『第28回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)』 決勝戦共同インタビュー

配信日:2月10日
2月11日(月) 11R (発走予定16時25分)
村上義弘(京都・73期)
村上義弘選手  身体の状態としてはちょっと疲れが抜けきらない、キレがない感じがするんですけど、準決勝は藤木のレース運びに尽きますね。藤木が前に前に踏んでくれてたんで、内に来られたことは分かったんですけど、締め込むまでは行けなかったですけど、気が付いたのが早かった分、立て直しができたと思います。ここに来る前に何回か言ったんですけど、どのユニフォームを着ても頑張ることには変わりはないので、特に(グランプリ覇者を)意識はしてないですけど。準決勝同様に藤木に付けて頑張ります。全力で頑張ります。
武田豊樹(茨城・88期)
武田豊樹選手  2日目は番手戦だったですからね。人の後ろを回ると自力っていう気持ちが落ちてしまうんで、その辺を自分の中で修正しながら、今日は気合を入れて走った感じですね。良い位置を確保する余裕まではなかったですね。戦った相手が新田(祐大)君と脇本(雄太)君で先行が強いですから。良い位置を取っても厳しいなとは思ってました。まくり切ったと言うよりは、新田君は今まで対戦した選手のなかで味わったことがない緩急の付け方がすごかったんでビックリしましたね。決勝戦まできたら調子が悪いなんて言えないですね。(決勝は)自分は前で頑張るっていう形ですね。平原が後ろで。神山さんには「チャンスがある位置を選択して下さい」と僕から言って。やっぱり深谷君が一番脚力があると思いますし、3番手より番手の方が勝つチャンスがあると思うんで。そういった話をしてっていう形ですね。平原君が頑張るって言えば前を回ってもらいますし、(平原が)僕の後ろってことだったんで僕が前で頑張ります。あのとき(松山オールスター)は平原君が頑張ってくれて勝つことができたし、そういう思いも持ちながら一生懸命頑張りたいですね。今自分が持っている力をどういった形で出し切るかってことを一番に考えて、しっかり先頭の役目も果たしたいですし、若い先行選手に負けられないって気持ちでも頑張りたいですし。今年一発目のG1ですから、この決勝戦に乗りたかったです。自分では油断してないと思うんで、明日は頑張ります。
平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手  練習してきた力が出せていると思います。(準決勝は)正直、展開は最悪だったんですけど、何とか凌げて良かったです。(周りと)スピードが合ってしまったんでしょうがなくという感じでした。今年に入ってから、ギアもフレームもセッティングがしっくりきてるんで、自信を持ってレースができてます。(決勝は)武田さんの後ろで援護できれば。武田さんの後ろは去年の西武園記念の決勝以来ですね。まずは援護して、あとはしっかり力勝負したいなと思います。
藤木裕(京都・89期)
藤木裕選手  何とか決勝に乗れたかなって感じだと思います。ギアも掛かってたんで引き切れなかったのもありましたし、平原さんが中団に追い上げてたのも見えたんで、とっさの判断で中部分断になってしまったんですけど、しっかり勝負したんで良かったと思います。(競輪祭に続いて決勝進出は)素直に嬉しいです。いつもの勝ち上がりみたいに先行してないんですけど、今回に関して言えばG1なんで、それはそれでありと思ってますし、明日も目一杯頑張りたいと思います。(決勝は)自力主体で。村上さんとワンツーが決まるようにしっかり頑張ります。
神山雄一郎(栃木・61期)
