『東日本大震災被災地支援競輪 第62回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 初日編
配信日:6月2日
本日は、白虎賞、青龍賞が行われました。白虎賞は大外から追い込んだ坂本健太郎選手が突っ込んで1着。青龍賞は、後方で前をじっくり見ていた海老根恵太選手が捲り追い込んで1着となりました。いずれのレースもかなり激しいレースでした。
さて明日は、本日、選抜戦、白虎賞、青龍賞を勝ち上がった選手による龍虎賞が行われます。是非、お楽しみに!
また前橋競輪場内では数々のイベントが行われています。
こちらも是非お楽しみに!
青龍賞ゴール
白虎賞ゴール
表彰
(左、坂本健太郎選手 右、海老根恵太選手)
選手宣誓
開会式では、木暮安由選手が選手宣誓をしました!
<1R>
金子貴志選手
金子貴志(写真)
が赤板から動き、打鐘前に前に出切ってそのまま逃げ切った。オープニングレースは1レース1番車が1着にきた。
「前から2番目が欲しかったので、位置取れて良かったです。中川(誠一郎)がイン切ってくれたので、良かったですね。すんなり先行出来たので、良い展開になりましたね。防府の全プロに引き続き、調子はいいですね」
金子マークの
濱口高彰
は、小川に差されるも3着に入った。
「金子がいいですね。僕自身はいつも通りですよ(笑)」
<2R>
五十嵐力選手
飯野の番手を取った
五十嵐力(写真)
が、最終ホーム過ぎに内から飯野をしゃくって、最終的に主導権を取って、1着入線。
「スタートで牽制になって、あそこで頭の中が真っ白になっちゃいました。飯野がやる気満々だったので、これは突っ張るなって思いました。内が空いたのは、ずっと内を空けろって思って見ていたので、空いた瞬間にいきました」
五十嵐と連係の離れた
松坂英司
は自分で捲り追い込んで4着にきた
「これは僕がきっちり力についていかなきゃいけないレースでしたね。力が頑張ってくれたのに申し訳ない」
<3R>
柴崎淳選手
短くなった隊列を、最終ホーム過ぎに捲って
柴崎淳(写真)
が1着。
「本当はカマしたかったんですけどね。自分が行った時に稲垣(裕之)さんが中団に入られるときついなと思ったら、そのまま稲垣さんは踏んでいきましたね。吉本(卓仁)さんもやる気だったみたいだし。自分の脚の感じはまだまだだけど、今日は展開が良かったです」
柴崎マークの笠松信幸が2着中部3番手固めた
坂上樹大
が3着と中部で上位独占が決まった。坂上はレースを振り返り「今日は僕らに展開が向きましたね!」と。
<4R>
後閑信一選手
藤田竜矢と連係離れた
後閑信一(写真)
、最終バック前から自ら捲って1着に入った。
「石毛(克幸)君が内にきたんで、そこはなんとかしたかったんですけど、その時に石橋(慎太郎)君が行ったんで、前が混んじゃって、それで自分で行きました。出た時に車が伸びたんで行けるなとは思ったけど、村本君がいたので、村本君のブロックをしのげればと思っていました。ラインで決められなかったので、そこは残念です」
静岡ラインの3番手固めた
高木隆弘
が直線追い込んで2着。
「石橋が良かったです。最終ホームで離れながらもついていきました。でも、最後は車が伸びましたね」
<5R>
東口善朋選手
脇本雄太が赤板から果敢に先行。
東口善朋(写真)
は捲ってくる柴崎俊光を牽制し、最後は番手から追い込んで1着。
「ワッキーのおかげです。最後はもう余裕がなかったです。柴崎俊光がきた時に振って、そこから残す技術がないですね。技術と心の余裕が…。そこをふまえて明日も頑張りたいと思います」
2着には近畿3番手の
伊藤保文
が入り
「もう脇本雄太さまさまですね!」と脇本の走りを絶賛していた。
<6R>
諸橋愛選手
最終バック9番手だった
諸橋愛(写真)
が、空いたコースをつき、鋭い伸びで1着にきた。
「9番手になった時点で終わったと一瞬思ったけど、諦めないで良かった! 脚に余裕があったので、あとはコースを探して踏んだ感じです。コースがあってラッキー、そこにつきますよ(笑)」
菊地圭尚の番手の
山田敦也
が追い込んで2着に入った。
「圭尚さんのおかげです。圭尚さんが気持ちで走ってくれましたね! 自分の調子も悪くはないと思います」
先行した
菊地圭尚
は4着に沈んだ。
「最近は先行していなかったですからね…。これで3着まで残れなかったのは自分の力不足です」
<7R>
加倉正義選手
北津留翼が先行する展開になり、その番手の
