第26回寬仁親王牌（ＧＩ）

優勝者コメント

　(深谷知広に)叩かれてから浅井(康太)がイン切ったところを(新田が)しっかり追い上げてくれたし、深谷君のまくりに合わせてタテに踏んでくれた。もうすべて新田君が動いてくれたので、僕はもう安心して付いているだけでした。(スタートは)誰か出ればその後ろでもよかったですし、中部作戦があるかなっていう予想もあったので、そこは新田君に任せてインで粘ることも考えてました。岡村(潤)さんがインで粘る様子だったので、そこから浅井君が叩いてくれたので本当に新田君がいい動き、俊敏な動きをしてくれたと思います。新田君もきつかったと思います。連日、いいレースをしてますし、ナショナル(チームの練習)の疲れがあるなか、限界以上の走りを彼もしていたと思うので、僕も気持ちで負けないように走ってました。(3度のGI優勝は)すべて新田君の後ろからのレースなので、本当に彼の走りに尽きると思います。
　11月の頭、1週目、2週目はワールドカップがあるので、まずはそこに備えて調整して、競輪祭を走って、またワールドカップが2戦続いてあります。(今年、競輪を走るのは)もう競輪祭とグランプリだけですね。連日、みなさんがご存知のとおり、ナショナルチームがいい動きをしてると思うので、このダイナミックな走りとスピードあるレースを競輪祭、またグランプリでもしたいですし、年が明けてからもなかなか走る機会っていうのはすごく少なくなってくると思うんですけど、少ないなかでもスピードあるレースをして、印象あるナショナルチームっていうインパクトを与えられるようなレースをしていきたいですね。今回もそうなんですけど(新田との)前後っていうのは必ず話して決めているので、僕が前を回れる場合もあると思いますし、新田君が前を走ることもあるんですけど、どっちが走ってもいいレースをしたいですし、この恩というのはずっと忘れずに走っていきたいですね。本当に話して他の対戦相手を見ながらいい状態でラインを組みたいです。(決勝で3番手を固めた成田和也については)成田さんが3番手付いているっていうことで僕は安心して新田を抜くっていう仕事に集中できましたし、本当に成田さんがいたからこそ安心して走れたっていうのはありました。