神山雄一郎選手  (今回は)まあまあ頑張ったと思います。(準決勝は武田が)強いんですごいキツかったです。相手が強いだけで、自分の状態は全然大丈夫です。(決勝は)深谷の後ろに行きます。関東ラインがあるんですけど、武田と平原にはたくさん世話になってるんで、ある意味、違う意味でのわがままは言えないんで、明日に関しては武田に平原、2日目は平原に武田。平原ー武田の3番手であれば、僕の中では3番手っていうよりも武田の番手っていう意識が強いんで。それが武田ー平原になると少し変わってくるんで。かと言ってそこで平原にはわがままは言えないので。そんなところです。それで深谷君の番手もあるし、初日のこともあるし、武田、平原も決勝戦に限っては言ってくれたし、それでこそがラインだっていう気持ちでいてくれるんでね。「神山さんの真剣な気持ちこそがラインとして組んだときの強みにもなる」って話もよくしてくれるんで。そう言われれば、明日に関しては別線になりますけど、気持ちは皆一緒なんで。真剣勝負で僕は深谷の後ろをしっかり取り切ること。あと付いて行けるかどうかは分からない。ただ、番手をしっかり取り切って、残り1周半、全力で走るだけですね。(すんなり番手と分かり)すんなり回れるとなれば多少の力のロスはなくなるかもしれないけど、深谷の強さを見る限り厳しいけど、明日になれば俺が変身してる可能性もあるんで(笑)。決勝戦ともなれば気持ちも違うし、優勝を目指します。
鈴木謙太郎(福島・90期)
鈴木謙太郎選手  3日間とも先行してバックが取れてるんで、すごく調子は良いと思います。(準決勝は)深谷だけは後方に置きたかったんで、組み立てとしては良かったんですけど、カマしてきたと思って焦って踏んだときに脚にきてしまったんで、もう少しそこを修正したいなという感じですね。動けてるんですごい良いと思うんで、明日もタイミングを見て行けたらなと思います。ずっと悩んだ時期もあったんですけど、(一昨年のダービー以来、久しぶりのG1決勝で)考えてきて今があるんだなと思うんで、悩んだのが良い期間だったのかなと思います。(決勝は)細切れで結構出入りがあると思うんで、タイミングを逃さず駆けたいと思います。今回先行で逃げ残ってるんで、明日も上手く駆けられればラインで決まるんじゃないかと思うんで頑張ります。
深谷知広(愛知・96期)
深谷知広選手  初日、2日目は良い感じだったんですけど、今日は後ろに迷惑をかけたんで反省点が多かったです。ジャン過ぎてフリーになったところで叩きに行こうと思ったんですけど、行きたい所行きたい所でからんだんで、うまく出られなかったですね。身体の状態が良いんで前に踏めました。調子が良いから1着を取れてると思うので、明日も頑張りたいです。明日頑張って結果が付いてくれば。松山は走り易いんで(バンクに関して)心配はないです。自分は自力で頑張るだけなんで、(誰かに)付いてもらえれば心強いですね。最後1走なんで、力を出し切って頑張りたいです。
海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手  自分で位置を取ったり、やれることはいつもと違ってできてるし、決勝に乗れたんで良かったと思います。(準決勝は)北日本の後ろは考えていて、ダメでも先まくりを打とうと決めてたんで予定通りでした。結局まくり切れなくて、あんまり出なくて今イチだったんですけど、決勝に乗れたんで良いと思います。(決勝は)なかなかないチャンスなんで、何とかしたいですね。(去年は成績が今ひとつだったが)戻っているというか、いつもそれが実力だと思ってるんで。(決勝は)何とか戦えると思います。明日は深谷君の後ろが空いてるなら後ろで頑張りたいですね。皆さん思っている通り(深谷は)強いんで。(神山が深谷の番手を主張と分かり)そうなんですか。関東が3人並ぶと思ってました。それなら、やっぱり一人で総力戦の方が持ち味が出るかなと思うので。
成田和也(福島・88期)
成田和也選手  初日は走って少し手応えがあって、いい感じで踏めていると思います。(準決勝は)武田さんを止めたかったですけど、スピードが違って止められなかったですね。最後は追走して、追い付くのがやっとでした。でも、自分のなかはそんなに問題ないと思います。(決勝は)福島で(鈴木)謙太郎がいるんでしっかり付いて頑張りたいと思います。今回が今年初のG1ですけど、準備はできていると思うので、いい結果を目指して頑張りたいと思います。
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