『第22回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)レポート』 初日編
 
配信日:12月2日



 今年最後のGⅠ競走となる第22回全日本選抜競輪が今日2日から開幕した。10月にリニューアルオープンしたいわき平競輪場を舞台に、年末のグランプリ06の出場権と優勝賞金2790万円(副賞を含む)をかけて、初日から期待通りの熱戦が繰り広げられた。メインの特選3個レースでは小嶋敬二、佐藤友和、海老根恵太の3人がそれぞれ快勝し、好スタートを決めた。明日は特選で3着までに入った9名により優秀競走の「スタールビー賞」が争われる。また、本日は競輪場にも多くのファンが詰めかけ、バンクの内側からの声援に選手はいつも以上に気合が入っていた。
 


<1R>
三宅達也選手
三宅 達也選手
   オープニングレースは打鐘で飯嶋則之と室井健一が落車するアクシデントもあったが、三宅達也(写真)が豪快にまくって完勝。
 「嬉しいですね。途中、落車が横であってびっくりしたんですが、落ち着いていけたと思います。高谷(雅彦)さんが仕掛けるだろうし、それを見てから仕掛けました。思ったより車が伸びてくれましたね。バンクは風があったけど、軽くて走りやすかったです」 
 3着に逃げ粘った村上義弘は「走路自体は軽いけど、ずっと向かい風の中を走っているような感じで、先行はかなりきつい。でも、僕がまくり追い込みという訳にはいかないし、明日からは良く考えて走ります」と気持ちを入れ直していた。


<2R>
高城信雄選手
高城 信雄選手
   2Rは高城信雄がタイミング良くカマして先行。番手絶好の展開から前田新がきっちり抜け出した。
 「高城君の仕掛けに離れないようにだけ考えて走りました。真後ろに成田(和也)君が入ったのが分かったので、一気に来られたらヤバイと思ったけど、かかっていましたからね。車間を空けて牽制してから追い込みました」
 2着に粘った高城信雄(写真)も納得の表情を浮かべる。
 「風が重たいけど、バンクは軽いですね。仕掛けた時はスカスカして練習ギヤを使っているようでした。ただ、駆けてしまえば、絶対に残れるという自信はありました。とりあえず勝ち上がれてホッとしたし、明日も頑張る」

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<4R>
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阿部康雄選手
阿部 康雄選手
   4Rは菊池圭尚の逃げを阿部康雄(写真)がゴール寸前で差し切り、ケガからの復帰戦を白星で飾った。
 「菊地君はダッシュがいいし、離れないように気をつけていました。最後は車の出が悪くて抜けないと思ったけど、何とか勝つことができました。今日は展開に恵まれただけですが、肩の方は全く問題ないし、脚の状態も悪くないですね」
 末良く2着に粘った菊地圭尚も好気合。
 「先行するのは自分しかいない感じでしたからね。自分のタイミングで持つところから仕掛けようと思っていました。バンクは軽く感じましたね。内側にお客さんがいて少し気になったけど、声援もあって励みになりました」


<5R>
小倉竜二選手
小倉 竜二選手
   5Rは小倉竜二(写真)俊敏なレース運びから突き抜け、激戦を制した。
 「三ツ石(康洋)はバックで行かんでも良かったのに、無理やり行ってくれた。だから、高木(隆弘)さんには止められると思っていた。バンクは重く感じたけど、そこは反応でカバーできたと思う」


<6R>
石橋慎太郎選手
石橋 慎太郎選手
 

 6Rは稲垣裕之の逃げを石橋慎太郎(写真)が中団キープから力強くまくり切った。
 「稲垣さんを相手に先行勝負では厳しいですからね。今日はカマシかまくりを考えていました。中団を取るのに結構脚を使ったけど、思ったより車が出てくれました。脚の状態は問題ないけど、今回はぜんそくが少し心配です」
 2着に流れ込んだ鈴木誠は「今日は前のお陰。最近は静岡の選手にお世話になりっぱなしですね」と上機嫌。



