『東日本大震災被災地支援 第54回オールスター競輪(GI)』
決勝共同インタビュー
 
配信日:9月4日
 

9月5日(月) 11R (発走予定16時30分)


 【1】 深谷知広(愛知・96期)
深谷知広選手
 「今日は長い距離を踏んで、(山口)幸二さんと入れたけど、3人で決まれば100点だったと思います。後ろからの組み立ての考えはなかったので、ちょっと早めに出たんですけど、早めに出て正解でしたね。早めに踏んで、あとは幸二さん任せだったので、しっかり残れているので良いと思います。(状態も)長い距離を踏んで残っているので、良いと思います。(点数を付けるなら)80点くらいかな。明日も自分は一番前でしっかり頑張るだけなので、中部別線ですけどお互い力を出し切って良い結果が出るように頑張りたいです。先行したいという気持ちは強いので、しっかり良いところで先頭に出られれば良いと思います。決勝なのでどうなるか分からないので、とりあえず自分の力を出せるだけ出して、(山内)卓也さんとゴール前勝負できるように頑張ります」
 【2】長塚智広(茨城・81期)
長塚智広選手
 「(準決勝は)平原(康多)君に任せた以上、信頼して付いていました。内に詰まってはいたんですけど、最後の最後で平原君が外に持っていって、自分のコースが開いたので、平原君のおかげです。内側で落車があったので、本当は落車がなければ芦澤(大輔)君が3着だったと思いますので、そんなに伸びてないと思います。結果的に落車があって、3着に滑り込めたんだと思います。(合志正臣との連係は)初めてでなく、前に1度あると思うんですけど、同期で気心も知れてますし、信頼して前を走って、良い位置を取って上位入着を目指したいと思います」
 【3】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手
 「オリオン賞は人の後ろということで、ちょっと脚の状態は分からなかったですけど、次の日に先行して(佐藤)慎太郎さんと微差という形で、今日の慎太郎さんの伸びからすると、あれで微差なら調子が良いのかなと思います。今日のレース内容としてはたまたま1着だったという感じですね。(準決勝は)初手の位置取りとレース中の動き方でどうなるかいろいろ考えましたけど、ああいう動きになってしまえば稲垣(裕之)さんは中団から捲りかなと。本当は僕がそれを阻止しないといけなかったんですけど、そこは一回失敗してしまいましたね。(7番手になったが)落ち着くというよりも、かかりが良いですから、そこで修正して、深谷君の脚質を見極めての対応かなと。稲垣さんもスピードが良かったので、稲垣さんのラインに付いていこうか、内側にいこうか、すごい悩んだんですけど、最初の自分の考えを信じて内にいきました。判断も良かったし、体も動きましたね。(前場所は途中欠場だが)走る前というのはやっぱり不安がありましたけど、実際走ったら感触は良いですし、それはもう関係ないですね。今回だったら、中部が別れたことによって細切れになった方が作戦を考えるのも少なくて済むかなと思います。普段であれば細切れの方が作戦は増えるんですけど、深谷(知広)、浅井(康太)というところが別れるなら単純になるのかなと。優勝狙えるタイミングをうまく使って優勝したいですね」
 【4】浅井康太(三重・90期)
浅井康太選手
 「二次予選は展開を失敗したので、修正しようかなと思ったんですけど、準決勝も同じような展開になってしまって、いまいち流れに乗れなかったですね。抑えにいったタイミングは自分の思い通りだったんですけど、新田(祐大)が突っ張って、平原(康多)さんの動きがちょっと意外だったので、それで流れに乗れなかったかなと。しっかりホームくらいから仕掛けられたのが結果に繋がっているのかなとは思っています。(脚は)もうちょっと良くてもいいかなと思いますね。ゴール前に力んでいる感じがあるので、その力みが無くなればもう少し自転車が進んでくれるのかなというのはあります。明日は(山口)幸二さんと2人で頑張ります。GIの決勝戦なので割り切って、自分か幸二さんが優勝できる位置からしっかり仕掛けていこうと思います。深谷(知広)の動きを見て、組み立てをしっかりしようかなと思っています。深谷(知広)を叩き切ったらゴールまでもがききるだけなので、しっかり走るだけです」
 【5】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手
 「新田(祐大)君が頑張ってくれて、浅井(康太)君のスピードも良かったんですけど、うまくスイッチできて最後は届いたので良かったとは思います。2車だと駆けるのも躊躇してしまうし、そのへんの組み立ては難しかったし、平原(康多)も見えたのでやりづらかったです。状態は悪くないと思います。今日は1着を取れているし、やっとレースに参加できたかなという感じですね。明日は(佐藤)友和-慎太郎-僕で並びます。北は1つだというところを見せていきたいというのを考えた上での3番手の選択です」
