『第62回日本選手権競輪(GI)』 決勝戦共同インタビュー
 
配信日:3月7日
 

3月8日(日) 11R (発走予定16時30分)


 【1】村上義弘 (京都・73期)
村上義弘選手
 とにかく気持ちが充実してる。ファンの声援も大きいし自分の力以上のものを出せていると思います。体調自体も上がっていると思いますけど、今回は自分でも集中力を切らさずにいこうと。地元地区のダービーということで、あと何回も走れないと思いますし、岸和田ダービーが決まったときから何とかという気持ちが強かったし、自分の中では気持ちが充実しています。苦しかった時期もありましたし、近畿の今の現状もあるし、今日は僕が近畿で最後というプレッシャーもあったしいろんな思いがありました。(G1の決勝は2年前のダービー以来となるが)この場所で決勝に乗れたことがものすごく嬉しいし、決勝戦はしっかり力を出し切ることだけを考えていきたいと思います。明日は全力で、最後まで脚を振り絞っていきたいと思います。
 【2】渡邉晴智 (静岡・73期)
渡邉晴智選手
 五十嵐が頑張ってくれたおかげです。五十嵐が頑張って前に踏んでくれたおかげで、自分はそこから踏んだだけなので。踏んだらちょうど(神山がブロックして)コースが空いたので。明日はチャンスがある限り魂の走りで頑張ります(笑)。明日は千葉の三番手で。
 【3】武田豊樹 (茨城・88期)
武田豊樹選手
 初日は小嶋さんとモガき合いになってしまい、ちょっと調子が悪いかなという感じだったんですけど、その分も今日は何とか先行で思い切って自分の体調を見たかった。(3着に)残れたんで良かった。松戸ダービーの決勝は悔いが残るレースだったんで、何とか今回はという気持ちで来たので決勝に乗れて良かった。競輪祭も準決4着で負けましたし、宮杯以来の決勝ですね。昨年は力を落としていたんで、今年はSS級に入って気合を入れ直して勝負だなと思っていたんで、ダービーの決勝に乗れて弾みがつきました。今日は村上君と走って、明日は東王座でやられた海老根君がいますから何とかリベンジしたいですね。先行、まくり。そして追い込み。何でもやって優勝を狙いたいと思います。
 【4】加藤慎平 (岐阜・81期)
加藤慎平選手
 本当に連日、目標とした先行選手が気持ちのこもった走りをしてくれた結果がこうして決勝に乗れていると思うので、その感謝の気持ちを忘れずに明日も走りたいと思います。今日は本当にタイムも出なくて重たい走路なんですけど、4コーナーから吉田敏洋のレースを貫いてくれたので、(3着に)残せなかったのは残念ですけど(山口)幸二さんとワンツーが決まったので良しとします。3連勝というのはオマケですけど、もちろん決勝に乗る準備はしてきたつもりなので、明日は展開が向けば勝負したいと思います。(岸和田全日本を優勝しているので、岸和田でのG1連覇も掛かっているが)全く意識はしていないですね。そんなにうまく行くもんじゃないと思ってますし。明日は山口幸二先輩、山内卓也先輩と話をして自分が村上さんの番手に行かせてもらうことになりました。村上義弘という男ですから、何も言うことはないし、ただ後ろの先輩に迷惑をかけないように頑張って付いていきたいと思います。
 【5】海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手
 初日(特選)に3着に入れたし、優秀戦でも今日につながるレースができたのが良かったです。準決勝は1番車だったので中団を取って、押さえに来た上を叩いて、そこから先行しようかなと思ってました。スタートで中団が取れた時点で(先行と)腹を決めてました。打鐘のところで山崎(芳仁)も内に詰まってて、外に持ち出せてなかったので、あそこで脚を使わないで出られたのが大きかった。ラインで上位独占できて最高です。最近は流れも良いですね。連戦の疲れで初日とかはすごくキツかったけど、だんだん体が楽になってきてる感じです。決勝もいつも通り自力で、行けるところから頑張ります。
 【6】 山内卓也(愛知・77期)
山内卓也選手
 1着はないですけど、3日間自分の仕事はできてると思います。準決勝は海老根君が最近調子良いので、任せれば何とかなるだろうと思ってました。海老根君のかかりが良かったので、3着をキープするのが精一杯でしたね。今年は体調がけっこう良いので、上手いこと調整ができてるなっていうのは正直思います。決勝は武田さんの三番手も考えたんですけど、自分の一番走りやすい位置を考えると中近の四番手がいいなと思ったので、中近の四番手で頑張ります。
 【7】山口幸二 (岐阜・62期)
山口幸二選手
 調子も良いんですけど流れも良いですね。(準決勝は)それぞれが自分の仕事をして(吉田)敏洋はだめでしたけど、巧く走ることができました。岸和田全日本のときは慎平も一緒に乗って慎平が優勝したんですけど、今回は僕がと言ったらお客さんに怒られるかな(笑)。明日は慎平の後ろで。一生懸命頑張ります。
 【8】鈴木誠(千葉・55期)
鈴木誠選手
 3日間、体調は良いですし、車も伸びてると思います。連日、八、九番手だったので、今日は(海老根の先行で)嬉しかったですね。海老根は駆け方も上手いし、かかりも良かったですし、バック一列棒状で仕事しないで済みました。(9、10レースは4番車が1着で鈴木も4番車)逆にちょっとプレッシャーがあったんですけど、あまり思わないようにしました。GI決勝は一昨年の高知オールスター以来ですが、連日南関の先行屋に付けられたので感謝したいです。決勝も海老根がいるんで、その後ろで頑張りたいと思います。今日は1周半行ってくれてやっと抜けたので、付いていけるように頑張ります。
 【9】兵藤一也(群馬・82期)
兵藤一也選手
 初日は展開がどうしようもなかったんですけど、二日目は武田さんに先行してもらって感じがつかめたというか。今日はもっとつかめたかなと思ったんですけど、平原の強烈な踏み出しに離れて恥ずかしかった。でも、そのあとは離れてしまった追い方ではなくて、自分で冷静にコースが見えたんで、離れたけどそんなに感じは悪くないかなと。落車は見えたというか、何でも覚悟していたんでね。車輪はぶつかったんですけど、何とか届きましたね。明日は武田さんがいるので全てお任せで。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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