『第15回寛仁親王牌競輪(GI)レポート』 初日編
 
配信日:7月1日
 

 いよいよ今日から寛仁親王牌が始まった。初日の今日は1Rから激戦の連続。短走路を舞台にトップスターが中身のギュッと詰まった熱いレースを展開した。

特選レースダイジェスト
10R

 周回は稲垣裕之―山田裕仁―山口幸二―海老根恵太―鈴木誠―渡辺晴智―岡本大嗣―渡部哲男―兵藤一也。

 青板のバック手前から車間を切った岡本が赤板ホームに合わせてスピードを一気に上げると、そのまま全開でフカす。 中団に稲垣、七番手が海老根で打鐘、最終ホームを通過すると1コーナー手前から渡部が番手まくり。 中団の稲垣がまくって来ると、ブロックした兵藤がバランスを崩し、番手まくりの渡部が押し切り。 空いた内を伸びた山口が2着、3着には海老根が強襲する。

11R

 周回の並びは小嶋敬二―手島慶介―後閑信一―渡辺一成―佐藤慎太郎―浜田浩司―小川圭二―北津留翼―大塚健一郎。

 赤板ホームで先頭に立った北津留に浜田ラインが続く。 正攻法の小嶋が車を下げると、そこをすかさず渡辺が叩いて最終主導権を握る。 三番手に入った北津留は最終ホームから巻き返す小嶋に合わせてバックから出ようとするが、小嶋が出色のスピードで前団をひと飲み。 続いた手島とワンツーを決める。

12R

 スタートから牽制が長引き、最初に追いかけた山崎が誘導員に追いついたのは2周目のホーム手前。 周回が山崎芳仁―伏見俊昭―岡部芳幸―有坂直樹―金子貴志―加藤慎平―矢口啓一郎―武田豊樹で一旦落ち着くが、4周目のバックで山崎は矢口を突っ張って先行する。 三番手の岡部が離れ、そこに矢口ラインが収まると、岡部を待って山崎がペースを緩める。 そこを再び矢口が叩くと、赤板1コーナーから金子が仕掛ける。 出切った金子ラインに武田が切り替え、最後は直線勝負。 切れ味鋭く中部コンビを捕らえると、逃げた金子が2着に粘る。



↑ページTOPへ


<1R>
   オープニングの1Rは前受けの井上昌己が突っ張り先行から2着に逃げ粘った。  「高谷さんには前回の松戸Sでもやられてるし、駆け方が上手いからペースに酔っちゃうんですよね。突っ張りは作戦通り。ただ踏み出した感じがイマイチなので、今日一本モガいたのが明日からどう出るかですね」  絶好の展開を生かした合志正臣だが、「前回(豊橋記念)の落車で練習もできてないし、今回は正直戦える状態ではないですね。その分、気持ちは入ってるけど。こんな展開は良くてあと2回。残りをどう凌ぐかですね」と気持ちを引き締める。


<6R>
   6Rは高城信雄の番手で渡辺一貴、渡辺航平が競り。赤板過ぎから主導権を奪った松崎伊佐央と平沼由充の北日本コンビがワンツーを決めた。  番手の平沼由充は、「松ちゃんのおかげ。彼は前橋との相性が良いし、信頼して付いてました。バックでも掛かってましたよ。今日はあまり脚が軽くなかったけど、初日重い時は日に日に良くなるので心配はありません」と好スタートに笑顔を見せる。  逃げた松崎伊佐央は1月にもFⅠ戦で優勝するなど前橋との相性は抜群。 「地元(泉崎)も三三バンクだし、前橋は何となく自信があるんですよね。今日も練習みたいな感じで駆けられました」


<7R>
   7Rは人気の村上義弘が敗れる波乱の展開に。金星を挙げたのは武井大介だ。  「小松さんが村上さんを突っ張ってくれたし、富さんも先に仕掛けてくれて展開が向いた。状態もここ何か月かで一番いいですね。前回(松戸S)の連勝から自信を持って、ここに入れてます」


<10R>
   10Rからの特選でまず最初にローズカップ行きを決めたのは岡本大嗣の先行から番手まくりの渡部哲男。これで準優出を決めると、「岡本の気持ちが嬉しかったし、無駄にしたくはなかった。僕もバックで一杯だったけど、兵藤さんが良い仕事をしてくれました」とラインの援護に感謝する。  2着で同じくローズカップ進出を決めた山口幸二。  「兵藤が内に飛んできたからビックリした。展開にも恵まれたけど、調子も問題ないね。この2着は大きいですよ。出られなかった(山口)富生の分も頑張りますわ。あと永井(清史)もね(笑)」  4コーナーでバランスを崩した兵藤一也は、「後輪が飛んでしまって…。何とも言えない。恥ずかしい」と絶好のチャンスを逃した。


<11R>
   11Rでは小嶋敬二の強さが際立った。番手の手島慶介が、「力の限界を超えている。よく付いていけました」と脱帽するほどのパワーで、前団を一気に飲み込んだ。  「特選、理事長杯は若い先行屋がドーンと行く、寛仁親王牌らしいレースでしたね。その中でも僕はこの年齢(もうすぐ37歳)でも良く対応して、頑張ってるでしょ。僕のデキはまあまあでしょうね」


<12R>
   12Rの理事長杯は山崎芳仁、矢口啓一郎の激しい主導権争いを金子貴志が叩く。上手く三番手にスイッチした武田豊樹が「行ける感じはした」と激戦を制す。  「落車から色々あったけど、やっと体のバランスが良くなってきた。こんなにスタートが良いのは久しぶり。GPが終わってからずっとドン底だったし、そろそろ本気を出さないとシーズンが終わっちゃうから」  2着の金子は、「あんな所からレースが始まるとは思わなかった。前々に踏んで、緩んだら行くつもりだったけど、かなりタレてたと思いますよ。よく慎平が残してくれた」  3着になった加藤はバツが悪い。  「金子さんが強かったけど、すいませんでした。それに武田さんも強かった。すんなり三番手にいるのは知ってたけど、三三で突き抜けるイメージはなかったから」

↑ページTOPへ

 
 
COPYRIGHT(C) JAPAN KEIRIN ASSOCIATION, All Rights Reserved.