『東日本大震災被災地支援 第54回オールスター競輪(GI)レポート』 3日目編
 
配信日:9月2日


 本日は二次予選、またシャイニングスター賞レースが行われ、明日の準決勝に進出する27選手が決定しました。どのレースも力と技の良い内容のレースで見応え十分でしたね。
 明日は、準決勝戦が行われます。是非、岐阜競輪場においでになってご観戦ください。
 明日のイベントは、あやまんJAPANライブが6レース・10レース発売中に、また、8レース発売中にスピーチーズライブが行われます。こちらも是非お楽しみに!
(※イベント等につきましては、変更となる場合がございますので、予めご了承下さいますようお願い致します。)


シャイニングスター賞レースダイジェスト
 周回は、新田祐大‐山崎芳仁‐伏見俊昭、平原康多‐神山雄一郎、小野俊之、海老根恵太、武田豊樹‐長塚智広。残り2周半でまず後方の武田が上昇。前でかまえた新田は引く。打鐘前で、武田、長塚、平原、神山、小野、海老根、新田、山崎、伏見と入れ替わった。そのまま武田は踏み込んでいったが、打鐘過ぎの3コーナーで、平原がすかさず叩いて先行。4番手に武田がハマる。最終バックで武田が捲るが、2センターで神山がブロック。そのまま神山が伸びて1着。2着は長塚。3着に海老根。
ゴール
ゴール
神山雄一郎選手
神山雄一郎選手




<1R>
渡部哲男選手
渡部哲男選手
   松岡篤哉が根田空史を抑えて先行。菅原晃も合わせて動き3番手を取る。根田が後方から捲るが行き切れず。3番手を取った菅原が捲るが、さらに捲り追い込んできた渡部哲男(写真)が1着に入った。
「1着はたまたまですよ。展開が向いたおかげですね。もう腰の方は問題ないけど、脚が戻ってない感じがしますね。そこを戻していくことが優先ですね」


<2R>
石橋慎太郎選手
石橋慎太郎選手
   脇本雄太、才迫勇馬、岩本俊介、上原龍と先行がそろったレースは、才迫が打鐘から果敢に先行。中団から上原、後方から脇本が捲るが、それに合わせて石丸寛之が番手から発進。だが大外を捲り追い込んできた石橋慎太郎(写真)が1着。
「1着だけど、うーん、岩本と決めたかったです。僕がきちんとついていって、番手でどかしながら行けば、チャンスはあったのに。1着なんだけど、なんか後悔が大きいです。疲れました…」


<3R>
小嶋敬二選手
小嶋敬二選手
   大西祐が赤板から上昇し、そのまま先行。中団の高谷雅彦が捲っていくが、前田拓也がブロック。後方7番手から小嶋敬二(写真)が捲り追い込んできて1着。
「高谷(雅彦)が止まったのを見て、最終3コーナーから仕掛けました。まだ台風の影響は感じられなかったです。顔見せで雨がちょっとぽつぽつきてたけど、風もなかったし、軽かったですね」


<4R>
川村晃司選手
川村晃司選手
   赤板から川村晃司(写真)が上昇し、飯野祐太を見ながら先行態勢に。そのまま逃げ切って1着。川村ラインの上位独占が決まった。
「うまいこと駆けられました。ラインで決まって、一番いい形でしたね。今日は飯野(祐太)君の動きを見ていて、こなかったので、ペースで駆けられました」
 川村マークで2着の山口富生
「しっかりついていこうと思って力んでいたのかもしれないですね。すんなりの筈なのに、差せなかったので、お客さんにも迷惑かけちゃいましたね」


<5R>
永井清史選手
永井清史選手
   永井清史(写真)が打鐘から一気に先行。坂本亮馬が追い上げて3番手を取る。6番手から木暮安由、8番手から佐々木則幸が捲りにいくが不発に。ゴール前は混戦になるも、永井がわずかに勝って1着。
「気持ちよく駆けることが出来ました! バックも追い風だし、良い感じでまわれました。最後もタレる感じもなかったので良かった。準決勝が大事なので、明日も力を出し切れるように走りたいです。それが一番決勝への近道だと思うので」
 2着は微差で、山内卓也
「内を皆が狙ってくると思ったので、そこだけ気をつけていました。これがもう一車後ろにいれば内を締めておいてくれるので良いんですけどね。でも、永井清史の駆けている感じが良かったので、気を抜かなければワンツー決まると思っていました。明日も頑張ります」
 ハンドル投げで3着に届いた小倉竜二
「自分では4着かなと思っていました。届かんかと思ったら、よく届きましたね(笑)」


<6R>
合志正臣選手
合志正臣選手
   松坂洋平が赤板で上昇し、藤木裕にふたをするが、藤木はすぐに車を引き、赤板2コーナーから一気に先行。松坂が叩きにいくが、それを藤木が合わせ切った。松岡貴久は4番手を取り切り、最終2センターから捲り追い込み、その番手の合志正臣(写真)がさらに追い込んで1着。
「今日は中団、中団っていう作戦だったんです。藤木と松坂がもがき合うのは読めていましたからね。藤木が先行して、博幸はしっかり仕事するのはわかっているので、それができない上手い位置で貴久が踏んでくれました。4コーナーで貴久の車輪が動いてきたのがびっくりしました。滑ったのかな?」
 松岡貴久は2着に入った。
「今日は負けられないでしょ!ワンツーが決まって良かったです。自力3人の中で点数はないけど、気持ちでは負けないと思っていました。でもまだ自転車と噛み合っていない感じはしますね。昨日よりは流れてくれて良かったけど、あとは微調整くらいですね」


