小川祐司選手 |
栄えある1R、1番車に抜擢されたのは小川祐司(写真)だ。 「朝早いのは苦手なんですけどね。いいところに入れてもらってるし、頑張らないと。佐世保の2日目は過信もあって甘かったけど、3日目、4日目は修正できた。2着権利だけど、いつもどおり頑張ります」 前回、岸和田で落車している小田倉勇二だが、「大丈夫です」と笑顔を見せる。 「怪我自体は軽かったです。帰って整体に行ったらバラバラだといわれたので、そこもちゃんと治してきました。いつも10時くらいには一本目をモガいてるので、この時間のレースも大丈夫です」 |
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望月永悟選手 |
前回の伊東記念6379着。小埜正義は最終日の藤木裕との対戦で、走行中に胸鎖関節を脱きゅう。中3日での今シリーズの状態が心配される。 「昨日、一昨日とウェートはやったけど。自転車にはほとんど乗ってない。だから、前検日の今日にしっかりと乗って、セッティングとかをやりますよ。(脱きゅうした場所の感じは)思ったよりは深刻じゃないですよ。今回のテーマは魅せるレースですね」 試行錯誤を重ねながら望月永悟(写真)は、前回の久留米でF1ながらも久々に決勝に進出。手応えを感じている様子だった。 「(2場所前の)競輪祭が終わってから、ギアだったりいろいろ試してみた。(自転車を)いじりながらだけど、良くはなっていると思います。今年は軽いギアにこだわることをやめて、いろいろ勉強になったし、いい年だったと思います」 |
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水谷好宏選手 |
水谷好宏(写真)は9月京王閣オールスターの落車以来106日ぶりの実戦となる。 「久々のレースですね。怪我は右鎖骨の粉砕骨折に、肩鎖関節の脱臼骨折、肋骨骨折でした。特に肩鎖関節の痛みが長引きましたね。1カ月で退院したけど、そこから1カ月半は乗れず、練習は12月に入ってから。ヤンググランプリも初めてのG1もここだったんで、今年はここで終わりたいなって気持ちはありました。ゼロからのスタートだけど、ボチボチ頑張ります」 広島記念は振るわなかった天田裕輝だが、前回久留米では152着と立て直してきた。 「広島は疲れもあって重かったけど、前回から調子がよくなってきました。ここまではそんなに空いてなかったので普通どおりですね。今回はオールS級だし、負けないように。しっかり頑張れればいいですね」 |
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伊藤世哉選手 |
早坂秀悟は前回の松阪が191着。大敗と背中合わせも、デキに関しては自信あり気。 「ナショナルチームの合宿があって、それからも坂本(勉)さんにバイクで引っ張ってもらったりして。坂本貴史君とかといい練習が、久しぶりにできた。調子はいいと思うんで、あとは展開。展開さえ向けば、いい結果が出ると思うんですけど」 近況はまくりの決まり手のない伊藤世哉(写真)だが、早坂と紀井孝之の踏み合いになれば、まくりの展開が訪れそう。 「ゴチャついたら、いつでも(まくりを)出す用意はありますよ。ただ、最近はまくりの決まり手がないんで。脚の方は変わらずいいと思うし、初日みたいに(目標が)いない時もあるんで、そこでいかに我慢して自分で勝ち上がれるかですね」 |
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朝倉佳弘選手 |
7月前橋で落車した影響が色濃く残っていた朝倉佳弘(写真)。しかし、今回は復調を実感しているのか表情は明るい。 「復帰してからは肩が万全じゃなくて騙し騙し走ってたけど、今回は2週間しっかりウエイトトレーニングができてダッシュが戻ってきた。ウエイトをやったのは4、5カ月ぶり。まだいい頃に比べれば6割ぐらいだけど、ここ最近ではいいほうかな」 矢野昌彦は前回、静岡では準決勝で敗退しているが、今回は修正してきたと胸を張る。 「前回は疲れもあって調子も悪かったけど、今回はそれなりに修正して来ました。調子も戻ってると思います。富山は雪が降るので、12月からは一宮に移って山内(卓也)さんや林(巨人)くんたちと練習しています。立川は前回も決勝に乗ってるし、そんなに悪くない。持ち味を出せるように頑張りたい」 |
