『東日本大震災被災地支援競輪 第20回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)レポート』 前検日編
 
配信日:6月29日


 明日6月30日から第20回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)が弥彦競輪場で開催されます。競輪場にいるとまるで森の中にいるような、都会の競輪場とは全く違う雰囲気を持った競輪場で、激アツのGIレースが行われるなんて、少し現実かどうか信じられない感があります。是非、皆さま明日からの第20回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)を弥彦競輪場でお楽しみください。イベントも多数開催されます。
 7月2日、3日にはガールズケイリン育成選手エキシビションレースが行われます。地元弥彦の加瀬加奈子選手、中川諒子選手、藤原亜衣里選手も出場しますので、是非応援しに来てください。お待ちしてます!
加瀬加奈子選手
加瀬加奈子選手
中川諒子選手
中川諒子選手
藤原亜衣里選手
藤原亜衣里選手

本日の弥彦競輪場。
弥彦山に雲が掛かり、深山の雰囲気を漂わせる。
弥彦競輪場
弥彦競輪場


<1R>
渡邉晴智選手
渡邉晴智選手
   宮杯で初のGI途中お帰りで悔しい思いをした渡邉晴智(写真)、今回はそうならないためにも初日から結果を出したいところ。
「弥彦を走るのは久しぶりなんですよね。あんまり印象はないけど、だいたい決勝に乗っているし、悪くはないと思います。明日は五十嵐(力)の後ろ、心強いですよね! しかも、後ろを望月(裕一郎)さんが固めてくれるんだから、もっと心強いですよね!」
 小田原FIで完全優勝をした川村晃司
「完全優勝はたまたまですよ(笑)。だけど、気分よく入れたことは間違いないですね。弥彦のバンクは重いイメージですけど、だからこそ仕掛けどころを間違えない様にしないといけないですよね。相手の才迫君も前回優勝して調子がいいみたいなんで、後手を踏まない様に気をつけないと」


<2R>
吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
   一宮記念決勝では飯嶋則之に競り負けた吉田敏洋(写真)はここでリベンジを誓う。
「宮杯、一宮記念と続いたので、さすがに一宮記念が終わった後は疲れが出ましたね。決勝は、4回転だったし、あれはついていけなかったですね。でも、自分の調子は悪くないし、今回も力を出し切りたいと思います」
 宮杯で優出を果たした山口富生。しかし、その後のFIでも結果を残し切れてない。
「最近はS級シリーズでもなかなか優勝に手が届いていない様な状況ではあるんですけど、最近はS級シリーズもメンバーが厳しいですからね。その中でも決勝には乗れてるし、状態は悪くはないですよ。寛仁親王牌は勝ち上がりも厳しくて、明日から早速勝負をかけていきたいと思います」


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脇本雄太選手
脇本雄太選手
   昨年の親王牌で大活躍した脇本雄太(写真)、今年もこの開催で結果を求めたいところ。
「明日のメンバーを見て、昨年の親王牌のデジャブを感じました。あの時も松岡(貴久)さんとの対戦だったんですよ。それはゲンがいいというのは前橋だったらの話なんですよね。だって、ここは400バンクなんだもん。しかも、ドカンといく大西(祐)さんと対戦…。前回の宮杯もだけど、どうして僕に先行選手をぶつけるんだろう。なんか僕、嫌われてる?(笑)」
 ダッシュ力を武器にカマシで成績を残しつつある大西祐
「四日市でフレームを変えてから踏み出しから、踏み直しと全体的にレベルアップした感じなので、ちょっと楽しみなところではあるんですけど」


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矢口啓一郎選手
矢口啓一郎選手
   函館記念で優出した矢口啓一郎(写真)。準地元でどのようなレースを組み立てるのか。
「弥彦は毎年走っているバンクなんですよね。それこそ地元の前橋以上に走っているバンクなので、特徴もけっこう知っているし、大好き(笑)。ここ最近は体調・状態も良くなってきているので、頑張ります」
 安東宏高の3連対率は5割と安定してきた。
「今回はGIだからって、特別なことは何にもしてこなかったんですよ。本当にいつも通りです。面白みないでしょ(笑)。でも、最近は捲りも出ているし感じよく踏めているので、ちょっとはやれる気がしていて。弥彦は初めてのバンクですけど、直線長いみたいなんで、落ち着いてコースを探して突っ込みたいと思います」


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木暮安由選手
木暮安由選手
   準地元の木暮安由(写真)、実はあまり弥彦は走ってないそうだ。
「調子はいいです。ここはA級の時に走ったんですけど、その時の思い出は3コーナーで外に持っていたら、内をしゃくられて、優勝をさらわれたという愉快ではない思い出がありますね(苦笑)。まぁ、S級は、ここから思い出を作るということで、楽しみにしてください!」
 近況は成績がイマイチ振るわずの小嶋敬二はどうか。
「岐阜の準決勝敗退はね…。別に体調や調子に問題があった訳じゃないんだけど、S級シリーズになると若手と当たるでしょ。しかも、その若手が死ぬ気で駆けてくるとどうしても厳しくなっちゃうというか。それでも最終日に1着取れて何とか立て直すことが出来たし、石川には雨も降らずにここまで計画通りに練習できたんで、いい感じに仕上げられたと思います」


