『第51回オールスター競輪(GI)レポート』 初日編
 
配信日:9月11日


 第51回オールスター競輪が今日(11日)から開幕した。勝ち上がりはポイント制で、2走の合計ポイントの上位45名までが準決勝に進出できるだけに、1レースから激しいレースの連続となった。メインのドリームレースは平原康多の先行に乗った武田豊樹が直線鋭く追い込んで快勝。11レースでは北京五輪ケイリン銅メダリストの永井清史が上がり10秒9の快速まくりで圧勝し、スタンドを沸かせた。
  2日目の明日(12日)も先着一般入場者2000名様にモバイルクリーナーをプレゼント。場内ではLOVE9によるミニステージや競輪クイズ大会など、様々なイベントで開催を盛り上げます。ぜひ、一宮競輪場へ足をお運びください。



ドリームレース レース経過
  号砲が鳴ると、真っ先に伏見俊昭が踏み上げて正攻法の位置を確保。伏見はすぐに山崎芳仁を迎え入れて、並びは、山崎-伏見-渡邉晴智-村上義弘-平原康多-武田豊樹-神山雄一郎-小嶋敬二-井上昌己で落ち着いた。
  淡々とした周回から赤板を迎えて、後方から小嶋-井上が上昇。二角で小嶋が山崎に並び掛けると、山崎は車を下げて行き、正攻法の位置は小嶋に変わる。この上を、小嶋の動きに続いた平原が打鐘と同時に押さえて主導権奪取。これに対して、山崎は全く動かず、引いた小嶋がすんなり五番手、山崎は七番手に。そして、最終周回に入っても、後方からの仕掛けはなく、山下ろしをかけた平原がそのまま先行態勢に入った。一本棒から二角立ち直りで四番手の位置を確保していた村上がまくり発進。バックでは山崎もようやくまくって出る。しかし、村上、山崎ともに不発。1着争いは平原率いる関東勢に絞られ、ゴール寸前で平原の番手から有利に抜け出した武田が勝利。続いた神山が2着に入る。
ゴール
ゴール
武田豊樹選手
武田豊樹選手

 




<1R>
有坂直樹選手
有坂直樹選手
   オープニングレースは渡邉一成が先行。有坂直樹(写真)が番手絶好の展開をモノにした。
  「南(修二)君が追い上げてきていたけど、一成が外を警戒しながら上手く駆けてくれた。今日は展開が良かったね。脚の状態も問題ない」
  しぶとく2着に逃げ粘った渡邉一成も安堵の表情を浮かべる。
  「早めに来られたら引くつもりでしたが、中川(誠一郎)さんはインに詰まっていましたからね。でも、突っ張ったら脚が一杯だったし、騙し騙しの走りでした。久しぶりの実戦で感覚が分からなかったです」


<2R>
 2レースは飯野祐太の先行を渡部哲男が力強くまくり切り、好追走の香川雄介が直線鋭く差し切った。
  「哲男が強かったし、頑張ってくれたおかげ。今日は余裕があったけど、恵まれただけですね。明日もしっかり走ってできれば準決勝Aに乗りたい」
  2着の渡部哲男は「ちょっとゴチャついて、仕掛けのタイミングが取りづらかった。その分、車の出が悪かったですね。飯野の踏み直しもすごかったけど、4コーナーからもう1度踏めば大丈夫だと思いました」とレースを振り返る。


<3R>
兵藤一也選手
兵藤一也選手
   3レースは松田優一が積極果敢に先行。番手の兵藤一也(写真)が石毛克幸のまくりをけん制しながらきっちり抜け出した。
  「松田のすんなり1周先行ですからね。強いのは知っているし、安心して付いていました。9番(坂上樹大)が飛んできたけど、カマシかまくりだと思っていた。1着だし、仕上がりは問題ないです」
  中村浩士が石毛のまくりに乗って2着に強襲した。
  「厳しい展開だったけど、石毛がよくまくってくれました。自分も無理やり付いていった感じ。直線はやっぱり長いですね。脚の状態はいいと思います」
  石毛克幸も苦しい展開を凌いで3着に入った。
  「今日はさすがに苦しかったです。とりあえず仕掛けていくしかないですからね。兵藤のところを乗り越えれば何とかなると思って必死に踏みました」


<4R>
幸田光博選手
幸田光博選手
   4レースは桐山敬太郎が金山栄治の番手に飛び付いて前団がもつれたところを長塚智広が一気にカマす展開。番手絶好となった幸田光博(写真)が直線鋭く追い込んだ。
  「長塚はいつもいい競走をしてくれるし、ダッシュに離れなければチャンスがあると思っていた。いいタイミングで仕掛けてくれたけど、あの展開で桐山がまくってくるとは…。長塚を残せれば良かったんですけどね」
  まくった桐山敬太郎が2着。道中、何度も脚を使う展開だっただけに、本人も手応えを感じている様子。
  「早めに来られたら引くつもりだったけど、打鐘だったので、突っ張るか粘るしかないと判断しました。長塚さんが仕掛けていった時に良く反応できたと思います。ギアを生かした展開にはならなかったけど、2着は自信になりました」


