『第68回高松宮記念杯競輪(GI)』
決勝戦共同インタビュー

配信日:6月17日
6月18日(日) 11R(発走予定16時30分)
村上義弘(京都・73期)
村上義弘選手
 (西日本王座戦は)今、近畿のレベルが上がってきて、その中でこういう勝負ができるのはうれしい反面、やっぱり普段一緒に戦っている仲間ですし、やりにくい、割り切れない部分もあったと思います。稲垣は稲垣らしく走ってくれたので、自分もできることをと思って走ってました。(今シリーズは)とにかくこの岸和田バンクですし、自分の力をしっかり出し切っていきたいと思ってました。この舞台に立てて、まずは自分の課した課題のひとつをクリアできたと思います。もちろん最後の優勝を目指して頑張りたいと思います。(決勝戦は)稲垣の後ろで頑張ります。
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (東日本王座戦は)細切れ戦ということで、スタート、位置取りをけっこう全部のラインがけん制するっていう形になってしまって、そのなかで残り2周半からの郡司(浩平)君の動きに乗って僕は動いたんですけど、またそのなかで動きが一度あって、1回止まってまた打鐘で勝負どころっていう感じになって。その打鐘での位置取りっていうのが一番、基本、3着でしたけど、決勝に乗るための位置取りとしてはすごく重要だったかなと思います。本当は残り半周のところで仕掛けたかったんですけど、先頭のかかり具合と一番はラインの重みというか、前の(関東の)3人の重圧に僕は動くことができなくなってしまったのが、ああいう結果になってしまいました。僕のなかでは今日は何としてでも成田さんと決勝に上がりたいという強い気持ちで走ったので、決勝に乗れたことっていうのが一番うれしくて、そのなかで着順は今日は申し訳ないですけどああいう着順でしたけど、決勝でワンツー決めたいという気持ちで今大会に挑んで来ましたし、ラインの強みを生かせるレースをしたいなと思ってます。
 (状態は)ナショナルチームとして今年1月からずっとやってきて、かなり苦しいなかで練習を全選手が悲鳴をあげながら毎日取り組んでいるんですけど、このGIに対してあまり重きを置いてないというか、なかなか調整できない選手たちの悔しさだったりとか、つらさっていうのは、形として、いい形として出せるのは決勝に乗り、それで優勝することがチーム全体のやっててよかったというか、やってることが間違ってないってことの証明になると思うので、そういう意味でもナショナルチームのためにも、あとはこの大会4日間のなかで一緒に戦ってくれた先輩、後輩を含めみんなの戦ってきて、一緒に決勝に乗りたいって思いを僕ら2人でしっかり優勝したいなって気持ちで明日は頑張ります。細切れ戦になると思うんで、そのなかで僕らは僕らの持ち味っていうのをしっかり出していいレースをできるように頑張りたいと思います。自力で頑張ります。
平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 (東日本王座戦は)ちょっとあの最後方からの巻き返しだったので、非常に苦しい展開になってしまったんですけど、吉田君がゴールまで踏めていたのでよかったですね、結果的には。でもレースとしては失敗のレースだと思うんで、その辺はちゃんと武田さんと一緒に教えながら、同じようなことを繰り返さないように指導していきたいと思います。明日までに修正できるかわからないですけど、やっぱり上位戦になればなるほどそういうちょっとした隙が本当に苦しい展開になってしまうので。(3日間、人の後ろだが)昨日、一昨日と結果的に自力を出す形になってるので、そんなに番手を回ってるって感じはしないですね。しっかりGIを目標にやってるので、ひとつの結果が出てよかったですね。(決勝戦も)今日と同じ並びで関東は並ぼうということになりました。
山田英明(佐賀・89期)
山田英明選手
