『第73回日本選手権競輪(GI)』 決勝戦共同インタビュー

配信日:5月4日
5月5日(日) 11R(発走予定16時30分)
脇本雄太(福井・94期)
脇本雄太選手
 (準決勝は)前受けを想定してたんですけど、思っていた以上にみんなが前を取りに行ったってことで中団からになったんですけど。ジャンの前ぐらいでは自分の想定していた並びになったので、作戦通りかなと思っています。(脚の感じは)そうですね、レースの見た通りでいいと思います。大丈夫だと思います。(3連勝で勝ち上がったが)自分としては本当に百点満点かって言ったら、そうじゃないと思うんですけど。まだ上積みできるところはしっかり修正していきたいなと思っています。(ライバルの深谷も勝ち上がってきたが)トップスピードの高さは深谷君はかなり高いと思うので。(深谷は)単騎でラインとしては短いんですけど、一番スピードを持っている敵として一番脅威かなと思っています。スキがあれば飛んでくると思いますし、しっかり油断しないでレースをしたいなと思っています。折角、この3走、いつも通り自分の持ち味を出せているので、決勝も同じ持ち味が出せるようにしっかり頑張りたいなと思っています。
松浦悠士(広島・98期)
松浦悠士選手
 (準決勝は清水が)4コーナーで叩き切るくらいで行ってくれたらっていうのは作戦で言ってたんですけど。1回新田さんのところに入って、まくり勝負なのかなって思ったんですけど、丁度いいタイミングで行ってくれて。しっかり作戦通りのタイミングで行ってくれたので、僕もしっかり残そうと思ってやりました。(最後は差せなかったが)ちょっと清水君が思ってる以上に戻っている感じというか、今までの感覚で言うと、これぐらいでしっかり差せるかと思ったんですけど。その辺は僕も反省しています。(清水の脚は)昨年並みというか、かなり万全の状態なのかなと思います。(前回の全日本選抜もGIの決勝に乗っているが)状態は変わらずいいと思います。今回は前の選手もいますし、後ろの選手もいるのでしっかりラインで頑張りたいです。(決勝は)清水君(の番手)で。研太朗も付いてくれるのでしっかり頑張りたいと思います。
渡邉雄太(静岡・105期)
渡邉雄太選手
 (今シリーズは)展開に恵まれた感じですね。(準決勝は)中団が取れたんで。(感触は)悪くないかなと思います。(決勝は)みんな強いんで頑張るだけですね。(後ろが田中)晴基さんなんで走りやすいです。力出し切れるように頑張ります。
原田研太朗(徳島・98期)
原田研太朗選手
 (準決は)位置取りは小倉さんに主にお任せして。前々の方がいいんとちゃうかってことだったので、スタートは前の方から行きました。僕の踏み出しも悪くなかったかと思うんですけど、脇本さんがすごいスピード良かったですね。(状態は)一時期よりかはすごい良くなっている感じです。調子は問題ないと思います。(決勝は)3番手で。付いた方がライン的にも生きるかなって思って。
清水裕友(山口・105期)
清水裕友選手
 (準決勝の)組み立ては積極的に後ろが松浦さんなんで何とかしてくれるだろうと思って。初日にちょっと状態はいいかなって思って、昨日(4日目ゴールデンレーサー賞で)ちょっと思い切って仕掛けてみた時に、先行でもいけるんじゃないかなっていう手応えがあったので、腹をくくれましたね。(決勝は)原田さんまで付いてくれるということなんで、ライン的に一番長くなると思うので、めちゃくちゃ心強いですね。そのぶんも背負って頑張りたいと思います。(ラインの中から)誰か優勝できるようにしたいですね。
田中晴基(千葉・90期)
田中晴基選手
 (初のGI決勝を地元で決めたが?)もう準決勝に乗れてうれしくて、もう満足でした(笑)。ここに入ってくる前はずっと競走を走らせてもらっていたので、ろくに練習してなかったんですけど、競走でも感触が良くなってきて、直前の合宿でも感じが良かったんで、調子自体は良かったですね。(準決勝は郡司)浩平も最後は内に行きたかったけど、僕のコースがなくなっちゃうんで外を踏んでくれて、一番吸い込まれるところを踏ましてもらいました。うれしいです。(決勝は渡邉)雄太にもう黙って付いてます。(連係は)去年の(5月平塚)ダービーが初めてで、今回(の2次予選)が2回目、決勝が3回目です。言うことないです。自分のやるべきことをやりたいと思います。
古性優作(大阪・100期)
古性優作選手
 (準決勝は)レースが動かなかったんですけど、自分でレースを動かすことができたので、脚の感じもいいかなと思います。2周半のとこで若干、人任せにしてしまったんですけど、そっから気持ち切り替えて自分でしっかりレースを動かせたのはよかったと思います。前検日から脚の感じはすごくいいって思ってるんですけど、そのままですね。(決勝は)集中して頑張りたいと思います。去年の(8月平)オールスターで脇本さんと連結を外してしまってから練習でもすごい意識してやってきましたし、セッティングも試行錯誤してきたんで(脇本の番手を回るのは)楽しみです。一番格式が高いGIなんでいいレースができたら今後につながるかなと思います。
深谷知広(愛知・96期)
深谷知広選手
 (準決勝は)古性が切りに来た時に、後ろが続いているか、いないかっていうのが一番のポイントだったと思います。ちょっと初日がよくなかったんですけど、そのあとはうまく修正できたと思います。この日本選手権に向けて、1本走りたいって(ナショナルチームの)監督にお願いして、(4月川崎ナイター記念は)走らせてもらったレースだったので、それがうまくいったと思います。(33バンクの開催は)現状は250バンクで練習してますし、いまは短い走路のほうが合っていると思うので、プラスに働いていると思います。(決勝は)たぶん単騎だと思うんで、しっかり力を出し切れるように頑張りたいです。普段、海外で走ってるときは一人なので、その感覚を持って走れればいい結果が出ると思います。(脇本とは)日頃、一緒に練習している仲間ですし、やっぱり2人ともすごいキツい練習をいつも一緒にやってるんで、お互いがいい走りをして迫力のあるレースができればいいと思います。
菅田壱道(宮城・91期)
菅田壱道選手
 (準決勝は)スタートが予想外だったんですけど、後ろになるくらいなら前に行って流れを見て考えようと思ってました。金子君の動きがちょっと予想外でしたけど。山崎君が踏まなくて内に詰まった感じになったのが、やばいなって思ったんですけど。ただ、運で(決勝に)乗れたって感じです。(感触は)脚も使ってないし、最後内が空いて山崎君を交わしただけなので何とも言えないですね。(昨年の競輪祭以来、4度目のGI決勝だが)まだまだ足らない部分があるので、明日(決勝)は悔いが残らないようにしっかり自力でいきます。深谷君が空いてるって言葉もあったんですけど、新田(祐大)先輩とか(渡邉)一成さんとか付けて、そこを回ることはないと思うし。自分の自力を試して今後に何か1つでも得られるものがあればと思います。今日(準決勝)が内容は0パーセントだと思うので、明日(決勝)はしっかり自力を出して、どんな形であっても納得して帰りたいです。