<7R>
藤原憲征選手
藤原 憲征選手
   7Rは先行一車の佐々木雄一の後ろがもつれる展開となり、藤原憲征(写真)が久々のまくりを決めた。
 「このメンバーだとみんな前々に踏みますよね。車を下げて結果的にいい展開になりました。前の決着が着く前に仕掛けた方がいいし、早めに仕掛けたんですが、勝ててよかったです」
 佐々木雄一との連係を外して八番手まで下げた伏見俊昭が大外を踏み上げて2着に食い込んだ。
 「みんな番手に来るとは考えていなかったですね。1人なら外で頑張るけど、ああいう展開になったら自分は追い込み型じゃないので、どうしようもない。とりあえず勝ち上がれてホッとしました。あれだけ応援してもらえば気合も入るし、負けられないという気持ちでした」


<8R>
矢口啓一郎選手
矢口 啓一郎選手
   8Rは強力な同型を相手に3着に逃げ粘った矢口啓一郎(写真)の動きが光っていた。
 「あんまり調子は良くなかったから、今日は先行して見せ場を作ろうと思っていました。全開で踏み続けましたが、後ろの人がしっかりアシストしてくれたので、何とか残れました。最後は落車しそうになって焦ったけど、ライン3人で決まって良かったです」


<9R>
池尻浩一選手
池尻 浩一選手
 

 9Rは池尻浩一(写真)が北津留翼の先行をフルに生かして久々の1着。
 「打ち合わせ通りの展開でした。4コーナー回ってすんなり番手という展開が今年に入ってほとんどなかったし、緊張しましたね。後ろの諸橋(愛)君が先に踏んだのを確認してから踏みましたが、北津留が3着に残ってよかった」
 3着の北津留翼は「今日は落ち着いて走れたし、後ろのアシストのお陰です。直線はかなり長く感じたけど、勝ち上がれて嬉しいです。直前に風邪を引いて体調はあまり良くないけど、明日も精一杯頑張ります」
 人気を集めた地元の岡部芳幸はまくり届かず5着で敗退。
 「自分の脚は問題なかったけど、位置が悪すぎましたね。悔しいですが、仕方がありません。まだ、3日残っているので、やってきたことを出すだけです」と気持ちを切り替えていた。



<10R>
小嶋敬二選手
小嶋 敬二選手
   10Rは小嶋敬二(写真)が豪快なまくりを決めて他を一蹴し、好調ぶりをアピールした。
 「外は伸びると聞いていたので、それを信じて踏んだんですが、本当に良く伸びましたね。風が出てきていたので、重いかと思ったけど、案外軽く感じました。まくれたので、感じはいいと思います」
 先制した平原康多の三番手から伸びた兵藤一也が2着。
 「前の2人が強いので、今日は信頼して付いて行っただけです。最近は結果が出ていなかったので、ここでいい結果を残してまた注目されるように頑張ります」


<11R>
佐藤友和選手
佐藤 友和選手
 

 11Rは佐藤友和(写真)が抜群の切れ味を発揮。三番手まくりの武田豊樹のラインを追って、直線大外を伸び切った。
 「武田さんが三番手に入ったので、焦って踏んでも不発になるし、仕掛けるのを待ちました。届くとは思っていなかったけど、予想以上に車が伸びてくれました。前回の松山記念から硬いフレームに変えて感じがいいです」
 2着の武田豊樹は「金子(貴志)君を突っ張ってもまくり頃になってしまうし、三番手に入って立て直しました。カントがある分、ちょっと重たく感じましたね。最後まで踏み切れなかったが、いいレースはできたと思うし、準決勝が決まったのは大きい」


ああ

<12R>
ああ
海老根恵太選手
海老根 恵太選手
 

 最終12Rを制したのは海老根恵太(写真)。井上昌己の先行を中団から綺麗にまくり切った。
 「中団取って、後は山崎(芳仁)君がどこから仕掛けて来るかだったんですが、来なかったし、いい展開になりました。(井上)昌己がタレてきていたので、そのままの勢いで仕掛けた感じです。まさかこのメンバーで1着が取れるとは思っていなかった」
 九州ライン三番手からしぶとく伸びて3着に入った合志正臣は「今回はデキがいいと思っていたし、展開さえ向けばやれる手応えはあります。伸びは良かったし、明日からはもっと上向くと思います。明日も気持ちを切らさず走ります」。


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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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