川村晃司選手 |
寬仁親王牌、幕開けの1次予選1レースから、好メンバーの激突。前回の岐阜記念で決勝に進出している川村晃司(写真)が、弥彦バンクを分析する。 「ここは自分としては重たいイメージがありますね。直線も長いんで、その辺を考えて走らないと。三宅(達也)君も強いんで。自分の調子自体はいい意味で変わらない。5月の全プロ記念くらいから成績も上がってきたし、いい状態が続いていると思います」 その川村が警戒する三宅達也は、前回の小松島記念が9481着。 「前回は地元勢が付いたことが多かったんで、責任が重かったですね。弥彦はすごく相性がいいし、いつ来ても成績がいいです。だから、ここは好きですよ」 |
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新田康仁選手 |
ヒザの手術明けだった平塚でも312着と好走した新田康仁(写真)が、復帰に2戦目でのG1シリーズに意欲を燃やす。 「内視鏡を使った手術をして、それから1週間くらいの練習で平塚には臨みました。痛みがなく乗れるようになったんで、そういう意味ではストレスがなくなったと思います。それでも平塚ではまだ違和感があったけど、それもなくなって来ているから前回よりもいい」 近況、勝ち星から見放されている東口善朋は、キッカケが欲しいところ。G1での好成績が何よりの良薬なのは、東口本人が一番わかっている。 「名古屋の共同通信社杯で転んでからなんです…。自分の中では、練習でもタイムが出ているし、問題はないと思っているんですけど。体のケアもしているし、体の方は大丈夫。あとは結果が出てくれればって。初日は弟弟子の稲毛(健太)君と一緒なんで頑張ります」 |
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牛山貴広は前回の小松島記念で初日から3戦連続で深谷知広と対戦し3敗。そして深谷とは別となった最終日では、先行するも井上昌己にまくられ8着に沈んだ。 「深谷君に挑戦したつもりなんですけど…。それに最終日は最終ホームから先行して8着だった。脚力が落ちているのか、戦法を考えなきゃいけない時期なのか。先行してて自分では掛かりは悪くなかったと思うけど、8着は8着なんで。中3日で疲れは取ってきたつもりなんで、自力でしっかり走りたい」 初日は3.92のギアで臨む小川祐司は、ギアへの適応へトレーニングを積んできた様子。 「まだ完全に3.92を踏みこなせている訳じゃないけど。前回とかは3.85とかの方が結果が出てますからね。それでも1周半は行けるような練習をしてきた」 |
栗田雅也選手 |
バンク練習での刺激を入れた北津留翼は、最近の不振脱出に躍起になっている。 「あんまり良くないですよねぇ…。でも、前回の久留米が終わってからは久しぶりに時間があった。3週間くらい空いて、競輪学校の違反訓練に行っても、それから1週間くらいあった。普段はロード中心なんですけど、競輪学校とかでバンクに入ったりしたんで、いつもと違う練習ができていいかもしれないですね」 ここ2場所は松阪833着、名古屋89着で途中欠場の栗田雅也(写真)。花月園メモリアルin川崎、奈良での連続優勝の勢いがストップ。 「中3日、中3日でレース間隔が詰まっていたのがあったんだと思う。その疲れですかね。今回は名古屋が終わってから1週間くらい空いていたんで、前回みたいなことはないと思います。補欠からの繰り上がりで、昨日出られるのがわかったけど。走れると思って調整はしていた」 |
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山田裕仁選手 |
同県の後輩、永井清史と同乗となった山田裕仁(写真)は、永井のコンディションを読み取りながら静かに口を開く。 「自信をなくすと余計にカラ回りをしますからね。そういう意味では永井君は負け戦だったけど、いい感触をつかんだんじゃないですか。自分は玉野(541着)もそこそこ走れたし。それからもそんなに思い切り練習をやってはいないけど、感じはいいんじゃないかと」 山口貴弘は前回の小松島記念が最終日の1勝のみ。 「練習の感じがいいんですけど。流れが良くない、全然ダメですね。脚的にはいいと思うんで、明日の初日はいい位置を取って、そこからですね」 |
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久々に手応えを得た坂本亮馬が、検車場で自転車を組み立てる。 「ここ2年くらいの中では一番感じ良く来れた。これなら力で準決くらいまでは、どうにかなるんじゃないですか。初日は山下(一輝)君が積極的に仕掛けそうだし、そこら辺をしっかり考えてやりますよ」 初めて経験するビッグレースの大舞台に、山下一輝はどん欲に4日間を見据える。 「師匠にも何かをつかんでこいって言われているし。4日間、力を出し切るレースをしたい。配分が空いたので、練習はしっかりとやってきたました」 |
荒井崇博選手 |
前回の小松島記念では4回転のギアを使用してまくりの組み立てが多かった根田空史。小松島での結果を踏まえて、シリーズの初日は3.77のギアで始動する。 「前回は4回転を使ってみたけど、後手を踏んでしまうことが多かった。それで先行ができなかった。だから、明日は3.77にギアを下げて先行をしたい。鈴木(誠)さんとはダービーの1次予選でもワンツーを決めたりしているし、相性はいいと思います」 前回の岐阜記念では先行策も披露していた荒井崇博(写真)。上々の動きにも本人は至っていつも通り。 「どうなんですかね。別にそれほど気にはしてなかったですよ。(状態は)可もなく不可もなくですかね。もう、明日は(井上昌己を)全面的に信頼していく」 |