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吉村和之選手 |
前回の佐世保記念では3連対と気を吐いた吉村和之(写真)は、同じ中部地区の松崎貴久に前を預けて予選突破を目論む。 「体も動いているし、練習もしっかりとできている。前回の佐世保よりも体の状態は今の方がいいくらいですよ。松崎さんが前で頑張ってくれるなら、自分は松崎さんに付いてそこで自分の仕事をします」 守澤太志との北日本タッグで初日に挑む大槻寛徳は、年末のシリーズへ向け上昇カーブを描いている。 「守澤君とは彼が強くなる前に連係したことがある。だから、かなり前だったと思います。競輪祭辺りから自分の調子が良くなってきているし。前回の岸和田(814着)も着よりはいい感じで踏めている。守澤君と2人で決まるように」 |
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濱田浩司選手 |
濱田浩司(写真)は10月防府の完全優勝をはじめ、F1戦では安定している。 「仕掛けどころがちょっと遅めなんで、そこがね。立川は好きだし、調子もまずまずです。金澤をすんなり駆けさせると強いんで、考えて走りたい」 小川圭二は3年連続のグランプリシリーズ参戦だ。 「前回の高知もそうだし、最近はよく濱ちゃんと一緒になるね。僕の感じは悪くないけど、前を抜く脚は…。グランプリシリーズは前回特選に乗れたけど、今回は予選なんでね。しっかり付いて行って勝ち上がりの権利を確保したい」 金澤竜二は濱田を相手に先手必勝を狙う。 「伊東記念から中3日。疲れてたんで1回休んで、昨日だけ練習してきました。疲れもないし、感じもそんなに悪くなかったですね。今年は成績のムラが激しかったので、最後は気持ちよく終わりたいです」 |
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藤原憲征選手 |
来期はA級に陥落する藤原憲征(写真)は、これがS級最後のシリーズ。しかしながら、自転車をじっくり調整しながら、至ってマイペースで口を開く。 「前回の伊東記念から中3日だけど、終わった次の日から3日間練習をしてきた。自転車の乗り方だとか、自分でも思うところがあるし、果たしてそれが正解なのかと思ってやってきた。正解までは程遠いけど、自分でちょっとずつ良くなってくれば」 直線の長い立川バンクを気にしながらも、藤田竜矢は例によって豪快に笑い飛ばす。 「立川が直線が長いんで、逃げて(後ろに)差されてしまって…。あんまり成績が良くないんですよ。だから、(まくりが多くなった)今の方がいいかもしれないですね。前回が終わってかなり疲れていたけど、もう疲れは大丈夫です」 |
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市田佳寿浩選手 |
予選のメーンは近畿勢が人気を集めそう。市田佳寿浩(写真)は大怪我を乗り越えた今年をいい形で締めくくれるか。 「伊東記念から中3日は1日休んで2日練習。自転車に乗ったほうが体がほぐれるし、その辺は大丈夫です。あとは(自転車が)しっかり進んでくれればいいけどね。(今年は怪我もあったが)またこうやって競輪を走れてるし、来年につながるように締めて終わりたい。ここまで来れたことには感謝してるし、そんな気持ちで走りたい」 山田久徳は3週間以上配分が空き、練習十分で今年最終戦を迎える。 「追加の連絡もきたけど、断りました。(11月川崎で)落車の影響もあったし、前回の調子もあまりよくなかったので戻すつもりで練習した。だいぶ戻ってると思うし、戻ってたらいいな。立川は2回目。前回は走りやすかったですね」 |
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新田康仁選手 |
