『第68回日本選手権競輪(GI)レポート』 5日目編

配信日:3月21日
 第68回日本選手権競輪は大会5日目を迎え、準決勝3個レースをメーンに熱戦が繰り広げられた。GP王者の武田豊樹を筆頭に、平原康多、新田祐大、浅井康太らベストナインが出そろった。明日の決勝戦でいよいよ日本一が決まる。また9レースのガールズケイリンコレクションは小林優香が2番手からまくって快勝。ガールズケイリンコレクション連覇を達成した。
 最終日は中村アンのトークショーをはじめ、アニマル浜口ファミリートークショー、東京支部選手によるチャリティーオークションなど多彩なイベントが予定されています。ぜひ京王閣競輪場でお楽しみください。

ファンを前に意気込みを語る
ファンを前に意気込みを語る
ずん お笑い LIVE
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ケラケラ バンク内 LIVE
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冨樫麗加と高木真備 ガールズ選手トークショー
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ガールズ選手トークショー
ピストブラザーズ&大門弥生 バンク内 LIVE
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バンク内 LIVE
ガールズケイリンコレクション京王閣 レース経過
 号砲鳴って一瞬見合ったのち、梶田舞、石井寛子、石井貴子が誘導を追うが、最内枠の梶田がスタートを取り、石井寛、石井貴、小林優香、山原さくら、奥井迪。前を取りに行った加瀬加奈子はどこにも入れず最後方へ下がった。
 赤板ホームから動いた加瀬に反応して奥井も同時に上昇する。その流れに乗った小林が奥井に続き、加瀬はその後ろへ車を下げた。奥井が2コーナーから徐々に加速する。それに合わせ石井貴が車を外に持ち出した。打鐘で梶田を叩いた奥井に小林がぴったり続いたが、加瀬がわずかに踏み遅れると石井貴がすかさず小林にスイッチ。叩かれ立ち遅れた梶田は4番手から立て直しを図る。さらに奥井がペースを上げて最終周回に入ると、1センター過ぎから2番手の小林が発進。小林はバックでやや前に出るが、奥井も譲らず激しく踏み合う。しかし、4コーナーで奥井が失速。なんとかまくり切った小林に今度は石井貴が鋭く迫ったが、わずかに届かず。小林がガールズケイリンコレクションを連覇した。石井貴はタイヤ差で2着。直線外踏んだ梶田は3着まで。

ゴール
ゴール
表彰式
表彰式
胴上げ
胴上げ
小林優香選手
小林優香選手
<1R>
伊藤保文選手
伊藤保文選手
 新田康仁が打鐘過ぎから先行。前受けから7番手まで下げた吉田敏洋が4コーナーから一気のカマシ。外に振られながらも最終バックで出切ると、番手絶好の伊藤保文(写真)がきっちり差し切った。
「吉田君のおかげ。いつも頑張って行ってくれる。地区は違うのに行ってくれる気持ちがうれしい。前半は自分的には楽しかったんだけど、からまれてしまって車券に貢献できずに申しわけなかった。後半は尻上がりに良くなった」
 吉田敏洋は2着に逃げ粘り、中近コンビで連を独占した。
「1コーナーでめちゃめちゃ上って、2コーナーまでイエローラインの外走らされた。今のレース僕が最年少ですからね(笑)。今シリーズは初日が全て。調整はしてきたつもりだったけど、(前場所から)あと2日くらい時間がほしかった。これからは調整の仕方も重きを置いてなかった部分にも重点を置いていかないと」
 筒井敦史は中近コンビに迫るも3着まで。
「今日は脚にも余裕はあったんですけど、もう一息でした。今シリーズは走りながらいろいろ見つけることができました。(3、4走目は)手応えもつかめました」