<5R>
高木隆弘選手
高木隆弘選手
   5レースを勝ったのは五十嵐力マークの高木隆弘(写真)。中団を確保した五十嵐が不発に終わると、逃げた藤田竜矢率いる関東勢のインコースをスルスルと突いて1着をさらった。
 「中団を取るのは作戦どおり。本当なら五十嵐が自分のタイミングで仕掛けられれば(二人で決められる)チャンスだったんだけどね。(2センターでは)外を志智がまくってたから心配だったけど、結果的に後閑さんのブロックで志智君が止まったのも分かったし、その結果、自分が突っ込むコースができた。この1勝は大きいですよ」
 濱口高彰は、前を任せた志智が藤田マークの後閑信一のブロックに屈したが、しぶとく直線を縫って2着に食い込んだ。
 「志智がブロックされたけど、これは仕方ない。自分は後閑の動きを見ながら冷静に対応できました。焦りも無かったし、落ち着いていましたよ」
 3着には関東三番手を固めた木村貴宏が入線。しかし表情は険しい。
 「三番手の仕事をしてこの結果なら満足ですけど、勝負どころで内を空けてしまった。あれが無ければ関東勢で連を決められたかもしれない。前の二人に申し訳なかったです」
 藤田竜矢は惜しくも4着と着外に沈んだが、主導権をにぎる普段どおりの競走で存在感を示した。
 「後閑さんのブロックのおかげです。自分は全開で駆けたから、流すところもなかった。四角で踏み直せていれば3着までには入れたかもしれませんね」


<6R>

三宅達也選手三宅達也選手
   6レースは、最終ホーム過ぎ、後方から一気にスパートした三宅達也(写真)が豪快にひとまくり。マークした三宅伸の猛追を振り切りワン・ツーを決めた。
  「今日は行けるところから行こうと思ってました。踏み出しも悪くなかったし、勢いを付けて駆けられたからスピードも乗っていました。ここまでやってきた練習の成果が出ましたね。その練習では、いつも伸さんに負けてばかりだけど今回は先着できた。これが何よりも嬉しい。あと、梶應さんが続いてくれて連独占できたことも自分とって自信となりました」
 三宅伸は検車場に引き上げ、どっかりとイスに座り込んでから開口一番「悔しいわ~」と一言。
 「四角で早く踏んだら伊藤(正樹)が来てしまうし、踏むタイミングが難しかった。脚に余裕もあったし、直線で差せる展開だったのに差せなかった。ポイント制だし、取れるところでひとつでも上の着を取っておかなきゃいけないだけに悔しいですよ」
 岡山両者を追って3着に流れ込んだ梶應弘樹は「直線で中を割るか外を踏むか迷いました。ただ、外が伸びそうだったから外へと。でも、3着までが一杯だったね」とレースを振り返る。


<7R>
 7レースは、前受けの新田康仁が野田源一を突っ張って先行態勢に入ると、そのまま後続を振り切った。
  「誰かが押さえてくるだろうと待っていたら誰も来なかった。打鐘を過ぎて腹を決めたけど、紫原さんも自力があるし、中村さんもいたからまくられちゃうなーって覚悟していました。それだけにまさか押し切れるとはね。(望月)永悟が(中村を)止めてくれたのが大きいです」
  紫原政文は、前を任せた野田が新田に突っ張られると、南関コンビの後ろにスイッチ。望月が中村一将のまくりを止めたさいに空いたインコースを巧みに突いて2着を確保した。
  「野田がよく頑張ってくれたんですけどね。突っ張られてもうダメだと思い、仕方なしに切り替えました。コースがあったから突っ込めたけど、新田君のスピードもかかっていたし、抜けませんでしたね」
 中村一将は望月のブロックをしのぎながら、どうにか確定板行きを決めた。
  「本当なら野田君が叩いたその上を一気に行ければ良かったんだけど…。新田さんが駆ける展開になったから、慌てて踏んだけど新田さんの加速が凄くて全く追いつく感じがしませんでした。力の違いを見せ付けられましたね」


