『第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)レポート』 決勝戦共同インタビュー

配信日:2月25日
2月26日(日) 12R(発走予定16時30分)
脇本雄太(福井・94期)
脇本雄太選手
 (準決は)前受けさせられたら、しっかり自分の力を出し切るレースをしようと思っていました。(清水裕友が切って、中団で眞杉匠がちょっと車間を空けて脇本を待つような形になったが)清水君が押さえに来て、眞杉君が中団で車間を切ってというところまでは自分が想像していた通りだったんですけど。それでも早めにレースを動かさないと自分としても不利な立ち位置になってしまうので、ペースを上げながら眞杉君にプレッシャーをかける形で様子を見たんですけど、その辺も引っかからないというか、中団をずっとキープしていたんで、気持ち的には少し早いけど、勝負するしかないと思いました。(ジャン過ぎから仕掛けて最終ホームでは相当踏み上がっていたと思うが、自身の感触は)ホーム過ぎで先頭に立ってからは余裕がなかったので、最後まで、ゴールまで持てばラインで決まると思っていたんですけど、正直、自信はなかったです。(3日間走ったが、腰の具合は)日に日に感覚自体は悪くなっている感じなので、次のあと1走を耐え抜きたいなと思っています。(チャンピオンユニフォームを着て決勝に乗れたが)2日目のレース以外はしっかりラインで決められているので。調子自体は良くないけど、最低限のことはできているのかなと思います。(決勝はオプションとして古性、脇本の並びも考えた?)今回に関しても、僕自身が後ろに回っても迷惑かけるだけなので。自分がやりたいことを精いっぱいやりたいということを伝えたうえで、自分が先頭でいつも通り頑張ろうと思っています。
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (準決の作戦は)前を取ってもらって、そこからは相手の動き次第で考えてました。(展開は)基本的に想定内。唯一想定外だったのは渡邉雄太君が松浦(悠士)君のところまで行けると思っていたんですけど、そこまで行けていないのか行かなかったのか、そこだけです。静岡ラインが踏み上げたところを追いかけるような形になって、そこの踏み出しのところはすごく苦しかったんですけど、そこで彼ら(静岡ライン)が止まったところをそのままパーンって行った感じだったので松浦君の横に行くまでは思ってるよりもスムーズに出られたかな。(3日間を通して)仕掛ける所でしっかり仕掛けられていると思いますし、初日は先頭に出るまでは時間がかかりましたけど仕掛けどころは結構早めに仕掛けられているなと思うので、状態はすごく良くて身体は反応してくれているなと思います。(決勝に向けて修正点は)特にないですね。変わらないように調整したいです。(北日本ラインの)先頭でやります。
浅井康太(三重・90期)
浅井康太選手
 (準決は近畿の2人にマークするレースだったが、ある程度想定通りのレースだったのか)すべて前の2人に任せていたけど、自分が思っていたよりも早く仕掛けてくれた感じでしたね。たぶん皆さんもそう思ったと思います。(ジャンからホームでかなりスピードが上がったが、付いていてどうだったのか)少しビリビリと来ていたんですけど、ホーム手前では落ち着いていました。あとは眞杉(匠)君が番手に行くのか、3番手に行くのか、もしくは引くのか、それとあとは平原(康多)さんの動きが切り替えて3番手に飛びつくのか、しっかりと判断して走れたと思います。(前検日は練習中の落車で万全ではないとのことだったが、3日間走ってどうだったのか)まだまだというところですけど、しっかりとレースは見れているし、判断もできているのかなというところで、初日より2日目、2日目よりも今日のほうが感触はいいです。((GIは準決が壁になっていたときもあったが、今回は決勝に乗れたが)自分の中では本調子ではない中で決勝に乗れたのはすごくプラスになると思うし、今後にもつながるのかなと思っています。(決勝は)単騎で走ります。
吉澤純平(茨城・101期)
吉澤純平選手
