『東日本大震災被災地支援競輪 第62回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 3日目編
 
配信日:6月4日


 本日は、第62回高松宮記念杯競輪(GI)準決勝戦3個レースが行われ、明日の決勝戦進出メンバーが決定しました。素晴らしい内容のレースが続き、観戦しているファンは盛り上がっていました。特に、11レースに出場した深谷知広選手は、後ろを千切って1着ゴールを決め、大歓声が上がっていました。
 明日の決勝も素晴らしいレースになると思います。是非皆様、前橋競輪場で、ご観戦ください。やはり競輪はライブが一番ですよ!
 本日、場内イベントで、後閑百合亜生徒、渡邊ゆかり生徒と滝澤正光競輪学校長のトークショーが行われました。
滝澤校長
 「彼女たちは朝から晩まで自転車漬けの毎日を送っています。来年7月には、競輪場で彼女たちの走りを見ることができます」
渡邊ゆかり生徒
 「まだまだ未知なものだらけで、勉強することが山ほどあるんですけれども、まず車券に絡めるような、先行一本で勝負できるような選手に、そしてデビューする時期に同時にあるロンドンオリンピックのトラック種目を目指していきたいと思っています。その2本立てで頑張っていきたいと思いますので、どうぞ応援よろしくお願いします」
後閑百合亜生徒
 「私はまだ基礎体力が皆さんより劣っているので、まずは腕立て、スクワット、背筋を全部100回くらいは毎日できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」
  2人が挨拶をすると、会場からは「ガンバレー!」と温かい声援が飛んでいました。
トークショー

トークショー


<1R>
内藤宣彦選手
内藤宣彦選手
   佐々木雄一が赤板から先行し、番手の内藤宣彦(写真)が車間を空けた。最後は内藤が追い込んで1着を取った。
  「今日は雄一が先行するって言ってくれていたんで、ついていました。バックは脚にも、気持ちにも余裕がありましたね。まさか雄一も3着に残れると思わなかったんで、そこがびっくり(笑)。でも、明日も走れるんで頑張ります!」


<2R>
佐々木則幸選手
佐々木則幸選手
   牛山貴広が先行し、宗景祐樹が離れ、牛山の後ろに佐々木則幸(写真)がはまる。捲ってくる栗田雅也を香川雄介が牽制し、最後は佐々木が前を追い込んで1着。
 「ここのバンクは練習不足がもろに出ますね。番手にはまったけど、先行するよりきつかったですね。今日は作戦は特に考えてなくて、順番がくれば先行もと思っていたんですけどね。明日もう一日走れるし、頑張りたいと思います」


<3R>
小林大介選手
小林大介選手
   岩本俊介が先行し、石丸寛之が捲る。その石丸に切り替えた小林大介(写真)が最後追い込んで1着にきた。
  「石丸(寛之)さんが良い勢いで行ったから、そこに上手く切り替えられたんで、そこが良かったと思います。正規で入れれば良かったんですけどね、でも補充なんで。でも、補充だからいつもと感じが違っていいですね。明日も頑張ります」


<4R>
吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
   吉田敏洋(写真)が昨日に引き続き先行。番手の内で石毛克幸が粘ったが、笠松信幸が守りきった。吉田が押し切って1着。
 「石毛と菅原(晃)が内にいたのが見えたので、これは焦って駆けることないなと思っていました。石毛と笠松は同期だし、競るつもりはそんなになかったと思うんですよ。展開上そうなったみたいな感じで。でも、笠松は絶対に仕事をしてくれることをわかっているから、僕も一緒の時は気合いが入りますよね! 今回は負け戦でしたけど、いつか特別の準決勝あたりで2人で連係したいですね!」


<5R>
三谷将太選手
三谷将太選手
   菊地圭尚が北津留翼を叩いて先行。最終バック前から捲った三谷将太(写真)、斉藤正剛のブロックをしのぎ、捲りきって1着。
 「久しぶりに捲りの決まり手がつきました! 1年ぶりとかじゃないですか。川崎とか以来? もう顔がにやけるくらい、ホッとしましたね」