<8R>
諸橋愛選手
諸橋愛選手
   8レースは小林大介が主導権をにぎると、諸橋愛(写真)が車間を空けて徹底援護。最後、直線で差し交わして1着をゲットした。
  「小林があれだけ気風良く行ってくれたし、他にまくられないスピードでした。ただ、中団に武井(大介)がいたし、最後まで気が抜けなかったから、しっかりと車間を空けて内、外をずっと警戒していました。何とか1着が取れて、ホッとしています」
  諸橋マークの佐久間仙行が2着に流れ込み、「踏み出しに集中していたからしっかりと付いていけた。後ろに武井がいたし隙を与えないように三番手の仕事に徹したつもりです」と満足げ。
  武井大介は辛うじて3着に食い込むも、展開を思うように作れず、レース内容には納得していない。
  「誘導を斬るのに脚を使ったし、(内を斬り込んできた)吉田さんを締めながら踏んだりと、中団を確保するまでがかなりきつかったです。あとは、仕掛けたさいに小林さんが合わせるように一気に踏んできたから、車が思うように伸びなかった。諸橋さんが車間を空けていたのも効きました」
  吉田敏洋は打鐘後、武井の内を斬り込んで中団確保をもくろむも、武井に締められて万事休す。後方に置かれてしまい成す術なく終わり、「勝ちたいって気持ちが強すぎた。だけど後ろに置かれてはダメですよね…」と悔しさを押さえながら淡々とレースを振り返った。


<9R>
石橋慎太郎選手
石橋慎太郎選手
   9レースは石橋慎太郎(写真)が力の違いを見せ付けた。番手の競り合いに戸惑うことなく、バックからひとまくり。後続を引き離して圧勝した。
  「顔見せで脚が軽かったから、今日はカマシが決まると思ったけど、実際に走ってみたら重たくてかかり悪かった。ずっとケツを上げながら踏んでいたからキツかったですよ。今回は疲れはないけど、最近はまくりばっかりだから体の反応が良くないですね。思い切ったレースができていないし。明日以降、その辺を反省して次につなげたい」
  2着は室井健一。先行した佐々木則幸に乗り、最後は村本大輔を退かして追い込んだ。
  「石橋君のスピードが違ったんで止められなかった。でも、番手が遅れているのが見えたから、そこだけはと思って退かしました」


<10R>
大塚健一郎選手
大塚健一郎選手
   10レースは坂本亮馬が先行。バックで金子貴志が好スピードでまくり切ると、大塚健一郎(写真)が番手にスイッチし直線で抜け出した。
  「金子さんに蓋をされると好きな所から駆けて下さいっていう展開になってしまうから、中団から先に動いて駆ける作戦を取りました。金子さんがツケマイできたら思いっきりブロックしたけど、警戒して外を踏んできたから止められなかった。山内さんが踏み遅れていたから番手に切り替えました。今日は風が強かったけど、自分は地脚だし重たい方が良いので気にならなかったですよ」
  まくった金子貴志は3着に踏み止まり、準決勝進出へ望みをつないだ。
  「坂本君があんなにやる気だとは思わなかった。それだったら早めに押さえるべきだったかな。でも、自分としては力を出し切るレースができたので良かった」


<11R>
山口幸二選手
山口幸二選手
   11レースは北京五輪メダリスト・永井清史がワールドクラスの脚力で別線を一蹴。レースは松岡貴久に蓋をされると、永井は迷うことなく七番手まで車を下げた。松岡が主導権を握ると、中団外併走から早めのまくりで決着を付けた。
  「引いてすぐに巻き返すつもりだったけど、松岡君が行ってしまったんで併走してタイミングを取りました。実戦は久しぶりだったけど、思ったよりは楽だったですね。世界のケイリンは流れが早いから、それで対応できたのかも。でも、自転車が違うから違和感はありましたね。この後、徐々に戻していきたい」
  山口幸二(写真)は離れながらも懸命に永井を追い、2着に流れ込んだ。
  「今日は永井を潰しにくるだろうから、中団から攻めて松岡を行かせてから力勝負する作戦だった。今日は付いて行ける感触があったけど、踏み出すときに中井と(鈴木)誠さんの波がきたから離れてしまった。世界の壁は厚い(笑)」


<12R>
村上義弘選手
村上義弘選手
   最終12レースはファン投票で選ばれたベストナインによるドリームレース。レースは大方の予想通り平原康多が主導権を握る。平原の掛かりが良く、村上義弘が中団から、山崎芳仁が七番手からそれぞれまくりを放つも不発に終わる。直線に入り、番手の武田豊樹が有利に抜け出した。
  「平原君は風が強い中、一番重たい所から行ってくれた。後ろに付いていても強風だと分かるくらいだったし、あの中を踏めているんだから、改めて平原君は強いと思った。自分も先行選手なんでそれは良く分かります。今日1着が取れたけど、この後も油断せずにしっかりと走りたい」
  武田をマークした神山雄一郎が2着。2センターから内に斬り込んだ井上昌己が3着に入る。
  「小嶋さんが伸びていったら付いていったけど、村上さんが止まって小嶋さんがあおりを受けてタイミングを逃していたから自分は内を行くしかなかった。今日は人の後ろだったけど、脚の感じは良かったですよ」
  村上義弘(写真)はまくり出るも車が進まず。
  「小嶋さんが後ろにいたから、真後ろからいつまくってくるか気になって。自分のタイミングでなく無理やり踏んだ感じ。ドリームに選んでもらったからには自分らしいレースをと思って前に踏みました」


