『東日本大震災被災地支援競輪 第62回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 2日目編
 
配信日:6月3日


 第62回高松宮記念杯競輪(GI)2日目の本日は、二次予選B、A、そしてメインレースに龍虎賞が行われ、明日の準決勝戦3個レースに進出する27選手が決定しました。
 激戦の予選を勝ち抜いた27選手による準決勝戦は、激しいレースとなりそうです。
 皆さん、是非、ご観戦ください。
 また明日は前橋競輪場2階特設ステージで10レース発売中に、日本競輪学校の生徒,後閑百合亜と渡邊ゆかり、日本競輪学校の校長,滝澤正光を迎え、トークショーを行います。 こちらも是非ご覧ください!
渡邊ゆかり生徒

渡邊ゆかり生徒
後閑百合亜生徒

後閑百合亜生徒
龍虎賞レースダイジェスト
 周回は、松岡貴久‐坂本健太郎、武田豊樹‐神山雄一郎、村上義弘‐市田佳寿浩、海老根恵太、佐藤友和‐佐藤慎太郎。残り2周半のバックで村上が上昇し、誘導員の後ろに。それを見ながら、佐藤友も前に出て、残り2周の赤板を迎えた。その後ろを追走してきた武田が、更に踏み込み、1コーナーでは先頭に立つと、松岡が後方から踏み込んで、打鐘過ぎの4コーナーで、先頭に出て先行。その3番手に武田が入って残り1周となった。 村上は後方7番手から捲るが、不発。最終バック前から武田が捲って出てそのままゴールを駆け抜け1着となった。2着は武田の3番手から追い込んだ佐藤友、3着は武田の番手の神山が入線した。
ゴール

ゴール
表彰式

表彰式


<1R>
吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
   吉田敏洋(写真)が打鐘から先行。桐山敬太郎が番手を取り切った。桐山や3番手にいた菊地圭尚が追い込んでくるも、吉田が逃げ切って1着。
 「ここのバンクは本当に良いか悪いかですね。昨日は悪い方に出ちゃいました。踏み上げる前に終わったって、これほど悔しいものはないから、言い訳も出てこなかったくらい悔しかったです。やっぱり今日みたいに力を出し切れば、大敗はないですね。この年になっても勉強です!」


<2R>
小野俊之選手
小野俊之選手
   最終ホームからカマした吉本卓仁の番手の小野俊之(写真)は、捲ってくる石丸寛之を牽制して、ゴール前に吉本を交わして1着にきた。
  「卓ちゃんが完璧なレースをしてくれました。一回、切らせてから行こうっていう感じだったんです。それにしても、最終ホームで気持ちよく行ってくれたのが、何よりも嬉しいですね。ただ、石丸さんが来ていたのに気づいてなかったんですよ。太田(真一)さんを見ていて、バックでよしって思ったら、外に石丸さんがいて、慌てて止めにいきました。ワンツー決まって良かった!」


<3R>
中川誠一郎選手
中川誠一郎選手
   脇本雄太を叩いて栗田雅也が先行。脇本が3番手から捲るが、その決着がつく前に最終2コーナーから一気に中川誠一郎(写真)が捲って1着。
 「栗田さんとワッキーは絶対にやりあうだろうと思っていたら、意外にワッキーが栗田さんをすっと出させたし、なかなかワッキーが仕掛けないから、これは自分で行かなきゃだめかなと思って、自分で仕掛けました」
 中川に離れながら、追い込んでいった合志正臣が3着に入った。
 「これはもう自力もがきに等しいです(苦笑)。1人で山を登っていたんできつかったです」


<4R>
服部竜二選手
服部竜二選手
   牛山貴広を田中誠が突っ張る動きをみせたが、それでも牛山が出切ると、田中は番手で粘った。最終1コーナーから前田拓也が捲ると、それを服部竜二(写真)が追走する。最後、前田を交わして服部が1着。
  「恵まれました。僕は牛山君ラインからと思ってついていったんです。でも、ちょうど前田君が仕掛けてくれて、それに乗ることが出来ました。恵まれちゃってすみません、補充なのに(笑)。これで最終日まで残れるのは嬉しいですね」


<5R>
菅原晃選手
菅原晃選手
   岩本俊介が赤板から行くも、それを芦澤大輔が叩く。最終ホームあたりから三宅達也が捲り、その3番手にいた菅原晃(写真)がその上を捲り追い込んで1着にきた。
 「ホームで行こうとしたら、達也さんと合っちゃって、ちょっとタイミングがずれました。それで、達也さんの捲りのスピードをもらって行きました。今の調子では先行はだめですね。また脚を作ってきます」


