『第16回寛仁親王牌(GI)』 決勝戦 共同インタビュー
 
配信日:7月2日
 

7月3日(火) 11R (発走予定16時30分)


 【1】手島慶介(群馬・75期)
手島慶介選手
 調子が良くないので必死で走りました。地元は僕だけになりましたが、自分だけでも乗ろうと思って、ここに来てました。本当に気持ちだけですね。明日は小嶋さんの後ろで様子を見て、ごちゃついてとんでもないことになったら分かりませんけど、まずはそこからレースを運びたいと思います。レースなんで何があるか分からないし、色々考えて走りたいと思います。
 【2】小嶋敬二(石川・74期)
小嶋敬二選手
 今日は先行していれば良いことがあるというのを証明できて良かったです(笑)。ゴールした瞬間は絶対ダメだと思いました。内を空けていたし、慎太郎が内を行ったときに、内、外を行かれると力が抜けてしまうので。最初、浜口さんに「先行したいんです」と話したときは、2車だし厳しいからやめておけと言われたんですが、わがままを言ってお願いしました。打鐘かホームからカマせたらいいですねと話していたんですが、スタートで中団が取れなくて、何となくレースを作らなくてはいけない位置になってしまいました。それでも出切って兵藤君が切り替えてくれれば理想的だなと思っていたんですが、番手に佐藤君がはまっているのを見てどうしようもないなと思いました。流してもしょうがないので踏みましたけど、1周半なんで500走路の1周駆けのつもりで先行して、4コーナーで行かれたときは「もうこんな距離でも保たないのか」と感じました。ギヤを上げていて良かったかどうか分かりませんが、とにかく先行して良かったと思います。久しぶりに決勝で前を走る選手がいるのでツイていると思います。運は一番良いと思います。永井君との連係は初めてじゃないですかね。僕の前を走るのは愛知勢が多かったので。連日ダッシュの良い競走を見ているし、明日は9人ともが自力の選手なので、そう言うレースの中で永井という強い味方がいるのはチャンスだし、ラッキーですね。88期で一番強いのは永井だと思うので、頑張ってもらいたい。そういう走りをしてくれれば、僕もそれを生かせるように走ります。今開催でまだ1着を取っていないので、明日は頑張ります。
 【3】岡部芳幸(福島・66期)
岡部芳幸選手
 自力で戦ったレースが一度もないので何とも言えないんですけど、後ろからの競走なりに判断できて、結果は出ていると思います。状態に関しては、良いとは言えないけど、悪くもないですね。明日は北日本の4番手を回ります。伏見と佐々木雄一との連係の時はこだわりたいものが自分の中にあります。成田にも今までさんざん頑張ってもらっているし、その時だけ前を回せと言うのは自分の中で反するので、我慢しているわけではなく、4番手から連係を決めた上で結果を求めたいと思います。
 【4】渡部哲男(愛媛・84期)
渡部哲男選手
 初日は重たかったんですけど、2日目、3日目は軽かった。日に日に上向いている感じです。ドームは去年ぐらいから成績も良くなってきたし、走りやすいバンクだと思います。明日は荒井さんの後ろで頑張ります。今回は荒井さんも自力で動きたいと言うことですし、全プロでは僕がわがままを言って後ろを回って貰っているので、今回は後ろを回らせて貰うことにしました。まあ、自力がない訳じゃないので、ゴチャ付けば考えるかもしれません。
 【5】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手
 去年から番手戦が増えていましたけど、今回は特に若手が多かったので、どうなるかなと思っていました。今日はすんなりいかないと思っていたんですが、ある程度、僕らの組み立て通りにレースは運びましたね。昨日のローズカップは不甲斐なかったので、今日はどうしてもという思いで走りました。調子も悪くないですし、流れも問題ないと思います。明日は岡部さんと成田君が折り合ってもらって、佐藤君の番手を回れることになったので、しっかり付いて北日本4人で連係して頑張りたいと思います。奈良でも連係したので5、6回は(佐藤との)連係はあると思います。自力しかいないレースになったので、とても読みにくいですけど、佐藤君に任せてしっかり付いていきたいですね。
 【6】成田和也(福島・88期)
成田和也選手
 予選は自分で動くレース、二日目そして今日は人の後ろになりましたが、しっかり結果を残せたと思います。体調も良いですし、レースに集中して臨めています。前橋は、地元の泉崎に近くて250mバンクのような感じで走りやすいです。今年はG1の決勝に乗るつもりで臨んでいるので嬉しいですね。明日は伏見さんの後ろで3番手です。しっかり固めて勝負したいと思います。
 【7】荒井崇博(佐賀・82期)
荒井崇博選手
 昨日がちょっと人任せし過ぎたレースになってしまったので、そこを小野さんと反省しました。昨日の4着が大きいですね。ここまで来たから、調子は良いと思います。明日は自力で頑張ります。渡部君もいるけど、もう僕が行けと言える選手ではないですからね。渡部君が僕に付いてくれればそれなりのレースをするし、単騎でもどうにかしたいと思います。
 【8】永井清史(岐阜・88期)
永井清史選手
 一走、二走目は自分らしい先行で逃げ切れて良かったと思います。今日はホームから行くつもりだったんですが、前が掛かっていたのでバックからになってしまいました。でも軽かったですよ。この走路は軽くて走りやすいですね。(加藤)慎平さんが欠場したときから、決勝に乗るつもりでした。明日は大先輩が付くので、行けるところから行きたいです。
 【9】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手
 初日は9着という大きな着を取ってしまったんですが、その時に試した自分の脚の感覚って言うのが、昨日、今日とうまく出てくれた感じですね。今日は思ったよりタイムが出てなかったんですが、小嶋さんの1周カマシに追い付いて最後抜けたっていうのは調子が良い証拠だと思います。明日は3人が後ろについてくれるみたいなので、一番前でやるべきことをやりたいと思います。永井君はダッシュが良いし、その後ろに小嶋さんが付いているっていうのはすごい脅威なんですが、そこだけ意識しているとすごいことになっちゃうので、全部のラインが強敵だと思ってやりたいですね。自分の優勝だけ意識して走ると4人ともダメな結果になってしまうと思うので、基本はラインで優勝を出せるように走りたいですね。手島さんの動きが重要になってくると思うので、そこを注意しながら、ラインが4車だと安易に考えず走りたいと思います。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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