで上位独占を果たし鮮烈なGIデビューを飾った。
 「稲毛さんが突っ張って岩本さんが上に浮いたので、空いている真ん中だと思った。仕掛け的には良かったと思うし、冷静に走れた。シッティングでタレないように走れた。GIっていうだけで緊張はしますけど、お帰りしないことが目標だった」

<2R>

渡邉一成選手
渡邉一成選手
 大石剣士にフタをした山田諒が、赤板1センターから仕掛けて渡邉一成(写真)を押さえて出る。渡邉が中団まで下げ切ると、タイミングを取っていた大石がカマシを敢行。山田も抵抗して坂口晃輔のけん制を乗り切った大石、岡村潤が最終2コーナー過ぎに出切る。が、脚をためていた渡邉がまくりで襲い掛かる。押し切り図る大石を地元の渡邉がとらえた。
 「結果は1着ですけど、今日(2日目)はカマシ風だったんでいいところで(大石に)カマされたんで失敗レースですね。山田君が来るのが遅かったんで、突っ張りたかったけど。平ってことで突っ張るタイミングがズレました。練習でもいつもゴールと思うところから、5メートルくらいあるんですよね。感触を確かめたけど、まだ違和感もあるので、3日目以降もいろいろ考えながらです」
 渡邉の加速力に佐藤友和は付いていけず、カマシ気味のロングまくりで大石剣士が2着に残った。
 「(最終)ホームでしっかりと山田君を叩けているので、感じはいいかなと思います。(練習を直前に)強めにやって来た時は、(初日が)重いんで、今日は初日に比べて全然良かった」

<3R>

井上昌己選手
井上昌己選手
 九州勢が打鐘手前で主導権を握り、吉田拓矢は4番手をキープする。7番手の竹内雄作が最終2コーナーからまくりを打ち、合わせるように吉田拓も3コーナーから踏み上げる。が、逃げる上田尭弥マークから後続との間合いを取っていた井上昌己(写真)が、余裕をもって抜け出した。
 「(上田は)距離は長かったけど、いいペースでいってくれた。車間を切って、何かできればよかった。VTRを見て反省点を探します」
 ソツなく井上に付けた小川勇介が、外を踏んで流れ込んだ。
 「前にすべて任せていた。(3番手で内を)締めるだけだと思ってました。自分は(前回より)今回の方が感触はいい。いつも通りに変わりなく、練習はしてきました」

<4R>

山口拳矢選手
山口拳矢選手
 菊池岳仁が迷いなく積極策に出て、小川真太郎は抜かりなく中団をキープする。打鐘の4コーナーで仕掛けるかに思われた山口拳矢(写真)だったが、7番手に戻って最終ホームを通過する。2コーナーで踏み込んだ小川が前団をとらえるが、直線で外を伸びた山口が1着に届いた。
 「ちょっとスピードが出ていたので、(最終)2コーナーで行くよりも遅めの方が届くかなって思った。無理やり踏んだので、アタマまではどうかなって感じでしたけど。昨日(初日)がオフでちょっと思っている体の感じと違いましたね。でも、これで刺激が入った」
 4番手からのまくりで逃げる菊池を仕留めた小川真太郎が2着。
 「もう菊池君に先行してもらって、山口君を後方に置かないとレースは始まらないと思っていた。(最終)ホームから駆ける感じでしたけど、今日は先行が残っている感じだったので自分は早めに行かないとなと。自分の行けるタイミングから仕掛けました」

