『第66回高松宮記念杯競輪(GI)レポート』 3日目編

配信日:6月20日
 岸和田競輪場を舞台に開催されている「第66回高松宮記念杯(G1)」は、6月20日に3日目が行われた。決勝進出をかけたメーンの準決3個レースでは、激しさを増したスピードバトルが繰り広げられスタンドも盛り上がった。地元で同大会連覇に挑んだ稲川翔は7着に敗れ夢絶たれたが、近畿勢は村上義弘、稲垣裕之、脇本雄太の3人が優出を果たした。いよいよシリーズも大詰め、最終日の21日には第12レースで決勝戦が行われ、第66回高松宮記念杯の覇者が決まる。また、最終日に一発勝負で火花を散らす熱き女の戦い、ガールズコレクションに参加する7選手が、3日目に岸和田競輪場に到着。翌日の決戦に備えた。
 本場では21日の最終日も井上茂徳氏、山口幸二氏による予想トークや未確定車券“スーパースロット抽選会”、選手会おもてなしコーナーでのプレゼント。さらに「よしもと新喜劇inきしわだ」なども予定されています。岸和田競輪場では様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。ぜひ、本場へ足をお運びください。

親子チャレンジ  ルーレットパターゴルフで商品GET
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桂 小枝 お笑いライブ
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ガールズコレクションメンバーが集合
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華やいだ雰囲気に包まれる
華やいだ雰囲気に包まれる
<1R>
磯田旭選手
磯田旭選手
 赤板の2コーナーで野田源一が切って先頭に立つと、相川永伍はカマシ強烈な中村一将を警戒しながら併せ込んでフタをする。ギリギリまで我慢した相川は打鐘で踏み上げて主導権を握るが、案の定中村のカマシが飛んでくる。が、志智俊夫は離れ気味で最終1コーナーで磯田旭が、志智を仕留めて中村を相川が追いかける。相川が空いた車間を詰めて、直線で中村を交わし関東ワンツー。
 「野田さんが切って(すぐに)俺が切ると、中村さんが早めに来ると思ったんで。中村さんにフタをしてからっていう形になりました。あれで先行するつもりで、最悪行かれても中村さんのラインは2車ですからね。それでも行かせる気はなかったんですけど、中村さんのスピードが違いました。なんとか最終日まで残れたし、(今期になって)一番調子がいいって思いたいですね」
 相川の番手に付けた磯田旭(写真)は、中村と相川の間をシャープに伸びて1着。ラインの前後に感謝しながら、静かに口を開く。
 「もう相川さんのおかげです。今日は尊敬する相川さんと宗景(祐樹)さんと一緒ですから、そういう意味では頑張るだけでした。自分は(初日に)落車をしているんで、きついですけど」

<2R>
浦川尊明選手
浦川尊明選手
 後ろ攻めの三谷竜生が赤板で上昇を開始すると、前受けの黒田淳と中団の岡田征陽が、この動きをけん制。打鐘で岡田が一度斬ろうとするが、黒田は突っ張ってからペースを緩める。このタイミングを逃さず三谷がカマし、渡辺十夢が続く。近畿勢を追走していた笠松信幸は、追い上げてきた岡田と内で抵抗した黒田にからまれ、3番手は終始もつれる形に。快調なペースで逃げた三谷と渡辺でゴール前勝負になるかと思われたが、後方から内をスルスルと進出した浦川尊明(写真)が直線で中を鋭く伸びて激戦を制した。
 「伸びがどうとかより、今日は気持ちですね。位置が悪くなった時点でとにかく前へと。(最後のコース取りは)ちょっと危なかったし、やっちゃったって思ったけど、なんとか突っ込めましたね」
 黒田淳は位置取りにこだわる競走を披露したが、結果は出ず。それでも「こういうレースをしていかないと、上位では通用しない。意味はあったと思う。石丸(寛之)さんを連れて8、9番手じゃダメだし、カマすか最低でも中団と思った。(3番手の)位置は取り切れたし、あとは、ここからもう一度踏み出す脚を作っていければ」

