『KEIRINグランプリ07【GP】』 共同インタビュー
 
配信日:12月27日


12月30日(日) 12R (発走予定16時25分)


 【1】小嶋敬二(石川・74期)
小嶋敬二選手  今年は前半がすごく調子が良くて、後半は落車があって色々なことを経験した一年でした。僕の中で落車もそうですけど、骨折したってことも良いことに切り替えて考えていますので今年一年は良い年になりました。今年前半のことを考えると、熊本(全日本)、(骨折からの復帰戦となった)川崎の走りがどうだったかっていうと自分では全く別ものだと思っているんで。後半だけを考えると骨折明けの2戦目としては全日本選抜で決勝に乗れたし、そのときのライバルというか敵というか、佐藤(友和)君を後方になりながらもまくれたんで、それよりは上積みがあると思います。(全日本が終わって)前半は競輪学校で練習をして、後半の一週間は金沢の自宅の方で練習したんですが、トレーナーの指示に従いました。(過去3度の出場と比べて)やはり神山(雄一郎)さんとか僕より先輩がいたんですけど、いなくなったということで、昨年から言われている世代交代とか北の勢いだとかを払拭できるであろうという調子だと思うんで頑張っていきたいと思います。(立川は)記念で一回優勝したんですけど、グランプリはまた別なんで、記念というよりもグランプリという年に一度の雰囲気を味わいたいと思います。山崎VS小嶋とか、北日本VS小嶋と書かれていたし、意識もあったので、今年一年比較されたけど、ここでハッキリさせたい。勝つためにここに来たので勝てると思います。
 【2】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手  前夜祭は緊張しましたね。今日はまだ緊張はないんですけどもこういったもの(共同記者会見)があるんで戸惑いというか慣れないですね。2月に記念とG2を取らせて貰って、3月はあまり良くなかったですが宮杯、親王牌とかで決勝に乗れたし全体的に見れば良い年でした。オールスターの9月くらいからGPを意識しました。選手になる前から考えていたことだったので。茨城県の守谷に冬期移動しているんですが、有坂さんとも何度か練習させてもらって、後輩ともやっていつも通り(の練習)って感じですね。練習環境が変わってしまったんで、自分の体調の計り方が分からないんですけども、まあ良いのではないかと思います。立川は記念以来。そのときは練習不足もあって準決勝4着だったけど、周りからは成績が良いよって言われて。あまり覚えていないけど良いと思います。(並びに関して)俺の中のイメージではGPは優勝以外は以下同文かなって感じなので、並んだらどちらかが獲れないし。であればどちらかが獲れる状態で力勝負でやった方がいいのかなと。(山崎が)何をやるのかちょっと分からないですが、先行にしてもまくりにしても強い人なので、最後にまくり追い込みのもあるんで、(自分が)何をやりたいかというよりは、(山崎に)何をやらせなきゃ勝てるかなと考えるのが優先かなと思います。(GPでは)切れあるところ、自分の踏み出し部分を見てもらいたいですね。
 【3】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手  今年は正月前検の平から入りまして、去年GPに出られなかったから今年は集中してやってこれたのがここに繋がったと思います。若手選手をマークする機会が大分増えたんですけど、それでも成績の安定に繋がったというのはそれだけ調子も上がってきたってことなんで、今年一年は怪我もなく良い感じでやってこれたと思います。一宮記念が終わって中2日でワールドカップ、アジアカップと約3週間海外に行っていた訳ですけど、その間は練習はできなかったし試合に合わせた調整になった。帰ってきたのが12月10日。それから一日休んで12日から本格的に始めて二週間くらいしっかりと乗り込めました。最初は体が思い通りに動かなくて、疲れもありましたし練習不足ってのがありましたが、思ったよりではなかった。15日から3泊4日で沖縄の方に合宿に行ったんですけどそこで乗り込みもできたし、大分調子を上げてウエイトで仕上げて、自分なりにやることはやったつもりです。一カ月丸々レースをしていないって訳ではないので、レース勘も大丈夫だと思います。(GPに出場した前4回は)自力の組み立てのレースだったけど、今回は初めてマークという策をとらせてもらうんで多少リラックスして望めるかなと思います。今年やってきた勉強が生かせれば一番いいなと思います。山崎君とは共同の二次予選以来かな、今年は5、6回ありますね。いつも頑張ってくれるし相性は良い。山崎君は付ける度に強くなっているし4回転を踏みこなしているんで、毎回違った気持ちで付かないと。成長しているんで、気を引き締めていきます。慎太郎君と有坂さんも(山崎を)抜いていないんでね。(立川は)重たいってイメージがあるけど、成績もそんなに悪い訳ではないし、直線が長いっていっても踏み切りさえできればそんなに癖のあるバンクではないんで気になりません。GPは山崎君に任せて、自分は何も言わずに付いていくだけです。
 【4】手島慶介(群馬・75期)
