『東日本大震災被災地支援 第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)レポート』 初日編
 
配信日:8月4日


  いよいよスタートしました。東日本大震災被災地支援 第27回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)。1レースから激しいレースが続いていましたね。
それにしても圧巻なのが12レース初日特選の深谷知広選手。強いです。本当に!
明日はスタールビー賞が行われます。深谷選手はそちらに出場しますので、是非ご観戦ください。
本日は、開会式が行われ、南修二選手が敢闘宣言をしていました。 大勢のお客様から大声援が飛んでいました。
選手宣誓
選手宣誓
 ファンサービスの一環で、場内ステージでは毎レース1着の選手がインタビューに出てきます。皆さん選手の写真を撮る良いチャンスです。是非見に来てくださいね!
浅井インタビュー
浅井インタビュー


<1R>
柴崎淳選手
柴崎淳選手
   牛山貴広が先行。柴崎淳(写真)が捲って、オープニングレース1着を飾った。
「本当は前から2番目の位置が欲しかったけど、牽制して誰も出ないんで、仕方なく前を取りました。前を取ったからには、引かずに中団を取っていこうと思いました。出足は良いですね! 昨日の練習の感じと今日は風が違いましたね」
 牛山の番手の芦澤大輔は、番手で仕事するも、中村淳に追い込まれ3着に沈んだ。
「牛山(貴広)のおかげですね。出来たら(柴崎)淳ごと止めたかったけど、2番(山口富生)しか持っていけなかったです」


<2R>
中川誠一郎選手
中川誠一郎選手
   飯野祐太が先行し、それを単騎の紫原政文が捲る。紫原を追走した中川誠一郎(写真)が直線で追い込み1着。
「五十嵐(力)さんが番手で粘ったし、最高の展開になりました。僕は紫原さんが行ってくれたのに、ついていっただけですけどね。自分の足の感じも悪くないと思います。結果、九州でワンツースリーなんで良かったです」
 中川マークの合志正臣が2着。
「いやー、抜けないですね…。まぁ、でも九州でワンツースリーなんで良かったです」


<3R>
岩津裕介選手
岩津裕介選手
   先行は中村一将、バックで石丸寛之が捲り切る。最後、直線で岩津裕介(写真)が追い込んで1着入線。
「石丸さんのおかげです。なんかホームがいやな感じがしたんですよね、危ないんじゃないかなって思っていました。いやー、石丸さんはここしかないって最高のタイミングで行ってくれましたね!」
 石丸寛之は3着に残った。
「ワン、スリーでしたけど、やっと、岩津と決められて良かったです」


<4R>
吉田敏洋選手
吉田敏洋選手
   菅原晃が先行。3番手を取った吉田敏洋(写真)が捲り追い込み、1着で勝ち上がった。
「このメンバーで長い距離を踏めるのは僕か藤田(竜矢)だと思ったんですよね。だから、打鐘で一回前を切って、自分のペースで掛けようと思ったら、こういう展開(菅原の先行)になりました。だから、決して捲り追い込みを狙っていたわけじゃないんですよね。でも、レース内でしっかり頭の中を切り替えて動けていると思います。バンクは軽い感じがするんで、もう1枚ギアをかけてもいいのかな。まぁ、そこらへんも考えていきたいと思います」


<5R>
園田匠選手
園田匠選手
   小川勇介が兄弟子・園田匠(写真)の前で果敢に先行。
「勇介が良いレースをしてくれたんで、安心してついていきました。勇介はもともと地脚ですからね。ただ、最後は僕がもう少し小さく動いていれば、牧(剛央)さんのコースがあったのに、それが申し訳なかったです」
 後閑信一が2着に入った。
「永井(清史)が先行しなかったのは意外でしたね。でも、志村(太賀)が頑張ってくれたおかげで、なんとか2着に入ることが出来ました」


<6R>
金子貴志選手
金子貴志選手
   桐山敬太郎が先行、それを金子貴志(写真)が捲って1着。
「(打鐘で)内に行こうか、外に行こうか悩んだけど、外に行きました。(ホームで)前田さんが位置を作ってくれたのはわかったけど、もう踏み込んでいたので、そのまま行きました」
 前田拓也は、金子との連係は離れたが4着に入り、二次予選に勝ち上がった。
「(4番手にいた)阿竹(智史)の前が空いていたんで、そこから捲ってくれればと思って、そこに入り気味にいったら、金子が踏んでいったので、離れてしまいました。一応、4着だけど、…自分から売れていたのに申し訳なかったです…」


