『東日本大震災被災地支援競輪 第20回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント(GI)レポート』 3日目編
 
配信日:7月2日


 本日は準決勝3個レースが行われました。
どのレースも素晴らしいレースでしたね。明日の決勝はどのようなレースになるのか今からワクワクします。皆様、是非、弥彦競輪場でご観戦ください。お待ちしています。
ワンポイントアドバイス!
弥彦競輪場にお車で来られる方は、ちょっと早めに出られた方がいいかもしれません。道が片側一車線で、ちょっと混むと時間がかかる場合があります。

明日はもう一つの決勝戦があります。ガールズケイリン育成選手によるエキシビションレースの決勝です。
今日の予選を見ていましたが、学校の生徒たちは見事に成長しています。是非ご観戦いただいて声援してください!


明日の決勝メンバー

準決勝10レース
1着佐藤友和、2着浅井康太、3着山内卓也

準決勝11レース
1着成田和也、2着渡邉一成、3着神山雄一郎

準決勝12レース
1着大塚健一郎、2着山口幸二、3着坂上樹大


<1R>
柴崎俊光選手
柴崎俊光選手
   谷田泰平が先行し、捲ってくる山賀雅仁に合わせて、柴崎俊光(写真)が番手捲りをし、1着。
 「あれだけ谷田さんが行ってくれたからには1着を取らないといけないと思いました。本当は、番手捲りはいやなんですけどね。でも、山賀さんがいい勢いできていたし、出ないと行かれると思ったんで、出て行った感じです。調子は悪くないんですけど、なんかGIは結果が出ませんね。昨日のレースは悔しくて、悔しくて、自分に腹が立ちました」


<2R>
小野大介選手
小野大介選手
   山本健也が先行し、中団を取った小野大介(写真)が捲って1着。金成和幸とワンツーを決めた。
 「自分はもう自力じゃないですけど、こういう番組になったからですね。対戦する2人(山本、才迫勇馬)とも先行選手だし、後ろに金成さん、北村(貴幸)さんがいるのに、最初から競ってもしょうがないですし、だったら、絶対に中団だけ取って、そこから仕掛けようと思いました。自分ではそんなに調子は良くないと思っていたんですけど、動けたし、良いのかもしれないですね」


<3R>
坂本貴史選手
坂本貴史選手
   水谷好宏が先行し、矢口啓一郎も仕掛けるも行き切れず。結果、捲り追い込んで坂本貴史(写真)が1着にきた。
 「ちょっとずつ前との差をつめていって、4コーナーからどんって踏んでいきました。でも、今日も先行したかったので、満足はしていないです。明日は先行で頑張ります」
 2着は坂本マークの佐々木雄一
「行くタイミングも良かったし、貴史はナイス!」


<4R>
川村晃司選手
川村晃司選手
   稲毛健太が先行し、その後ろの川村晃司(写真)が番手捲りで快勝。
 「稲毛君が気持ちよく行ってくれました。稲毛君もA級から上がって、いきなりトップ選手とあたるのは可愛そうですね。普通なら、FIでちょっとずつ慣れてきて、それからビッグレースですからね。でも、脚はあるし、慣れれば、すぐに強くなると思います。自分は、今日は展開のおかげですね。初日は、自分のミスだからしょうがないです」


<5R>
岩津裕介選手
岩津裕介選手
   大西祐が先行し、その4番手にいた岩津裕介(写真)が直線伸びて1着入線。
 「なんか昔の感じを思い出しました(笑)。調子が良くない時は、やっぱり1着が何よりも薬ですね。また、明日頑張ります」
 連日、果敢なレースをしている大西
 「選手になって5年で、香川(雄介)さんに褒められたのは2回目です(笑)。1回目は、高松FIで僕、濱田(浩司)さん、香川さんで並んで、濱田さんと香川さんで決まった時。それが1年前です。そして、今回2回目です」


<6R>
友定祐己選手
友定祐己選手
   阿竹智史が先行し、3コーナーで友定祐己(写真)が牽制。そして、追い込んで1着に友定が入った。
 「阿竹のかかりは良かった。悪かったのはわしの方。持っていった後、阿竹に差し込んでしまって、そのまま行っちゃいました。阿竹はあと4コーナーでもう一回踏める脚をつくれば、3着までに残れるな。今日は、もう1車いればよかったんだけど。やっぱり2車じゃ持っていくのも余裕をもって出来ないですね」


<7R>
三宅達也選手
三宅達也選手
   永井清史が先行し、捲った三宅達也(写真)1着。
 「まさかの岡山3連チャン!! こんなこと滅多にありません(笑)。レース前に前2匹(岩津裕介、友定祐己)と決まって、3匹目はないぞって言われたんですけど、3匹目も決まりました(笑)。自分で動いた方が良いですね。今日は中団取って、そこからと思っていました。(岡田)征陽がついているかと思ったら、ついてこなかったので、そこはちょっとびっくりして車間が空いちゃいましたね」