<3R>
齋藤登志信選手
齋藤登志信選手
 正攻法に構えた飯野祐太が、川村晃司の上昇に併せて突っ張り前へ出させない。中団の関東勢も北日本勢と呼応するようにカントを使い波を作りながら川村ににらみを利かすと、飯野は巧みなペース駆けに持ち込む。最終ホームから川村も猛然と巻き返すが、普段のダッシュ力は見られず、後閑のけん制もあり3番手付近まで迫るのが精いっぱい。最後は絶好の展開となった齋藤登志信(写真)が抜け出し明田春喜も続き、飯野も3着に残り北日本で確定板を独占した。
 「僕たちのラインが勝つとは思わなかったでしょ(笑)。川村君は本来強いので、ここ(一般)を走る選手じゃない。でも、流れのかみ合わせなどが狂うとこういうこともある。大敗するとお帰り(帰郷)だから、どうせなら思い切ってやるだけやって力を出し切ったほうがいいと飯野君と話をしていた。今日は僕が仕事をする必要がないくらい飯野君が頑張ってくれたことがすべて」
 北日本ラインの上位独占をお膳立てした飯野祐太も満足気。
 「最近は力を出し切れずに負けることが多かったので、(齋藤)登志信さんのアドバイス通りに積極的に走った。これで何かのキッカケをつかめたらばいいね」

<4R>
三谷将太選手
三谷将太選手
 小埜正義を警戒しながらじわりと押さえに来た稲毛健太を、前受けから天田裕輝が突っ張り逃げる。突っ張られた稲毛は最終ホームで8番手。3コーナーの入り口ではドンジリにいた三谷将太(写真)は、インを進出して勝負圏内に取り付くと直線でコースを縫って鮮やかに突き抜けた。
 「あれじゃ(天田は)突っ張るでしょ。自分は初日に失敗しているし、もうああなったら内しかないと思っていた。前検日から言っていたけど、仕上げてはきたんで調子は悪くない。ただ、今日は負け戦なんでたまたま。あれが勝ち上がりだったら、(渡邉)晴智さんにしても(松坂)英司さんにしてももっとシビアにいっていると思う。負け戦だからっていうのもありますよね」
 3番手からまくった友定祐己を、神山拓弥が最終バック手前で大きくブロック。2着入線の神山が失格となり、逃げた天田裕輝が繰り上がりの3着。
 「(神山)拓弥が頑張ってくれたけど…。自分は突っ張りも含めての組み立てだったし、あの押さえ方とタイミングだったんで突っ張った。タイムも出てないし、風もきつかった。後ろが失格なんでなんとも言えないけど、お互いの仕事をやった結果なんで」

<5R>
海老根恵太選手
海老根恵太選手
 中団に構えていた桐山敬太郎が、赤板前で先に動くと、これを目掛けて古性優作がカマシ気味に叩いて主導権を握る。これを送り出した桐山がうまく中団をキープし、阿竹智史は7番手。2角から先まくりを放った桐山が南修二のけん制を乗り越えて前団をとらえると、桐山に付けていた海老根恵太(写真)が直線で一気に抜け出した。
 「本当に桐山君のおかげです。キツいところで無理矢理行ってくれました。(今回が復帰戦で)正直、体はまだまだだけど、1着が取れたので、まだやれるなっていう気持ちになりました」
 まくり切った桐山敬太郎だが、直線で末を欠いて4着に沈んだ。
 「海老根さんが後ろだし、粘らないなら中団取って早めに仕掛けようと。それにしても古性君は強い(笑)。ダービーで対戦した時にも強さは感じていたんですけどね。まあ、無理やり仕掛けてその上をまくれたのはよかったです」

