『KEIRINグランプリ2019シリーズ』 KEIRINグランプリ2019【GP】 前検日共同インタビュー

配信日:12月27日
12月30日(月) 11R(発走予定16時30分)
中川誠一郎(熊本・85期)
中川誠一郎選手
 (今年は)出来過ぎの一年です。(前夜祭のあとは)これと言って、言うほどのことはしてないですね。(今回のグランプリは前回よりも良い着を取ることが)目標です。(前検日の指定練習でバンクを乗った感じは)参考にならないくらい風が強かったので、今日はちょっと対象外ですね。寒いのとかは好きではないです。(直前の練習では)走れる程度に上がってきたなって気はします。今年の後半は(あっせんが)かなり空いて走っていたので、今回もそのくらい空けさせてもらったので、まずまず仕上がったんじゃないかなとは思います。(一年間で一番記憶に残ったレースは)地元記念の決勝ですね。やっぱり同県の後輩の成長と、僕が代表して優勝できたっていうのが一番印象に残っています。(グランプリは)単騎ですね。スタートして、この位置が良いかなって思ったら付いて行くかもしれないですけど。レース自体は僕が展開を作るようなレースはいつもしないので、(展開が)向けばしっかり仕留めたいと思います。
松浦悠士(広島・98期)
松浦悠士選手
 (今年は)自分のやりたいレースができたいい一年だったと思います。清水君が自力でGIを獲れる選手だっていうのを感じたので、彼を差すことができれば自分がGIを獲れるなと思って、それが競輪祭で実現した形になりました。(今年印象に残るレースは)色々あるんですけど、初タイトルっていうことで競輪祭が一番思い出になりますね。(この1カ月は)取材があったりだとか、お祝いのメッセージをいただいたりで忙しくさせてもらったっていう形で。練習自体はいつも通りはやってきました。(感触は)いつも通りと言うか、GIの前とかは必ずいい状態に持ってくるようにしているので、今回も変わらずいい状態でした。(立川は16年2月に一度走って以来だが)いいイメージは全然ないですね。正直、検車場とか食堂とかも全然覚えていないような状態だったので。(28、29日の指定練習で)乗ってみて感触は確かめたいと思います。(本番は清水と)息の合った走りを見せたいと思います。
脇本雄太(福井・94期)
脇本雄太選手
 去年以上に今年は競技の方に専念して、競輪の方はほとんど走ってないんですけど、それでも自分の中では充実した一年だったんじゃないかなって思います。(一年を振り返って思い出に残るレースは)ウィナーズカップの初日が僕の中ではすごい印象が強かったかなって感じです。S級S班になって初めて走ったレースってことで、緊張したレースだったので、上手くいって良かったなってところで印象に残っています。(今回はオールスター以来の競輪であっせんが)これだけ空いたのは今までないと思うので、これまで以上に気持ちを引き締めないとなって思っています。(直前に競輪用のフレームに乗った感じは)感触自体に違和感はないんですけども、さすがに走る周長が違うところで乗っているんで、実際に乗らないと分からないところもあるのかなって思います。今日(前検日)、指定練習に乗ったんですけども、風が強くてまともに乗れる感じではなかったんで。(いつもは室内で)ちゃんと走れるところから、環境がガラッと変わるので、難しいところもあるのかなって思います。それでも、他の人たちよりも練習はしてるしっていう気持ちはあるので、それに応えたいなと思っています。(立川バンクは)記念もよく走っていましたし、ヤンググランプリもここで走ったので、印象としてはその時とあまり変わらないのかなとは思っています。(昨年グランプリを経験して)グランプリシリーズの過ごし方っていうのも分かってきていると思いますし、その辺も含めて去年よりも良い結果が出せるんじゃないかなとは思っています。(今年は)東京オリンピックも近いですし、気持ち自体はものすごく入っていますから、そこは去年よりもって感じですね。(グランプリは)近畿は2人なんですけども、2人の中でもしっかり印象のあるレースをして、ワンツーできたらなと思います。
佐藤慎太郎(福島・78期)
佐藤慎太郎選手
