『第75回高松宮記念杯競輪・第2回パールカップ(GI)レポート』 3日目編

配信日:6月13日

 伝統の東西対抗とガールズGI。岸和田競輪場を舞台に開催されている令和6年能登半島地震復興支援競輪・大阪・関西万博協賛「第75回高松宮記念杯(GI)」、「第2回パールカップ(GI)」は、6月13日に3日目が行われた。パールカップの決勝では、奥井迪の先行を追った石井貴子が後位から差し切ってV。GI初制覇で優勝賞金540万円(副賞含む)を獲得して、年末の「ガールズグランプリ2024」の出場権を手に入れた。また、高松宮記念杯シリーズはポイント制で争われた一次予選2で、郡司浩平、吉田拓矢、寺崎浩平が連勝。脇本雄太も1走目の7着を挽回する白星で白虎賞に進んだ。6月14日のシリーズ4日目には、一次予選2走のポイント上位選手による白虎賞(西日本)、青龍賞(東日本)と二次予選で勝ち上がりを争う。
 シリーズの開催中は毎日、東西ガチンコ予想会、岸和田グルメフェスティバルなどが行われます。また、6月14日の4日目には、「日本名輪会」のトークショーなども予定されています。岸和田競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

パールカップ決勝出場選手特別紹介
パールカップ決勝出場選手特別紹介
パールカップ決勝1番車、當銘直美選手
パールカップ決勝1番車、當銘直美選手
パールカップ決勝2番車、奥井迪選手
パールカップ決勝2番車、奥井迪選手
パールカップ決勝3番車、柳原真緒選手
パールカップ決勝3番車、柳原真緒選手
パールカップ決勝4番車、吉村早耶香選手
パールカップ決勝4番車、吉村早耶香選手
パールカップ決勝5番車、尾崎睦選手3_events6
パールカップ決勝5番車、尾崎睦選手
パールカップ決勝6番車、山原さくら選手
パールカップ決勝6番車、山原さくら選手
パールカップ決勝7番車、石井貴子選手
パールカップ決勝7番車、石井貴子選手

パールカップ レース経過

 少し見合ったスタートから吉村早耶香が誘導員を追うが、山原さくらが外から上昇し誘導員の後ろを占めた。周回中は、山原、吉村、尾崎睦。この後ろは内に當銘直美、外に柳原真緒で併走で、奥井迪、石井貴子の並び。
 赤板を過ぎても4番手の併走は続くが全体に大きな動きはなく、打鐘2センターから6番手の奥井が一気に仕掛ける。奥井のスピードが良く、最終ホーム過ぎに山原を叩いて、奥井、石井で出切る。尾崎も前を追いかけながら自らまくりに出るも、2コーナーであおりを受け、車の進みは鈍い。奥井が先頭のまま4コーナーを回るが、初手からその後位に付けていた石井がゴール直前で奥井を差し切ってGI初制覇。2着は逃げ粘った奥井。まくり上げた尾崎は前には届かず3着。


<1R>

和田真久留選手
和田真久留選手
 山崎芳仁も勢いをつけて押さえに行くが、前受けの松井宏佑が突っ張る。山崎が下げて、4番手の森田優弥は打鐘2センターから仕掛ける。合わせる松井との踏み合いを最終2コーナーで森田が制したかに見えたが、松井も内で粘り強く踏む。平原康多が続き、武田豊樹をさばいた和田真久留(写真)が4番手でバックを通過する。松井の猛抵抗に森田はいっぱい。平原が抜け出すが、その外を和田が突き抜けた。
 「(松井が突っ張ったあと)森田君が4番手から早めのカマシなのかまくりなのか。判断は(松井に)任せていました。(松井との車間が空いてしまったが)森田君に出られていたので引くなら迎え入れようとか、いろいろ考えすぎちゃいました。(武田をさばいたところは)1車でも前への気持ちでした。あとは松井君の動きを見て踏み込みました」
 叩きに出た森田は松井との踏み合いで直線では余力がない。それを見極めて追い込んだ平原康多が2着。
 「(松井に突っ張られた)山崎さんがしばらくへばりついていて、タイミングが難しいかなって思ったんですけど。(森田は)結果的にいいタイミングでいきましたね。でも、(松井は)あれを合わせちゃうんだっていう感じでした。最低、(和田)真久留の位置はキープしてっていう感じでしたけど、(森田と松井は)同期で力勝負をしにいってましたね。早く踏み過ぎても森田を沈めてしまうので、タイミングと踏み方が難しかったんですけど、真久留に行かれてしまっているので、判断的には良くなかった」