<6R>
早坂秀悟選手
早坂秀悟選手
 1周目の最終4コーナーで早坂秀悟(写真)と大槻寛徳が接触して大槻が落車。大槻は再乗して集団には追い付いたが、ペースが上がるとすぐにちぎれてしまった。
 不穏な空気の中でレースは進んだが、打鐘過ぎに柴崎淳の率いる中部勢が先行態勢に入ると、すかさず早坂がスピード感のあふれるカマシで巻き返す。岡部芳幸は大槻の落車で番手の形になったが、踏み出しに反応できず車間が空きながらも中部勢が追う展開。早坂のスピードは最後まで衰えず、見事に押し切った。
 「大槻さんのことがあるので素直には喜べないし(接触しているので)申し訳ない気持ちもある。最初(落車した場面)は隊列の位置取りを決める重要なところではあった。だけど、柴崎君を相手に出切れて最後まで踏めたことは喜んでいいのかもしれない」
 2着は早坂を追いかけた柴崎の番手を回った吉田敏洋
 「落車の場面を自分は見えていなかったので…。早坂君のダッシュはやはりすごい。柴崎君も全開で合わせていたけどね。2人の踏み合いだから、俺はキツかったよ。最後は前へ踏めたので、調子は大丈夫だけど」

<7R>
原田研太朗選手
原田研太朗選手
 「またやってしまいました」と、検車場に引き揚げて来て汗をぬぐった原田研太朗(写真)は、まくりで1着も8番手に置かれた組み立てを苦笑いで振り返る。
 レースは打鐘過ぎに出た九州コンビの上を、櫻井正孝が叩いて主導権。流れが落ち着くかと思われたのもつかの間、和田真久留が5番手から仕掛けて出て8番手の原田にもチャンスが。原田は最終2コーナー過ぎからまくって、和田を直線でとらえた。
 「小倉(竜二)さんとは何回も連係しているし、自分の好きなタイミングで行けって言われたんで前を取る形になっちゃいました。和田君が行ってくれたんで助かりましたけど…」
 ロングまくりを放った和田真久留は、抜群のダッシュで逃げる櫻井を沈めたが原田に屈して2着。
 「もうちょっと早めにレースが動くと思ったんですけど…。そうなれば自分に(先行の)順番が来るかと。そしたら思ったよりレースが動くのが遅かった。今日は中団とかそういう気持ちも頭になかったんで、前に前にの気持ちで行けたけど。あれならジャンで突っ張った方が楽だったかもしれない」

<8R>
竹内雄作選手
竹内雄作選手
 後ろ攻めから早めに上昇した守澤太志が、中団に構えていた竹内雄作(写真)を押さえると、打鐘2コーナーから思い切ってスパート。すると前受けの小川勇介も突っ張り気味に踏み込んで、守澤後位へ飛び付いた。竹内は隊列が短くなったところを逃さず一気にまくり返し、マークした坂口晃輔を連れ込んだ。
 「今日もしっかり仕掛けるって決めていたんです。踏み出しは良かったし、スピードももらえていたので感じ良くいけました。初日に失敗していたけど、気持ちの切り替えはできていた。明日も頑張って3連勝を目指します」
 竹内に食い下がった坂口晃輔は苦しそうな表情を浮かべながら「(竹内が)強すぎた。ポテンシャルが高いですね。抜くとかそういうレベルじゃなかった。最後は離れ気味だったけどワンツーだっただけでも」と、振り返る。
 北日本ラインを分断した小川勇介の思惑は何だったのか…。
 「出られたらまくれないし、とにかく前々へと。叩かれたら(飛び付きも)考えてました。もう少しうまく運べれば、もっと面白くなったと思うんですけどね」

<9R>
菅原晃選手
菅原晃選手
 小松崎大地が打鐘で前に出ると、先に切っていた藤木裕は番手で粘り中団はもつれる。すぐさま吉本卓仁が巻き返し、最終ホーム前に主導権を奪取する。叩かれた小松崎は後退せずに番手で菅原晃と併走に。九州勢に付けた渡部哲男は2センターから仕掛けた山崎芳仁をけん制すると、返す刀でタテに踏み直線を鋭く伸びた。
 「小松崎も脚を使っているだろうし、(菅原)晃が勝つと思っていた。冷静にレースを見られましたね。踏むのが早い?いえいえ、まだまだ自分は甘いくらいです。疲れはあるけど、踏んだ感触は悪くないですね」
 菅原晃(写真)は何とか小松崎との併走をしのぐと、直線を踏み上げて2着。
 「藤木が粘ったんで、待てと思ったけど、(吉本)卓仁が行ってしまった。まくりが来たら止めるとか、いろいろ準備して、なるべく残せるように考えていましたね。卓仁と踏み合って小松崎は力尽きるかと思ったけど、強いね」
 山崎芳仁は最終ホーム前で小松崎と連係を外してしまう。そのまま中団で仕掛けをどころを見極めて、最終2センターから踏み上げるもあおりもあって3着まで。
 「藤木は(イン粘りも)あると思ってた。その後はテンポを遅らせてまくり追い込みをしようと思ったけど…。4コーナーであおりをくらっちゃったからね」