<7R>
小倉竜二選手
小倉竜二選手
   岩本が先行し、捲り追い込んでくる三宅達也を村本大輔が牽制。最後、内の空いたコースを突き抜けた小倉竜二(写真)が1着。
「(最終ホームで)位置を取ってだったんで、脚はちょっと苦しかったですね。でも、結果からしたら、このレースで僕にとっては正解かもしれませんね。もし、達也が先行していたら、3、4着だったかもしれないですから」
 ケガをして以来、ビッグでは思うように動けていなかったという岩本俊介は、今日は先行して2着に残った。
「調子はまだまだだけど、今日はやっと行けました!」


<8R>
山田敦也選手
山田敦也選手
   鈴木謙太郎が先行し、番手の山田敦也(写真)が1着。2着に鈴木が逃げ粘り、3着に有坂と北日本の上位独占が決まった。
「謙太郎がいいところで行ってくれました。いつもいいところで行ってくれるんですよね。出足だけ離れないように気をつけていきました。後ろを見たのが1センターだったんで、有坂さんが離れていたのはわかりませんでしたね。バックでまた後ろを見たら一本棒だったんで、これはラインで決まったなと思いました」
 北日本3番手の有坂直樹は離れてしまったが、追い上げて、再度3番手についた。
「それでなくてもダッシュすごいのに、3番手なんてきついですね。行くのはわかっていたけど、山登っちゃって、それで離れたんですよね。でも、これは追いかけなきゃいけないと思ったんで追いかけました。ノリ(佐々木則幸)が膨らみ気味だったので、その内をいきました」


<9R>
松坂英司選手
松坂英司選手
   打鐘から栗田雅也が先行し、捲ってくる川村晃司に合わせて、番手の松坂英司(写真)が発進し1着。
「今日は高木さんに『お前が番手を回れ』って言ってもらって、嬉しかったし、その分、責任重大だなとおもっていました。行ってくれた雅也の気持ちも嬉しかったし、残したかったけど、前に出させてもらいました」
 南関東3番手の高木隆弘が2着。
「松坂が前に踏んで正解でしたね。南(修二)が内に降りてきていましたから」
 3着に入った富弥昭
「最後、落車しないようにと思って、内に行ったら、3着に入っちゃいました(笑)」


<10R>
浅井康太選手
浅井康太選手
   逃げ切って浅井康太(写真)が1着。
「皆、僕は調子悪いから逃げないだろうと思っていたと思うし、それで逃げやすくなりましたね。あとはゴールまで残るかが勝負でしたけど、(山口)幸二さんが仕事してくれたおかげで、逃げ切れました。バンクの感じは軽かったんで、良かったですね」
 3番手の位置を取り、山口の内をしゃくって、坂本亮馬が2着にきた。
「カマしても行けたけど、3番手が空いていたので入りました。位置を取って動けているし、調子は悪くないですね」


<11R>
岡部芳幸選手
岡部芳幸選手
   打鐘から村上義弘が先行。新田祐大が捲るも、市田佳寿浩が最終2センターでそれをブロック。直線に入り、外を伸びてきた岡部芳幸(写真)が1着。
「最後は、僕は(佐藤)慎太郎と逆の方を踏もうと思っていました。そこだけに集中出来たのが逆に良かったのかもしれないですね。慎太郎と新田の考えた作戦もドンピシャでした。僕は、木暮(安由)の動きに惑わされないように考えていました。弥彦から、追い込みの基盤が出来てきたように思えます。でも、もう少し脚力をつけないといけないですね。そうしないと、深谷(知広)君には勝てないですから」


<12R>
深谷知広選手
深谷知広選手
   逃げ切って1着の深谷知広(写真)。バック一本棒そのままの形でゴールになった。
「今日は上手く仕掛けられたし、しっかり掛かったので良かったと思います。明日も頑張ります」
 深谷マークの村上博幸が2着。
「びっくりしたー。なんか、こんなに真剣に抜きにいって抜けなかったのは初めてですね。うーん、深谷がカマして行く時に、飯嶋(則之)さんに引っかかってしまったのが、ちょっと痛かったですね」
 3番手を取った平原康多は仕掛けられず、3着に。
「動いたけど、どうにもならなかったです。いやー、強い! 競輪界には嬉しい人材ですけど、対戦する方はきついですね(苦笑)。でも、強い人が出てきてレースが変わったように、これからレースが変わると思います。自分自身は、落車明けのわりには動けていると思います」

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