<2R>
笠松信幸選手
笠松信幸選手
 山田英明の上昇を許さず、永澤剛が赤板前から突っ張る。ひるんだ山田は6番手に戻り、永澤が徐々にピッチを上げる。最終ホームから巻き返した山田は明田春喜にけん制されて不発。3番手をキープしていた笠松信幸(写真)が最終2センターで内を突き、明田を飛ばして鋭く追い込んだ。
「濱口(高彰)さんが付いてくれていたし、3番手からいけるところがあれば仕掛けようと思ってました。でも、かぶってしまったし、待ってから最後は明田君の内をいかせてもらいました。今回は一走目で落車してしまったし、仕切り直しで次の開催からまた頑張ります」
 永澤剛は突っ張り先行でレースを支配。後続のもつれもあって2着に粘り込んだ。
「(山田と)2分戦みたいな感じだったし、前を取って突っ張ろうと思ってました。2コーナーからもうタレていたし、いっぱいでした。本当は先行したくないんですけど、相手が強くてまくれないですからね」

<3R>
渡邉一成選手
渡邉一成選手
 五十嵐力が押さえたところを、さらに高久保雄介が打鐘で叩いて先頭へ。そのまま主導権かと思われたが、中団の渡邉一成(写真)が一気にカマしてレースを支配する。最終バックで田中誠がまくってきたが、渡邉は合わせて踏んで田中を追いやると、そのまま力強く逃げ切った。
「打鐘過ぎで田中君は引いてくれたけど、追い上げてくるかもしれないし、高久保君も流してたんで。それだったら残り1周ちょっとなんでカマしてしまった方がいいと。力を出し切れば後悔しないだろうから。出切ってから田中君が来たときに合わせて踏めば佐藤(康紀)さんも仕事しやすいだろうし、連れ込めると。落ち着いていけましたね。今回は調子がどうこうと言うより、最近は周りは皆強いんで…」
 佐藤康紀は番手の仕事優先から、しっかり2着を確保した。
「外併走だったらカマすとは言ってたけど、単独なのに早めに行ってくれましたね。踏み出しで離れたけど何とか。一成君は出切る前にすでにペースに入れてたし、2コーナーから徐々に踏んでる感じだった。上手いよね。打鐘から行ってれば交わせたかもしれないけど、ギアも同じ(3.)92だし抜くのは厳しい」
 坂本健太郎は目標が不発も、そこからしぶとく踏んで3着に。
「(田中が)まくり切れると思ったけど合わされましたね。でも、自分で良いところまで行けたので悪くないでしょ」

<4R>
天田裕輝選手
天田裕輝選手
 前受けから8番手まで下げた早坂秀悟が佐藤友和を連れて打鐘前から一気に巻き返す。3番手以下を離して全開で逃げるなか、5番手の黒田淳が好回転のまくりで徐々に迫ってくる。さらにその外を踏み上げた天田裕輝(写真)が鮮やかに突き抜けた。
「ちょっと苦しいかなと思ったんですけど、あの位置になってその分脚は使っていなかったんで。(早坂の)カマシが強烈だったんで無理矢理付いて行くか、脚を溜めるかで。脚を溜めた分届くかなと思って。まくり追い込みなんで展開に左右されるけど、スピードの乗りは良かったです。(今シリーズは)昨日の勝ち上がりが全てです」
 牛山貴広が天田に続いて2着となり、関東ワンツーを決めた。
「(天田が)まくり追い込みだったんで、外踏んでもあれなんで、内に行ったんですけど。とりあえずワンツーでよかったです」
 積極的に仕掛けた早坂秀悟だが、粘れず8着に終わった。
「(佐藤)友和さんに1着取ってもらって、自分が2着に残れればよかった。もちろん自分が1着取れればいいんですけど、これが今の現状です。自分のタイミングで行けたんで次はゴールまで残れるように」

<5R>
松岡健介選手
松岡健介選手
 竹内雄作が大方の予想どおり赤板前から果敢に飛び出して先行。後続を1本棒にして軽快に駆ける。番手の松岡健介(写真)は車間を空けて4番手からまくってきた神山拓弥をけん制。直線で鋭いタテ脚を発揮した。
「(竹内)雄作が頑張ってくれたおかげです。もう残りそうにないと思って(最後は)踏ませてもらった。(今シリーズは)情けないレースが続いていたので勝てて良かったです。これからレースの幅を広げて頑張りたいですね」
 赤板から2周先行の竹内雄作は直線で力尽きて4着。
「出し切って負けたので、二次予選よりは全然いいですね。課題はクリアできたんですが、これが現状の力でしょう。悔しいけど仕方がない」