<10R>
岩津裕介選手
岩津裕介選手
 準決勝のひとつめは、新田祐大のスタート取りで始まった。新田は赤板で上昇を開始した深谷知広を突っ張り、さらに最終ホームから巻き返した鈴木謙太郎の仕掛けも合わせ切る。しかし、2コーナーで自ら鈴木を張ろうとした際に、斜行して接触し転倒。鈴木と芦澤大輔もこれに乗り上げる形となり、3人が落車するアクシデントに見舞われた。新田をマークしていた佐藤慎太郎は、落車を避けるとそのまま腹をくくって自力にチェンジ。そして佐藤後位を回っていた岩津裕介(写真)が、真後ろから迫る石井秀治や落車を避けて立て直した深谷の追撃を凌ぎ、乱戦を制した。
 「新田君が前受けなら、突っ張るかカマすかすると思ったので。結果的に良かったですね。佐藤さんを抜きにいったけど、結構うまく駆けてました(笑)。配分を休んだりして状態がわからなかったけど、ここまでの調整は悪くなかったんだと思います」
 初周では最後方に位置していた石井秀治だが、青板過ぎに動くと岩津後位へ切り替えた。これが見事にはまり、終始岩津を追う形で2着を確保。G1初優出を決めた。
 「危ない感じしたし、落車は冷静に避けられた。新車もだいぶ馴染んできていい感じ。明日の決勝も一発狙って頑張りたい」
 目標を失うハプニングにもしっかり対処した佐藤慎太郎が3着。
 「全部新田君がやってくれた。休むところがなくて大変だったと思う。自分が(外の鈴木を)持っていければ良かったけど、タイミング的に難しかった。(新田と)一緒に決勝乗りたかったね」

<11R>
稲垣裕之選手
稲垣裕之選手
 赤板の手前で渡邉一成を押さえた平原康多がハナに立つと、9選手がひとかたまりとなって隊列は凝縮されペースが落ちた。4番手に稲垣裕之(写真)が収まり、単騎の松岡貴久は近畿勢を追って6番手。北日本ラインを後方に置いた平原が、腹を固めて先行策に出る。冷静にまくりに構えた稲垣は、最終2コーナー手前から発進。神山雄一郎の猛ブロックで失速はしたものの、ゴール勝負を制して白星をつかんだ。
 「あそこで仕掛けても(渡邉)一成君を引き出すことになるんで、自分はまくりに構えました。一成君も脚が溜まっていたと思うし、前の平原君と後ろの一成君の気配に集中しました。緩むところがなかったですけど、2コーナーから行った。神山さんのブロックもすごかったし、このメンバーで1着を取れて調子はいいです。それよりも自分の中ですごく気持ちが高ぶっている。(決勝も)まずは気持ちで負けないように」
 神山のブロックにも助けられた平原康多だったが、初日の青龍賞同様に逃げても強いことを証明。2着でファイナルのキップを手にして、今年3つのG1すべてで優出を果たした。
 「ジャンで(別線が)来なければ、駆けますよね。初日からいろいろ試してやっていたんですけど、今日が一番感じが良かった。自転車のポジションもいいところが見つかった。自分の中ではいいペースで駆けていたけど、結果(稲垣に)まくり切られているんで悔しいです」
 近畿勢の後ろにいた単騎の松岡貴久は、神山、飯嶋則之がそれぞれ近畿コンビをブロックすると飯嶋をすくって進出。直線で車を外に持ち出し3着に入った。
 「(コースは)迷ったし内も見えていたけど、ワンテンポ遅れたのもあって外に行きました。(G1の決勝は11年以来で)あのころと今の自分は変わっているんで、今は今で楽しみです、(決勝は)単騎だし一発狙っていきます」