 【6】合志正臣(熊本・81期)
合志正臣選手
 「初日、二次予選は脚の状態がちょっと重たいなと思っていたんですけど、今日はけっこう軽い感じでした。でもメンバーがきつかったので、ちょっと疲れましたね。2日目も(松岡)貴久の捲りを外からいけたので、脚の状態が良かったから、あまり中にゴチャゴチャするよりは、外を思い切り踏みたいなという気持ちがありました。道中から外ばかり意識して、ちょっと貴久の内にいく動きには付いていけなかったんですけど、でもそう思っていたのが良かったのか最後は伸びてくれましたね。煽りをくらいながらの外からだったので、きつかったんですけど、出てくれました。良い時に比べると、まだ物足りなさはあるんですけど、確実に上向いては来ています。(岐阜は)相性も良いですし、中バンクくらいが良く伸びるので、うまくそこを踏めているなという感じはあります。明日は中部が別れるみたいで深谷(知広)の後ろも魅力だし、浅井(康太)も強いから迷ったんですけど、同期の長塚(智広)君が一人なので、長塚君のスピードに賭けていきたいと思います。あいつは大きいんで、風が来ないというのもあるんですけど(笑)。連係はあります。何年前だかの宮杯(高松宮記念杯)の時に先行してくれました。その時は勝ち上がりではなかったですけど、すごい強いのは分かっているし、絶対に後方にならないので安心して付いていきたいと思います。決勝戦なので、悔いが残らないようにゴール線まで思い切り踏めるコースをいきたいと思います」
 【7】山口幸二(岐阜・62期)
山口幸二選手
 「ちょっと疲れた(笑)、大の字にならせて下さいって感じです(笑)。(準決勝より)二次予選の方が緊張はありましたね。今日はメンバーがメンバーだし、負けても悔いのないメンバー。ただ恥ずかしい負け方だけはしたくないと思っていて、開き直った感じでした。緊張感はあるけど、今日あたりは力が抜けて挑めているので、悪い緊張感ではなく、良い緊張感なので二次予選をクリアできたのが大きかったなと思います。今日は番手で3着でしたけど、深谷(知広)が強かったということ。僕は稲垣(裕之)と絡んで、貯金が無くなった感じでした。深谷の出来もイマイチかなと思っていたんですけど、そんなことはないみたいで、若いのは良いですね。(一日休みがあって)体調うんぬんよりも、精神的にオフに出来て、またやるぞという感じになったので大きかったです。明日は(中部で)並べたら一番良いんですけど、GIの決勝戦ですし、僕なり(山内)卓也なりが4番手になってしまっては悔いの残る走りになってしまうので。卓也もせっかく愛知県から大型先行が出てきたのだから、(番手を)回りたいだろうし、卓也も卓也で最近は頑張ってますから。僕も卓也を認めているし、別れて力勝負をしようと。それに浅井(康太)も力勝負したいと思うし、岐阜ではありますけど、僕もその気持ちを察して別々で行こうと。山田(裕仁)も(山口)富生も(加藤)慎平も永井(清史)も、みんなダメだったので、彼らの分まで頑張ります。優勝して、泣きたいですねぇ」
 【8】山内卓也(愛知・77期)
山内卓也選手
 「準決勝は岐阜の前2人が頑張ってくれたので、恵まれました。外を外していないと神山(雄一郎)さんに降りてこられると思っていたし、後ろに目はないので、僕のミスで松岡(貴久)君に内をすくわれたんですけど。でも余裕はあったので、早めでしたけど何とか飛ばして出ていきました。(佐藤慎太郎の動きは)分からなかったです。(脚は)大丈夫、体調は良いです。肩に少し張りがあるんですけど、走っている分には大丈夫です。明日は深谷(知広)君の番手で頑張ります。強いので、まずはしっかり付いていくことだけ考えて走ります。今年は(決勝に)乗っているだけになっているので、そこからもう一つ優勝となるとまだ足りないところが多々あると思うので、そこは一生懸命走って次への課題を見つけるところだと思っています」
 【9】佐藤慎太郎(福島・78期)
佐藤慎太郎選手
 「ちょっと山崎(芳仁)がサラ脚だというのは自分も分かっていたんですけど、2コーナーだったので、山崎には悪いんですけど、前に踏ませてもらいました。山崎から切り替えていって、コースを選びながら踏んだ割には伸びましたね。脚に余裕がない時はコースも見えていないと思うんですけど、コースも見えているし、ちょっと余裕が出来てきたかなと思っています。良いなとは感じないんですけど、自転車が出ているので、もしかしたら良いのかなというくらいの感じはしますね。明日は(佐藤)友和の番手にいかせてもらいます。友和が勝ちにいってくれたら、あとは自分の仕事をしたいと思います」
 
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