加倉正義(写真)
が直線で追い込んで1着を取った。
「自分の調子は、前半はセッティングとか悩みがあったんですけど、今はそれがなくなった分、気楽に走れました。調子は悪くないですね」
2着に突っ込んできたのは
有賀高士
。
「最後はスピードに乗りました。でも、そのスピードに乗せてくれた山田(裕仁)にコーナーで膨れて、もたれかかっちゃったので、本当に申し訳ないです。山田が残ってくれたことが救いです」
<8R>
矢口啓一郎選手
矢口啓一郎(写真)
が先行する展開になり、桐山敬太郎が番手に粘った。しかし、番手を稲村成浩が守り切り、矢口が逃げ切って1着。
「いつも展開を考えてレースの幅を狭めているので、今日は何も考えずに走りました。ペースで駆けられたので良かったですね。地元はいやでも気持ちが高まるし、緊張するので、逆にいつも通りにしてきました。これが続くように明日も頑張ります!」
稲村も2着で地元ワンツーが決まった。3番手の仕事をきっちりこなした
阿部康雄
が3着入線でラインで上位独占。
阿部は「最後はすんなりかと思ったら桐山にこられましたね(苦笑)。でも、桐山はよくきましたね。やっぱり脚があるなぁ。こっちは脚がないのに勘弁して欲しいですよ(笑)」
<9R>
松岡貴久選手
直線伸びた
松岡貴久(写真)
が1着にきた。
「最終バックはとても自分では行けませんでしたね。そうしたら南(修二)さんが行ってくれました。ここを勝てたのは大きい! でも、自分ではほとんど自力は出てないので、調子は良くないですね」と1着だが、自分の調子には首をかしげていた。
南修二
が自ら捲って2着に入った
「なんか身体が勝手に動いた感じでした。でも、最後は抜かれるなって感じはあったけど、やっぱり松岡(貴久)に差されましたね」
九州別線の
園田匠
が3着に入った。
「貴久より先に内に行けば面白かったですね」
<10R>
佐藤友和選手
渡邉一成の番手で車間を空け、捲ってくる木暮安由をブロックして、最後追い込んで1着の
佐藤友和(写真)
。
「前が強いおかげです。一成も『前々しか行きません』という心強いコメントでしたから。成田さんもしっかり内を締めていてくれて。最後はどこで成田さんをよびこもうかと思ったら、自分できっちりきてくれましたね。結果ワンツースリーが決まって良かったです」
3番手から追い込んだ
成田和也
が2着に入った。
「しっかりついていけて良かったです! ケガは問題ないですね」
地元の木暮安由(4着)は「調子は悪くないですね。明日また頑張ります」と明日にリベンジを誓った。
<11R>
坂本健太郎選手
レースは村上義弘が先行し、後方から捲ってくる浅井康太に合わせて坂本亮馬が捲る。それを村上博幸がブロック。最終2センターから
坂本健太郎(写真)
が追い込み白虎賞を制した。
「自分で持ち出した瞬間の感じが良かったので、これは行けるなと思いました。落車があったけど、誰が落ちたのかわからなくて、自分たちの内に誰かが来て転んだのかと思っていました。そうしたら、ゴール後に亮馬にありがとうと言おうとしたらいなくて、あいつが落車したのかってびっくりしました。今日は亮馬が僕に気を使って早く行ってくれたんで、その気持ちには応えられたと思います」
近畿ライン3番手固めた
市田佳寿浩
が直線伸びて2着。
「前の2人の頑張りにつきます」
村上義弘
は3着に逃げ残った。
「前回の豊橋記念に比べて、脚はちょっと重かったですね。龍虎賞ですが、どのレースでも一生懸命に走るだけです」
<12R>
海老根恵太選手
青龍賞は新田祐大と平原康多の激しい叩きあいになった。山崎芳仁が番手から出るも、それを武田豊樹が捲る。しかし、最終的に捲り追い込んだ
海老根恵太(写真)
が1着を取った。
「北日本が突っ張ると思っていので、そうなったらいいなと思っていた通りの展開になりました。武田さんがまだ踏めるのかどうなのか半信半疑で踏んでいった感じですね。捲るタイミングが少し違ったんですけど、その割には進んだと思います。明日も気楽に単騎で頑張ります」
武田豊樹
は2着に。
「明日は村上君も強いし、自分でレースを作りたいし、力を出し切りたいですね」と、平原康多の分も頑張ると言っていた。
3着には武田マークの
神山雄一郎
が入った。
「今日はバックを踏んだけど、武田についていけているので調子は悪くないと思います」
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