<2R>

小倉竜二選手
小倉竜二選手
 河端朋之が切った上を犬伏湧也が、赤板2コーナーで出て先頭に立つ。志田龍星が叩きに出るが、犬伏も踏み上げて主導権をキープ。中団の河端の外に浅井康太は降りて、北津留翼は後方で最終周回へ。中部勢のあおりを避けながら、北津留は2コーナーでまくる。北津留のスピードも悪くないが、逃げる犬伏の掛かりがいい。4コーナーで北津留を振ってから追い込んだ小倉竜二(写真)が1着。一次予選1は9着も、小倉が2走目でポイントアップに成功した。
 「(犬伏は)先行しかないって感じでした。犬伏君も僕が1走目に9着っていうのもわかっていたと思います。(別線を)まくらせないような走りをした。(北津留のまくりが来てたのはわかったし)香川(雄介)さんもかぶったら意味がないんで、少し早いけど踏み込みました。(1走目は)体が重くて、今日(3日目)の方が軽くなっているんで良くなっている」
 外に浮いた志田と中団に降りてから6番手に下げた浅井の間をまくった北津留翼が2着。
 「ヒデさん(山田英明)が前を取ってくれて、下げて(自分の)ターンが来たら行くっていう(組み立ては)単調な感じでした。犬伏君が逃げるのかなっていうのはあった。(最終)ホームで行ければ良かったけど、志田選手が浮いていた。それで待ったけど、浅井さんが降りてきたんでバックを踏む形から行った。なんとか2着に入れたけど、ヒデさんに申し訳なかった。状態はいつもと変わりないですね」

<3R>

郡司浩平選手
郡司浩平選手
 4車の関東勢が郡司浩平(写真)を押さえて出る。さらに小松崎大地が打鐘手前で切って出ると、郡司の反応が早い。すかさず踏み込んで、けん制した小林泰正を乗り越えた郡司が最終ホームで出切って先行策。小松崎が飛び付くが、和田健太郎が番手を守り続く。2コーナー過ぎからまくった小林は、3番手付近まで。郡司が和田を振り切って逃げ切り勝ち。
 「落ち着く前に外を踏んで、早めでも仕掛けました。出切ったのが(最終)ホームくらいでしたけど、そこからもつようにいかないと、共倒れの形になるので最後までもつペースでいった。昨日(一次予選1)は番手で余裕があったけど、今日の自力の方が気持ちも脚もリラックスして走れた」
 郡司マークから直線で差を詰めた和田健太郎は、8分の1輪及ばずの2着。
 「ツケマイしての追走でしたけど、小松崎君がどれくらいくるかでしたね。当たってくれば、返そうかなと。変に動いても。後ろの守澤(太志)君が入ったのはわかりました。(郡司)浩平と岡村(潤)に迷惑を掛けないように走りました。(差せないのは)現状の僕の脚が差せないということ」

<4R>

寺崎浩平選手
寺崎浩平選手
 佐々木豪が3番手の寺崎浩平(写真)にフタをして赤板を迎える。打鐘で後方の山口拳矢、佐々木が踏み込んで、前受けの伊藤旭は両ラインを受けて5番手。山口がカマして風を切り、最終ホームを通過する。寺崎は一本棒の7番手に置かれ、伊藤が2コーナーからまくる。伊藤は不発で、熊本勢を追ってバック過ぎからまくった寺崎が、直線半ばで前団をごっそりのみ込んだ。
 「(佐々木にフタをされて)ちょっと引くか迷ったんですけど、位置も主張していかないとなって思った。先行はできなかったんですけど、まくりで(ラインでの)ワンツースリーが決まって良かったです。岸和田はまくりが決まりづらい感じに思ったので、(先に仕掛けた伊藤に)スピードをもらっていきました。踏み出しは良かったんですけど、(最終)2センターで力んでしまってうまく回せていなかったので修正したい」
 上がり10秒8でまくった寺崎をマークした南修二は、外を踏んで8分の1輪まで迫った。
 「(寺崎を)追走することだけ考えていました。スピードは良かったですね。(状態的には)ここ最近と変わらないと思います。初日が自分のなかでキツかったので、(1日)休めていい風になったと思います」

<8R>

吉田拓矢選手
吉田拓矢選手
 中団から吉田拓矢(写真)も合わせて動くが、青野将大が飛び出して、前受けの菅田壱道はソツなく中団を確保する。先行態勢の青野は後続を一本棒にしてペースを上げ、吉田は7番手で打鐘を通過する。吉田は4コーナーからスパート。北日本勢を乗り越えて再加速した吉田が、3コーナー過ぎにまくり切る。遅れ気味の宿口陽一をさばいて、小原太樹が切り替える。小原の追い込みをわずかにしのいだ吉田が一次予選を連勝。
 「(周回中は)前を取れたらラッキーくらいで、中団の作戦も考えてました。(菅田)壱道さんにも踏ませて、全員に脚を使わせたかったけど、わりとすんなりで(7番手になって)苦しい展開になった。(仕掛けてからは)感触が良かったけど、後輪が跳ねたりしてイマイチ(スピードが)乗り切らなかった。初日(一次予選1)の方が感触が良かった。今日(3日目)は若干、重かったんで走った分、明日は良くなってくると思います」
 弟子の青野の頑張りを無にすることなく小原太樹が2着に入った。
 「弟子の青野がいつも気合を入れて頑張ってくれるので、なんとか応えてあげないとなっていう思いでした。(吉田のまくりを)止めたかったけど、行かれてしまった。松坂(洋平)さんにも前を回してもらっているので、申し訳ないけど切り替えさせてもらった。やっぱり前回の落車の影響が残っているけど、ラインのおかげでここまでこれている。また返せるように」