<5R>

和田真久留選手
和田真久留選手
 新山響平にフタをした佐々木豪が、外併走から打鐘過ぎに仕掛ける。前受けの和田真久留(写真)がペースを上げて、鈴木裕が佐々木をけん制する。柏野智典が連結を外して、強引に踏み上げる佐々木の1車を出させて和田が番手に入る。後方からまくった新山は不発で、和田が番手から追い込んだ。
 「後ろは信頼できる先輩2人だし、構えてもしょうがないので先行でいこうと。佐々木君が見えたんで突っ張ろうか考えている余裕もあった。1車っていうのがわかったんで、落ち着いてしまいました。初日は1レースで風もあったし、暑くて本来のパフォーマンスが出なかった。今日(2日目)はパフォーマンスが出ました」
 佐々木と息が合わずに5番手で脚をためる形になった柏野智典は、反省交じりに振り返るが、最後のコース取りがさすがテクニシャン。
 「結果として(佐々木)豪君はいいタイミングで行ったんですけど、合わせられたと思って見切ってしまった。連係を外してマズいことをしたなっていうモヤモヤで、気持ちを切り替えるのに時間が掛かった。そこからは一番力があるのは守澤(太志)君なので、守澤君が入ってくるコースを先に入っていきたいっていうのがありました」

<6R>

松井宏佑選手
松井宏佑選手
 赤板で坂井洋が押さえると中団は清水裕友が確保し、前受けから引いた松井宏佑(写真)は7番手に。まだペースが上がらない中、打鐘で松井は反撃に出る。2センターで松井の主導権に代わると、追って清水も4コーナーから仕掛ける。グイグイ上がっていった清水だったが、最終2コーナーで阿部力也のけん制を受けてスピードが鈍る。外に浮いた清水は阿部をキメにいくも、4コーナーで清水を弾いた阿部が番手を死守。そのまま快調に逃げた松井が押し切って4、1着で二次予選へ。
 「(初手は)前か中団で、清水君が前を取らなかったら、僕が前受け。前を取って引いていけるところからと思っていた。坂井君が駆けていない感じだったので、いい感じで駆けていけた。全開じゃなくて、どこからでも反応できるように、モニターを見て、清水君がきたので合わせるように踏んだ。昨日(10日)は無理やり行って今日(11日)はじゃあ最後まで踏み切れるペースでって結果1着でよかった。北日本勢が付いていてくれて、僕も(出身が)北日本なので、大森(慶一)さんまでは決まらなかったけど、ワンツーできたのはよかった」
 ライン3番手の大森は直線で園田匠に押し込まれて踏み負けて続けなかったが、阿部力也はしっかり食い下がってワンツーを決めた。
 「松井がいいところで行ってくれた。強かった。出切っていいペースだったのに、(清水が)あのタイミングでくるとは思わなかった。さすがSSの自力。松井君のかかりがよかったおかげで(清水に)キメられそうになったのを凌げた。昨日、今日(10、11日)と3着、2着で決められているので悪いってことはない。G1は二次予選止まりなので、地元で決勝を目指して」

<7R>

深谷知広選手
深谷知広選手
 ドリームレースでも強さが光った深谷知広(写真)の独壇場。正攻法から誘導を残したまま7番手まで下がった打鐘前2コーナーからスパートしていく。中団から合わせて踏み込んだ島川将貴がモガき合いを挑んだが、4コーナーーで叩き切って深谷が主導権を握る。そのまま深谷はハイペースで飛ばし、山本伸一の反撃も3番手の外までがいっぱい。最後も力強く踏み直した深谷が佐藤慎太郎の反撃も振り切って押し切った。
 「前を取らされると思ったのですかさず引いて少しでも早く先行しようと思っていました。島川君との先行争いで消耗したんですけど、出切ってから後ろの慎太郎さんを信頼して自分のペースを守って踏みました。最後も自分の中ではしっか利と踏み直せました。久々にライン3人で決められたので良かった」
 番手無風の佐藤慎太郎だったが、2分の1輪差まで詰め寄るのがやっとだった。
 「ダッシュが鋭すぎるから付け切ってほっとしてしまいましたね。それで最後抜けなかったのかも。今日(11日)は1着取りたかったんですけどね。深谷君が強かった。緩む所もなかったですし、最後も踏み直していたので」