<6R>
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手
   前を取った稲垣裕之(写真)が永井清史を出させず突っ張り先行。捲ってくる武井大介を稲垣の番手の斉藤正剛が牽制し、武井は3番手の山田敦也と絡み、結果、武井と斉藤が2センターで落車。稲垣が逃げ切って1着にきた。
 「本当は前を取りたくなかったんですけどね。しょうがないです。昨日、勝ち上がれなかったのが、繰り上がったんですけど、だめだった時に気持ちを切らさなかったのが今日につながったと思います。練習疲れがあって調子は良くないですね。でも、そういう時だからこそ、積極的に行かないと、特にここのバンクはだめですからね」
 山田敦也が2着に入った。
 「2センターをしのげたのが大きいですね。申し訳ないけど、僕も自分の仕事をするしかないですからね。ツキがあります。準決勝にいきたいと思っていたので、達成出来て良かったです」


<7R>
川村晃司選手
川村晃司選手
   赤板で小川勇介が動く。3番手で車間空けていた川村晃司(写真)の番手・伊藤保文の内に長塚智広が切り込み、番手を取り切った。最終ホームから川村が仕掛け、最後は長塚が交わして1着。2着に川村が入った。
 「(最終ホームは)無理やり行った感じです。何か走りづらいですね。いつもは400バンクで練習しているせいなのか、ここは特殊なバンク過ぎて難しいですね。後ろはわかんなくて、ずっとヤっさん(伊藤保文)だと思っていたんです。そうしたら、ゴールしてみたら違かったんで、びっくりしました」


<8R>
山田裕仁選手
山田裕仁選手
   青板バックで北津留翼が先頭に立ったが、深谷知広が赤板から一気に仕掛ける。もがき合いの末、打鐘で深谷が叩いて先行。ゴール前で番手の山田裕仁(写真)が深谷を捉えて1着。
 「深谷は強いんだから、そこから仕掛けても大丈夫。もう作戦は、どう行くかというより、どうやって出切るかでしたからね。だって、深谷とか永井(清史)がここのバンクで出切ったら、ほとんどの選手は行けないですよ」
 深谷知広は2着に逃げ残った。
  「昨日だめだったけど、今日は先行出来ました。山田さんに前に出ろって言われたんで」


<9R>
伏見俊昭選手
伏見俊昭選手
   柴崎淳が行くも、渡邉一成がそれを叩いて最終的に主導権を取った。3番手から金子貴志が捲るが、それに合わせて伏見俊昭(写真)が番手から発進し、1着を取った。
 「一成が頑張っているから番手から出るつもりはなかったんですけど、金子も来ていたんで、出させてもらいました。一成も2周行っているからきつかったと思います」
 自ら捲った金子貴志は2着。
 「(柴崎)淳もあんなにかかっていたし、まさか来られないと思っていたんで、びっくりしました。(山口)幸二さんが位置を作ってくれて、助かりました。何かもうギアが1枚足らないくらいですね。苦しいです」


<10R>
村上博幸選手
村上博幸選手
   打鐘前から浅井康太が先行。番手の村上博幸(写真)は捲ってくる選手たちを牽制しつつ、1着。
 「(南)修二も後ろにいたんで、一緒に決めたかったけど、それが残念です。なんか(捲りが)二段階できた感じでしたね。僕も昨日のことがあるので、流れないように気をつけながらいきました」
 捲り追い込んだ後閑信一が2着。
 「スペースがあったので、こっそり行ってみました。捲れたのはたまたまです。たまたまが2回続いているだけ(笑)。」


<11R>
小嶋敬二選手
小嶋敬二選手
   山崎芳仁が先行。それを小嶋敬二(写真)が捲りにいく。山崎の番手の兵藤一也がブロックにいくが、その外を小嶋が一気に捲って1着を取った。
 「このメンバーなら、僕か山崎が先行ですからね。先行して、捲ってくるのを合わせるみたいな感じになるだろうなと。それで(井上)昌己が捲ってくるだろうから、それは番手の人よろしくっていうレースになると思っていたんです。そうしたら、山崎が先行しましたね。山崎がいい感じで踏み直してきたから、残ったかと思ったんですけどね」
 3着に入った井上昌己
 「松戸と防府は悪かったけど、今回は調子が良いです」


<12R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
   赤板で武田豊樹(写真)が前に出るも、松岡貴久が後方から一気に上昇し先行策。最終バックから武田豊樹が捲って1着。
 「松岡がいいスピードで来ましたね。いいスピードでなければ、村上(義弘)君が来ますからね。それがなかったから、松岡はいいスピードだったと思います。本当は自分で先行したかったが、叩き合ってだめになるよりも3番手に入って、そこから冷静に仕掛けようと思いました」
 外伸びた佐藤友和は僅差で2着に届いた。
 「感じ良いし、踏み出しも良かったですね。松岡が来ると思ってなかったので、松岡が行ったのが誤算でしたね」

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