<6R>
飯嶋則之選手
飯嶋則之選手
   一宮記念で深谷知広の番手を取るなど活躍を見せた飯嶋則之(写真)
「一宮記念決勝は深谷君の番手を取り切っての2着だったんで、納得のレース内容だったし、闘志に火を付けることができたので、気持ち的にはかなりいい状態でここに来れたと思います。あとは脚力が引き続きよければいい勝負できるかなという感じですけど、こればっかりは明日走ってみてからですね。前回と同じ調子なら、楽しみなんですけどね。どうなのか少し不安です。練習ではちょっと良くなかったんですよね。でも、明日は長塚(智広)についていくだけですから」
 約40日ぶりと久々の競走になる谷田泰平
「(5月防府以来の実戦復帰で)落車の影響はまだまだあって、正直状態は良くないですね。直前に3日くらいしか練習出来なかったですし。でも、特別競輪は参加するだけでも勉強になることもあると思うので、色々と吸収したいと思います」


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柴崎淳選手
柴崎淳選手
   一宮記念でも優出するなど、調子が戻りつつある柴崎淳(写真)
「一宮記念は久しぶりに踏めた感触がありましたね。最終日は中部同士だし、やりにくかったです。でも、自分の後ろにもSS2人いるので、何もしないわけにはいかないですからね。行った時は捲れる感じがあったんだけどな。けど、タイムを見たらムリですね。後ろの方がタイムが良かったですら。今開催は、欲が出てきたので、頑張ります!」
 三宅伸に前を任された三宅達也は。
「今年は年明けの四日市で優勝した時は良かったんですけど、それ以来は成績的には残せていないんですよね。でも、自分の中ではそんな悪い状態ではないと思っているので、少しでも上のレースで走れる様に頑張りたいですね。明日は(三宅)伸さんとの連係ですけど、伸さんが最近1着取れていないみたいなので、2人でワンツーできれば最高なんですけど」


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中曽直彦選手
中曽直彦選手
   全プロ競技大会エリミネーションで優勝し、親王牌の出場権を獲得した中曽直彦(写真)
「前期はA級でもなかなか決勝に乗れなかったのに、S級復帰戦がいきなりの特別競輪ですよ。正直、A級では流れが合わなかったのかなっていうのもあるし、ギアを落としたのが失敗でしたね。でも、東日本大震災があって、レースが再開されてから元の3・92に戻したんですけど、それからは復調気配で。それでも、1人だけ93点なんでそんなに車券が売れることはないと思うんですけど(笑)、穴党ファンのために頑張りたいですね。あっせんが来るまで本当に出られるのかってずっと疑っていました(笑)。出られて良かった~。でも、ここのバンクはあんまり印象が良くないんですよね。軽くて走りやすいのに、流れが良くなかったんです。いや、ここに出られただけでもついているし、流れは変わりました! 全プロから金髪にしたんですけど、それ以来調子もいいし、そのゲン担ぎ効果が出てくれるといいんですけど」


<9R>
佐々木則幸選手
佐々木則幸選手
   佐々木則幸(写真)はメンバーを見て苦笑いを浮かべた。
「朝の早いレースじゃなくて良かったと思ったら、深谷(知広)君と一緒はきついですね(苦笑)。明日はハマちゃん(濱田)に前を任せるので、最後は空いたコースを突き抜けたいですね」
 その佐々木に前を任された濱田浩司
「前回の一宮記念で5ヶ月ぶりの1着を取ることが出来たのは良かったんですけど、その後が尻すぼみになってしまったのでね…。でも、ここに向けてしっかり練習できたし、状態はいいと思います。ちょっと厳しいメンバーですけど、何とか一泡吹かせられる様に頑張ります」


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園田匠選手
園田匠選手
   鋭いタテ脚で、どんな展開でも着に絡んでくる園田匠(写真)
「脚はいいですね。悪い展開でも、結果を出しているし。逆に展開が良い時に油断があるのかなんなのか良くない時がありますね。今回はそこをよく注意したいと思います。ここは初めて走ります。だから、練習で感じをつかもうと思ったら雨で出来なくて最悪です。でも、明日は(坂本)亮馬に任せるから大丈夫!」
 7月からS級に戻ってきた大森慶一。昨年と同じく初日特選スタート。
「なんか調子は良くないですね。自転車を変えたんですけど、でも自転車のせいにしてもしょうがないので、自分が悪いだけです」明日は昨年と同じく北日本88期ラインの3番手を固める。


<11R>
稲毛健太選手
稲毛健太選手
   初S級初戦が寛仁親王牌の特選になった稲毛健太(写真)
「ここは競技では走ったことあるけど、競技と競輪はまた違いますからね。今回の目標は、まず最終日まで失格、落車なく走り切って、色んなことを勉強したいと思います! そして、それを次からに活かしたいですね!!」、どこを見てもテレビで見たことある選手ばかりだと楽しそうに話す稲毛。弥彦は新潟国体(平成20年)で1kmT.T優勝の実績のあるバンクで、今度は競輪で結果を残したいところだ。
 その稲毛の番手をまわるのは金子貴志
「頑張ってくれるみたいなので、後ろにつきたいと思います。レースを見たことありますけど、稲毛君が強いの知っていますから」


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村上博幸選手
村上博幸選手
   宮杯の最終日7レース、永井清史と脇本雄太の激しい叩き合い、最後は自力で捲って1着にきた村上博幸(写真)にその後の事を聞いてみた。
「宮杯の最終日の競走が終わってから2日くらい軽く寝込みました。マッサージの人にも『すごい張っているね』って言われましたよ(笑)。でも、あのレースで1着にきたのは自信になりましたね。調子が悪いわけではないから、大丈夫です。ここはあんまり走ったことがないですけど、頑張るだけです」
 前走の小倉FIは準決勝5着で途中欠場した大塚健一郎
調子を聞くと「結果を出さないと何も言えないですからね。明日、結果を残して、調子は良いですと言いたいと思います。なので、見ていてください!」

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