<8R>
小野俊之選手
小野俊之選手
   脇本雄太が先行、番手の菅原晃に長塚智広が競り、長塚が番手を取り切る。直線で長塚が追い込むも、その後ろから小野俊之(写真)が鋭い追い込みをみせた。しかし、微差でわずかに小野は届かず2着。
 「自分的には伸びはイマイチでしたね。晃も頑張ってくれましたからね。晃はこれも経験になったと思います。」
 競られた菅原は8着に沈んだ。
「番手は経験しないと練習ではなんともならないものだし、悔しいけど、また頑張ります」と、悔しかったが、次につながるものは得られたそうだ。


<9R>
坂本健太郎選手
坂本健太郎選手
   小川勇介が先行し、捲ってくる吉田敏洋を自らブロック。最後は坂本健太郎(写真)が追い込んで1着。
 「自分で(吉田さんを)止められれば良かったんですけどね。小川が自分で持っていったし、絡みながら上がっていったので落車するかと思いました。ああなったら、判断して切り替えて踏ませてもらいました。自分が牽制できれば良かったんですけど、直線で来られたし、合えばと思っていたのに越えられてしまいました。競走は難しいですね…」


<10R>
佐藤友和選手
佐藤友和選手
   山崎芳仁が先行し、その番手から追い込んだ佐藤友和(写真)が1着。
 「作戦はなかなか決まらなかったですね。僕は捲りでいいと思っていたんです。山崎さんも残りそうだったし、自分の技術不足ですね。浅井(康太)が内にきたことによって、村上(義弘)さんを見る余裕が少なくなりましたね。(村上さんを)持っていったら浅井にこられそうで、初日にそれで失敗しているので、今日は前に出させてもらいました。前回の宮杯決勝の失敗をふまえて、明日は頑張ります」
 浅井康太が2着。
 「あの展開になってしまっては、ああするしか自分はないですからね…。内々にいたから重かったです。村上さんのホームでの牽制がきつかったし、ワンテンポ遅れてしまった感じもありました。山崎さんが早駆けしたら番手から(佐藤が)出ていくのもあるなというのは予想していました。最後は友和さんを追いかける形でしたけど、余裕は無かったです」
3着には山内卓也が入った。
「ごちゃごちゃになってしまったし、最後は康太の内と思っていました。この決勝は大きいですね。もう村上(義弘)さんと市田(佳寿浩)さんをどかすしかなくて、東口が内にいったので、内にいきました。意外に落ち着いていけたし、体も大丈夫です」


<11R>
成田和也選手
成田和也選手
   武田豊樹の先行を渡邉一成が捲り、それを追い込んだ成田和也(写真)が1着。
 「思っていた通りにならなかったけど、その分、渡邉は思いっ切り行けたんだと思います。2センターで出切ったし、最後は無我夢中で踏みました。」
 2着には渡邉が入った。
 「タイミングも展開も良かったです。出切ってからもしっかり踏んでいけたし、出切れれば2~3着には残れると思っていました。今日は気持ちよかったですね。かかったと思ったけど、武田さんはあそこからでも踏めるから、落ち着いて絡まれないようにして走りました」
 3着は、武田の番手の神山雄一郎が伸びてきた。 「武田(豊樹)のおかげ。武田が頑張ってくれたおかげですよ。一成君もすごいスピードでした。後ろは海老根が追い上げて入ったんですかね。真後ろはどうなっているか分かりませんでした」


<12R>
大塚健一郎選手
大塚健一郎選手
   深谷知広と新田祐大が叩き合うも、深谷が上手く主導権を取った。中部で上位独占が決まるかと思いきや、直線を鋭く伸びた大塚健一郎(写真)が1着にきた。
 「(坂本)亮馬が頑張ってくれましたからね。最後、あそこはもう内にいっていいところだと思ったんで行きました。亮馬が外を踏んでくれたから、僕のコースが出来ました。今は身体の故障箇所がないし、問題があるとしたらセッティングだけですね。それがいいんだと思います。明日も頑張ります」
 深谷の番手の山口幸二が2着。
 「しんどかったです…。深谷とワンツーだと思ったんですけどね。今日は背水の陣でした。久しぶりに良い緊張感でしたよ。深谷の後ろで失敗していたから、最近にないくらい集中していました。離れたら話にならないし、今日付ききれなかったら、自分の限界だと思って引退も考えていたくらいでした。卓也もそうだけど、深谷のおかげで成長できている部分もあるね」
 3着に入った坂上樹大は、勝ち上がるも恐縮しきり。 「申し訳ないです。深谷も内を締めていたのに、3番手としては最悪でした。中を割られたら一番良くないのに…やらかしてしまった…」

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