『東日本大震災被災地支援 第53回朝日新聞社杯競輪祭(GI)レポート』 初日編
 
配信日:12月1日


本日は東日本大震災被災地支援第53回朝日新聞社杯競輪祭初日が小倉競輪場にて行われました。
熱いレースの連続でしたね。やはり2011年最後のGIという事もあって、選手達の気合の乗りが違うのでしょう、明日は二次予選、ダイヤモンドレースが勝ち上がり戦で行われます。
こちらも気合いの入ったレースとなりそうですよ!
是非皆様、第53回朝日新聞社杯競輪祭(GI)をご観戦ください!
また小倉競輪場では様々なファンサービス、イベントが行われています。
こちらも是非お楽しみください。
イベント情報はこちら

本日の初日特選ゴール写真
10レース
1着7番山口幸二 2着3番村上義弘 3着5番海老根恵太


11レース
1着3番武田豊樹 2着4番長塚智広 3着7番大塚健一郎


12レース
1着1番佐藤友和 2着7番新田祐大 3着9番市田佳寿浩



<1R>
合志正臣選手
合志正臣選手
   赤板前から松川高大が動き、そのまま果敢に先行。高城信雄が捲るも、合志正臣(写真)がブロック。ゴール前、合志が交わして1着。
「けっこう楽に抜けるかなと思ったんですけど、最後にしっかり踏み直されてチョイ差しになっちゃいましたね(笑)。それでも、捲りを止めることが出来たし、抜けたからいいんじゃないですかね(笑)。GIの1レースで1着という最高のスタートが切れてよかった」
  松川高大が2着。
「1レースということで、気持ちを入れてレースをして九州勢に勢いを付けられる様に頑張りました。誘導をちゃんと切れば大丈夫だと思ったし、誰が来ても全部合わせるつもりでした。感覚的には逃げ切ったかなと思ったんですけど、合志さんはスピードがあるので抜かれちゃいましたね。それでも逃げて上位独占なので、良かったと思います」


<2R>
香川雄介選手
香川雄介選手
   赤板で藤木裕が動くも、打鐘で新田康仁がそれを叩いて前へ出る。打鐘2センターから佐々木則幸がカマして先行。中団に新田、藤木は後方におかれる展開になった。直線で佐々木の番手から追い込んだ香川雄介(写真)が1着。
「今日はノリの頑張りに尽きますね。展開に恵まれました。ノリは強いけど、僕が勝ち上がれたのはたまたまですよ。競輪祭の決勝に乗ったことは、もう遠い過去の話ですよ(笑)」
  2着には渡邉晴智
「新田がすごかったね。さすがの動きでした。僕は焦ってしまってだめでしたね…。今日は、内をしめていれば、太田(真一)もこられなかったし、そうすれば2人で決められたと思います。反省ですね」
  3着に残った佐々木則幸
「今の調子だと、4コーナーからは残れるかどうかわかりませんでした。でも、残れたのは小倉だったからでしょうね!」と、相性の良さを再確認した


<3R>
吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
   菅田壱道と吉田敏洋(写真)のもがき合いになるが、岡部芳幸も牽制するも、吉田が最終的にバックを取った。中団で4車の落車のアクシデント。結果、吉田が逃げ切って1着。
「今日は、打鐘4コーナーからでも思いっ切り行こうと思っていました。やっぱり逃げ切り1着は気持ちいいですね。一次予選なんで1日1日が勝負なんで、決勝を見据えてとか大きいことは言えないですけどね。やっと噛み合ってきたかなと思います」
  落車避け2着に入った北野武史
「2箇所くらいぶつかったから、転ぶかと思ったけど、転ばないで良かったー。今日に関してはラッキー一本ですよ。この勢いで決勝まで行きたいです(笑)」


<4R>
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手
   稲垣裕之(写真)が鈴木裕を叩いて先行。そのまま逃げ切って1着を取った。
「今日は、やはり3車だし、積極性ある鈴木君を意識していました。やっぱり逃げ切りは気持ち良いですね! しかも、脚のある東口に差されなかったのは嬉しいです(笑)」
  2着の東口善朋
「最高の展開でしたね。あのタイミングで仕掛けるんだし、最後もしっかり踏み直すんですから、稲垣さんはさすが。僕は3番手に鈴木君が入っているのが見えたので、鈴木の動きを見て、あとは後方から中川(誠一郎)が来るかを気にしていました。でも、落ち着いていけば大丈夫かなと。そういう意味では余裕はあったと思います」


<5R>
永井清史選手
永井清史選手
   赤板から池田勇人が上昇、永井清史(写真)が巻き返して捲っていく、後閑信一が牽制するも、それを避けて永井が捲り切って1着。
「1着は取っているけど、うーん、あまり感触は良くないです。自分の中ではそこまで納得いくスピードの捲りではなかったですね…。ホームでもう少しスピードに乗せておかないといけなかったですね。位置取りに関しては後方になってしまうことも想定内だったんですけど、もう1テンポ早く仕掛けないとこのバンクでは厳しいので、今日はたまたま結果を残せたから良かったけど、明日はその辺をしっかり修正して臨みたいと思います。(山口)富生さんが落車もしているし、素直には喜べないです…」