<8R>

新田祐大選手
新田祐大選手
 近畿ラインを受けた新田祐大(写真)は、後方の根田空史を警戒しながら4番手で前との車間を空ける。脇本勇希もペースを上げて逃げるが、格と力の違いで、新田が車間を詰めた勢いで最終1コーナーで叩いて駆ける。別線に反撃の隙を与えず新田が押し切った。
 「基本的には理想通りでした。初日(ドリームレース)はタイミングがあったのに逃してしまったり、オリンピックでも同じようなミスもしました。だから、一次予選の2走目は自分のタイミングが来たら、必ず仕掛けたいなっていう気持ちがありました。彼ら(脇本勇気、根田空史)の持ち味を出すようなレースにならなければ、自分の持ち味が出せるかと思っていた。(仕掛けは)強引だったけど。(東京五輪直後で)時差ボケじゃないのに、時差ボケのような感じがある。1日ゆっくりして、また3走目をしっかりと走れるように調整したい」
 新田ライン3番手の菊地圭尚は最終バックでいっぱい。佐々木雄一は新田を半車身まで詰めての2着。
 「もう新田の後輪だけを見て、離れないようにと。(新田は)タイミングを取ってたけど、詰まってきたんで無理やりその勢いで行った感じですね。付いていくのに精いっぱい。どこまでいっても抜けない」

<9R>

稲川翔選手
稲川翔選手
 脇本雄太が打鐘2センターで取鳥雄吾を叩いて先行勝負に出る。稲川翔(写真)、松岡健介までラインで出切って、4番手には切り替えた桑原大志。後方となった森田優弥も最終ホームから渾身のまくりを放ったものの、3番手の外までがいっぱいで3コーナーで後退していく。最後は脇本をギリギリで交わした稲川が勝利。帰ってきた近畿の大エースとのワンツー決着に感無量の面持ちで一戦を振り返った。
 「(脇本との連係は)めちゃくちゃ緊張、集中、感動した。2日前までオリンピックを走っている選手が自分の前を走っているのがうれしかった。オリンピックをはさんだが、何回も連係をしてきている。自分のやるべきことをやってと。抜ける感じはしなかったが抜けた。(一次予選2は)しっかり集中して走ることを第一に。結果抜けているので、それは自信になる。(もっと上での連係?)そのつもり。明日(12日)しっかり休んで、明後日(13日)勝負できるように」
 逃げた脇本雄太は2着。上がりタイムも11秒3なら立て直せたと言って良さそう。
 「前受けは作戦でも出ていた。自分の決まった通りの動きはできた。結果以上に今日(11日)のレースで得たものはある。(疲れは?)それ以上に(競技用との)自転車の違いが出ていた。今日(11日)、自転車を煮詰め直して、ほんの少しだけど、日本の競輪になじめた。体の疲れは残っているので、明日(12日)しっかりとケアしたい」

<10R>

古性優作選手
古性優作選手
 オリオン賞は、赤板経過と同時に前団を押さえた寺崎浩平が先手を奪取。諸橋愛が4番手に入り、山崎賢人と皿屋豊は後方でモツれる。これで寺崎のペースとなって流れは近畿勢に。古性優作(写真)はすぐさま車間を切って後続からの反撃に睨みを利かす。最終ホームからまくった山崎は諸橋の外までで、ゴールまで余裕を持って抜け出した古性が勝利を奪った。
 「もう寺崎君に全てを任せていたので。いろんなパターンを想定していましたけど村上(義弘)さんも内を締めてくれていましたし、寺崎君も強かったので。(3人で決められなかったのは)自分の技術不足ですね。バンクは軽いんですけど、周回中は体が重く感じた。でも走りだしたら違和感なく走れたので悪くない」
 寺崎はゴール前で失速してしまったものの、2着にはライン3番手の村上義弘が入って近畿ワンツー決着。
 「前の2人に全て任せていたので。前回に比べたらいいと思います。寺崎君がいいピッチで駆けていったので3コーナーで自分がどこを踏むかでしたけど、諸橋君がいいスピードで来たので一瞬、食われたかと思いました」
 上手く近畿勢を追った諸橋愛だったが、3着まで。
 「今日(11日)は余裕があれば(まくりに)行きたかったんですけどね。古性君に睨まれてしまって動けなかった。普段自分もやっていることなので。蛇に睨まれた蛙になってしまいましたね。3コーナーで行きたかったですけど、山崎君が当たれない場所にいて踏むに踏めない感じでしたね」