<6R>
勝瀬卓也選手
勝瀬卓也選手
 前受けした藤木裕が打鐘で突っ張って主導権を握ったが、上がったところを池田勇人が内を突いて番手を奪う予想外の展開に。藤木が逃げるなか、番手絶好の池田が追い込むが、直線外を勝瀬卓也(写真)が鋭く伸びて1着をさらった。
「(藤木が)突っ張る感じがなかったんでね。スタートで出ずにけん制してたので。予想していれば(高橋陽介が)叩いて先行できたけど。打鐘で内をキメに行った瞬間、高橋君がバック踏んできたので(切り替える形に)。そこからは諸橋君が(内の渡邉健を)キメたんで、外のコースが空きました。前に踏まれてたら厳しかったけど、何とかいけました」
 池田勇人は伸びを欠いて2着に。
「今日は流れに応じて先行基本に走ろうと思ってたけど。(高橋が)切った上を叩こうと思ってたけど、突っ張られたので。あとは3コーナーで(藤木が)上にあがったんで『ここだ』と踏んだら下りてきたのであの位置に。まくりに行こうと思えば行けたけど、藤木さんに合わされるんで。位置を取ったし、後ろには『すみません』と(追い込みに)。慣れないことしたんで脚にきてしまいました(苦笑)」
 林巨人は競り負け「絶好のチャンスだったのに」と悔しがる。
「高橋さんが横にいたんで止めればいいやと思っていたら内から来られてしまって…。もったいない。油断してました」

<7R>
渡邉晴智選手
渡邉晴智選手
 ライン4車の村上義弘が打鐘で小松崎大地を叩いて主導権を握る。中国コンビも追走し、小松崎は7番手まで下げて最終ホームを通過。力強い先行策を見せた村上だが、ラインの3番手の渡邉晴智(写真)が直線で中を割って突き抜けた。
「ラインあっての自分なんで、村上君、北野(武史)さん、後ろを固めてくれた望月(永悟)君のおかげです。追走いっぱいだったんですけど、最後はコースが空いたんで恵まれました」
 友定の仕掛けに乗った桑原大志が直線外を鋭く伸びて2着。
「きつかったんですけど、友定君が脚を使ってでも行ってくれたんで。連日前が頑張ってくれているおかげです。付いていってるし、前が仕掛けたところで出てるんで、自分の中では良いと思います。(ギア規制後も)変わったことはやってないです」
 友定祐己は北野のけん制もあり前団をまくりきれず8着。
「絶好調ではないですけど、悪くもないです。もっと(前が)かかってくれたほうが楽だった」
 小松崎大地は村上の前に完敗に終わった。
「村上さんにレースをさせてもらえなかったです。突っ張るつもりでいたんですけど…。出し切れずに終わりました」

<8R>
林雄一選手
林雄一選手
 後攻めの稲垣裕之が赤板前から上昇。合わせて中団から動いた地元の後閑信一がイン粘り。打鐘で稲垣後位が併走になったところを今度は林雄一(写真)が追い上げて番手を奪取。直線で鋭く追い込み、金星を挙げた。
「いつも1人のときは何かしらするんで、期待してくれるファンもいると思って頑張りました。(稲垣の)ハコは狙ってました。粘った瞬間に追い上げるか、粘らなくても追い上げて勝負しようと。まさか差せるとは思わなかった。勝瀬(卓也)さん、(渡邉)晴智さんに続いて勝てて良かったです」
 打鐘過ぎに仕掛けた小川勇介が3番手に追い上げる形になり、その後ろから直線で中を割った池田憲昭と2着同着となった。
「小川君がきついところを踏んでくれました。(最終2センターで)先に踏んだら(小川に)合わされてしまった。最後は稲垣さんに強くあたって追い込みたかったけど、そうすると落車しそうだったので。でも、余裕はありました」