手島慶介選手  ここを目標に頑張ってきたし、GPに出られるだけで嬉しい。競輪祭で落車失格して、その後も落車続き。大怪我もしたし、この苦しい中でGPに出られたので凄いラッキーだなってことと、休まず真面目に走っていて良かったなと。(広島記念の後は)ここに来る直前まで志村太賀と宮古島に合宿に行って毎日100㎞以上乗り込んで仕上げてきました。今年一番良い状態ですね。まだ怪我の痛みはあるけど、気持ちと体が8割か9割くらいは戻ってきているんで良いレースができると思います。(立川は)優勝したこともあるし、1着も獲れているんでイメージは良いですね。(GPは)後手を踏まないように、鐘が鳴ったときに三番手以内にいれるように前に行きたいですね。ここで変なレースはできないし、自分のレースで勝ちに行きたい。もつれてもすんなりでもまくってもいいし。来なければまくり追い込みでもいいし、後ろにはならないようにします。
 【5】飯嶋則之(栃木・81期)
飯嶋則之選手  (初めてのGPは)肩が凝って仕方ないですね。緊張もしています。(今年一年は)でき過ぎでした。(GPに乗れると)全然思っていませんでしたし。(ASを獲ってから)いつも通り競走に挑んでいたつもりでしたが、フワフワした時期もありました。でも、それも乗り越えられた。直前は怪我はしたくないなって思って丁寧な走りになった気もするんですけど。(全日本のあと)前半は軽く乗って、残り10日間くらいのうち3日練習して1日休んで、3日モガいてそのあとは休んでここにきました。(立川は)随分と前なんですけど、F1で優勝してそのときはもの凄い良い感覚のレースだったんで、あのときの感覚が出れば良い勝負ができるんじゃないかと思います。(GPは)福島勢の後ろに付きたい。脚力がないんで、切り替えるとかはできないですね。
 【6】兵藤一也(群馬・82期)
兵藤一也選手  (GPは)皆に注目してもらっているんで、すごく嬉しい気持ちがありますね。ダービー2着しかたいした成績がないんですけど、その後も賞金でずっと上にいられたんで、そこそこ走れたんだなと思います。(全日本から)3週間くらいあったので、自分としては来年良い走りができるような練習をしてきましたし、GPを楽しみたいと思います。(立川は)昔、GPの前座のA級を走らせて貰って優勝しているんで良いイメージしかない。体調も問題ない。手島さん後ろで勝負します。細切れ戦だけど、手島さんなら後手を踏まないんでね。高校(の野球部)の監督とか友達がバスで来てくれるんで、良い走りを見せたい。
 【7】有坂直樹(秋田・64期)
有坂直樹選手  去年GPを優勝して、今年はG1を取ってGPに出ることが目標だったんで良い一年でした。(夏場に成績が落ちたが)去年も夏場に崩れてまた盛り返してきたんで、練習も十分やったしケアも十分したので、優勝は狙いますけど負けても悔いが残らないくらいやってきた。11月に入ってから冬期移動したんで、全日本が終わってから茨城で乗り込んできました。乗り込み中心で、休みといえば(GP)前夜祭くらいであとはずっと乗っていました。レースでは緊張する方ではないです。去年はちょっと緊張しましたが。動ける人が(佐藤)友和君と山崎君と小嶋君の3人なんですけど、3分戦になった方が北日本から優勝者が出る可能性があると思うし、並んで何もできないで終わるよりは3分戦にした方が良いし、友和君も山崎君も自力が良いと言ったんでそうしました。自分は友和君に付けます。
 【8】渡邉晴智(静岡・73期)
渡邉晴智選手  (GPは2度目で)今回はすごく気持ちが入っています。前半は納得のいくレースがいっぱいできたんですけど、後半戦は自分らしさが欠けるレースが多かったんで、ちょっとその辺は反省しています。(全日本の後は)最後に競輪学校に合宿に行って先生にバイク誘導で仕上げてもらいました。全部で4日か5日行きましたね。やるべきことはやったつもりです。(立川は)冬場は重たいイメージが強い。(GPは)小嶋さんの番手に行きます。今年いっぱい付けさせてもらったんですけど、強いのはわかっていますので。競輪学校で(小嶋と)一緒だったけど、練習内容は別でした。付いていければ自分にもチャンスがあると思います。
 【9】山崎芳仁(福島・88期)
山崎芳仁選手  (GPは今回が2度目で)流れがわかっているってことでリラックスできています。もう一回G1を取ってGPに出ることが目標だったんで、それが達成できた時点で今年は自分では良かったと思ってます。(全日本が終わってから)前半は休んで、中盤から乗りこんで、最後はスピード練習で調整しました。(立川は)直線が長いけど気になりません。(並びは)僕が競輪祭を取って友和が賞金でGPが見えてきたときから、GPは別線にした方がいいだろうと話しはしていました。(GPを取れば山田裕仁の賞金記録を抜く事に関しては)記録は達成したいと思うけど、競走が小さくならないようにしたい。自分は行くか引くかなんで、積極的なところを見せたいですね。小嶋さんは怪我明けですけど全日本を見ても変わらないし、上がっていると思うんでワンポイントで仕掛けないと優勝はないと思います。




情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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