 (今年は)ひとつ先のレースを淡々とこなしてきたというか、そういう一年でしたね。今年(グランプリに)乗れなかったら、乗れないだろうという風に自分に言い聞かせながら、FIとかもきっちり全部勝ちに行くつもりで走った結果ですよね。(今年を振り返って)思い出のレースというか、自分的に良く走ったなと思うのはオールスターの決勝ですね。(今年の優勝は3月平FIのみで)優勝どころか、予選と負け戦を含めてGIでの1着がないらしいので、2着が多かった。多かったというか、良いところで2着まで突っ込めたなって感じですね。(競輪祭での)落車の影響はありません。予定どおりに練習はできた感じです。(13年ぶりのグランプリの雰囲気は)前に出ていたころとはまたちょっと違った感じで、新鮮な感じがしてます。(立川のバンクは前検日に)ちょっと乗ったんですけど、すごく重いですね。風が強いです。(グランプリは)新田に任せて。余計なことは考えずに、きっちり付いていくことだけを考えたいです。
清水裕友(山口・105期)
清水裕友選手
 (今年一年は)怪我もありだったんですけど、その中で安定して成績は残せたかなって思っています。(体調が整った中盤戦以降は)その辺(グランプリ出場)を意識しながらの走りにはなりましたけど、(タイトルを)獲りたかったと言うのが本音ですかね。(今年最も印象に残ったレースは)これといってないんですけど、防府記念を優勝できたことですかね。結果が残せているので。防府競輪場で小さいころから乗っていたので、そういう生まれ育った場所で結果を残せたことがすごく嬉しかったですね。(27日の会見直前に指定練習を走ってみて)最悪でしたね(苦笑)。何も言えないくらい厳しかったですね。今日の感じだと何も言うこともないバンクコンディションでした。バンクコンディションが悪すぎたのか、自分が悪かったのかすらも判断できないくらいの風でした。(1月に立川記念を優勝しているが)そのイメージも全部なくなるくらいの風が吹いてました。全部風に飛ばされましたね。まあ、走りだしたらみんな条件は一緒なんで。(ここに来る前の練習の感じは)良くもなく、悪くもなく普通なデキですね、練習は。(本番は)優勝を狙うのはみんな当然だと思うんですけど、しっかりと自分の力を出し切りたいですね。
郡司浩平(神奈川・99期)
郡司浩平選手
 (グランプリは)初めてなんですけど、思っていた以上に雰囲気にも飲まれずに、いつも通り臨めているなという感じです。今のところはまだ余裕があります。(一年を振り返って)今年に限らず、まあ、去年もそうですけど、しっかり年末に向けてじゃないんですけど、一年を通してやっていこうと思っていたので、その結果としてここに立てているのは嬉しく思います。(今年一番印象に残っているレースは)グランプリに出られるのも共同(通信社杯)を優勝できたからだと思うのでそれが一つと、(ホームバンク川崎での)桜花賞もそれに負けじと思い出に残っているレースです。(久々になる立川の印象は)今日(27日)はみんなも言ってた通り風が強くて、かなり重たい状態だったんですけど。まだ中2日あるので、風の状態は分からないですけど、ちょっと練習で乗ってみて、しっかり感じを確かめたいなと思います。(夕方の寒い時間のレースになっても)普段から朝早い時間から寒い中で練習しているので、そんなに気にはならないと思います。(直前の練習の感じは)体調面は本当に問題なくいい状態で臨めていると思うんですけど。あとは前回落車してフレームだけどうかなって感じだったので、その感じだけ明日、明後日(28、29日)で身体とマッチングすればいいかなと思ってます。(本番は)悔いなく終われれば一番いいと思っているので、自分の持ち味を発揮して終わりたいです。
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (今年一年は)日本の競輪という部分では非常に出走本数が少ないなかで、最初の大会(5月松戸ダービー)があまり良くなかったイメージがあって、のちにどんどん、どんどん成績が上がってきたなっていう。まあ3回しか走ってないんで、良く分からないっていうのもあるんですけど、しっかり早い段階でグランプリっていうのを決められたので、競技にも専念できましたし、一番は練習がしっかりできたっていうのがグランプリに向けてすごいいい状態を作れたと思います。自転車競技に関しては今年でいうと1月にワールドカップ、そしてアジア選手権というのがありまして、そのなかでワールドカップで個人の種目で初めてメダルを獲得。