<6R>
前田拓也選手
前田拓也選手
   吉本卓仁が叩きにきたが、それを脇本雄太が突っ張り切って先行。捲ってくる桐山敬太郎を前田拓也(写真)がブロック。最後は追い込んで1着の前田。
 「ワッキーが行ってくれたおかげですね。良いレースが出来て良かった。今回の脚は、最近の中では良いですね」
 脇本雄太は逃げ粘って2着に。
 「昨日の稲垣(裕之)さんのレースを見たら、やっぱり力入りますよね! 僕もあのくらい駆けなきゃいけないって思いました。めちゃめちゃきつかったけど、良いレースでした」


<7R>
南修二選手
南修二選手
   神山拓也が先行。後方から渡邉一成が捲ってくるが、中団から南修二(写真)が合わせて捲っていき、そのまま捲り追い込んで1着にきた。
 「もう脚がいっぱいです。皆が僕に無警戒だったから決まっただけですよ(笑)。最近はずっと前がいることが多いですからね。こういう時ように捲る準備はいつもしています。でも、もう今日はいっぱいですね。明日、身体が動かんかったらどうしよう(笑)」


<8R>
園田匠選手
園田匠選手
   矢口啓一郎の番手から追い込んだ兵藤一也と大外を伸びた園田匠(写真)の接戦になるも、園田がわずかに伸びて1着。
 「初日から脚はあったんですけど、昨日は迷ってしまったせいですね。内に行こうか、外に行こうか迷って遅れちゃいました。今日は兵藤(一也)さんが内に行くだろうと思って、外に行こうと決めていました。これを勝ち上がりでやらなきゃだめでしたね…」


<9R>
山崎芳仁選手
山崎芳仁選手
   永井清史が先行し、その番手の坂上樹大が捲ってくる木暮安由をブロック。そのあおりを受けて山崎芳仁(写真)の動きが一瞬止まったが、そこからまた伸びていって、結果、捲り追い込んで1着。
 「ホームで行こうと思ったんですけど、前に見られて行けませんでした。3コーナーであおりを受けて『うわっ』となったけど、余裕があったし、もうスピードに乗せた後だったんで、あの外を行こうか内を行こうかっていう感じで、捲りきれると思っていました」


<10R>
佐藤友和選手
佐藤友和選手
   赤板前から川村晃司が先行。小嶋敬二が捲りにいくも村上義弘がブロック。佐藤友和(写真)が最終バック前から捲って1着。
 「ちょっと失敗したけど、その後は良かったと思います。山田(裕仁)さんが良い目標になりましたね。あとは村上(義弘)さんが外にいくか、内に行くかを見てという感じでした。バンクレコードまでコンマ2ですね。どうせ勝つなら出したいじゃないですか(笑)」
 佐藤マークの伏見俊昭が2着。
 「友和が先行するって言っていたんで、どきどきしていました。でも、行こうと思っているから、ああいうレースが出来るんですよね。僕も先行を考えている時ほど捲れたりしましたもん。言葉があれですけど、内側が遅く見えるくらい、友和のスピードは良かったです」


<11R>
深谷知広選手
深谷知広選手
   前を取った深谷知広(写真)は稲垣裕之に抑えられ、一旦後方に車を引く。赤板過ぎから巻き返し、稲垣を叩き返した。山口幸二は離れたところを長塚智広と絡んで、連係が離れた。そのまま深谷が後ろを千切って圧勝。
 「初日はだめだったけど、昨日、今日と行けているので良いですね。前を取ったのは、前なら突っ張っても何でも出来ると思ったからです」
 第二先行になった稲垣裕之は2着に入ったが「勝ち上がってはいますけど、深谷君にやられていますし、悔しいですね」と浮かない顔だった。


<12R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
   赤板から浅井康太が動くが、打鐘前から松岡貴久が追い上げ、金子貴志の外で並走。その大外を武田豊樹(写真)が一気にスパートし1着にきた。
 「負けパターンを何度もシミュレーションして作戦を考えて、その結果、今日は1着を取れました。前受けして、自分的には不利だったんですけど、後閑(信一)さんが後ろだし、責任あるし、頑張ろうという感じでした。自分が主導権取りたかったけど、大塚(健一郎)君がじゃまで行けないところがあったんで行けませんでした」
 武田の番手の後閑信一が2着で、関東のワンツーが決まった。
 「初日から集中していて、今日も集中して武田にくらいついていこうと思っていました」

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