『東北地方太平洋沖地震被災地支援 第26回共同通信社杯春一番(GII)レポート』 最終日編
配信日:4月10日
東日本大震災で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧、復興をお祈りしています。
東北地方太平洋沖地震被災地支援第26回共同通信社杯春一番(GII)最終日が武雄競輪場にて無事終了しました。
優勝は、関東の結束を見せ、先行した平原康多選手の番手から追い込んだ武田豊樹選手でした。
関東ラインの見事な作戦勝ちと言ったところでしょうか。
武田選手おめでとうございました!
また、東日本大震災支援活動の一環として場内で4日間行われていました武雄競輪活性化推進協議会(構成団体:日本競輪選手会佐賀支部、日本自転車競技会西日本地区本部、武雄市)によるチャリティーオークションを実施し、売り上げ金242,700円を武雄市社会福祉協議会を通じて義援金として送ります。
皆様のご協力ありがとうございました。
決勝戦 レース経過
スタートでけん制が入ったが、誘導員の後ろを追走したのが松岡貴久。以下、周回の並びは松岡‐合志正臣‐井上昌己、平原康多‐武田豊樹‐芦澤大輔‐長塚智広(芦澤と長塚は周回途中で入れ替わった)、浅井康太、岩本俊介。残り2周半で、芦澤が上昇し、これを平原が追走。残り2周のホームで芦澤が、誘導の後ろに入ると平原が前に出て、誘導員の後ろに入った。打鐘過ぎ、浅井はそれを見ながら、前団に上がり、芦澤の後ろに。これで5番手にはいった。後方7番手以降が九州勢となって最終ホームを通過。最終3コーナーで浅井が捲って行ったが、長塚に牽制され不発。最終4コーナー過ぎ武田が平原を交わして1着ゴール。2着長塚、3着には後方から鋭く突っ込んだ松岡となった。
ゴール
表彰式
優勝した武田豊樹選手
<1R>
松坂洋平選手
二日目から補充の
松坂洋平(写真)
、今日は捲って1着を取った。
「いつもはやらない捲りをしてみました(笑)。普段は先行していますからね。あんまりいい捲りじゃなかったけど、決まって良かったです」
<2R>
菅田和宏選手
菅田和宏(写真)
は中団を取って捲って1着、今開催2勝目をあげた。
「北津留が行くと思ったから、4番手を取ろうと思って、その通りにいけました。そこから外に浮いてもいいから行こうと思っていました。…地震をいいわけにしたくなかったので、頑張りました」
<3R>
三谷将太選手
川村晃司が先行、その番手の
三谷将太(写真)
がきっちり1着を取った。
「最後に1着で決めることが出来ました。晃司さんのおかげですね。やっぱり晃司さんは強いです! 次は岸和田で頑張ります」
<4R>
斉藤正剛選手
後方から追い込んできた
斉藤正剛(写真)
が1着。
「1着決められて良かった。8番手になってどうしようと思ったけど、最後に届きましたね。次は別府なんで頑張ります」
<5R>
神山雄一郎選手
カマした藤田竜矢が3番手以降を大きく引き離すレースになった。最後は交わし
神山雄一郎(写真)
が1着に。
「緩んだら行くっていっていたけど、まさか打鐘から行くとは思ってなかったので、うぉーって必死に追いかけました(笑)。でも、決まって良かったですね」
<6R>
佐藤慎太郎選手
追い込んだ
佐藤慎太郎(写真)
が1着。
「前を任せた五日市(誠)が行ってくれたおかげですね。フレームは重かった。でも、微調整していきました。身体は全然大丈夫でしたよ。僕はぼちぼち頑張ります。今頑張るのは東電でしょう!(笑)」
<7R>
市田佳寿浩選手
先行した藤木裕の番手で仕事し、追い込んで1着の
市田佳寿浩(写真)
。
「調整失敗ではなかったんですけど、花粉症がきびしかったのと体調が万全ではなかったのかな。でも、後半立て直すことが出来て良かったです。なんとかSSらしいところを見せることができました」
<8R>
鈴木誠選手
連日、鋭い伸びで1着を取っている
鈴木誠(写真)
。
「いやー、伸びましたね(笑)。脚の調子が良かったから、こうなると二次予選がもったいなかったです。でも、内につつまれちゃいましたからね。今日は気楽に走れたのが良かったと思います」
<9R>
園田匠選手
直線追い込んで1着の
園田匠(写真)
。
「(三宅)達也さんが頑張ってくれたおかげです。1着取れて良かった。でも、負け戦で1着をいくら取ってもだめでしょう。やっぱりきちんと勝ち上がらないと! 最近、準決勝が壁って、自分でも意識しちゃうからだめだと思うので、そこを考え直して、また頑張ります」
<10R>
海老根恵太選手
先行した石橋慎太郎の番手から、追い込んで1着の
海老根恵太(写真)
。
「準決勝は残念でしたけど、最終日に1着取れて良かった。初日は体調がやばくて、どうなるかと思ったけど、なんとかなって良かったです。次また頑張ります」
<11R>
長塚智広選手
平原康多選手
関東3番手を固めた
長塚智広(写真)
が2着に入った。
「僕は一生懸命頑張っただけです。芦澤君の頑張り、さらに頑張った平原君の頑張りのおかげです。本当はラインで上位独占を決めたかったんですけどね」
3着の
松岡貴久
。
「最後は、合志さんたちにお前が勝てるように走れと言われていたので、あそこのコースにいきました。頭まで突き抜けなかったのは力不足ということです。今日は失敗はたくさんありましたね」
捲り不発の
浅井康太
は4着。
「まだ誘導が残っていたのに気がついたんが最終ホームだったんですよね。失敗しました。だめ元で行ったけど、やっぱりだめでしたね」
インを切り、関東ラインに貢献した
芦澤大輔
が5着。
「イン切りは作戦でした。そうやって先輩が僕を頼ってくれたことが嬉しかったです。最後は勝負で負けた自分が弱いです。これから、もっと先輩たちと大きな舞台で戦えるように頑張ります」
先行した
平原康多(写真)
が8着。
「最後は、武田さん早く出てって下さいと思うぐらい苦しかったです」
9着の
井上昌己
。
「最終ホームで、まだ誘導がいたのが一番の失敗。二分戦なんだからそれだけはさせては駄目でしたね」
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