『第48回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』 前検日編
配信日:1月24日
明日から今年最初のGIレース、第48回競輪祭 朝日新聞社杯争奪 競輪王決定戦が北九州メディアドームで開幕します。前検日の今日は全国からトップスターが集まり身体検査や検車を終え明日からの決戦に備えました。
場内ではGIレースを盛り上げる数多くのイベントが予定されています。明日はすぴRitsのお出迎えに始まり、アリーナ内ステージではファーイーストオーケストラライブや専門解説員による予想会。そして10レース発売中には公営競技トークバトル、明日は競馬の武豊氏と元競輪選手の内林久徳氏が中野浩一氏の司会で熱いトークバトルを展開します。とにかく見どころ盛りだくさんの競輪祭、ぜひメディアドームに足をお運びください。
<1R>
オープニングの1レースからは
丸山啓一
を。1カ月の欠場明けだが、状態に不安はない。
「ここに来る前に、沖縄で同期の織田(康弘)さんとみっちり練習をやってきた。今年はこれが初めての仕事だし、頑張らないといけませんね」
<2R>
渡辺一成
選手
2レースは昨年の競輪祭でも動きの良かった
渡辺一成(写真)
をピックアップ。
「補欠だったので準備がね…。そこが引っかかってるところです。繰り上がった時点で気持ちは切り替えてるけど、ドキドキしますね。でも、和歌山記念から使ってる新車も感じが良いし頑張ります」
<3R>
石丸寛之
選手
3レースには、ここでS級初優勝を飾るなど小倉と相性の良い
石丸寛之(写真)
が出走する。
「正月の千葉Sから間隔が空くので、本当は追加でもう一本走りたかったんだけどね。その分、ウエイトとかきっちりマックスまで上げたり、やれることはやってきた。あとはレース勘だけど、最近は吉田との対戦が多いですね」
対する
吉田敏洋
は、「間隔も空いたし、今年は暖かいから練習は十分できた。この2日はほとんど何もやってないけど、少し疲れがあるかも。今日1日休んで軽くなってくれれば、もっと良い状態になると思う。久しぶりに強い山田(裕仁)さんと一緒に走れるので楽しみです」とリラックスムード。
<4R>
紫原政文
選手
4レースからは地元の
紫原政文(写真)
。11月高松Sの落車で肋骨を骨折し、直前の取手Sから実戦復帰しているだけに、まずは体調が気がかりだ。
「ケガは日にちが経ってるから大丈夫。とりあえず一本走ったけど、偉そうなことは言えないですね。前回があまりに悪かったから、今回は力を抜いて頑張ります」
武井大介
は前回の四日市Sの成績が悪く、こちらも調子が心配だ。
「前検日の前日まで乗り込んでたし、(四日市は)風も強かったから仕方がないですね。悪い流れで来ちゃったけど、全てはここに向けてやって来たので。走ってみないと分からないけど、疲れは取れたし調子は良いと思います」
<5R>
小川圭二
選手
5レースの
小川圭二(写真)
は全日本選抜の初日に落車し、今シリーズは約2カ月の長欠明けになるが、「全日本で鎖骨を骨折しました。でも、すぐに手術したので練習は結構やれましたよ。あとはレース勘ですね」と体調に不安はない様子。
<6R>
菊地圭尚
選手
6レースの
菊地圭尚(写真)
は前回大宮記念を「開催中に風邪をひいて」と途中欠場したが、状態は良いと胸を張る。
「見えない疲れもあったのかもしれないですね。まずは治すのに専念してきました。大宮は今までにないくらい感じが良かったし、今回も維持できてると思いますよ」
GPユニフォームで初のレースとなる
井上昌己
は、「和歌山は風邪で欠場したけど、今は大丈夫です。練習も2週間できたし、不安なのはレース勘だけ。九州のビッグレースだし、下手なレースはできないですよね」。
<7R>
高城信雄
選手
7レースからは復活の兆しが見える
高城信雄(写真)
を。直近10場所のバック本数は20本を超え、とにかく最近は攻撃的な競走を見せている。
「(バック本数が)そんなに多いんですか? 意識しなかったけど、動けてるんでしょうね。立川記念でも成績以上に感じは良かったし、直前の練習でもすごく良かった。良い状態を維持できてると思うので、今回も気を引き締めて走ります」
佐藤慎太郎
は自然体で、今年最初のGIに臨む。
