第62回朝日新聞社杯競輪祭（GI）

優勝者コメント

　（初タイトルの心境は）すごいうれしい気持ちと、ホッとしている気持ちと、気が引き締まる気持ちと。なんか複雑な感じですね。（レースは松井宏佑が）どこで行くのかなって、ちょっとピリピリしていたんですけど、しっかり出切ってからも、あいつのペースで踏み上げてくれたので安心していました。（別線は）結構、（松井）宏佑もカカっているところですかさず来ていたので、僕もヨコに振るのか、すかさずタテに踏むのかっていう迷いはあったんですけど、ちょっと一回、動きを見て落ち着いてから（最終）2コーナーの立ち上がりのところから行ったので、その分、最後は粘れたかなって感じです。正直、後ろに誰がいるのか分かってなかったんですけど、和田（健太郎）さんがいると信じて、僕は最後までしっかり踏みました。ずっとタイトルを目指してきて、欲しくて、欲しくてたまらないGIのタイトルだったんで、それを獲って（グランプリに）出るのと、獲らないで出るのとでは、また大きくグランプリの走り方が変わってくるのではないかなと思います。（昨年の競輪祭では落車して）途中で欠場して自宅に帰っていたので、本当に最後の最後まで結果待ちだったので、去年は運が良かったっていう形なんですけど、今回は獲りにいってしっかりグランプリの出場権を取れたので、去年とは違うグランプリになると思います。親父（盛夫・50期引退）を越えるにはGIを獲ってからだなって思っていたので。僕もそうですけど、親父も仕事以外の時は僕の練習とかに付き合ってくれたので、ホッとしているんじゃないかなって思います。（南関では）海老根（恵太）さんがGIで優勝したり、グランプリを獲ったりしているので。その時は海老根さんは単騎のレースが多かったと思うんですけど、今回はこうやって南関の結束力を見せれて、今後ますます僕が引っ張って盛り上げていかないといけないんじゃないかなっていう思いでいっぱいです。決勝のメンバーが出てからは、自然とああいう並びで決まったので、あとは各々の役割と言いますか、できることを一生懸命やろうってことで。宏佑が本当に頑張ってくれましたし、和田さんも僕に番手を回らせてくれたので、その結果だと思います。（今年のグランプリは和田と走れることになって）それが本当に大きいですし、（今回の）準決勝で一緒に決勝に乗って、グランプリでもまた一緒に連係しようって思いがあったので。和田さんだけでなく、一人でも多く南関からグランプリに乗れるように切磋琢磨していきたいですね。（地元の平塚でグランプリが開催された）3年前から悔しい思いをして、こうやってまたせっかく（平塚グランプリの）チャンスが来たんで、このチャンスをムダにしないように。悔いがないように約一カ月過ごして、当日を迎えたいと思います。

第1回 ウィナーズカップ

（2017.3　高松）

第35回 共同通信社杯

（2019.9　松阪）

第62回朝日新聞社杯競輪祭

（2020.11　小倉）