<9R>
石井貴子選手
石井貴子選手
 ガールズケイリンコレクションは小林優香が優勝。レースは赤板から上昇して逃げた奥井迪の後ろを小林が確保すると最終バックからスパート。後ろから迫ってきた石井貴子、梶田舞を振り切り、ガールズケイリンコレクション2連覇を達成した。
「今日は仕掛けるところでしっかり仕掛けようと思ってました。打鐘で奥井さんがきたので引くと厳しいと思ったので、その後ろに入らないとダメだと。(ガールズ)グランプリの反省を生かしていこうと思いながら。奥井さんはかかってました。でも、車間を切っていけば、あんなに接戦にならなかったと思いました。今日は勝ちにこだわってしまったのが、まだまだ成長できていない証拠だと思います。反省点が多すぎですね」
 石井貴子(写真)は惜しくも2着準V。
「仕上がりが仕上がりだったので。自分の脚に自信がなかったので、中途半端に終わってしまいました。早めに決断して仕掛けるなりしないと。私はもっと頑張らないといけない立場なので、ここで1着を取ってしまうよりもこれで…」
 梶田舞は3着で表彰台入りも、消極的なレースを悔やむ。
「位置は取れたけど、前に乗っていこうと思い過ぎてしまって。バックで余裕があったけど、4コーナーまで誰も来なかったので。もっと自分でいけばよかったです。失敗しました」
 奥井迪は力の限り逃げたが、小林にまくられ力尽きての5着。
「目標としていたホームとバックが取れなかった。力が足りないですね。必死だったので後ろが誰なのか全く分かりませんでした。自分の思い通りに仕掛けられたし、力を出し切ったけど、まくられたのでは力がないです」
 加瀬加奈子は見せ場を作れず。「(上昇した奥井に付いていったが、他車を入れてしまい)優しさが出てしまいました。これが自分の負けパターン。今日は息も切れてないし」と不完全燃焼に終わる。

<10R>
新田祐大選手
新田祐大選手
 前受けの深谷知広が赤板で石井秀治、さらには三谷竜生を突っ張って主導権を握る。三谷は新田祐大と位置を争い、3番手の外併走と苦しい展開となったが、最終2コーナーで再度アタック。しかし浅井康太のブロックで失速。続けざまに石井秀治がまくってくるも、浅井はそれも大きく外に振って止める。すると、その隙にインを突いた新田祐大(写真)が直線で突き抜けた。
「作戦とは全然違うレースになりました。深谷君にしてやられたし、他の自力選手に封じられてしまった。運がありました。力を出したというよりは、ただの追い込みなんで感覚的には分からないです。決勝はラインで1、2着になれるように考えたい。自分らしさを出したい」
 浅井康太は2度の好ブロックできっちり仕事をしたあとに追い込んで2着。ダービー初の決勝へ。
「なんとかよかった。ここ最近、去年の全日本選抜から自分の乗っているG1は全部決勝に乗れてるんで。今回が初めてのダービー決勝なのでうれしい。深谷が最近、調子が戻ってるのは分かってて、行ってくれたんで、三谷と石井さんを止めてやるという気持ちだった。体自体はすごく良いです。今回初日に神山(雄一郎)さんを止めたときに感覚がつかめた。マーク屋としての第一歩かな(笑)。追い込み屋で先行できる人はいないんで、そういうのもできるように」
 新田の3番手から大槻寛徳が、最終2センターで内をスルスルと抜け3着。初のG1決勝へ駒を進め、「ダービーの決勝に乗れるなんてうれしい、夢みたい」と興奮気味に話し出した。
「まさか僕が乗れるなんて、自分が一番ビックリしてます。ギア規制で感じは良くないんですけど、1着も取れてないんで。3番手で余裕はあったけど、山ちゃん(山崎芳仁)が外に行って追えないんで内に行くしかなかった。信じられない」
 浅井に勢いを止められた石井秀治はシンガリ負けに終わった。
「もうちょっとスピードが出ればよかったけど。また頑張ります」
 山崎芳仁のグランドスラムの夢は準決勝で散り、来年以降へ持ち越しとなった。
「新田が頑張ってくれました。2コーナーでまくっちゃえば行けたかも。でも、(新田は)本命なんでそれはできない。3コーナーで外を踏んだけど、あおりもあってダメだった。しょうがないですね」

