『第49回競輪祭朝日新聞社杯争奪競輪王決定戦(GI)レポート』 2日目編
 
配信日:1月25日
 

 第49回競輪祭は二日目を迎えた。全員が準決勝へシードされるダイヤモンドレースをメインに、二次予選6個レースで勝ち上がりが争われた。
  場内では開催を盛り上げるべくたくさんのイベント・ファンサービスが用意されております。まず開催を通してオリジナルクオカード(100名)、10万円(1名)が当たるスクラッチ付き応募用紙が先着1,000名様に配布され、予想会(10時~、7R発売中[最終日は9R])と西日本工業大学によるケイリンポスター展が行われます。
  なお明日26日は、オリジナル消しゴムが先着2,000名様にプレゼントされます。4階ステージにて「藤崎マーケット」お笑いステージ(4R、10R発売中)、公営競技トークセッション(9R発売中)、選手会によるチャリティーオークション(3,5R発売中)が。バンク内では、すぴRits VS LOVE9 チームスプリント(予選10:00~、決勝8R発売中、エキシビション「藤崎マーケット VS すぴRits」)、ちゃりんこグランプリ(予選4R発売中、決勝7R発売中)が行われます。どうぞお楽しみに。

ダイヤモンドレース レース経過

 スタートで渡邉晴智が飛び出して、周回は前から山崎芳仁―渡邉―平原康多―手島慶介―兵藤一也―荒井崇博―室井竜二。後ろ攻めを嫌った小嶋敬二―濱口高彰が山崎に並びかけるが山崎は下げず、青板ホームから下げた中部勢が後ろ攻めに。
  赤板ホームから中部勢が動き始めると、この動きに荒井が続く。打鐘で山崎が車を下げると正攻法には小嶋が入ったが、誘導との車間を切ったままで、まだ仕掛ける気配はない。そこを4コーナーから荒井が叩くと、更にその上を平原が一気に叩いて1コーナー過ぎに先頭に立つ。荒井も何とか内で粘るが、三番手の兵藤をドカすのが精一杯。一方、山崎はホーム過ぎから反撃を開始する。平原のペースも全く落ちず、山崎は終始外々を踏まされる苦しい展開だったが、直線でもグイグイ加速するとゴール寸前で粘る平原を捕らえた。カマした平原も2着に粘り好調をアピール、終始平原マークの手島が3着に流れ込んだ。

ゴール
表彰式
ゴール
表彰式

<6R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
   6レースは顔見せから武田豊樹の番手が大渋滞。レースは先行一車の利を生かして武田が逃げ切る。注目の番手争いはホームで南修二を、2コーナーで山田敦也を競り落とし、後閑信一が意地とプライドで番手を守り切った。
  「自分は与えられたメンバーで頑張るだけですから。今日は武田君が頑張ってくれた。強かったですよ。オッズ(1番人気)を考えながらの競りだし難しいですよ」
  武田豊樹(写真)は「(上がりタイムが)11秒前半で駆ければ何とかなると思っていたけど、今日は後閑さんが頑張って番手を守ってくれたおかげで勝てました。昨日は小嶋(敬二)さんに力負けしたから、明日当たったら次こそ頑張りたい」
  競り負けた南修二だが表情は晴れ晴れ。
  「ちょうど踏み遅れたときに一気に駆けられてしまった。周回中の反応で遅れてるし、まだまだ力不足ですね。負けてもいいからもっと前々で勝負したかった」
  山田敦也もタイミング良く追い上げたが…。
  「武田さんは早めの仕掛けはないだろうから、引いて(追い上げる)タイミングを計っていました。何もできなかったから、付いてくれた榊枝(輝文)さんには申し訳ない。まだまだ練習不足ですね」


<7R>
佐藤慎太郎選手
佐藤慎太郎選手
   7レースは佐藤友和がホームからカマシ先行。ピッタリ追走した佐藤慎太郎(写真)が1/2輪差交わして1着に。
  「後ろに(渡部)哲男がはまっていたから(佐藤友との)車間を空けました。余裕がなかったし、少し空け過ぎましたね。もう少し自分に余裕があればもうワンテンポ遅らせたけど。(佐藤友を)残したというよりは、連れて行って貰ったという感じ。でも、1着がとれていない時は弱気になるけど、勝てているうちは強気で走れるね」
  逃げた佐藤友和は「昨日は掛かっていないと周りからいわれたけど、感じ良く駆けられたし今日は言わせませんよ」と力を出し切り満足げ。
  一方、佐藤友に叩かれた渡部哲男だが、金成和幸が千切れたため三番手にはまり、最後は小倉竜二のハンドル投げを凌いで3着に粘り込んだ。
  「ラインが2車なら考えたけど、幸田(光博)さんが付いてくれたから今日は駆けた方が良いと思っていた。カマされても前に踏んでいれば(佐藤友の後ろが)離れてくると。三番手に入って余裕もあったけど、前が掛かっていたから車が出なかったね」


