『第18回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)』 決勝 共同インタビュー
 
配信日:7月6日
 
7月7日(火) 11R 決勝 (発走予定 16:25)

 【1】井上昌己(長崎・86期)
井上昌己選手
 今回は展開に恵まれたと思います。準決勝は後輩の藤野(孝彦)君が頑張ってくれたんで(決勝に乗れて)ホッとしました。最近調子が悪かったし、今日のようにこんな良い感触はなかったので、戻ってきているのかなと。一枚ギアを上げたのも良かったと思います。決勝は初手は中部から行こうかなと思ってます。
 【2】平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 3走ともしっかりと積極的に動けているので問題ないと思います。準決勝は先行基本に考えていて、結果(永井に)出られてしまったので、仕方ないと3番手に入ったんですけど、またゴール前で伸びたので脚は問題ないと思います。またこのメンバー(武田、神山)で走れるので最高ですね。一番気心が知れたメンバーなんで走りやすいです。初日と同様に、関東の一番前、武田さんの前で頑張ります。(高松宮記念杯に続いて連覇は)関係ないし、今回は今回なので気持ちを入れて。ラインから誰かしら優勝しないと3人乗っている意味がないので、僕が一番前で良い勝負ができればいいですね。
 【3】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手
 初日は新田(祐大)君が良い競走をしてくれたし、二日目も新田君が良い競走をしてくれたので1着が取れたんですけど(笑)。まあ、後半3コーナーを回った感触も良かったですし、今日は山崎(芳仁)君とワン・ツーが取りたかったですけど、(山崎が)ジャンで脚を使ったのか車間が空き過ぎたので今ひとつ伸びる感じではなかったので、(山崎を)4コーナーで抜けたんですけど、踏んだ感じは悪くなかった。(北日本が)3人くらい勝ち上がれればよかったんですけどね。残念ですけど、最後の1人として頑張りたいと思います。明日は何度かお世話になっている海老根君に行こうかと。今年3回目で、ダービーと共同通信社杯と今回なんですけど、好きに走ってもらえれば自分にもチャンスがあると思います。ゴール前で良い勝負ができれば。
 【4】大塚健一郎(大分・82期)
大塚健一郎選手
 今日は藤野と井上の頑張りに尽きますね。前を抜いていないので、調子は良いとは言えないですね。一人でも抜ければ調子が良いと思うんですけど、一人も抜いていないので。明日も昌己の後ろで。昌己の感性に任せます。グランプリチャンピオンなので、付いていきます。僕も練習してるんで、最後の直線では一生懸命踏みます。
 【5】永井清史(岐阜・88期)
永井清史選手
 初日から自分が考えていたバックを取るという競走ができたので、脚の状態は良いと思います。準決勝は新田(祐大)君を後ろに置いて、(ジャンで)前が4車だったんで、5番手からだったらカマせるかなと思って落ち着いていけました。明日は平原さんに先行されたらきついので、自分が先行するつもりで頑張りたいと思います。G2は獲ったけど、まだまだ脚はないのでもっと付いてから優勝を意識したいと思います。
 【6】山口富生(岐阜・68期)
山口富生選手
 初日の山田(裕仁)さんの番手まくりを差せたし、三日間感触は良いですね。準決勝は自分では勝ったと思ったんですけど、下りてきたら皆が『わからんぞ』と言ってたんで、同着だったら向こう(成田和也)の方が特選スタートだから勝ち上がってしまうので何とか単独で3着になってよかった。兄貴(幸二)と初めて2人で決勝に乗りたかったですね。近況からすると脚は上出来ですね。明日は迷うことなく永井に任せます。連係は久しぶりですね。こうなったらチャンスなんで、隙はあると思うので頑張ります。
 【7】武田豊樹(茨城・88期)
武田豊樹選手
 今日の準決勝は良いレースができました。2車だったけど、前々へって気持ちと主導権を取りたいなと思っていました。2人(平原、神山)は強いですけど、自分は安定感がないので、何とか今回は決勝に乗りたいなと思っていました。前回(宮杯)は僕が前を回ったんですけど、明日は平原の後ろを回ります。あとは神山さんの前ですから責任重大だと。(2つ目のG1について)相手がいますからね。でも、それを阻止するのが自分の仕事であって、油断しないようにしっかりとした走りがしたいですね。
 【8】海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手
 三日間走って全部3着以内に入っているので調子は良いと思います。ちょっと重いですけど、皆同じみたいなので。今日は4分戦だったので、あまり考えても分からないので、いける所から行こうと思ってました。明日もいつもどおり、行けるところから自力で頑張ります。後ろが伏見さんなんで抜かれてしまうかも知れないけど、何とか良い勝負ができればと思ってます。
 【9】神山雄一郎(栃木・61期)
神山雄一郎選手
 初日は感じが良くなかったんですけど、昨日はちょっと良くなった。レースが見えていたんで、準決勝で勝負権のあるところを回れれば何とかなるかなという感触はありました。今日はその通りの展開になりました。前のレースで武田がすごい勝ち方で勝ち上がった(2着)んで、あれで自分も何とか決勝に乗りたいなっていう気持ちが強くなりました。あとは平原に任せて、良い形でワン・ツーが決められたんでよかったと思います。2月の表彰式のときに殿下がいらして、何とか殿下に色々とお世話になっていたんで、あの時点で何とか寛仁親王牌で決勝に乗って走っている姿を見てもらって、できれば優勝して賜杯を受け取れたらいいなと心の中で誓った部分があったし、一歩近づけたので明日は頑張ります。平原―武田の三番手で精一杯頑張ります。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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