<11R>
平原康多選手
平原康多選手
 早い段階からレースが動いて、機動型の駆け引きが始まる。脇本雄太が打鐘前からスパート。この3番手を俊敏に確保した平原康多(写真)が最終2コーナーから痛烈まくり。中近勢の抵抗を力で乗り越えて完勝した。
「勝負どころで3番手を取れたのが勝因ですね。先行1車でワッキー(脇本)がかかると思ったし、番手も金子(貴志)さんだったので、出られないように思い切り仕掛けました。(金子に)合わされ気味で苦しかったんですが、何とか乗り越えられました。木暮(安由)さんを連れ込めなかったのが残念ですね。状態は上向いているし、一番いい状態で決勝を迎えられるようにします」
 金子貴志は脇本の先制で絶好の番手回り。真後ろから来た平原のスピードには対応できなかったが、木暮をどかして2着に続いた。
「ワッキーのおかげです。3番手で平原が車間を空けているのが分かって。もうちょっと待ってくれと思ったけど、すかさず来られてしまった。気付いたら横にいましたね。もうちょっと平原が後方なら良かったんですが…。状態は悪くないと思います」
 平原に3番手を取られた井上昌己は5番手に下げる。最終2センターで飛ばされた木暮の内を踏んで際どい3着争いを制した。
「脇本君の3番手を取りたかったんですけどね。平原君にうまくやられてしまいました。今日は何もしてないですね。でも、決勝戦に乗れているんで悪くないと思います」
 単騎の石丸寛之は最終バック7番手。見せ場なく敗れた。
「単騎なので、なるべく脚を溜めていこうと思ってました。関東の後ろを取れれば良かったんですけどね。あの位置では苦しかった」

<12R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
 中川誠一郎が赤板で押さえると、筒井裕哉が打鐘で先頭に立って主導権を握る。筒井がフカして最終ホームを通過すると、川村晃司が2コーナーから番手まくりを敢行。ほぼ同時に中川もその後ろから仕掛けてもがき合いとなったが、最後は武田豊樹(写真)がその外を力でねじ伏せた。
「今日は難しいレースになると思ってたし、実際前(の川村、中川)がタテがあるんで厳しいかと思ってました。タイミングを取ってたら前がまくってくれたんで何とか行けましたね。本当なら中川君の位置にいなきゃいけないんだけど。今日は一人でも多く(ラインを)連れていきたかったし、ここは関東地区なんでね。とにかく決勝には乗りたかった」
 原田研太朗は8番手に置かれたが、最後の直線で外を強襲。2着に食い込み嬉しいG1初優出を決めた。
「今日は車番的に後ろか前しかないなと。皆に行かれて8番手。甘かったですね。緩んだところが打鐘の2センターしかなかったけど、そこで反応できなかった。前任せのレースになってしまい、結果自分だけ。最後届いたけど、岩津(裕介)さんには済みませんでした」
 飯嶋則之は車間が空きながらも必死の追走。かうじて3着を確保した。
「武田さんにしっかり付いて行きたかったけど、3コーナーではぐれてしまった。キツかったですね。でも決勝に乗れてとにかくうれしいです」
 川村晃司は番手まくりでゴールを目指したが、最後は馬群に飲まれ5着に。
「筒井君が頑張ってくれたのに残念です。出たときに中川君が来たので合わせたけど、あれで脚を使ってしまいました」
 「中途半端になってしまった」と話すのは中川誠一郎
「前(川村)の動きが気になって、仕掛けを躊躇してしまった。出るタイミングはあったんですけどね。ツメが甘かったです。後ろの武田さんも気になったし。合わされましたね」
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