<8R>

菊地圭尚選手
菊地圭尚選手
岡部芳幸選手
岡部芳幸選手

   8レースは北津留翼、紫原政文、西川親幸とそろった九州が本線と目されたが、菊地圭尚(写真)が圧倒的なスピードで主導権を握った。菊地は、「武井(大介)さんが粘るのは予想外の動きだったけど、北津留がそれに気を取られている間にうまく仕掛けられました。どちらにしても、北津留より先に踏まないと勝負にならないと思っていたし、踏んだ感じも悪くありませんね」と納得の表情を見せる。
  1着の岡部芳幸(写真)は菊地の強さに舌を巻く。
  「今の(菊地)圭尚は本当に強いね。練習も強いけど、実戦でも完璧に自信をもって走っている。今日は北津留の上を叩くレースになりそうだったから、踏み出しだけに気を付けていました。今のデキなら僕がどうこう言うこともないし、ただ付いていくだけでいいでしょう。先手さえ取れば、澤田(義和)や武井も付いてきてくれるとは思っていました。僕自身は昨日より上がっていると思います。競走の間隔が空いて、前検日や初日は雰囲気に乗り切れなかったけど、今日は問題ありませんでした」


<9R>
高谷雅彦選手
高谷雅彦選手
山口幸二選手
山口幸二選手
   9レースは村上義弘と高谷雅彦で中団を争ったが、内が空くと高谷がスルスルと抜け出して先行策に出る。高谷のまさかの先行策で後方はもつれたが、村上義弘が力で強引にまくって2連勝。
  「矢口(啓一郎)君は粘られる展開には持っていかないと思っていたから、(矢口が)内を空けたのは予想外だし、高谷さんが前まで行くとも思っていなかった。外を行くことにこだわり過ぎて失敗することが多かったけど、今日は冷静に周りが見えていました。(前の)友定(祐己)君が車間を空けていたから、出たら合わされると思ったけど、後ろに(山口)幸二さんが付いているから強引に出ました。調子は特別良いという訳ではないけど、共同杯で落車した頃に比べれば、そこそこ勝負できる状態に戻っている」
  高谷雅彦(写真)は大健闘。持ち味の地脚を発揮して2着に。
  「踏み遅れてしまい、気が付いたらまさかの七番手になってしまった。内が空いたから一か八か斬りこんだけど、自分でも先頭まで行ってしまうとは思わなかったですよ。出切ってからは自分のペースに入れました。タイムが出ていなくても(11秒7)着がよければいいでしょう」
  山口幸二(写真)は離れ気味になりながらも村上を懸命に追走して3着に。
  「(村上がいつ仕掛けるのか)半信半疑で付いていたから半車空いてしまった。1車1車確認しながら内を抜けていったから、最後はスピードに乗り切れなかった。高谷を抜きたかったね。調子としてはもう少し足りないかな」


<10R>
加倉正義選手
加倉正義選手
   10レースは新田康仁が中団の飯野祐太に蓋をする。ジャンが入っても隊列はそのままとなり、前受けの井上昌己が先行する展開に。番手の加倉正義(写真)がキッチリと追い込んだ。
  「昌己ならジャン過ぎからなら(先行しても)残ると思ったけど、ギリギリまで引き付けてから行ったね。自分の調子もそんなに悪くない。9年前繰り上がりで優勝して以来、G1の決勝に乗ってないんでそろそろ乗りたいね」
  井上昌己は引き揚げてくるなり「あんなに単調なレースで良いのかな」と漏らす。
  「スタートで誰も前を取らなかったんで出ました。ひと叩きあると思っていたし待っていたんですけどね。ジャンで腹を括りました」
  敗れた新田康仁は「2車だし(飯野は)引くと思ったんだけどね。引かなかったんで(中団に)こだわってやろうと。ホームで斬っても(井上に)合わされるだけだし。あとはどこまで詰め寄れるかだったけど、車が出なかった」。


<11R>
牧剛央選手
牧剛央選手
   11レースは牧剛央(写真)が大暴れ。初周で渡邉一成の番手をジカで攻め、渡邉がまくりに構えると切り替えて今度は稲村成浩の番手をさばく荒業に。最後はしぶとく追い込んで大金星を挙げた。
  「前々から飛び付こうと思っていたけど、昨日の渡邉君の上がりタイム(11秒3)を見たら自分の脚では飛び付けないから、ジカで行った方が良いと思って変更しました。ジャンで一旦(渡邉の)前に出たから、あれで(渡邉が)行くタイミングが狂ったと思う」
  2着は香川雄介。バックから内々を突く得意のコース取りで鋭く伸びた。
  「牧さんはジカで番手に行ったから、その後ろよりは村上(博幸)君の三番手の方が面白いと思った。1コーナーで内に(車輪を)差したときに、ちょうど牧さんが内をすくっていったんで自分も付いていきました。頭まで行きたかったけど2着で上出来です」


<12R>
ああ
山崎芳仁選手
山崎芳仁選手
平原康多選手
平原康多選手
   最終11レースは、小嶋敬二、荒井崇博、平原康多の順で先頭が変わり、入れ替わりの激しいレースとなった。結局、終始サラ脚で回った山崎芳仁(写真)が、バックから小嶋の外を強引にまくって1着となる。
  「昨日はジャンから脚を使ったしタイミングも取れないレースだったけど、今日は自分のタイミングで仕掛けられたからね。自分はタイミングひとつですから。昨日から脚は問題なかったし、今日も踏んだ感じは良かったですよ」
  まくられた平原康多(写真)だったが、手島の追い込みを凌いで2着と意地を見せた。
  「仕掛けたタイミングも良かったし、すんなり出て良いペースで駆けられたのに。(山崎は)強すぎですよ。でも、先行して内容のあるレースができたんで、また明日全力を出し切れるように頑張ります」
  小嶋敬二は展開を読み違えた。
  「荒井が(平原を)突っ張ると思ったから出させたんだけどね。荒井が合わせていれば展開が向いたと思う」

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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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