『東日本大震災被災地支援・障害者スポーツ支援 全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪レポート』
最終日編
配信日:5月15日
東日本大震災被災地支援競輪・障害者スポーツ支援競輪 平成23年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪が5月15日、最終日を迎え、メインレースでスーパープロピストレーサー賞が行われ、勝利を手にしたのは海老根恵太選手でした。おめでとうございました。
ゴール
明日は全プロ大会が行われます。ぜひ皆様防府競輪場にお越しください。
イベント、ファンサービスも多数用意されています。
また、明日は、大会中に競輪学校在学生による、ガールズレースも行われます。
練習中の女子生徒
スーパープロピストレーサー賞ダイジェスト
周回は山崎芳仁‐佐藤友和‐成田和也‐佐藤慎太郎‐岡部芳幸、浅井康太‐加藤慎平‐山口幸二、海老根恵太。残り3周で浅井が上昇開始。それに合わせて、山崎が前に出て、青板2コーナーで浅井が山崎を抑える。上手く押さえこんで、徐々にスピードアップし、残り2周過ぎの1コーナーから、浅井と山崎の激しい主導権の取り合いとなるが、加藤の牽制などで、山崎は出られず、2コーナーでは成田が落車転倒。海老根は山口の後ろにスイッチ。打鐘過ぎ山崎は、反撃を再度開始するが、最終1コーナーで加藤のけん制であい不発に。最終バックから海老根が踏み込んで捲りに。加藤の牽制に合うが、乗り越えて1着ゴール。2着には海老根の後ろから差し込んだ佐藤友和、3着に山口幸二。
表彰式
<1R>
才迫勇馬選手
昨日はバックを取れなかった
才迫勇馬(写真)
だが、今日は逃げ切って1着を取った。
「昨日は先行することが出来なかったので、今日は絶対に先行しようと思っていました。逃げ切れて良かったですね。今はちょっと調子の波が出来ているのが問題ですね…。明日は1kmTTに出ますけど、自信はないですよ(笑)」
中井達郎
は3着に入った。
「繰り上がりだけど3着に入れて良かったです。セッティングを直してもらったら、今日は感覚がいいですね」
<2R>
渡辺十夢選手
捲る伊原克彦を交わして
渡辺十夢(写真)
が1着。
「弟弟子とワンツー決まって良かったです。克はいつも抑え先行ですけど、本当はカマシや捲りの方が強いんですよ。それをあえて抑え先行でやっているんですけど、逆にそれが今日いきた感じです」
濱田浩司が突っ張り先行し、友定祐己に牽制されながらも、捲って2着の
伊原克彦
。
「濱田さんにけっこう踏まれたんで、車間が空いて、追うのに脚を使いました。捲れて良かった。明日はチームスプリントです。けっこう練習してきましたね。でも、それが何かいい刺激になりましたね」
<3R>
桑原大志選手
捲る萩原操に切り替えて、直線伸びて1着の
桑原大志(写真)
。
「今日は北津留(翼)君が頑張ってくれるって言ってくれて、あそこまで頑張ってくれたおかげですね。最後、直線で伸びたのは気合いが入っていたからです。これだけお客さんが応援してくれましたからね。地元であまり大きい大会が行われることないから、今日は1着を取れて良かったです」
最終バック前から捲った大ギア(4.25)の
萩原操
が2着。
「最後はかなりたれましたー。でも、こうやって少しでもお客さんが沸いてくれれば、僕は満足ですね」
<4R>
南修二選手
赤板から小川勇介が上昇し、打鐘から発進。最終ホームから小林大介が捲るが、小林が出切る前の短くなった前団を一気に柴崎淳が捲る。それを
南修二(写真)
がゴール前で交わして1着。
「九州勢にあそこまで駆けられたら、行くところがなかったですね。でも、最後伸びて良かったです。明日はチームスプリントの第2走者です。けっこう練習しているし、頑張ります」
<5R>
柴崎俊光選手
永井清史の番手についた
柴崎俊光(写真)
は捲ってくる菅原晃を牽制し、最後追い込んで1着。
