『東日本大震災被災地支援 第65回日本選手権競輪(GI)レポート』 前検日編

配信日:2月27日
競輪選手の日本一を決めるGI。それが日本選手権競輪です。65回を数え、伝統ある大会でもあります。
競輪選手になれば絶対に欲しいタイトルです。そのタイトルを目指し、明日から熊本競輪場で第65回日本選手権競輪(GI)が開催されます。
本日は前検日。トップ競輪選手達162名が熊本競輪場に集合してきました。
メインは当然、S級S班。どの選手も好調を維持しているようです。
さて、熊本競輪場は500mバンク。また4コーナーからゴールまでの直線が長く、「滑走路」とも呼ばれています。この滑走路で、数々の名勝負が生まれてきました。
今回もどのような名勝負が生まれるのか?
皆様是非期待していただきたいところです。

 そして明日からの6日間十二分にトップレベルの競輪を楽しんでください。 皆様のお越しをお待ちしています! 熊本競輪場で催されるファンサービスはこちら。 http://keirin.jp/pc/dfw/portal/guest/report/graderace/derby/H23/winner_data/fan.html
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中野彰人選手
中野彰人選手
 バック本数12本と徹底先行の中野彰人(写真)
「熊本は走路が長くて有名だけど、自分はチャレンジャーなんで、やるしかないです。それで力をつけていきたいと思います」と、ここも先行意欲あふれる発言をしてくれた。
 マレーシアで行われたアジア選手権とワールドカップ・ロンドン大会と連戦(マレーシアから日本に1日だけ帰国し、すぐにロンドンに飛んだハードスケジュール)だった新田祐大、体調の方は大丈夫なのだろうか?
「疲れは大丈夫だと思うんですけどね。実は熊本バンクは初めてなんですよ(笑)。頑張るだけですね」

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佐々木則幸選手
佐々木則幸選手
 高松記念2日目がショックだったと言う佐々木則幸(写真)
「地元地区の開催が高知FI、高松GIIIと続いて、それがあんまり良くなかったですからね…。高松の2日目、単騎同士だったけど村上義弘の後ろになる展開だったんですよね。それで車間が空いて追いつけなかったのがショックでしたね。3.71のきつさを感じたというか。なので、ここにくるまでの間はギアをかけて街道とか練習してきました。でも、今回はやはり慣れている3.71のギアで戦いたいと思います。それで走ってみて、今後のことも考えて走りたいと思います」

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永井清史選手
永井清史選手
 永井清史(写真)は2月頭の大垣FIで逃げ切って優勝したが、次の広島FIでは優出果たせずと成績に少し波があるが、調子はどうなのだろうか?
「調子は今年に入ってからいいと思います。さっき、練習で乗ってみましたが、風はなかったんですけど、なんか重く感じましたね」、1月松坂FI決勝では北津留翼に捲り追い込まれたが、明日の対戦はどうだろうか。

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紫原政文選手
紫原政文選手
 地元久留米GIIIは2着5着6着4着だった紫原政文(写真)
「なかなか上手くはいかないですね(苦笑)。でも、自力が出るので、調子は悪くないと思います。明日は荒井(崇博)に頑張ってもらって、なんとか勝ち上がりたいですね。ここのバンクは先行の時は悪かったけど、追い込み主体になってからはけっこういいと思います」

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川村晃司選手
川村晃司選手
 

四日市FIで優出を逃した川村晃司(写真)
「ここに向けて仕上げてきたんですけど、直前の四日市FIがよくなかったので、どうなんでしょうね。四日市は新しいフレームで臨んだんですけど、あまり良くなかったので今回は戻してきました。ここは…やっぱり4コーナーからが長いんですよね(苦笑)」
 久留米GIIIで優出した山田英明
「久留米では、今年初勝利も出来たし、良かったと思います。今回は一生懸命に頑張るだけですね!」


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藤木裕選手
藤木裕選手
 直前の立川FIは3着1着2着の藤木裕(写真)
「いつも通りに仕上げていきました。意気込んでやって疲れてしまってもだめだと思うし。いつも通りにやっても、自然と気合は入ってしまいますしね。熊本は走ったことあるんですけど、ちょっとどうだったか思い出せないくらい前ですね」
 1月玉野で落車した石丸寛之
「全く大丈夫じゃないです(苦笑)。鎖骨骨折なんですけど、鎖骨をやるのも、もう慣れました(笑)。骨は折れても心は折れません!」


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吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
 吉田敏洋(写真)は競輪学校で合宿してきたそうだ。
「直前の合宿があまりに良すぎて、あれがピークだったらどうしようとちょっと不安です。これが、けっこうあることなんですよね(苦笑)。今回は競輪学校で合宿してきたんですけど、いつもと違う環境で練習することはいい刺激になるんですよね。合宿がピークじゃないことを祈っていてください(笑)」
 東西王座戦、立川FIと好調に見せる柏野智典だが。
「最近、成績はまとまっているんですけど、自分では伸びている手応えがないので、そんなにいいとは思わないんですよね。明日は、才迫(勇馬)の番手で頑張りたいと思います」

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中川誠一郎選手
中川誠一郎選手
 ワールドカップ・ロンドン大会ではスプリントでクリス・ホイと対戦した中川誠一郎(写真)
「ホイとの対戦は苦しかったです(苦笑)でも、調子はロンドンと変わらずいいです。意気込みはいつもと同じように頑張ります!」
 稲垣裕之はFI2連勝と好調。
「まぁ、FIが続いたんで、V2でここにこれているのはいいですね。今は、番手があるなら番手をまわるし、先行も勝つためのとして考えています」

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香川雄介選手
香川雄介選手
 濱田浩司に見てもらいながら、念入りに自転車の整備をしていた香川雄介(写真)
「調子は悪くはないと思います。濱田との相性は良くないかもしれんですね、でも、明日は先行させるけん!(笑) ここは2010年の記念で3着に入ったことがありましたね。今回も頑張ります」
 直前の広島FIで優勝した大木雅也
「調子は前回も優勝しているしいいと思います。熊本のバンクはぶっちゃけあんまり良くないんですよね。初優勝はここだったんで、いいはずなのにな(苦笑)。なんで、今回からまた良くなる予定です」

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松川高大選手
松川高大選手
 地元の松川高大(写真)は、伊東温泉FIで落車したが、体調はどうなのだろうか?
「ケガは大丈夫でした。今回は、ほっといてもテンション上がっちゃいますからね。だから、力を出し切って頑張るだけです」
 久留米記念で落車した幸田光博
「ケガはちょっと擦過傷をやっただけなんで、大丈夫ですね。明日は池田(勇人)に頑張ってもらいます」

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大塚健一郎選手
大塚健一郎選手
深谷知広選手
深谷知広選手
 大塚健一郎(写真)は高松記念で落車し、手をケガしてしまったそうだ。
「手はやっと治りました。傷が乾いてきたんで、これで大丈夫ですね。今回に間に合ってよかったです。あれは遠慮気味にいったのが逆によくなかったですね」初日も深谷知広の後ろを村上博幸と競り合うがどうなるのか。
 西王座戦、高松GIIIと連勝と好調の深谷知広(写真)
「3.86のギアはだいぶ使えるようになってきましたね。熊本は初めてですが、500バンクは嫌いじゃないし、頑張りたいですね」
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