『東日本大震災被災地支援 第7回サマーナイトフェスティバル(GII)レポート』 最終日編
 
配信日:7月23日


 関東の結束は強い事をまた今回認識させられました。長塚智広選手の番手から突き抜けた神山雄一郎選手が、見事優勝しました。
表彰式で見せた涙は、2005年のオールスターのタイトル獲得から、長かった今までを振り返り、感極まったものでした。先行捲りから、自在に、そして追い込みに変わってからの初ビッグタイトル獲得まで、本人しか分からない相当な苦労があったようです。その苦労を乗り越えて、タイトル獲得は本当に嬉しいものでしょう。
神山選手おめでとうございました!
表彰
表彰
ゴール
ゴール



決勝戦 レース経過
 周回は、坂本亮馬‐紫原政文、長塚智広‐神山雄一郎、五十嵐力、伏見俊昭、深谷知広‐南修二‐小嶋敬二。 残り2周で深谷が上昇開始。それに併せて、五十嵐も上昇。また長塚も上昇し、深谷の番手に狙いを定めた。打鐘で、深谷が一気に前に出ると、長塚は得意のダッシュを活かし、番手に飛びつく。内、長塚、外、南で激しい攻防戦が繰り広げられたが、長塚が番手を獲りきった。しかし、最終1コーナーで再び、南は追い上げ、番手戦に。しかし、1センターで南は力尽き、番手は長塚が死守。最終バックでは、小嶋が、捲って出たが、これも、最終2センターで力尽き不発に。勝負は、4コーナーを回り、ゴール前、3番手の神山が、長塚をどかし、突き抜け、見事優勝を飾った。2着は逃げた深谷。3着長塚となった。



<1R>
渡邉晴智選手
渡邉晴智選手
  先行した石毛克幸の番手から追い込んだ渡邉晴智(写真)が1着。
「ラインのおかげにつきます! 自分の調子も悪くないし、調子をキープすることが大事ですから。ナイターは嫌いじゃないですね。でも、今日はまだ明るかったし、まだちょっと暑かったですね。今日はラインで上位独占出来て、良かったです」


<2R>
小川勇介選手
小川勇介選手
  捲り追い込んだ小川勇介(写真)が1着。
「今回、調子は良かったですね。ナイターは好きなんですよ。夜遊び型だから(笑)。小倉ナイターを走る時は無敵ですよ! 夏も好きだし、次は全日本選抜なんですけど、福岡はすごく暑いので、それに比べれば他は涼しいかな(笑)。また、次頑張ります」


<3R>
山崎芳仁選手
山崎芳仁選手
  吉田敏洋が先行し、山崎芳仁(写真)が後方から捲り発進。加藤慎平がブロックにいくも、それを避け、乗り越えて山崎が1着を取った。
「新しい自転車は、つまった感じでずっと踏みっぱなしみたいな感じでしたね。昨日が情けないレースだったので、今日は頑張ろうと思っていました。いつも通りの自分のレースが出来ましたね」


<4R>
菅田壱道選手
菅田壱道選手
  先行した桐山敬太郎の3番手を取り、番手から出た海老根恵太を追い込んで菅田壱道(写真)が1着。
「作戦通りです! 桐山さんが行きそうな雰囲気だったし、その後ろを取っての競走を考えていました。今は調子も良いですね。やっぱり落車しないことが一番です。昨年は3回も落車しちゃったんで、今年は出来るだけ落車しないようにと思っています」


<5R>
中川誠一郎選手
中川誠一郎選手
  荒井崇博は捲り切れずも、その番手から発進した中川誠一郎(写真)が捲り追い込んで1着。
「すごく緊張しました! 前も後ろも先輩っていうのは初めてだったんで、本当にドキドキしていました(笑)。メンバーを見た時に僕が前でって最初は言っていたんですけど、荒井さんが前を走りたいってことだったので、僕は3番手でもって言ったんですけど、合志(正臣)さんが『いつも頑張ってもらっているし、前で頑張れ』って言ってくれたんです。1着で、合志さんも2着だったんで、ホッとしました」


<6R>
東口善朋選手
東口善朋選手
  捲った東口善朋(写真)が1着。
「積極的に動けているので、良かったです。単騎で気楽だったし、前がごちゃついたので、行けるところから行きました。先輩にも後輩にも信頼してもらえる選手になっていかなければいけないですからね。前を走る時、後ろの時、どのように走るかしっかり考えて走りたいです。次は地元地区のGIなんで、頑張ります!」


<7R>
新田祐大選手
新田祐大選手
  逃げ切って1着の新田祐大(写真)
「突っ張って先行は作戦でした。逃げ切れたのは、後ろで仕事してもらったおかげですね!」
新田の番手の菊地圭尚は、村上義弘の捲りを牽制し、2着に入った。
「もっと一発で止められるところがあったんでしょうけど、やっぱり超一流の村上さんがヨコにいると、なんか焦っちゃいましたね。でも、全ては経験なんで、これも無駄にしないように、また次頑張ります」


<8R>
武田豊樹選手
武田豊樹選手
  牛山貴広が先行し、その番手から捲って武田豊樹(写真)が快勝。
「牛山が積極的に行ってくれました。強かったですね。でも、もう少し冷静に走ってくれれても良かったんだけど。まぁ、才迫(勇馬)君も三宅(達也)君を連れていたし、どう動くかわからないですからね。松山はGIを獲ったところだし、相性は良いですね。ナイターは年に1回くらいしか走らないんですけど、また次走る時も頑張ります。全日本選抜は優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」


<9R>
神山雄一郎選手
神山雄一郎選手
  直線伸びて、久々のビッグ優勝を飾った神山雄一郎(写真)
「バックでは長塚(智広)が優勝かと思いました。でも、2センターを過ぎたところから、自分も行けるところまで行ってみようと思って踏んだ結果、優勝することが出来ました。長塚とは気心もしれた仲だし、長塚も僕と走るのは走りやすいと思います。ここ半年くらい調子は良かったけど、なかなか結果が出なかったので、ここで優勝出来たことは本当に嬉しいです。またGIでも、上で武田(豊樹)、平原(康多)、長塚が待っているので、それに追いついていけるように頑張りたいです」

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