「GIの予選は久々ですよ。まあ去年は1回しか優勝してないですからね。あまりその辺にこだわりすぎてもダメだけど、練習の感じは良かったし今年は一発目から頑張ります」
<8R>
小倉竜二
選手
8レースには昨年の競輪王・
小倉竜二(写真)
が登場するが、第一声「オーバーワークです」と表情は浮かない。
「和歌山記念は練習不足で調子が悪かった。帰ってからもいつも通りの練習だったんだけどね。体はついてこないし、疲れは取れないしで…。ここ2日休んだから、あとは本番でどれだけ(脚が)回るかですね」
和歌山記念で記念初Vを飾り気分良く競輪祭を迎えた
山内卓也
は対照的。
「何度も獲れそうで獲れなかったから、和歌山は嬉しかったですね。その後もゆっくり休んで練習もしっかりやれたし、調子は良いと思います」
<9R>
加藤慎平
選手
一次予選最後の9レースは中部コンビが人気を集めそう。昨年の競輪祭でも決勝進出している
加藤慎平(写真)
は、「去年はケガとかで脚も落ちてたと思うし、1年間色々勉強しましたからね。和歌山記念の前も体調を崩したけど、GIだからやるしかない。まずは平常心で走りたい」。
昨年の競輪祭では2勝を挙げた
藤原憲征
だが、「中部のふたりが抜けてるし、(本来一次予選は4着までだが)2着権利の勝ち上がりですね」と苦笑い。
「ドームとの相性ですか? そんなに良いとは思わないですよ。ただ練習はやってきました」
<10R>
武田豊樹
選手
10レースからは特選。前回、立川記念の決勝で落車した
武田豊樹(写真)
だが、「落車は大丈夫だったし、練習も普通にやってきました。ドームとの相性は良くも悪くもないけど、今年一発目の特別競輪だし、何とか頑張りたい」と体調の不安なく本番を迎えた様子。
村上義弘
は年頭の岸和田Sをギックリ腰で欠場。
「競走も空くし岸和田は走りたかったんだけどね。練習は2週間できたし、体力的には問題ない。ただドームだし、あまり期待せんといてください(苦笑)」
一昨年の競輪祭を優勝した
後閑信一
。
「調整して軽くはなったけど、大宮記念では初日から近年にない重さでしたね。それでも決勝は山口(幸二)さんと接触しなければ優勝できたかも。今回はまず(山口と接触した時の)ケガを治して来ました」
<11R>
平原康多
選手
荒井崇博
選手
11レースの
平原康多(写真)
は大宮記念で決勝に進んだが、状態は良くなかったと話す。
「広島記念の落車でバランスがひどくて、大宮はすごく感じが悪かった。だから今回はケアを中心にやってきました。まだ完璧ではないけど、前回よりはだいぶ良い。疲れも抜けてると思うし、あとはやるしかないですね」
荒井崇博(写真)
は例年この時期は苦手としているが、今年は立川記念を制すなど好発進。心なしか表情にもゆとりが。
「今年一発目のGIだし、調子は走ってみないと分からない。まあいつも通りのレースができれば良いでしょう」
大塚健一郎
も密かに気合をみなぎらせる。
「ここ最近はずっと悪かったからね。今回は特別でも決勝に乗った時のフレームを引っ張り出して来ました。頑張りますよ」
<12R>
手島慶介
選手
12レースの
手島慶介(写真)
は大宮記念を優勝し、今年も好スタートを切った。
「疲れもあったし、体調的にも(大宮記念は)獲れるとは思わなかった。まだ微妙に疲れてる気もするから、今日はとにかく長く寝ます。今回も一戦一戦を、一生懸命走るだけです」
「今年は競輪一本」と公言している
小野俊之
は、地元地区のGI戦で気合も違う。
「和歌山記念は感触が良かったけど、終わってから乗り込んでいる時に落車してしまったんです。その後、ドームで九州地区の合宿があったので、どこまで戻るかなって感じだったけど、思った以上に感触は戻ってた。今年の競輪祭からはしっかり地元地区を意識して頑張りたいと思います」
GPチャンプの
有坂直樹
は、去年は競輪祭表彰台から勢いをつけただけに、今年もここから流れに乗りたい。
「グランプリユニフォームを着て和歌山の初日はすごい緊張したけど、走るごとに慣れてきました。小倉はドームになってから競輪祭の決勝にも乗れてるし、すごく相性が良いと思う」
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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