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村上博幸選手 |
自在性に磨きがかかってきた志村太賀だが、隙のないG1シリーズに気合いを入れ直す。 「前回の西武園の決勝(3着)も僕的には狙い通りで、位置を取れたし。ただ、F1とG1じゃ違いますからね。それでもG1だとみんな外に踏むから、逆に内が狙いかもしれない。状態は悪くないと思うんで」 小松島記念の初日に落車している村上博幸(写真)は、コンディションが気になる。 「落車してしまって、脳しんとうがひどかった。それで大事をとって欠場させてもらいました。フレームもあれでアヤがついたんで、今回は違うフレームで走ります」 |
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脇本雄太選手 |
予選のメーンを張るのは福井コンビ。3番手には地元の諸橋愛が付いて、重責を担う脇本雄太(写真)が、プレッシャーを背負って走る。 「違反訓練が終わったあと大垣で練習をしました。一緒に練習をさせてもらった永井(清史)さんが強すぎて、話しになりませんでした。今回はちょっと疲れがある気もしますが、自分で根性を引っ張り上げて頑張ります。ここは晴れている時は、走りやすいイメージがあります」 昨年の同シリーズでは初日に失格を喫している地元の諸橋愛が、平常心をアピールする。 「去年はプライベートも捨てて、これにかけてきたけど。今年はリラックスして。一応、1カ月空いてたんで予定通りやってきた。3日前くらいまでは緊張をしていたけど、だんだん解けてきてリラックスモードです」 |
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稲垣裕之選手 |
同期、適性組の稲垣裕之と海老根恵太がタッグ。海老根は岐阜記念で使用したフレームをチェンジして、高松宮記念杯で使用したフレームに戻す。 「ギアもかかっているし、立ち遅れるときつくなりますからね。今回は宮杯で使っていたフレームにします。進化するためにはいろいろ変えないとって思ったけど、変えすぎるのはあまりよくない。軌道に乗るまでは、元のままで。それで脚を戻したい。稲垣君とは同じ年齢だし、誕生日はたしか1日違いなんで。初めての連係になるけど、そういう経験もこれからは大事になってくる」 2場所前から4回転のギアでレースをこなしている稲垣裕之(写真)は、豊橋記念で準V、平塚で優勝と波に乗っている。 「平塚も豊橋と同じ自転車で、今回もそれを使います。先行をしやすいように4倍のギアにしたんで。番手での走りには不安はあったけど、可能性としてはすごく感じる。今回も調子はいいまま来れていると思います」 山崎芳仁はいつも通りマイペース。 「レースでのタイムもまずまず出ているし、感じとしては悪くない。いつもの自分のレースで、あとは大事なところで一発くればいい」 |
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平原康多選手 |
小松島記念では佐藤友和のまくりを抜けずに準Vに終わった平原康多(写真)が、課題を上げながら振り返る。 「本当に強い人なら、抜けているし。力不足です。どこを走っても厳しいし、(初日に上位に入って)少しでも上で走りたい。それなりの練習はしてきたし、疲れは大丈夫。気持ちは全然、切れてないし大丈夫」 小松島記念で久々の優勝を飾った佐藤友和が、気分よく弥彦に乗り込んできた。 「優勝なんで気持ちがいいです。いい気分でここに入れました。明日は番手での戦いになるし、人気にもなると思うんで。しっかり考えて走ります」 初のG1シリーズ。竹内雄作は師匠の山口富生とセット。 「中身の濃い練習ができたし、あとは疲れが心配なくらいですかね。山口さんとの連係は初めてだし、気持ちは入るけど。あまり気負わないように、自分でコントロールしていきたい」 |
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武田豊樹選手 |
昨年の平塚グランプリ以来となる中部ライン3車の連係。深谷知広が、先頭でリードする。 「練習はしてきました。(昨年の)グランプリみたいなメンバーなんで、リベンジみたいなつもりで頑張ります。状態としては、そんなに変わらない。ここは走りやすいイメージですね」 函館の高松宮記念杯で優勝した武田豊樹(写真)は、優勝に浮かれることなく精進を続ける。 「宮杯が終わってからも、普通に練習をしました。2日間くらいはのんびりさせてもらいましたけど。いつも通り、それなりにはやったつもりです。宮杯はなんか本当にまだまだ踏める感じでした。西武園からの(新車で)2場所連続優勝ですね。だけど、自転車はあんまり関係ないですよ」 昨年の同シリーズでG1初戴冠の浅井康太だが、連覇を意識せずにこう言う。 「親王牌だからって特別なことはしていない。岐阜の記念の時も周りの人からもオールスターを獲った場所だからみたいなことを言われたけど。自分ではそういうことは意識しないで、一戦、一戦を頑張るだけです」 北日本勢3車で番手を回るのは伏見俊昭。 「宮杯で怪我をした指の状態はもう大丈夫です。やることをやってきたんで、あとは一走して、どれだけ動けるかです」 |
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