『第57回高松宮記念杯競輪【GI】レポート』 2日目編
 
配信日:6月2日
 


■私的明日の展望

10R 準決勝

武田豊樹-兵藤一也-村本大輔
渡邉一成-佐藤慎太郎-鈴木誠
松岡彰洋-加藤慎平-合志正臣

とても興味があるレースになった。渡邉と武田の同期対決に加えて先行対決。松岡もいるし、どこからでも狙えそうだ。
私が考える展開は、武田と渡邉のもがき合いを捲る松岡なのだが。
いずれにしろ、武田、松岡がもがき合っても主導権を取りに来るかにかかっているレースといえよう。
私は兵藤、佐藤、加藤の三車で行きたい。でも、ほかも魅力的だ…。

11R 準決勝

市田佳寿浩-内林久徳
山崎芳仁-岡部芳幸-高木隆弘
志智俊夫-山内卓也
手島慶介-諸橋愛

ここも難しいレースだ。山崎の先行如何だろう。先行すれば、番手に追い上げるであろう手島がいるし。ラインが短くなれば志智の捲り、市田の捲りが飛んでくる。番手に行かなければ、岡部からだろうと思うが。
私は、山崎から市田、志智、手島に考えたい。山崎は先行しても捲っても、残ってきそう。

12R 準決勝
小嶋敬二-山口富生-浜口高彰
平原康多-坂本英一
井上昌己-澤田義和
高谷雅彦-渡邉晴智

小嶋は強い! しかし、明日まで回復しているだろうか。ここがポイントだろう。疲れが残っていないと判断すれば、小嶋から行きたい。
しかし、今日の疲れが残るであろうと考えれば、平原から井上、坂本、山口か。
私は、残っていると考え、いい動きをした井上から考えたい。



若生武則の 『第57回高松宮記念杯競輪【GI】レポート』 2日目編

ここ大津の天候は朝から曇り空で、雨が降りそうで降らない感じで一日が終わりました。
暑くも無く、寒くも無く、風も無く絶好のコンディションの中、行われた二次予選は激戦に次ぐ激戦。
中でも、怒涛の先行を見せたのが第11レースの小嶋敬二選手。その走りに引き付けられました。
ガンガン逃げてそのまま押し切り。素晴らしいですね。本当に強いレースをして、勝ち上がりました。
昨日に続いて好調を持続させています。
この様子だと2003年の宮杯のように優勝することが出来るでしょうか。明日の準決勝を突破すれば期待がかかりますね。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
選手はありとあらゆる戦法を使って勝ちにきます。
番手戦、イン粘り、カマシ、捲り、先行。
出場する他の8選手(自分のラインも含めて)、準決勝からさらに激しいサバイバル勝ち抜きゲームを勝ち抜かなくては、栄冠には手が届きません。明後日の決勝に誰が進出するのか、また、栄冠を掴むのかワクワクしますね。


マザーレークカップダイジェスト
■マザーレークカップ
市田佳寿浩、澤田義和、平原康多、手島慶介、兵藤一也、渡邉一成、山崎芳仁、加藤慎平、山口富生で周回。打鐘から渡邉が上昇すると、最終ホームから平原も一気に追い上げてきて両者の叩きあいになったが、平原は出切れずに後退し、渡邉が主導権をとった。最終4コーナー過ぎ直線に入り、加藤が3番手から追い込んで1着、2着は山口、そして3着には山崎が入線。
 
赤板   打鐘
 
最終ホーム.   最終バック前2コーナー
ゴール!!


→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<1R>
  逃げ切って1着の稲垣裕之

「昨日よりは今日は楽でしたね。脚的には問題ないのはわかっていたんですけど、ほんのちょっとしたペース配分なんですけどね、難しいです」パンツの刺繍に『泰然自若』という文字が入っているが、「ずっとこれなんですけど、もうそろそろ変えようかなって思っているんです。村上(義弘)さんには『傍若無人の方がええんちゃうか』って言われています(笑)」


<4R>
  先行し、一旦は濱田浩司に捲られてしまったが、最後は濱田を追い込み1着にきた海老根恵太

「いやー、全然弱いですね。一回行かれちゃったし、最後はもう気持ちでいきました。調子は悪くないです。…昨日は力が足らなかっただけです」写真を見るとわかるようにめずらしく髭を伸ばしている海老根「マイナーチェンジです(笑)」


<5R>
  捲る成田和也交わして1着の平沼由充

「恵まれました。成田のダッシュすごい。後ろについていてビリビリきました! この後はハワイに旅行に行くんですよ。ちょうど(佐藤)慎太郎と出発する日程が一緒で、『じゃ、あっちでウエイトでもやるか』って言っています。2人ともウエイト好きだから(笑)」


<6R>
  先行した松岡彰洋をマークし2着の浜口高彰

「松岡が強かったですね。何度も踏みなおしていたし、強かったですよ。(落車があって)3人しかいないのはわかっていたんで、あけてほしかったんですけど、あけてくれませんでしたね(笑)」



<7R>
  先行した金成和幸を交わして1着の佐藤慎太郎

「金成、徹底先行じゃないのに、自分の力以上を出し切っていってくれたからね、残したかったんですけどね。でも、あれ以上に残していたら自分も抜けなくなっていただろうけど。脚は問題ないのは昨日からわかっていました」


<8R>
  捲り追い込んで1着の岡部芳幸

「菊地(圭尚)もなんとかしようと必死だったと思います。最後は、阿部(康雄)さんに『自分で行け』って言われてたんで、菊地も2回も内にいっていたし、もうしょうがないって行きました。脚のデキは問題ないですね」


<9R>
  捲る諸橋愛に切り替え、直線追い込んで1着の渡邉晴智

「レース前はいろいろ考えたけど、結局、ラインの高木(隆弘)さんの後ろになったし、諸橋君の後ろに切り替えもうまくいきました。運と展開ですね!」


<10R>
  先行する武田豊樹の番手をとりきった井上昌己

「合志(正臣)さんと一晩中考えた作戦の中の一つです。前をとれたら粘ろうって。踏み出しは問題なかったですね」
先行した武田豊樹は「かかり悪かったんですかね。自分の感覚では悪くはないと思ったんですけどね…」


<11R>
  逃げ切って1着の小嶋敬二

「高谷(雅彦)の駆け方は知っているので怖かったですね。ホームであわせたけど、バックでまたこられるんじゃないかと思って、ずっと踏みっぱなしでした。」


<12R>
  北日本ラインの3番手から追い込んで1着の加藤慎平

「予想通りでしたね。最後は少し早めに踏ませてもらいましたけど」

  渡邉一成の番手だったが、最後追い込まれてしまい3着の山崎芳仁

「最後、一成を残そうと思ってバックを踏んだところを踏まれたんで、踏み遅れましたね」

  平原康多と叩きあったが、主導権を死守した渡邉一成

「昨日、平原さんは僕に先行されて粘る競走になったから、今日は絶対に来ると思っていました。やっぱりバックとらないと先行じゃないし、4コーナーまで残らないと山崎さんの1着には貢献できないですからね」

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