<9R>

志智俊夫選手
志智俊夫選手
 藤井侑吾の上昇を確認して、赤板1コーナーで三谷竜生が先に切って出る。三谷がペースを緩めて、タイミングを取った藤井が2コーナー手前から一気のカマシ。抜群のスピードで先頭に立った藤井に志智俊夫(写真)が続き、3番手には単騎の野田源一。4番手の三谷は、前団との車間が大きく空いて最終ホームを迎える。7番手になった清水裕友が1コーナーから反撃に出るが前は遠く、さらに東口善朋のブロックでスピードが鈍る。乗り越えた清水は、4コーナーでも車間を詰め切れず、野田が外に持ち出して追い込む。合わせるように番手から踏んだ志智が1着。
 「強い選手に脚を使ってもらって、(藤井は)思いっ切り仕掛けられたのが良かった。ジャンのところは(踏み出しが)ヤバいなって思いました。そこを一番集中しました。自分の調子はいいので、あとは対戦相手との脚力ですね」
 藤井がカマして、単騎の野田源一は中部勢を追いかける。直線では外を踏んで2着に届き、1カ月半以上ぶりの実戦には納得の様子。
 「藤井君が後ろ攻めになったので、そこに付いていって死守をしようと思いました。(清水と三谷が)踏み合って、3番手ですんなりだったので2着にいけたのかなって。踏み出しで口が空いたけど、それは無理に詰める必要はないと思った。流れ込むことはできたが、外に持ち出しても伸びなかった。久しぶりのレースにしては上々ですね。完全には戻っていないが、戻ってはきています」

<10R>

眞杉匠選手
眞杉匠選手
 渡邉雄太が赤板1コーナーで飛び出して先頭に立つ。南関3車が出切り、4番手で新田祐大と眞杉匠(写真)が併走になる。眞杉が外から新田をキメにかかるが決着はつかない。打鐘を通過して眞杉が、外併走から仕掛ける。あっさりと渡邉を叩いた眞杉が、主導権を奪う。眞杉、諸橋愛で出切り、岩本俊介が渡邉を迎え入れた最終ホームで新田は俊敏に追い上げる。逃げる眞杉が3番手以下をちぎり、新田はバックでも追いつかない。直線に入って猛追する新田を眞杉が振り切った。
 「(渡邉に)脚を使わせたかったので、(仕掛けを)遅らせた。でも、(渡邉に)目イチで踏まれるとキツいので、まだ流していた感じだったので行きました。うまく回せていたと思うんですけど、(最終)バックでモニターを見たら3番手以降が離れていた。これだと勢い良く来られるなって思ったので、そこからは目イチでした。(2走目の感触は)初日に刺激が入ったのでいいと思います。セッティングもいじって良くなりました」
 最終ホームから動いた新田祐大は、逃げる眞杉の掛かりが良くなかなか追いつかない。が、さすがの眞杉も直線で失速して2着に届いた。
 「たぶん渡邉が(赤板の)2コーナーでバックを踏んだので、(眞杉を)出させたいんじゃないかなっていうスピードコントロールでした。眞杉君も僕の(横に)ところに1回来たんじゃないですかね。渡邉君が飛び付きなのか突っ張りかはわからないですけどスピードが上がったので、チャンスだと思って仕掛けようと思いました。(最終)2コーナーでは射程圏かなって思ったんですけど、眞杉君もここからもう1段階加速させたいんだろうなって思っていたので、タイミングを見てここだってところで行こうと。(状態的には)悪くないと思います」