 (準決は)全部(吉田拓矢に)任せていて初手は後ろから行くつもりだったんですけど、町田(太我)君が後ろを主張したのでどうするのかなって。拓矢は打鐘のところで引いてくれて結果的には町田君の先行で中団が取れるかなと思ったんですけど、渡邉雄太君が(仕掛けが)早かったので、拓矢もそのあと内に行っちゃったので切り替える形になってしまいました。(切り替えたときに余裕はあった?)そうですね、スイッチしただけでどこで仕掛けるかって感じだったので。ちょっと待った感じですね。(踏んだ)距離は短いですけど、最後伸びてくれているので、1着も取れているし(感触は)良いと思います。連日前のおかげなのでアレですが、自分としては確定版に乗らせてもらっているので。決勝に乗れてうれしいですし、決勝に乗って課題の残るレースしかしていないのでそこをしっかり。どういう形か分からないですけど、結果なり力を出せるように。自分は自力ですね。
成田和也(福島・88期)
成田和也選手
 (準決1着は)とても嬉しいですね。決勝に乗れたので。(新山響平と守澤が連係を外してしまったが)早めにもうそうなってしまったんで守澤君を信じて。なにかするというよりも、前がどういう感じかもはっきりとはわからなかったので。バックくらいで行ってくれたんで。守澤君の判断が良かったですね。自分でも最後外を踏める力があったので悪くないと思います。(決勝は)北日本の3番手。
香川雄介(香川・76期)
香川雄介選手
 (準決はラインとしての作戦は)大まかな作戦しか聞いてないので、町田(太我)君の先行でしょうね、はい。大体ホーム線は想定通りだったと思いますけど、(渡邉)雄太と僕が絡んで離れてしまってアッて思ったんですけど、そこからエアポケットみたいな感じに僕が吸い込まれたのでもしかしたらと思ったんですけど…。うーん、なんとか3か4(着)かなと思って。えらい歓声があったんで3(着)かなと思ったくらいですね。(4年振りのGI優出に関しては)あんまり決勝も乗らないし、参加しているだけの選手なので(笑)。うれしいですね、まさか決勝に乗れると思っていなかったので、よくやっている方かなと思っています。(自身の状態は)昨日(2日目)は町田君の1周半の先行で脚がパンパンになって、今日も朝疲れていたのでしんどいなぁと思いながらアップしていた。でも今日走るとバンクは軽かったから、意外に昨日よりかはましかなと。まあすべてが恵まれたとしか言いようがないかもしれないですね。(決勝は)吉澤君に付けます。
古性優作(大阪・100期)
古性優作選手
 (準決は)作戦も何もないんですけど。また清水(裕友)君も眞杉(匠)君も、脇本さんが来ないと思ってたと思うし、やっぱり行けてしまうという強さを感じましたね。GIの準決勝でああいうレースができるっていうのが染みついてて本当にすごいなって感じでした。本当にすごいスピードが出てましたし、自分は来たら絶対に止めるっていう気持ちで走ってました。眞杉君が見えて、止まってるのが分かりましたし、あと清水君が見えなかったので、しっかり図ったように追い込めたかなと思います。(3日間振り返って)調子は普通なんですけど着はいいので自力じゃどうしようもないとは思うんですけど。本当に脇本さんに助けられたと思います。(決勝も)脇本さんの後ろで。最低限決勝には乗りたいなと思ってましたし、本当に頼もしい味方もいますし。チャンスがあればしっかり優勝できるように頑張りたいと思います。
三谷竜生(奈良・101期)
三谷竜生選手
 (準決は)ちょっと失敗しました。もう失敗してしまったので様子を見ながらっていう感じで。守澤さんが強かったですね。(東口を善朋を張ったというよりも自分はまっすぐ踏んだ感じです。ちょっと久々の自力戦だったので感覚のズレがありましたね。でも決勝には乗れたので。(GIの決勝は)久しぶりな感じですね。でもその時よりも調子は良いと思うので頑張りたいですね。近畿の3番手を回ります。
守澤太志(秋田・96期)
守澤太志選手
 (準決は)犬伏(湧也)君のやる気が凄すぎて新山(響平)君と連係を外してしまったので。もう犬伏君が突っ張りそうなのがわかって、新山君も内を気にしていたので戻ってくるかなって。内にいた三谷君が遅れていたので締めたんですけど…。結果的に連係を外してしまったので失敗ですね。もういっぱいできつかったんですけどね。後ろに成田さんも付いていましたし、気持ちだけですね。まくり切れましたけど、レースとしては申し訳なかったですね。(決勝は)新田君の番手にいきます。