第51回オールスター競輪(GI) 決勝戦 共同インタビュー
 
配信日:9月14日
 

9月15日(月) 12R (発走予定16時25分)


 【1】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手
 (準決勝は)友和君が頑張ってくれたので。彼は流れに乗っていつもレースをしているので、カマシでもまくりでもどちらでもいいから落ち着いて駆けてくれれば良いと思っていました。前を取らされて、共同通信社杯では武田さんにやられているので、うちらも意地になって前受けはしないと決めていました。誘導が上がってジャンで武田さんがキツそうだったから、友和君のカマシ頃かなと思ったら、巧い具合に決まってくれた。自分の感じも良いですし、あとは前が頑張ってくれているので展開が向いていると思います。経験上、国際大会から帰ってきてから意外と調子が良いけど、永井君が注目されて、今回オリンピック組がどこまで行けるかという感じだったけど、何とか自分が決勝に乗れたので面目を保てたかなと。明日はどう並ぼうかと迷っていたんですけどね。有坂さんが4番手を回りたくないと言ったので別線になりました。そこは一声で決定しました。明日は初日と同様に山崎君に任せてしっかりとゴール勝負に持ち込みたいです。
 【2】小嶋敬二(石川・74期)
小嶋敬二選手
 今日は稲垣(裕之)君とワン・ツーを決められれば一番良かったですが、久々に納得できるレースができたし、平原(康多)君を抜けたのは良い自信になります。九番手になったのは確認して、届かないかなと思ってたんですけど、最後まで一生懸命、前の阿部(康雄)さんを抜こうと思って踏みました。練習をしてきたんですけど、レースの内容とか感触が良くなかった。やっと準決勝にして良い競走ができたと思うので、これを機会にうまく流れが変わればと。山口さんと二人で乗ったので、中部地区のG1ですから、二人の中から優勝者が出せるように走りたいと思います。
 【3】新田康仁(静岡・74期)
新田康仁選手
 準決は作戦通り走れました。でも、まだ自分も後ろの追い込みとしての技術も未熟なので、またしっかり勉強して、しっかりとブロックして(前を)残せるような走りをしていきたい。ここに合わせてきて、脚の状態は初日も良かったんで問題はないです。明日は先行か、まくりか、まくり追い込みか、何かします。何も考えず、体が反応したように走ります。
 【4】山口幸二(岐阜・62期)
山口幸二選手
 準決勝は金子(貴志)が頑張ってくれたのと、自分にも流れがあったのかなと。(最後の直線で伸びたのは)自分が一番びっくりしています。前は(渡邉)晴智だし。引き続き良い感じなんで、(明日も)頑張れると思います。決勝は(小嶋と)二人なんで、中部の代表として頑張ります。(小嶋の調子は)ちょっとまだ、一番良いときより遠いかなと判断してますけど。(G1は)10年前に(一宮で)一度優勝したんですけど、また狙えるなら狙っていきたいと思います。
 【5】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手
 (準決は)初日、二日目よりも踏む距離が伸びて、ラインの二人に残してもらって、自分の調子としても良いですね。落ち着いて駆けられたのでよかったし、復帰してから状態は一番良い。明日は別線でいつもどおりに。今回は初めて自分は決勝に乗ったつもりでいます。落車もあって体も変わりましたし、新しい自分のスタイルで決勝に乗ったかなと。
 【6】紫原政文(福岡・61期)
紫原政文選手
 決勝は前回のここ(オールスター)以来で5年ぶりです。準決は村上(義弘)君は積極的にレースをしてくれるし、山田(裕仁)君とも相性が良いので安心して前を任せていました。外に付いていったんですけど、新田君のあおりが凄かったんですかさず内を踏んだんですけど、(失格しそうで)危なかったですね。(3走して)流れが向いているなと。皆、バンクが重たいと言うけど、自分にはそう感じなかった。明日は北が分かれるようなので、伏見君の後ろに行きます。
 【7】山崎芳仁(福島・88期)
山崎芳仁選手
 準決は(石橋)慎太郎が緩めた感じに見えたから行こうと思ったんですけどね。山田さんに思ったよりも張られてしまってタイミングがずれてこれは行けないと。バックを踏んだときに脚にきていたけど巧く修正できました。ゴールするまで(3着以内に入れるとは)分からなかった。とりあえず追い付かないとお客さんに怒られると思って必死で踏んでました。初日は重たかったけど、日に日に軽くなってきているし状態は良い。北で並ぶと新田さんがどう出てくるか分からないし、それなら別線でやったほうがいいということになったから別で戦います。いつもどおり、自分の競走をして連にからめれば良いと思います。
 【8】有坂直樹(秋田・64期)
有坂直樹選手
 G1の決勝は去年のダービー以来ですね。今日は初手で中団を取ってしまえば主導権を取れると思ってたんで、後ろから押さえてもらって自分達が駆けました。(佐藤)友和が見えなかったし、二人ともダッシュが良かったんで、ちょっと向かい風がキツかったんですけど何とかしのげました。いつも伏見君は車間を空けて勢いで差す感じなんで、僕は少し早めに踏んで武田君にかぶらないように踏みました。感触はまずまずですね。(決勝は)福島と別線で。4分戦に分かれた方が良いんじゃないかと思ったので。
 【9】神山雄一郎(栃木・61期)
神山雄一郎選手
 準決は新田祐大の後ろを主張して、相手の永井(清史)は強いですし、荒井(崇博)の一発も強烈ですし、今日の1着は厳しいと思っていたんですけどね。永井と加藤慎平のラインが強いですから。でも、新田が勝てるように走ってくれれば自分にもチャンスがあると思っていた。(道中が併走になったが)昨日のレースが生きたのかなと。外を気にしすぎて内に村上(博幸)君に楽に2番手を取られてしまって、それが教訓になって今日は自分なりには頑張れたと思います。決勝で(700勝)と思ったこともあったけど、決勝に乗るたびに9着が多かったので今日しかないなと。もしかしたら(700勝)と思っていたけど、まさか取れるとは思っていなかった。やっと取れてスッキリしました。(3走した感じは)まあまあかなと。昨日の感じは良かったんですけど、ちょっと反省点が出たんで脚の状態を感じる間もなく終わった感じです。決勝は新田君の番手に行かせてもらいます。後手を踏まない選手だと思うので、新田君に付いていればそれなりの着が取れると思うので。新田も(優勝を)取りに行くだろうから遅めの仕掛けになると思う。新田に付くことによって頭まで突き抜けることは難しいのかとも思うけど、それでも最後まで食らい付いていきたい。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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