そこからだんだん自信を持って走ることができたので、積極的に走ることができるようになって、それが世界選手権での金メダル。そこからどんどん、どんどんトレーニングも積み重ねることができたので、つい最近行われたワールドカップでも2大会連続でチーム(スプリント)では金メダルを獲ることができましたし、個人でもスプリントという種目で僕のなかでは中野(浩一)さんが10連覇、世界選手権でしてますけど、僕はちょっとスプリントっていうものに関しては縁がないかなとは思ってたんですが、コーチたちがしっかりサポートしてくれて戦い切ることができて、僕は満足の銅メダルっていう形でワールドカップを終えて、このグランプリに挑むようになった年になってます。
 (来年は東京五輪もあり、いつものグランプリとは違う気持ち?)違うかもしれません。(五輪に弾み)というよりは、グランプリっていうものに対して1年間を費やして挑む大舞台というか大一番という気持ちでいつも挑んできているんですけど、もちろんそういう気持ちも忘れてはいないんですけど、そこの前後。これから、またすぐ(ナショナルチームで)海外合宿も始まるんですけど、そういうのも含めて非常にグランプリというものだけに注力するっていうか思考がいき過ぎないで。競技っていうのもがいい意味で刺激になってますし、色んな余分な取りのぞいてくれる緩和剤みたいな形になってるのかなと思ってます。
 (今年12走しかしていないなかで一番思い出に残るレースは)名古屋(オールスター)の決勝ですね。(前検日に指定練習で立川バンクを走ってみて風は)たとえば同じ状況であれば不利、有利っていうのは前を走る選手からしたらみんなたぶん同じだと思うので、あとはその特性を生かして、特長にできるようにレースを組み立てて力を出すことが一番重要かなと思ってます。(本番は)まず、ここに挑むにあたって、グランプリのチケットを取るきっかけとなった名古屋オールスターのレースでみんなの思いっていうのを感じましたし、走る前から伝わってきたものもあるので、そういう先輩、後輩たちの思いっていうものを、そしてオールスターっていうこともあってファンの人たちの直接的な思いっていうのがレースに反映されるなかで優勝することができたので、それをしっかりレースで恩返しというか、自分がやってきたものをしっかり見せられるように頑張りたいと思います。
平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 (今年一年は)結構、色々やりたいことをやって、大きな結果は出なかったんですけど、今こうしてグランプリにそれでもいられるのは自信になりました。(今年一番の思い出のレースは)うーん、悔しいレースばっかりになるんですけど、やっぱりオールスター(決勝)で北日本と力勝負できたのが思い出になりました。(競輪祭からここまでは)最初オフにして、10日間ぐらい全く何もしないで1回気持ちをリセットして、そこからかなりハードに体を作り直してきました。(過去9回出場の経験もあるが)それでも結果を残せてる9回じゃなかったので、そこ参考にしないで今の自分と向き合ってやりました。(この時期の立川バンクは)一番、過酷な環境のバンクコンディションだと思います。(苦にしないタイプ?)そうですね。それはわかってますね。毎年(1月立川記念にも)呼んでもらってるので。(本番は)単騎でやろうと思うんですけど、しっかりここと決めたところで仕掛けられるようにしたいと思います。10度目の正直? そうなりますね、はい。
村上博幸(京都・86期)
村上博幸選手
 (久しぶりのグランプリ)そうですね、やっぱりいいものやと思います。(今年1年)振り返ってみれば、GIIIもGIIもGIも獲れたんで良かったと思います。(一番の思い出は)優勝したレースは全部思い出があります。10月にGI獲ってから、ちょっと疲れが出た部分があったんで、競輪祭が終わってから1回リセットしてしっかり練習できました。でも、やっぱり年々調整が難しくなるんで、少し早めに疲れを抜くような調整方法で来ました。そこが年齢重ねるごとに難しくなっていくなって感じてるので、そこは神経質にやりました。(本番は)脇本(雄太)の後ろで頑張ります。(脇本は)オリンピックが来年なんでパワーアップしてると思うので、自分も気合入れて頑張ります。