前回、地元での伊東記念は惜しくも準Vだった新田康仁(写真)。それでも、その影響を引きずることなく前向きに、中3日でシリーズを迎える。 「前回からは体のケアを中心にやってきたんで、練習はほとんどしていない。でも、前回もその場、その場で体がしっかりと反応をしていたし、(いい状態を)キープしていると思います。うまく南関ラインで上位を独占できるように」 メンバー中で北日本はひとりの伏見俊昭は、不安をチラリとのぞかせながらも一撃の魅力は秘めている。 「あんまり思わしくないし、なんかかみ合っていないですね。意外とろっ骨の影響が長引いているのかなっていう感じがある。ただ、練習では戻っているし、あとはレースです」 来年ダービー初日特選のシード権が足かせになっていた牛山貴広が、反省しきりで初日特選に気持ちをリセットする。 「ダービーの特選っていうのが目標でもあったし、それはもう大丈夫だと思う。今年の後半はそれを気にしすぎて小さいレースになっていたところもあった。それがマイナスに働いてしまった。立川はすごく相性がいいし、自分本来の走りができるように」 |
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石井寛子選手 |
地元で初めてのガールズGPを迎える石井寛子(写真)だが、海外遠征や大舞台の経験を糧に気負った様子はない。 「(競技で)メキシコから10日に帰国したんですけど。本当は9日だったんです。雪の影響で遅れて、その一日も大きかったし。帰国してかなり疲れていた。そこからナショナルチームの合宿が14日から17日まであった。そのあとは自分の練習ができたけど、どうですかね。合宿の時は全然走れなくて、それが出てしまったらやばいけど。いまはメキシコの前よりも良くなってる気がします。悔いの残らないレースをしたいです」 山原さくらは京王閣オールスターで開催されたガールズケイリンコレクションで落車。その悔しさを、この一番にぶつける。 「前回は何も分からないまま終わった。雰囲気も楽しめなかったので、今回は落ち着いて走りたい。欲張りだけど、魅せて勝ちたい。勝ちにこだわると落車のリスクもあるので、ドカンと行って一番を目指したいです」 |
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小松崎大地選手 |
小松崎大地(写真)は昨年に次ぐ2度目の出場。今年は10月千葉で初めて記念の決勝に勝ち進み、11月玉野ではS級初Vを飾るなど様々な経験を積んでヤンググランプリの舞台に戻ってきた。 「今年1年をとおして色んなことを経験させてもらいました。一番実感させてもらったのは競輪はライン戦だなということ。昨年は単騎戦で組み立てが難しかった。今年は単騎の人も多いけど、阿部(力也)君に付いてもらえる。自力でも勝負できる阿部君に付いてもらうし、なんとかゴール前で2人で勝負できるように組み立てたいですね」 三谷竜生は今年1月に特別昇級でS級入り。5月平塚記念、10月千葉記念は決勝に勝ちあがるなど、S級トップ選手を相手にも好勝負を演じている。 「前走の松阪とは違う新しいフレームを持ってきました。実戦では初めてだけど2週間くらいは練習で乗ってきていい感じだったし、不安みたいなものは感じていないです。近畿はみんな自力で持ち味を出したいと言うことになりましたので、単騎で勝負ですね。同じ一発勝負のルーキーチャンピオンで悔しい思いをしてるんで、出し惜しみするようなことがないように力を出し切って終われるようにしたいです」 |
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村上義弘選手 |
グランプリ連覇を狙う村上義弘(写真)だが、前回の競輪祭では2日目に失格を喫して早々に欠場。状態はどうか。 「基礎的なことをやるのには時間がそれほどある訳ではないし。上積みを作れるようなベースもない。それでもしっかりと練習はできたし、戦える状態にはある。年齢を重ねれば、重ねるほど一年が経つのは早い。もう一度、(グランプリチャンピオン)ユニフォームを着たい」 平原康多は3年ぶりのグランプリにもリラックスムード。 「予定通りなのかわからないけど。いろいろ忙しい中で練習もできた。体調を崩さないように、ベストで走れるようにまずは体調管理に気をつけたい。楽しめればいいですね」 3年連続のグランプリ出場の深谷知広は、盤石の態勢で師匠の金子貴志とのセットに気合を入れる。 「今回はいままで走ったグランプリの中で一番いい状態だと思います。一昨年は初めてのグランプリだったし、去年は怪我の影響があった。それから比べると今回が一番だし、気持ちの面でも悪くない。まずはヤンググランプリが終わるくらいまではゆっくりします」 |
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