「誰かに狙われると思ったんですけど、すんなり番手回れたんで良かったですね。昨日気合を入れて頑張ったから、いいことあったのかな(笑)。後ろにつく時はしっかり捲ってくる相手を止めることをしっかり考えています。最後、ちょっと永井さんを抜きすぎたのが反省点ですね。でも、ワンツースリーが決まって良かったです。明日はチームスプリントの第2走です。メンバーは岩見(潤)さん、西村(光太)ですね。合わせてはないけど、いつも、弟(淳)と浅井(康太)と走る時もそんな感じなんで気にならないですよ」
<6R>
山口富生選手
三宅達也と飯野祐太との叩き合い、それを金子貴志が捲る。最後は交わした
山口富生(写真)
が1着。
「久々の1着です! この間の落車は大丈夫でしたね。いつも自転車を見ている人に落車後に見てもらったら、センターが出たぞって(笑)。明日はケイリンに出場します。普段の競走と違うから、なんとか頑張りたいですね」
金子貴志
は2着に。
「今日は展開が良かったです。ワンツー決まったし。でも、(坂上)樹大まで決まれば良かったんですけどね。今のフレームは、3場所目なんですけど、良いですね。明日はスプリント。楽しませてもらいます。もう気楽ですよ(笑)」
<7R>
佐々木則幸選手
鈴木謙太郎が先行になり、その3番手取った
佐々木則幸(写真)
が最終バック前から捲って1着にきた。
「まさか、あんなにすんなり3番手が取れるとは思ってなかったですね。鈴木君が駆けているし、捲れる自信はなかったけど、行ってみるだけみようと思ったら、行くことができました。今の調子を考えたら9着9着でもおかしくなかったのに、3着1着なら今回は上出来です。明日はエリミネーションに出ます。僕に全く向いてない競技ですけどね(苦笑)。1周目で終わるかもしれません(笑)」
<8R>
五十嵐力選手
先行した脇本雄太の番手で
五十嵐力(写真)
が粘り、東口善朋をどかして番手を取った。最後は追い込んで五十嵐が1着。
「上手く番手を取れたので、良かったです。調子がいいから取れるというよりも身体が上手く動いているからだと思います。最近、こういう競走が多いですしね。明日はチームスプリントです。練習はしっかりやってきました」
五十嵐の番手の
渡邉晴智
がマーク2着。
「粘るとは思ってなかったけど、五十嵐は強いですね」
<9R>
武田豊樹選手
坂本亮馬が打鐘からカマす展開になったが、5番手にいた
武田豊樹(写真)
が、最終バック前から快速捲りで1着にきた。
「人気になっていたので、その人気に応えられて良かったです。今日は昨日に比べて、バンクが走りやすかったですね。自分はこれからも一戦一戦頑張っていくだけです。明日はケイリンに出場しますよ」昨年、ケイリン5連覇を村上博幸に阻止されたが、今年はリベンジで優勝を狙う。
<10R>
園田匠選手
深谷知広を叩いて松岡貴久が先行。最終バックで捲ってきた村上義弘を牽制した
園田匠(写真)
が、そのまま捲って1着を取った。
「レース前から貴久が行くからって言ってくれていました。貴久のダッシュがすごすぎたけど、ダービーで離れたこともあるし、しっかりついていこうとそれだけは強く思いました。村上(義弘)さんを止めたまでは良かったけど、それから戻って貴久を残そうと思ったけど、その外にまだ選手いたし、戻れなかっくなったのが残念。行ってもらったからには貴久の気持ちに応えようと思って、1着を取りにいきました。昨日は落ち込んだけど、今日が良かったので、明日は気持ちよくケイリンに臨めます」
<11R>
海老根恵太選手
先行する浅井康太を
海老根恵太(写真)
は4番手から捲り追い込んで1着。
「あんまり作戦とか考えないで、脚をためて行くことを考えました。33は苦手なんで、どうなるかと思ったけど、調子は悪くないので、勝負は出来ると思いました。まぁ、ちょっと危なっかしいレースでしたけどね。このメンバーで勝てたことは自信になりました。次はGⅠで結果を出したいです」
海老根の外を伸びた
佐藤友和
は8分の1輪差届かず2着。
「海老根さんは差せてないと思いました。ちょっとハンドル投げるタイミングが違いましたね。山崎さんの脚質を考えたら、いつも通り捲り追い込みでいいんじゃないかって話をしたんですよ。確かに5車いますけど、山崎さんの脚質がありますからね。それを考えないとやっぱり勝てないですから。5人乗って獲れなかったのが恥ずかしいです」
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