<6R>
川村晃司選手
川村晃司選手
   矢口啓一郎が先行するも、最終ホームから川村晃司(写真)が巻き返す。そのまま逃げ切って川村が1着。
「南がスタートでいい位置を取ってくれたおかげですね。矢口君が行ったところを半信半疑で仕掛けたんですけど、行けて良かったです。感じは悪くないですね」
  2着には、南修二
「川村さんが強すぎました。抜けんかったです。でも、自分の調子は悪くないですね」


<7R>
木暮安由選手
木暮安由選手
   先行した脇本雄太の番手・三谷将太のところで木暮安由(写真)が粘り、木暮が番手を取り切った。脇本を交わし、木暮が1着。
「今日は前を取って、番手で粘るしかないなと思っていました。たまにはこういう動きもね。上がりタイムが良かったのは、ワッキーが掛かっていたからですね」
  2着に逃げ残った脇本雄太
「いつも通りいけばいいと自信を持って、いつも通り打鐘から行きました」


<8R>
岡田征陽選手
岡田征陽選手
   赤板から小嶋敬二が上昇し、先行。前を取った岡田征陽(写真)は萩原操を捌き3番手を取った。直線伸びていって岡田が1着。
「本当は前から2番手、3番手あたりが欲しかったんですけど、誰も出る雰囲気がなかったので、腹をくくって前を取りました。前を取ったからには、前々に動こうと決めていました」
  2着は山田裕仁と中村淳の同着。
中村は「あれで外に踏んでいたらもしかしたらダメだったかもしれないですよね。征陽は流れの中で積極的に前々に踏んでくれるし、落ち着いたレース運びをしてくれるので、本当に強いと思います」


<9R>
松岡貴久選手
松岡貴久選手
   根田空史が先行するも、中団取った松岡貴久(写真)が、最終1コーナーから捲り、そのまま押し切って松岡が1着。
「中村(一将)が引いてくれて、中団をすんなり取れたのが大きいですね。もし、中村さんが引かないんだったら、そのまま行くだけでしたけどね。調子も戻ってきているのでいいです」
  2着は小野俊之
「今日の貴久は素晴らしく良かったですね。自分としては楽に交わせるかなと思ったけど、あの走りで交わせなかったら何も言えんもんね(笑)。2着だけど、いやーでも、前が強いと嬉しくなっちゃいますね!」


<10R>
山口幸二選手
山口幸二選手
   村上義弘と渡邉一成の壮絶なもがき合いは、村上が主導権を取った。ゴール前、山口幸二(写真)が交わして1着。
「すごいですね、村上は! 一成を合わせきっちゃいましたね。村上はつけたところから動くから、あんまり作戦は立てないんですよ。頭がいいから、どう動けばいいかわかっているんですよね」
  2着に村上義弘
「着どうこうというよりも、今日は自転車の流れる感じが自分の好きな感じでしたね。今日の前半レースで近畿、とくに京都の若手がズラッと勝ち上がっていたので、それがすごく刺激になっていた部分はあったと思います」
  3着に繰り上がった海老根恵太
「この3着はかなりデカいですね。踏んだ感じは悪くなかったので、イケるかなと思ったんだけど、バックと直線で2回も落車を避けてますからね。(繰り上がり3着でのダイヤモンドレースで)競輪祭にはツキがありますね(笑)」


<11R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
   打鐘から鈴木謙太郎が先行。最終バック前から武田豊樹(写真)が捲り1着。
「初日だし、自分の感触を確かめたかったから、内から踏んで4番手を取り合うのもどうかなと思って下げたんですけど、組み立てとしてはよくなかったかなというのはありますね。それでも、とりあえずは捲り切れているので、その点は良かったかなと思います」
  バック9番手から3着にきた大塚健一郎
「武田さんが行ったんで、離れたけど、それを目標に一か八か行きました。でも、あれは(坂本)亮馬が動いてくれたから、行けましたね」


<12R>
佐藤友和選手
佐藤友和選手
   残り2周から松坂洋平が上昇し、先行。後方に引いた深谷知広が後方から仕掛けるも、中団から新田祐大が捲る。捲る新田の番手から佐藤友和(写真)が追い込んで1着。
「(佐藤)慎太郎さんが決まらなかったけど、とりあえず新田とワンツーが決まって良かったです。問題は神山(雄一郎)さんのところだったけど、新田のスピードだったら、飛びつけないだろうと思っていました」
  2着の新田祐大
「松坂さんがあれだけ駆けて、深谷が浮いたんで、こんな展開になると思わないので、嬉しい誤算だったけど。でも、慎太郎さんまで決められなかったので、反省点がありますね」

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