<11R>

脇本雄太選手
脇本雄太選手
 前受けの脇本雄太(写真)は、青板バック付近から誘導との車間を空け始めて、赤板の1コーナーでは7番手まで下げ切る。先頭の谷口遼平が、別線を警戒しながらペースを握る。脇本は打鐘を過ぎて、前団に襲い掛かる。それに合わせて谷口がペースを上げるが、脇本のスピードが断然。最終ホームで脇本が出切り、山田久徳、山本伸一の追走。脇本の掛かりに別線の出番はない。二の足で踏ん張った脇本が逃げ切った。
 「自分のなかでは初心に返るじゃないけど、小細工をせずに行けるところで行こうと思っていました。青板のバックで車間を切って(下げてから)、しっかりと構えて行けるところで先行をしに行くって。今日(3日目)に関しては、そうしようと。(仕掛けが)ワンテンポズレたっていう反省点があるにしても、ラインで決められたんでその点は良かった。しっかりと踏み切れてはいる。体の方はいまの状態をキープすれば、いい結果が生まれるんじゃないかと思います」
 近畿ライン3番手の山本は中割り。番手であわや3着の山田久徳だったが、2着キープにこう振り返る。
 「(脇本は)強いのを知っているので、しっかりと付いていけるように集中していました。ジャンのところですかね、踏み出しであおりがあって口が空いた。そこでムダ脚を使いました。最後も全然、進んでなかったんで、調子は良くないです」

<12R>

石井貴子選手
石井貴子選手
 準決4着で最後のイスに滑り込んだファイナル。7番車だけに苦戦も覚悟をしていた石井貴子(写真)だったが、周回中は主導権が有力な奥井迪の後ろが転がり込んだ。
 「初日、2日目と違って7番車からのスタートになってしまうので、きっと7番手回りになるんだろうなと思いながらでした。まさか奥井選手の後ろになるとは思ってなかった」
 最後方のポジションではあったが、もう前にいる奥井の踏み出しに集中した。覚悟を決めた奥井は、打鐘2センターからスパート。出切った奥井の後位を巡り、最終1センターでは、内から山原さくら、吉村早耶香、石井の3車で併走。大外から内の2人を乗り越えた石井が、同期の奥井を追いかけた。
 「(奥井の後ろは)そんなにスルリとはいけないと思っていた。ゴチャゴチャしても、絶対に勝負権があるところは渡さないというつもりで走っていました。3車併走になってしまって、たぶん後輪が接触してた感じがあった。でも、なんとか取り切れて良かったです」
 3番手に取りついた尾崎睦がまくり追い込みで迫るが、石井はあくまで冷静。4コーナーで外に持ち出して、目いっぱい踏み込んだ。最後の力を振り絞って押し切りを図る奥井より、わずかに前に出たところがゴール。が、石井に優勝の確信はなかった。
 「(奥井を)差せててほしいなと思いながら、(ゴール後に)ビジョンを見た。そしたら私のことを映してくれてるんだなあと思いながら、3コーナーくらいを回ったような記憶があります」
 昨年新設されたガールズケイリンのGI。通算5回目のGIが、石井にとってはGI初出場。19年にガールズケイリンフェスティバル、20年にはガールズドリームを制して、4度のグランプリ経験がある石井だったが、ここ数年は大きな怪我に泣かされていた。21年5月のガールズケイリンコレクションでの落車、昨年は練習中の落車で4カ月の離脱を余儀なくされて、不屈の石井ではさえ折れそうになった。
 「骨が折れてもくっつくし大丈夫なんですけど。心が折れてしまって、もう走れないんじゃないかなって思った時もあった。またこんな日が来るなんて信じられない。(優勝は)本当に信じられなくて、何回もツネってるんですけど、ちょっと痛いので(夢ではなく)大丈夫そうです(笑)。怪我してから今日勝つまで大きな目標とかよりも、もっと前のその日にできることを精いっぱいやるっていうのをテーマに取り組んできた。この先もちょっとずつ、1個ずつやっていければいいなと思います」
 GI制覇で20年以来のグランプリを決めた石井だが、そのスタイルを崩さない。目の前の課題を1つずつクリアして、その先にあるさらなる高みまで登り詰める。
 先行策でのGI獲りにかけた奥井迪は、4分の1輪、交わされての2着。
 「悔しいですね。出切ってからは余裕がなかった。いつも通りって思ったんですけど…。お客さんの声援がすごくて、そのお客さんに1着を届けられなかった。勝ちたかった。3日間バックを取って、それが自分の目標としてきたレース。それをやっての結果だし、受け止めるしかない。まだまだ頑張れってことですね。いろんなものが整っていたのに、私の脚力が足りなかった。(石井は)同期だし怪我をして苦労しているのもわかっているので、(石井の優勝には)祝福してあげたい。私は悔しい、それ(優勝)だけを狙っていたので」
 前の2人との車間を詰めてまくり追い込んだ尾崎睦だったが3着まで。
 「(周回中は)一番、理想の位置でした。奥井さんのカマシはわかっていたので、たぶんみんな飛び付き狙いだと思った。(自分は)ゴチャゴチャに巻き込まれないように、そこはいったん落ち着いてと。奥井さんが仕掛けて来たのが見えて、自分も踏み込んだ。昨日(2日目)、行くのが遅くて抜きっぱぐれているので、早めに行った。けど、結果、あそこでじゃなかったですね」