<7R>
佐藤慎太郎選手
佐藤慎太郎選手
   打鐘で金子貴志が前に出るが、それを一気に叩いて佐藤友和が先行。最終バックで3番手から金子が捲りにいくも、行き切れず後退。ゴール前で佐藤慎太郎(写真)が交わして1着。
「友和が強かったです。あれだけバーンといって、1周半ですからね。道中は余裕があったけど、風が1センターから2センターにかけて突風で強くて、感覚がずれました。思ったより脚を使っていましたね。それとも脚がないのかな(苦笑)」
 佐藤友和は2着に逃げ残った。
「昨日が昨日だったので、今日は自分の力を試したいと思いました。良い展開になりましたね」


<8R>
浅井康太選手
浅井康太選手
   石毛克幸が打鐘前で先頭に立ち先行、神山拓弥と東口善朋は中団争いになった。神山に牽制された東口は浮かされたが、そこから再度踏み込んで捲りにいったが、その上を後方8番手から浅井康太(写真)が捲り追い込んで1着。
「思っていた展開とは違う展開になってしまって、8番手になったんでどうしようって少し焦りました。1着に入れて良かったです」
 浅井マークの加藤慎平は2着に。
「何とか付いていけて良かったです。(お客さんから)千切れるな! と言われましたし(苦笑)。でも道中は(浅井が)内にいるし、8番手だし、心配でしたけど、よく行ってくれました」
 3着は東口善朋
「体調的にはずっと良くて問題はないんですけど、その割に全日本選抜が良くなかったので、我慢してきた部分もありましたよ。今日はみんなが自分を警戒していなかったと思うし、後ろから飲み込まれると思って前々に踏んでいきました。勝ち上がれたことは自信になりましたね」


<9R>
成田和也選手
成田和也選手
   稲垣裕之が先行体制に入ると、最終2コーナーで大量落車が起きた。落車を避けた5車のデッドヒートは、最後伸びた成田和也(写真)が1着。
「なんとか落車を避けられて良かったです。今日は最低でも4番手か、流れによっては番手を狙っていくことも考えていました。ホームで番手にいこうとしたら滑ってしまったんです。逆にそれが良かったのな。まだツキは続いてますね。自分の調子も1着なんで悪くはないです」
 稲垣裕之は2着に残った。
「今まで(村上さんと)ワンツーが無いので、どうしても…。あそこの位置からなら中団狙いかなと思っていて、勝負所では内に来るかもと思っていました。僕もワンツーの気持ちが強かったし、ちょっと柴崎(淳)君ばかり気にしてしまいました。(落車後は)車間があいたのは分かっていましたが、誰が遅れて、誰が来たのかも分からず……」
 3着に入った三谷将太
「(五十嵐は失格)。焦りましたけど、必死でいきましたよ。筒井さんが下がっていって、単独になったから最後は見えていたんですけど、成田さんが来るし、慌てて踏んだんですけど脚負けです。僕がもっと強かったら良かったんですけどね…。準決勝には進めたけど、中途半端だったし、落車があったから喜べないですよ」


<10R>
山口幸二選手
山口幸二選手
   赤板2コーナーから深谷知広が一気にスパート。前にいた荒井崇博が合わせて踏むも深谷が出切った。最終バックで新田康仁が捲っていったが捲れず。ゴールで3車が横並びになったが、番手の山口幸二(写真)が交わして1着。
「走る前からプレッシャーが凄かったし、荒井(崇博)もやる気あるのが分かっていました。一宮で恥ずかしいところを見せてしまったし、死ぬ気で付いていきましたよ。今回は23年の集大成を見せるって言っておいて、その集大成が「離れました」で終わったら格好悪いですしね(笑)。今日は最高の結果でした」
 3着に入った市田佳寿浩
「3番手でしたし、僕のところに誰か来るのかなと思っていました。負けっ放しですけど、すんなり幸二さんの後ろを取られたらラインが無くなってしまうし、必死でした。内を狙う選手が多数いると思っていたので、外に行く脚もあったが、まずは締めて回ろうと思っていました」


<11R>
神山雄一郎選手
神山雄一郎選手
   赤板で武田豊樹が前に上昇。打鐘で3番手にいた平原康多が一気に先手を奪う。最終バック前、4番手から武田が捲るが平原の番手の神山雄一郎(写真)が牽制。直線追い込んだ神山が1着。
「今日は雨が降っていたから、ちょっと重かったですね。雨だったし、あれ以上、持っていこうとしたら、戻ってこれなくなっていましたね。平原も中団にいるよりも、自分の力を出し切りたかったんでしょうね。自分の踏み出しも感じ良かったです。明日は準決勝戦だし、感触も良いので勝ち上がるように頑張るだけですよ」
 3着に入った海老根恵太
「久々に3着で車券に絡めて嬉しいですね。でも、内容は良くなかったですけど…」
 小野俊之と4着同着となった武田豊樹
「平原君がホーム3番手からうまかったです。捲りきれなかったですけど、感触は良いと思います。平原を捲れなかったのは悔しいけど、頼もしいですよね。自分の本音的には先行したかったですね」
 6着の伏見俊昭
「連日、脚を使っていないですね(苦笑)。今日は位置取りはだいたい決まるから、まず位置取りから考えていました。あとは先行選手を尊重した作戦で。僕は3番手だったし、何も言うことはないですけど、9番手ではちょっと遠かったですね。明日はなんとかレースをしたいです」

↑ページTOPへ

 
COPYRIGHT(C) JKA, All Rights Reserved