第24回共同通信社杯春一番 決勝共同インタビュー
 
配信日:4月10日
 

4月11日(日) 11R (発走予定16時30分)

 【1】村上義弘(京都・73期)
村上義弘選手  脚の方は普段通りですね。ここ1年ぐらいはかなり高い集中力で一戦一戦走れていると思うし、決勝も同じようには走るだけです。今日の準決勝もあらゆる展開を想定していました。武田さんがスンナリ駆ける展開ではどうしようもないので、場合によってはタイミング次第では番手も考えていました。まくっていった時は「ちょっと行けないかな」と思いましたが、3コーナーで小嶋さんと山口さんのあおりで外にふくらんだ時は内を踏むことも考えたんですが、そこは市田君のコースだし、僕は思いきって外を踏むべきだと思い直しました。よく届いてくれましたね。三連勝できて嬉しいです。決勝もタイミングを見て、総力戦で頑張りたい。あわよくば平原君の後ろに行ってるかも知れません(笑)。とにかく集中して走るだけです。
 【2】平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 今回はフレームを戻して、初日は凄く感じよく自分のタイミングで踏めたんですけど、昨日はアクシデントがあったし、今日は人の後ろだったっていうのもあって、ちょっと初日ぐらいしかタイミングをつかめなかったので、どうかなってかんじですね。決勝に乗れたのは岩本君が頑張ってくれたおかげです。自分が先行する時のタイミングと違うのでハウスしちゃったりして、自分で踏む前に脚がイッパイになっちゃいました。色々と勉強になった部分はありました。本当はあんなに頑張ってくれたんで、自分が1着を取りたいって気持ちはあったんですけどね。明日は、山賀君も菅田君も他地区の自力選手なので、お互いに力を出し切って終わろうと話しました。僕も人の後ろでイッパイになりましたし。明日は自分の力で何とか頑張りたい。今のところはタマタマ(単騎の競走が)うまく行ってるんですけど、明日もそうなるように精一杯頑張ります。
 【3】坂本亮馬(福岡・90期)
坂本亮馬選手
 来る前は仕上がりが悪かったので、今回はそこを踏まえて、悪い中でどこまで戦えるかというのがテーマでした。決勝に乗るというノルマを達成できて嬉しいですね。だいぶ踏めなかったんですけど、それなりにどういうレースを組み立てるかという楽しみがあったので、気持ち的には前向きでした。準決勝は駆けたがらないメンバーでしたね。ホームで海老根さんの顔を見た時に思い切り踏んでいない感じだったので、自分も軽めに踏みました。バックで追い風になるのは確認していたので、出切ってからはそこで踏み上がるように全開で踏んで、あとは力を信じて残るところまでという感じでした。調子は悪いと思ってるんですけど、踏みごたえもあるし、タイムも良かったので上向いてきてるんじゃないかと思います。師匠とはいっぱい走りたいし、できれば毎回連係したいと思っています。ここ3走はワンツーが決まっているので、明日も決まってほしいですね。作戦はいつも考えないで走ってますし、臨機応変に順番が来たら仕掛けたいと思います。
 【4】山賀雅仁(千葉・87期)
山賀雅仁選手
 今回はただ運が良いっていうだけで、他の何物でもない感じはしますね。今日は村上さんが最終的に、先行なり巻き返すなりしてくれるんじゃないかなと思ったので、初周から付かせてもらって、その位置から組み立てようと考えていました。ギアは他の人からのアドバイスもあって、思い切って上げてみようかなって感じでした。思ったよりも伸びちゃったなって感じですね。僕から買ってくれているお客さんもいるんで、最後まで諦めずに踏もうと思っていた結果が、今日に結びついたんじゃないかと思います。まさか今回は決勝に乗れるとは自分でも思ってなかったですね。明日は思い切って走れば、次の競走にもつながって自信になるんじゃないでしょうか。今の練習や競走では、去年、骨折をする前の感じに比べると今ひとつじゃないかなって状態です。ビッグの決勝戦は初めてですが、あまり実感はないですね。いつも通りに頑張ろうというだけです。少し悩んだんですが、明日は単騎の方が力を出せるんじゃないかと決めました。(平原か菅田の)どちらかに付こうとも思ったんですが、初めてのビッグ決勝なんで、1人のでやった方が着は悪くても良くても自分のプラスになるんじゃないかと思います。単騎で良かったというイメージはなかったし、いつも後手を踏んじゃうんですけど、今日は初めて2着に食い込めました。これを維持して明日に臨みたいですね。
 【5】加倉正義(福岡・68期)
加倉正義選手
 「デキはいい」とお伝えしていたとおりですし、自動番組に助けられましたね。今日も平原君にしっかり付いていくことだけを考えていたんですが、交わすことができたんで調子はやっぱりいいですね。弟子の坂本君と一緒に乗れましたが、こういう大舞台で走ることは数少ないので、しっかり連係して楽しみながら走りたい。ほとんどアイツが1着なんですけどね。番手でしっかり走りたいと思います。
 【6】守田秀昭(熊本・67期)
守田秀昭選手
 今回は、前の自力型の選手が風を斬ってくれたおかげです。今日は打鐘で挟まれて遅れちゃったし、まっすぐ踏み込めたんで良かったです。調子は上向き、良いとしか言えないですよ。ビッグの決勝は初めて。記念の決勝も10何年乗ってませんから。まだ実感が湧かない、夢みたいです。欲をかいたらキリがないので、明日も無心で走ります。九州の三番手、福岡コンビの後ろですね。
 【7】市田佳寿浩(福井・76期)
市田佳寿浩選手
 昨日、今日とちょっと詰めは甘い気がしますけど、体調、調子自体は問題なく、良い意味で平行線です。今日は、作戦的にはあれこれ考えず、村上さんが行けるところからっていうぐらいでした。良い流れを村上さんが自分でしっかりつかんだ上でのレースでした。残り1周の加速が、ずっと止まないっていう感じでした。抜くと言うより、離れてしまうっていう風に思考回路がなっていましたね。明日も村上さんに後ろを回らせてもらうことをお願いしました。しっかり仕事したいと思います。G2連覇っていうことは考えずに、村上さんとどういうレースを作れるかっていうことをしっかり考えながら走ります。
 【8】朝日勇(愛知・74期)
朝日勇選手
 正直、今回は調子良いと思います。連日、良く伸びています。紛うことなく初めてのビッグ決勝、嬉しいのひと言ですね。共同通信社杯を走れるということ自体が嬉しいですし、ここに向けてやって一生懸命練習はしてきました。明日は近畿追走です。
 【9】菅田壱道(宮城・91期)
菅田壱道選手
 体は動いているので調子は問題ないと思います。今日はやり合ってもまくり頃になるので、中団か突っ張るかのタイミングを見極めて走りました。冷静に判断できたと思います。最後のアクシデントは無我夢中だったので気にはなりませんでした。名古屋記念でも決勝に乗れたし、調子も戻っているので、力も出し切れています。ビッグの決勝戦は初めてです。ゴールした瞬間は前しか見ていなかったので、自分が3着に入れたと思っていませんでした。まだ実感が湧かないです。明日は単騎で戦います。流れ見て一発勝負ですね。1人で走るのは初めてですね。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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