『KEIRINグランプリ08【GP】』 共同インタビュー
 
配信日:12月27日


12月30日(火) 11R (発走予定16時30分)


 【1】平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手  例年に比べて失格とか落車がなく、ちゃんと一年間走り通せたんで、比較的安定して終われた感じですね。全日本が終わってからは体調を崩したんですけど、すぐに立て直せました。練習メニューはいつもと同じなんですけど、気持ちの入り方がいつもと違っていたし、この2週間は完璧に練習ができました。グランプリは初めてだけど、一発勝負は好きですね。平塚はダービーの決勝で失格したけど、良いイメージを残すためにも笑って帰りたいですね。北が別線になったけど、細切れには変わりはないので関係ないですね。1着を狙い過ぎず、自分のタイミングを逃さずに。いつもどおり、行くべき所で仕掛けたいと思います。
 【2】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手  今年はじめは良い状態で迎えられたんですけど、初戦がワールドカップから始まって、8月までは競技をメインにやってきていたので競輪に集中できたのはオールスターからなんですけど、前半戦はオリンピックで後半は競輪に集中してやってこれたかなと思います。充実した一年だったし、モチベーションを12月31日まで維持することができた一年だった。  西武園が終わってからは15日~18日まで沖縄に合宿に行って短い期間でしたが集中して、その後は地元でスピード練習をして仕上げてきました。平塚は自力でやっていた頃は走り易くて、先行して残るイメージがある。01年は勝っているけど、次は佐藤慎太郎君と接触して車体故障しているんで、良いのと悪いのが両方ありますね。歴代の人達に比べればまだまだなんで、出られたことは名誉だけど、これに満足することなく一年一年勝負の年だと思ってまた頑張っていきたいと思います。並びは(山崎、佐藤と)3人並んだときには二人に任せているので、その結果別線になりました。山崎君は一番強いので、何も言うことはないし良いレースをしてくれれば自分にもチャンスがあるので、しっかりと付いていくだけ。ゴール前勝負できれば一番良いですね。
 【3】三宅伸(岡山・64期)
三宅伸選手  全日本のあとは普通にいつも通りに生活していた。練習もいつも通りですね。腰痛は全日本が終わってからマッサージとか色々とケアをしたんで楽になった。体調は良いとはいえないけど、走る限りは大丈夫だと。(グランプリの雰囲気は)久々だからかすかにしか覚えてないけど、平塚に関しては華やかで走り易いイメージですね。(グランプリは)昌己に任せます。永井が先行して、そのラインに誰が乗るかが大体の予想だと思うんですけど、昌己も縦横無尽に走るので、信頼して付いていきたい。
 【4】山崎芳仁(福島・88期)
山崎芳仁選手  安定感を求めて走った結果、それが繋がったので自分では満足しています。全日本が終わってからは4日間休んで、それからまた一から体を作り直してきました。一日だけ若手と平バンクで合宿をしたけど、それ以外はいつも通りの練習です。まあまあスピードが出ていたんで、調子は問題ないと思います。平塚はヤンググランプリも獲っているし相性は良いし走り易い。(グランプリは、佐藤と)二人で相談した結果、3人にチャンスがあるレースをと考えたら別戦で、友和が単騎になった。このメンバーで八番手、九番手はキツいんで、そこはいつもと違った攻め方をしたいと思う。チャンスがあればいつでも行く準備はしています。
 【5】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手  前半、東王座を獲ったあと調子を落としたときに落車っていう事故もあって初めて入院した。ここに来る前に大分戻ったし、新しい自分になった。落車したこともプラスに働きました。全日本が終わってからは一週間は何もせずにのんびりして、前夜祭辺りから取手で練習を再開して1週間くらい。仕上がりも良いですね。今年のグランプリも緊張感もなくリラックスできてます。北日本から誰かが(優勝を)獲れるようにと考えたら分かれた方が良いんじゃないかと。展開と勝てそうなイメージもできています。ただ5番車なので位置が取れないし、出たとこ勝負ですけど。平塚は良いイメージで走ったときは国際競輪で走ったときですかね。あとはあまり良いイメージがないですね。
 【6】渡邉晴智(静岡・73期)
渡邉晴智選手  今年の前半戦は良かったんですけど、後半になってファンの方に迷惑をかけてしまった。全日本が終わってからは一度、土曜日に競輪学校に行って、19日~21日までまた学校で合宿をさせてもらいました。比較的、練習はうまくいったと思います。自分の中ではいつも以上に良かったです。静岡ダービーではプレッシャーが凄くて緊張もしていたし、思い出せないくらいだったけど、でも今回は気楽にリラックスできています。平塚はどうだとかイメージは気にしないですね。(グランプリは)全て平原に任せます。何も言わないで平原が好きに走ってくれればいい。
 【7】井上昌己(長崎・86期)
井上昌己選手  今年は安定感に欠ける年で、後半今ひとつ乗り切れなかった。(競輪祭を獲って)ホッとした気持ちはなかったんですけどね。直前は前夜祭の前の日まで沖縄で練習して、帰ってきてからは普通に地元で練習していました。(前回、グランプリに出場したときの雰囲気は)そんなにはっきりとは覚えていないけど、今回は余裕があると思う。(平塚バンクは)今日乗ってみて軽かったので、今までと同じイメージですね。初手は中部の後ろからと考えているんですけど。まだ三宅さんと作戦を話していないので分からないけど、そのイメージで行こうと思ってます。あとは流れに応じて。
 【8】永井清史(岐阜・88期)
永井清史選手  今年はオリンピックに専念した一年でした。オリンピックで燃え尽きてしまった面もあって、競輪はあまり成績が良くなかった。西武園の時点ではまだ怪我の影響があった。それが終わってからは落車の影響もなくしっかりと練習ができました。平塚は以前、ヤンググランプリを走ったんですけど軽いイメージがある。二日休んで本番だけど、オリンピックでも体験しているので影響はない。小嶋さんと2車なのでよく考えて走りたいですね。北が何車いても主導権を取るつもりです。
 【9】小嶋敬二(石川・74期)
小嶋敬二選手  今回はこの着ているTシャツの通り崖っぷちですね(笑)。永井君がオリンピックで(メダルを獲って)グランプリに出場が決まった時点でグランプリに向けた練習に切り替えようと。それで体重を大幅に増やして力を付けようということが練習の目標だった。後半がもの凄く悪かったのは、6月か7月の段階である程度賞金でグランプリに乗れると分かったし、大崩れしても出場がかなうのでスタッフと相談し、何も準備していないで出るよりは、準備して出られない方がまだましだと結論が出たので8月9月に準備して、30㎏くらい増やして、そこからまた20㎏落としていきました。準備はしっかりしたつもりです。全日本が終わってからは(日本)大学のスタッフとスケートの清水宏保君と合宿を組んで良い練習ができました。今回は今までのグランプリとは違って永井君という同地区の選手がいるので、今までのグランプリとは流れが違うので新しい気持ちで臨める。永井を全面的に信頼して、僕が注文を付けるのではなく、永井が走り易いように戦ってもらう。永井が優勝できる位置にいれば僕も優勝できる位置にいるという前提で良いレースをしてもらいたい。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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