<12R>
村上義弘選手
村上義弘選手
 細切れ戦らしく、青板周回からレースが動き隊列が激しく入れ替わる。7番手の脇本雄太は赤板の2コーナーから踏み上げると、打鐘の3コーナーで中川誠一郎を叩きレースを支配。番手の村上義弘(写真)は後続の動きを確認すると、車間を切って脇本を援護。最後は直線で差し切った。
 「ダービーが終わってから、ここに向けてやってきたので、集大成です。とにかくスタートラインに立った気持ち。脇本が打鐘から目一杯いってくれたし、ラインのおかげ。近畿の3人で決勝に乗れたんで、優勝者を出せるようにしたい」
 連日、圧巻の先行力を見せている脇本雄太は、準決勝でも別線を圧倒。自らも2着に粘り決勝にコマを進めた。
 「なんとかですね。疲れは残っているけど、そのダメージをいかに修復して決勝に臨むか。(指が治ってきたことは)結構違いますね」
 武田豊樹は脇本に合わせて動くが、その上をいかれ外に浮いてしまう。さらに、5番手に降りようとするも、園田匠に張られて苦しい展開に。それでも武田は外併走から最終2センターで踏み上げると、3着に入りギリギリで勝ち上がった。
 「脇本君が駆けてますから必死でした。前を取らさせてのレースなんで、苦しかったし、余裕もなかったです。勝ち上がったと言うより、1着が欲しかったですね。決勝は準決を先行で勝ち上がった平原(康多)君の気持ちを聞いて、何も言うことはない。明日が勝負ですから。大一番だし、お客さんを喜ばせるようなレースをしたいですね」

<最終日9Rガールズコレクション2015岸和田ステージ>
小林優香選手
小林優香選手
梶田舞選手
梶田舞選手
 最終日の9レースでは「ガールズケイリンコレクション2015岸和田ステージ」が行われる。豪華メンバーが顔を揃えて、検車場に華を添えたが、注目はやはり小林優香(写真)だろう。全プロの競技大会のエキシビジョンでの落車で5月高知を欠場したが、復帰戦の6月武雄を無傷で制し悪い流れを払拭した。
 「怪我は顔だけなんで、脚は大丈夫です。病院に運ばれた時はわからなかったんですけど、2、3日してから痛みが出ました。武雄ではかみ合っていないと思ったんですけど、その後はしっかり練習したんで状態は良いですね。早く走りたいです。いい緊張感で臨めてるし、今はケイリンしかないんで、こういうレースは気持ちが締まります。強い人たちと戦えるんでワクワクしていますね」
 梶田舞(写真)は昨年末のガールズグランプリを制するなど当所は相性の良いバンク。
 「岸和田は縁起が良いバンクなんで、今回も良いと思います。でも、ガールズグランプリとはメンバーも違うんで、あれはあれで終わりです。ここまでは自分の中で追い込んで練習をしてきたと思いますし、デキは良いですね。出し惜しみしないように自力で頑張ります」
 3月京王閣で行われたガールズケイリンコレクションでは、先行するも5着に沈んだ奥井迪。前回の反省を生かして大一番に臨む。
 「先行するだけじゃ意味がないってことが京王閣でわかりました。しっかり結果も残さないと。でも、気持ち的には師匠にも普通開催の決勝だと思って走れって言われてるんで、あまり気負わずに。スタイルを崩さないってことが一番ですね。後は、どこまでやれるか。体調は万全です」
 石井寛子は、2場所続けてVを逃すなどリズムに乗れていない。ここで悪い流れを断ち切るか。
 「武雄まであっ旋が詰まっていたんで、体はボロボロですね。でも、明日はグランプリに出る気持ちで大事なレースを走ります。過去に3回くらいピークをコレクションに持ってこれなくて失敗しているんで、明日はピークを持ってこれるように。(作戦は)イメージで色んなパターンを考えいます」
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