<11R>

佐藤水菜選手
佐藤水菜選手
 赤板過ぎには6番手にポジションを取った佐藤水菜(写真)は、前団の様子を落ち着いてうかがい、その時を待った。石井貴子の先行で最終ホーム手前から5番手の山原さくらが仕掛ける。山原を追った佐藤は、その上を1センターから踏み上げる。梶田舞、久米詩、山原とのまくり合戦を大外からのみ込んだ佐藤が1着。後続をちぎって力の違いを見せた。
 「前々回のサマーナイトの反省を生かして、1着を取れるところから全開で行こうと思ってました。強い選手の後ろから仕掛けたい。モガき合いのところを仕掛けたいっていうのがあったんで、(最終的に)小林選手のところに入れました。サマーナイトリベンジを果たせた気がします。4車併走っていうのも頭に入れてたんですけど、このレベルだとヤバいっていう焦りもありました。ただ、一番外は有利だっていうようにプラスに考えました。出切ってからは、脚が回っていた。サマーナイトでは後ろの2人に抜かれたんですけど、後ろがいないことがわかったんで勝利を確信しました」
 赤板から佐藤後位にいた小林莉子は、離された2着に肩を落とす。
 「もうメンタルがボロボロです。今日は絶対に(佐藤が)前にはこないと思っていたんですけど…。自分の前に入ったってことは、抜かれない自信があるからですよね。こっちは(3場所前の)サマーナイト、(前々回の)平塚って同じ感じで負けていたので、今度こそって思って走ったんですけど。めちゃめちゃ悔しいですね。自分は前に離れたことは、そんなにないんですよ。でも、終わってから(佐藤の上がり)タイムを見たら11秒7でした。あの登りを行って、そのタイムですからね。悔しいけど強すぎました」
 2番手から合わせてまくった梶田舞は、佐藤、小林の2人にいかれて3着。
 「ジャンから動きがなかったのは、計算違いですね。3着以内に入れたけど悔しい。優勝したかったです。前々、3番手以内にいられればと思っていましたけど」

<3日目>

<11R>

児玉碧衣選手
児玉碧衣選手
 5年連続5度目のファン投票1位に輝いた児玉碧衣(写真)は、前々回の「ガールズケイリンフェスティバル2021」を742着。続く静岡FIIでは3連勝の完全Vと流れを引き戻した。
 「サマーナイトが始まる前ぐらいまで何を頑張ったらいいのか、目標が定まらなくてずっと悩んでた。サマーナイトを走って決勝に乗れなくて、私はやっぱりトップで走りたいんだなって、すごく気づけた開催でした。そこからリスタートして、また頑張ろうって思って、今回もここまでしっかり練習はしてきました。いい状態と比べて、なかなかそれに近いとは言いづらいんですけど、しっかり練習してきたっていうのはある」
 高木真備はV逸の「ガールズケイリンフェスティバル2021」をふまえて、大一番に備えてきた。
 「普段の開催だと自信をもって仕掛けられるところが、ビッググレースだと弱気になって動けなくなってしまう。なんとかそれを克服しようと思って、普段の開催は走ってます。セッティングとかも現状に満足しないで、いろいろやったりしてます。今回は基礎練習に戻ってやってきました。(状態は)いつも通りだと思うので、調子良く走れると思います」
 東京五輪ではケイリン、スプリントの2種目に出場した小林優香が、今年初めてのガールズケイリンの舞台に立つ。
 「今年に関しては1走もしていないなかで、(ファン投票)4位という順位をいただいて本当にうれしいですし、感謝の気持ちでいっぱいです。(東京五輪を振り返って)結果として出せなかったことが申し訳ないなという気持ちでいっぱいなので、悔いの残る大会だったと思います。ここに向けてしっかりトレーニングしてきたとは言えないんですが、私には(五輪を目標にして)5年間しっかりトレーニングしてきた脚があるので、それをしっかり出し切れるように」