 (西日本王座戦の1着は)なんかちょっと僕じゃないほうがいいような気がしたんですけど、取れてよかったです。ある程度、腹くくりながらレースに挑んだんで、どんな展開でもそこに対応しようかなって思って走りました。松川(高大)君とか昨日、僕の前ですごい気持ちいいレースをしてもらって、絶対決勝に先輩たちと一緒に乗りたいなって、いつも以上に思う準決勝でしたね。やっぱり前回(京王閣)ダービーの決勝に乗って、もう1回乗りたいなっていう気持ちがすごくある中で、1カ月練習してきて、こんなに早く決勝に乗れたっていうのはすごくうれしいです。初日、2日目に比べると今日はすごい走りやすい脚の状態でした。(決勝戦は)井上さんと2人で僕が前なんですけど、いつも通りの自分の走りで、仕掛けるところで仕掛ければいいかなって思って走ります。
稲垣裕之(京都・86期)
稲垣裕之選手
 (西日本王座戦は)正直、やりにくい気持ちもあったんですけど、そこは割り切ってお互い別線で力勝負できたと思いますし、そのなかで自分の力出し切れたので、とりあえずいいレースはできたかなと思ってます。人の後ろと自力で走るのとそういう切り替えはもう慣れてますし、そこに違和感はなかったですけど、今回ちょっと直前に一本欠場して間が空いたんで、そういう不安感はありました。前回直前欠場で迷惑かけたんですけど、その分もしっかりと体調を整えて来れたと思います。今回参加の近畿勢、みんな地元の気持ちを強く持って臨んでましたし、そのなかで何とか自分が決勝に乗れたんで近畿の代表という気持ちを忘れずに明日も勝負したいと思います。(決勝戦は)村上さんの前で自力で勝負したいと思います。
成田和也(福島・88期)
成田和也選手
 (東日本王座戦は)新田君がいい位置を確保して、いい流れを作ったんじゃないですかね。新田君はすごい踏み出しがいいんで、そこだけ注意して、必死にまずはそこだけ集中して走るって感じですね。僕自身も状態は悪くないんで、いいと思います。(3年ぶりのGI優出については)なんとかここまで腐らず耐えてこれたかなと思います。ここを目標にずっとやってきたので、また明日、これからも頑張りたいですね。まず明日があるんで、しっかり調整して臨みます。(決勝戦も)また新田君をしっかり追走して、いい勝負ができるように頑張ります。
吉田拓矢(茨城・107期)
吉田拓矢選手
 (東日本王座戦は)組み立てとしてはちょっと危ない展開になってしまったんで、そこが反省点だと思います。後ろの2人を連れ込めたのは収穫あるレースができたと思います。初日、2日目と脚の状態はいいという風に思ってたんで、3日目で力出せたのはよかったと思います。納得いかないレースが続いてしまっていたので。5着なんですけど、次は3着残れるような脚を作るイメージで。どんどん3着、2着、1着っていう風に準決勝でも逃げ切れるような脚をつけたいですね。自分はまだ(GIの)決勝に乗ったっていう実感はないんですけど、慢心せずにまた明日、任せてもらえることになったんで、一生懸命走るだけだと思います。関東の一番前を任せてもらえたんで、力を出し切る競走で頑張りたいと思います。
井上昌己(長崎・86期)
井上昌己選手
 (西日本王座戦は)ちょっと接触があって苦しい展開になったんですけど、4コーナーでなんとか踏み直せました。今日はちょっと重く感じたんですけど、しっかりケアして明日、最高になるように。(山田は)今日もすごい強かったし、(決勝も)しっかり付いていきたいと思います。(GI決勝は)久しぶりなんで楽しみたいと思います。そんなに気負わず、しっかり勝負できるように最後、しっかり頑張りたいと思います。英明を全面的に信頼して最後、ゴール前勝負できればいいと思っています。
武田豊樹(茨城・88期)
武田豊樹選手
 (東日本王座戦は)標識線から打鐘のところが全部(のラインが)切ってきたんで、苦しかったですね3番手。(吉田拓矢は)全部引いて、中途半端にならないように力勝負に行くんだなって見てましたけど、それがあったから先行できたのかなと思います、吉田は。(ここまで3日間)全部、目標がいての勝負なんですけど、調子は悪くないと思います。近畿地区で走るのは特別なGIだと自分も思いますし、やっぱり目標にしてきた選手の地区ですから、自分も決勝戦に必ず乗りたいなって気持ちで来たんでね、明日頑張りたいですね。(西日本王座戦で村上義弘が優出)前のレースで、見てしまいますからねレースを。何かまた特別な気持ちで自分も最終レース走りましたけど。(決勝戦も)今日と同じで。もちろん任せて、何か自分のできることもありますし、頑張って優勝目指したいですね。