■■ 2日目 ■■

<2日目1R>
村上博幸選手
村上博幸選手
   2日目も前半戦は予選第1走。新田祐大は8月奈良Sでの落車負傷後、およそ1カ月ぶりの実戦復帰となる。
  「ゆっくり休んだし、逆にいい休養になったかも。どれだけ回復しているか実戦で確認するためにも、自分らしい競走ができれば」
  村上博幸(写真)は、前回の地元記念では準決勝敗退と涙を飲んだ。ここは巻き返しに燃えている。
  「地元記念を終えてからは、肉体的というよりも、精神的な疲れが一気に出てしまったんでゆっくり静養しました。それでも、何日間かはかなり追い込んだ練習ができたし、脚的には何の問題も無い。あとは展開だけですね」


<2日目2R>
市田佳寿浩選手
市田佳寿浩選手
   2レースからは市田佳寿浩(写真)を。このところFⅠ戦では無類の強さを誇っているが、G戦線ではいまひとつ力を発揮しきれていない。ここはどう立ち回るのか。
  「特別な練習をやっていないけど、それなりに根詰めてやってきたつもりです。今はGⅠを獲るとかそこまでの自信は無いけど、オールスターの雰囲気を楽しみながら一戦一戦やれればいいですね。いつものように中団から自在に動く競走で戦います」


<2日目3R>
 3レースの濱田浩司は、「一時、成績と体調が噛み合わなかったけど、ここ最近ようやく良い感じになってきた。しっかり戦えているし感触も良いですよ。前回、4・25のギアを試してみたんだけど、案外重かったので今回は4・00に戻してみようと思っています。オールスターはポイント制だし、初日から気を抜かずに思い切っていきます」と意気込み十分だ。


<2日目4R>
 4レースの矢口啓一郎は8月高松、松戸の両記念で優参するなど、絶好調モード。続けて勢いはキープできている模様だ。
  「練習はしっかりとできたつもり。仕上がりに関しては全く問題ありません。今回から新しいフレームを使うんですけど、それに合わせて3・77にギアを下げようと思っているんです。ただ、実戦でどうなるかは走ってみないと分かりませんけどね」
  石丸寛之も前回の8月高知Sを331着と好走するなど、引き続き流れは良い。
  「当然、ここに向けての身体は作ってきました。最近は要所で身体が自然に反応しているし、展開さえ向いてくれればそれなりに上でやれる自信はあります」


<2日目5R>
浅井康太選手
浅井康太選手
   5レースには中部期待の新鋭・浅井康太(写真)が登場する。成績内容の充実が裏付けとなっているのか、自信満々な表情で検車場に現れた。
  「前回の青森でも優勝できたし、今は全体的にかなり充実しています。自信は付いてきたなと実感していますしね。ただ、大きなレースをどれだけ強気な気持ちで臨めるかが今の課題。自分はあくまでチャレンジャーですし、小さな競走だけはしたくない」
  一方、菊地圭尚は今開催直前、アクシデントに見舞われてしまった。
  「前回のふるさと福井の2日後、朝起きたらギックリ腰になってしまったんです。日常生活ではかなりきついんですけど、どういうわけか自転車に乗ると痛みはほとんど無いんですよね。だから、競走に影響は無いと思うんですけど…」


<2日目12R:オリオン賞レース>
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手
   2日目の最終12レースはオリオン賞。機動型がそろい、激戦は必至だ。稲垣裕之(写真)はふるさと福井で優参すると、直後の地元記念を制覇。G戦線でその存在は際立つばかりだ。
  「地元記念を取れて本当に安心しています。体力は勿論、気力も引き続きキープできています。ここは優勝もしたことがある相性良いバンク。近畿を盛り上げるためにも、積極的なレースを心掛けたい」
  佐藤友和も「前回の函館で優勝できて、気持ち的に楽になった。FⅠ戦だからこそ、気は抜けなかったですからね。函館を終えてから、山田(敦也)らとバンクで合宿をしてきました。抜いて、強めてと強弱付けた練習ができたと思います」と充実した近況を説明する。
  北津留翼は北京五輪から帰国後、初の実戦となる。
  「帰国してから、今までの疲れが一気に出てしまい、ちょっと休んでいたけど徐々に体調は戻ってきました。ただ、競輪の自転車にはあまり乗っていないんで、そこだけが不安ですね。自分は、荒井さんもいるし目一杯駆けるだけです」


   
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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