『第15回寛仁親王牌競輪(GI)レポート』 2日目編
 
配信日:7月2日
 


ローズカップ・ダイジェスト

 スタートを武田豊樹が取り、前から武田―手島慶介―山崎芳仁―伏見俊昭―渡部哲男―金子貴志―小嶋敬二―加藤慎平―山口幸二の並びで周回が進む。

 青板バック過ぎから金子が上昇を開始すると、武田も誘導を交わして突っ張る構え。それでも強引に金子がカマシ先行に出ると、小嶋は離れてしまった。しかし手島の内を掬って打鐘で金子に再ドッキング。車間を切りながら金子を追う小嶋は1コーナーから早くも番手まくり。中団の武田、後方の山崎らも巻き返せずに、小嶋が先頭で四角に入る。粘る小嶋を加藤が差し切り、中を踏んだ山口まで3着と中部で上位独占を決めた。

ゴール
表彰式
ゴール
表彰式


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  寛仁親王牌2日目の今日は12Rのローズカップをメーンに、二次予選A、B合わせて6個レースで準決勝への勝ち上がりを争った。これで準決勝を争う27名が決定。明日はファイナリストの座を賭けて、最後のサバイバルレースを展開する。


<3R>
 勝ち上がり戦の前に敗者戦でも動きが光った選手を紹介したい。3Rでは石毛克幸が、またまた村上キラーぶりを発揮した。マークした村本大輔は、「(渡辺)晴智さんも言ってたけど、本当に村上キラーですね」と、その切れ味を絶賛。まくった石毛克幸は、「打鐘でも行けそうだったんだけど、昨日は焦って失敗したので、今日は落ち着いて仕掛けました。感じは悪くないだけに、昨日が勿体なかったですね」と明日以降も期待できそうなコメント。


<6R>
   二次予選一発目の6Rは逃げる坂上樹大を北津留翼が強引に叩き返す。最後は三番手にスイッチから中を割った山田裕仁に交わされたが、初出場のGⅠで若々しい走りを披露した。
 「仕掛け所は後ろの人が声をかけてくれたので、そのタイミングで行きました。ドームはスピードバンクなので僕にとっては走りやすいですね。山田さんのブロックは、それほど気にならず出切れる感じはしました。(囲まれた記者に準決は予定通り? と聞かれ)いえ、希望通りです(笑)」
 勝った山田裕仁は、「坂上は合わせ切ったと思ったけど、下りで行かれたね。三番手に切り替えて、最後に中は空くなと思ってたし、外からは無理だから、そこしかチャンスはなかった。久々に良い競走ができて、二次予選なのについついガッツポーズをしてしまった(苦笑)。今回は手応えがあるので、あとはいかに流れを引き寄せるかですね」。


<7R>
 7Rは高谷雅彦が最終ホームから内を掬って先行策に出る。一度は審議対象になったが結果はセーフ。2着入線で準決進出を決める。
 「一応、確認はしたけど、あそこで行かないと2着はないから、ダメ元で行きました。日頃の行いがいいからね(笑)。ドームも3回決勝に乗ってるし、案外脚質にあってるんです」


<8R>
   8Rは岡本大嗣の先行に乗った田中弘章がバックから番手まくり。
 「岡本くんも頑張りますって言ってくれてたし、彼のおかげです。渡辺くんが強いからどうなるかな? って思ってたけど、彼も色気を出して引いてくれたのが良かったみたい。昨日で最終日までいられることが確定して嬉しかったのに、夢みたいです」


<9R>
   9Rからは二次予選A。4着までが準決勝に勝ち上がるこのレースで、まずは佐藤友和が魅せた。赤板から武井大介との激しい主導権争いを制し、自らも3着に粘る。
 「千葉は武井さんが前だし、二段駆けみたいになると思ったので絶対に出させたくなかった。北日本トップの2人が後ろで緊張しましたよ。(佐藤)慎太郎さんに残してもらって、本当にありがとうございましたって感じ。昨日より今日の方が踏めてたし、いつも日に日に上がってくるので明日からも頑張ります」
 武井が不発に終わったが、外々を踏んで2着に強襲したのは海老根恵太。 「赤板で武井に離れて申し訳ないことをした。何とか我慢して外を踏んだけど、人の後ろっていう競走はまた違うキツさがありましたね。感じも悪くないです」


<10R>
   10Rは井上昌己、吉川誠の順で叩いた上を、最終ホームから成田和也が一気にまくる。
 「後方にならないような組み立てをしたかったけど、結果的に後ろになってしまいました。ホーム手前から仕掛けたけど、1センター辺りで出切れる手応えはありました。今日は少し重く感じたので、明日は軽くなるように上手く調整したい」
 成田マークから1着の岡部芳幸。
 「成田が焦って行きそうだったので落ち着かせた。それが結果的には正解だったんじゃないの。僕自身は自力やれるくらいに仕上げてきたので、体調は問題ありません」


<11R>
   11Rは松崎伊佐央がまたも前橋との相性の良さをアピール。逃げる矢口啓一郎―神山雄一郎ラインを相手に苦しみながら中団をキープすると、鮮やかにバックまくりを決めた。
 「絶体絶命だったけど、まだ何とか脚は残っていたので。それにしても前橋は走りやすいし、今回は体調も良いですね。タイミングはどうだったか分からないけど、自分ではここぞって所で仕掛けたつもり。この結果には満足しています」


<12R>
   今日のメーンは12Rのローズカップ。前受けの武田豊樹が金子貴志を突っ張り、全員が準決勝の権利を持っているとは思えない激しいレース展開になった。それでも先手を奪った金子の後位から小嶋敬二が番手まくり、それをゴール前で加藤慎平が捕らえる。
  勝った加藤慎平は「前の2人が強かったので、僕は付いて行っただけで勝たせてもらいました。予想外のハイペースになったので、小嶋さんも脚を使ってたみたい。昨日よりも感じはいいけど、明日が勝負だから。気を引き締めて臨みます」と早くも明日の一戦に気持ちを切り替える。
 一度は金子のダッシュに離れながらも、内を掬って再度ドッキングを決めた小嶋敬二は、「千切れちゃいました」と照れ笑い。
 連日主導権を奪っている金子貴志は、「残らなかったら僕を買ってくれてるファンにも悪いし、あんなレースをするつもりはなかった。でも武田さんが突っ張ってくるとは思わなかったので…」と心境を説明する。
  不発に終わった北日本コンビ。伏見俊昭は、「山ちゃん(山崎芳仁)、あれは青板バックで切っとくべきだったよ」と山崎にアドバイス。

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